まおめいの観てきた!クチコミ一覧

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ステキなチェックメイト

ステキなチェックメイト

円盤ライダー

HOTEL SHERWOOD(東京都)

2012/06/14 (木) ~ 2012/07/03 (火)公演終了

満足度★★★★★

すれちがい
おっかしいな。
笑いに行ったはずなのに最終的に泣かされてしまった。
勘違い、すれ違い、思い込み、思いやり、優しさがつまった舞台でした。

お酒を片手にスカイツリーを背景にお芝居を観るというなんとも贅沢な時間を過ごしました。

ネタバレBOX

今回から円盤ライダーに加わった冠仁さん、うじさんの役どころが今まで客演で演じた役とは打って変わって言うならば静。
それに対して渡部さんは動で、ストーリーの当事者でない分好きに動いている感じ。
いつものキャラクターとは違う役どころがまた新鮮で面白かったです。
ハイスクール ハイコー!!

ハイスクール ハイコー!!

チャーミーゴリラ

小劇場 楽園(東京都)

2011/11/25 (金) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★

ドタバタだけでなく・・・
ただのドタバタコメディーと思いきや、優しいファンタジーでもありました。
ダンスもあり、弾き語りもあり、エネルギッシュでそれでいてやっぱり腹かかえてしまうコメディーでした。

旗揚げ公演で且つ主催の方は初作演出と言うことでしたが(それも当日パンフによれば二ヶ月ほどで仕上げたとか)、とても信じられないくらい完成度の高い舞台でした。

公演期間が短かった為、リピートすることはできませんでしたが、力に満ち溢れたお芝居に早くも次回公演が楽しみになりました。

ネタバレBOX

ただ残念だったのが、関係者のお友達らしき方たちが観劇中に帽子をそのまま取らなかったり隣同士で会話をしたり。
小さい劇場だったので目立っていました。


蒲田行進曲

蒲田行進曲

ファントマ

シアターKASSAI(東京都)

2011/10/26 (水) ~ 2011/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

妖乱→熱血
妖乱から熱血バージョンを観ました。

妖乱バージョン。
「狂った宝塚」の名を今回も欲しいまま圧倒的な美しく凛々しい美津乃銀ちゃん、儚げな田淵小夏。
熱血バージョン。
鉄壁の行澤ヤスと藤元銀ちゃん、可愛らしく強い美津乃小夏、池田屋の階段落ち撮影のえん魔監督の「スタート!」の声には鳥肌が・・・。

銀ちゃん小夏、両バージョンで美津乃さんは殺陣をやられていましたが、きりりとした太刀捌きと女性らしいしなやかな動きと演じ分けていらっしゃっていてうっとりとしました。

どちらもどなたも肩を掴んでがくがくと揺さぶられるようなお芝居で脳震盪を起こしそうでした。




本日のお日柄は

本日のお日柄は

劇団レトロノート

ザ・ポケット(東京都)

2011/10/12 (水) ~ 2011/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

ただいまぁっ!と言いたくなる。
ずーっとニコニコしながら観ていました。
途中、ぐすっ(;_;)となりましたが、基本終始ニコニコでした。
帰宅しても胸の奥に感じた温かい想いが薄れません。


兄弟っていいなぁ、幼馴染みっていいなぁ。

訪ねてきた人間から、
「あ、そうだ、お線香あげなくっちゃ。」
と言葉が自然にでる優しく濃厚な人間関係。

波乱がありつつも終始微笑みながら観ることができたのは、登場人物が根底では繋がっているということが台詞による説明ではなく、役者さんの立ち振る舞いからそれを感じ取れたからなのだと思います。

幸せな時間でした。
理由もなく、実家に電話をしたくなりました。(笑)

ネタバレBOX

ちゃぶ台に菓子盆、階段のマトリョーシカ、脱ぎ散らかしてあるつっかけ、庭のホースがぐるぐる巻きに引っ掻けてある外付けの蛇口。
舞台装置にも自分の記憶にあるような、思い出の一部のような「確かにそこにあった幸福」を感じました。

皆の中に混じってカレーライスが食べたくなりました。
それから、バラバラのお茶碗でほうじ茶を飲みながらシベリアを食べるのだ(笑)。
ソラオの世界(2011)

ソラオの世界(2011)

劇団たいしゅう小説家

前進座劇場(東京都)

2011/10/03 (月) ~ 2011/10/09 (日)公演終了

満足度★★★★

夢の世界
一昨年の初演に比べ、さらにエネルギッシュでカラフルな舞台に圧倒されました。
ただ、箱の大きさの違いもあるのでしょうが途中効果音で台詞が聞こえづらかったのが残念でした。
役者さんが一人何役もこなしている為、台詞の説明がないと自分の中の理解が止まってしまう箇所が・・・。

それでも、役者陣の表現力の高さに飽きることはありませんでした。

極彩色の匂い付きの夢から醒め、布団でパジャマのまま呆けているような心持で劇場を後にしました。

仕込んでいこう!~新宿編~

仕込んでいこう!~新宿編~

円盤ライダー

SPACE107(東京都)

2011/09/06 (火) ~ 2011/09/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

舞台が舞台
初演をDVDで見た時には素の舞台での台詞の掛け合いというシンプルなコメディーとの印象が強かったので、その脚本を派手な演出のキタムラさんがどう料理をするのか興味がありました。
舞台上は仕込み前という設定通りむき出しのままですが、特に後半から照明音響が(わざと?)ふんだんに取り入れられ、初演の良さはそのままに、それでいてキタムラ演出の色も随所に光った舞台でした。

複数回観ても各々のネタが変わってたり、新しい発見があったり、また違った面白さで飽きません。
あれは毎回ネタを変えろという演出の指示なのか?
ずるい(笑)。

特に侍渡部将之の暑苦しさ、忍者飯田卓也の切れの良い動き、ピザ屋冠仁のウザかわいさ、劇場スタッフ右近良之の狼狽ぶりと間、お頭田中伸一のエキセントリックさ、秀逸でした。

SHERWOOD!!~シャーウッド~【ご来場誠にありがとうございました!】

SHERWOOD!!~シャーウッド~【ご来場誠にありがとうございました!】

円盤ライダー

HOTEL SHERWOOD(東京都)

2011/06/24 (金) ~ 2011/07/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

今度はホテル
前作前々作からのハンバーグ屋から場所を移して今度は舞台がビジネスホテル。

悪魔ふたりが醸し出す変わらぬ世界観に安心しながら、違ったテイストのストーリーを味わう。
何故、シリーズなのに毎回味付けが変わるのか?
それなのに何故、見終わった後には同じ幸せな心持で帰路につけるのか?
底に流れている『人を(悪魔含む)想う心』というテーマがぶれていないからでしょうか。
脚本の卓越、それを表現する役者さんの妙を楽しみました。

【トークショー開催決定!!】バラしていこう!?

【トークショー開催決定!!】バラしていこう!?

アリー・エンターテイメント

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2011/06/07 (火) ~ 2011/06/14 (火)公演終了

満足度★★★★

キャラ濃っ
「シコんでいこう!」を見損ねてしまったので、初演の円盤ライダーさんのDVDを改めて観てから挑みました。

初演で出演しているキャストさんが、初演とは違った役で何名か出ているので混乱するかなぁと心配していましたが、杞憂でした。
不思議な感覚は時々ふとよぎるのですが、新しい役が生き生きと演じられ、昔の役の印象に引っ張られることはありませんでした。

これだけのキャストがいて、それぞれのキャラクターがあれだけ濃いのに、芝居が混乱せずにちゃんと面白いのはさすがです。

ネタバレBOX

仕込んでいこうで名前だけ出ていた役や劇団があんなキャラクターだったなんて(笑)
というような楽しみ方ができるのも続編ならではですね。

特に徳さんと劇団猛獣戯画の猫柳さんのキャラクターに惹かれました。
らん -2011New version!!-

らん -2011New version!!-

秦組

前進座劇場(東京都)

2011/05/22 (日) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

ざっつえんたーてーめんとっ
話の面白さ、殺陣や衣装、音楽も素晴らしかった。
いろんな要素がつまったこれぞエンターテーメント!!という舞台でした。
花道を使った殺陣は、距離感もあってお見事。

ありがちな「弱きもの→善」「強きもの→悪」という単純な記号ではなく、それぞれの人間はそれぞれ背負うものがあり、それでも生きていかなくてはならないといったメッセージを感じました。

本筋以外でのサイドストーリー、嫌な奴であるはずの新しい村長弥之助のお綾に対する一途なまでの愛、月影石影の兄弟愛、月影三影の儚い恋、羅刹たちの友情、赤谷衆の血を超えたお互いへの想いにもそれは現れていました。
それらのエピソードが上手くからみあって終盤の壮絶な殺陣へとつながっていく様は見事でした。


また、花道、舞台中央、奥などを使い全くの暗転ではなく、スポットライトで表現した場面転換などは映像的だなぁと面白く観ました。

大満足の観劇でした。

Nine Blood

Nine Blood

劇団たいしゅう小説家

あうるすぽっと(東京都)

2011/05/14 (土) ~ 2011/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★

Nine Blood
バンパイヤと人間が共存しいるという設定の世界。
地下資源の採掘を行っているところに岩盤事故が起きて人間とバンパイヤが閉じ込められてしまう。
助けは来ないであろう、という状況の中疑心暗鬼になった人間たちは肉体的にも精神的にも追い詰められていく・・・。

といっても、序盤は歌ありダンスありのミュージカル風で明るく進みました。
キャラクターの位置づけも分かりやすく、人間と必要以上にかかわろうとしないくバンパイヤ、反対に人間が大好きで何でも知りたい無垢な子供のようなバンパイヤ、人間とバンパイヤの駆け出し漫才コンビ、声優ヲタク(名前も秋葉原、ダンスもヲタ芸っぽかった(笑))テンションの高い超ポジティブな保険勧誘員。

前半明るかっただけに、岩盤事故が起きてからの閉塞感、仲間だと思っていたお互いを信じられなくなっていく戸惑い、恐怖に後押しされて欲望に絡みとられてしまう様を強く感じることができました。

全くのハッピーエンドとは言いがたいですが、美しく清らかな最期のシーンのお陰で、切ないけれど爽やかな気持ちで劇場を後にしました。

ネタバレBOX

最初、野久保さん演じるバンパイヤの発声が子供のような声色で、どうしても違和感があったのですが、日光に当たって溶けて(?)しまう最期のシーンで最後まで無邪気で幼子のようなキャラを表現するのには必要だったのだなと腑に落ちました。
LDK【ご来場ありがとうございました】

LDK【ご来場ありがとうございました】

風雷紡

神楽坂セッションハウス(東京都)

2011/05/04 (水) ~ 2011/05/08 (日)公演終了

満足度★★★

GWに家族を考える
地震のあった日をターニングポイントとして、家族を再構成(形だけではなく精神的にも)していくお話でしょうか。
急ごしらえのありえないメンバー構成の家族がリビングで交わす会話に、時々クスリと笑ってほんのりとしました。
久方ぶりに実家に電話しようかと言う気分になりました。

ネタバレBOX

少女によって集まった、急ごしらえの家族が「本当の家族」になるお話かと思っていましたが、仮の家族が仮の家族のまま、それぞれの家族とのつながりを見出していくお話でした。
最後まで仮は仮のままだったのが良かったと思いました。
場面場面に照明が変わり、少女の絵本の朗読が入るのですが、自分には物語りに入り込みかけている気持ちをそこでブツリと裁ち切られるようで残念でした。
何でだろう、素敵な構成だと思うのに、気分良く音楽を聴いていてメロディに身を任せていたら繋がりなく急にテンポの違う異ジャンルの音楽に変えられたような違和感が残りました・・・
パラリンピックレコード

パラリンピックレコード

北京蝶々

シアタートラム(東京都)

2011/04/07 (木) ~ 2011/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★

黒いおもちゃ箱から
飛び出した毒素の強いキャラクター達に心の底板をバリバリとムリクリ剥がされた。
無意識下に収めようとしていた気持ちを引き出された感じ。
も~う血だらけですわ(笑)

でも、嫌いじゃないです。

表現規への怒りの矛先を探しているつもりが自らに銃口が向いていたとしてもね。

『bond 再』

『bond 再』

案山子堂

「劇」小劇場(東京都)

2011/03/10 (木) ~ 2011/03/14 (月)公演終了

満足度★★★★★


過去と現在、芝居と現実、緊張と弛緩が交差し、ねじれたままストーリーは流れ、観終わった後、古い友人たちの顔を思い出し、普段心の中の手が届かない場所を爪で引っかかれるような温かい指で撫でられるようなそんな心持になりました。

生きていればそれだけで繋がっているんだ。

今、こんな状況だからでしょうかそんなことを強く感じる作品でした。

ネタバレBOX

本来のネタバレとは違うのですが、あえてこちらに・・・

状況を配慮しての節電のため、照明及び音響設備は使用せず、蛍光灯のみアコギ生演奏生歌での上演でした。
その充分とはいえない環境で、というと主催の方々は不本意かもしれませんが、またそれも体温を感じる舞台効果になっていたようにも感じます。

観た人を元気にするお芝居でした。
このような形での上演を決意したキャスト、スタッフさんたちに感謝します。
オリナカ

オリナカ

劇団たいしゅう小説家

萬劇場(東京都)

2011/02/02 (水) ~ 2011/02/14 (月)公演終了

満足度★★★★

ジェットコースターに乗っているような揺さぶり
静かに流れ始める物語の中で、二転三転とする人物像、そして状況。
誰に感情移入しても裏切られ、またそれが快感でした。
愛のかたまりのシリーズは何本か観させていただいていますが、今回は今までのものとはいろんな意味で一線を期すものではないかと感じました。

東京バーグ2【全日程完売・当日券キャンセル待ち】

東京バーグ2【全日程完売・当日券キャンセル待ち】

円盤ライダー

東京バーグ(東京都)

2011/02/10 (木) ~ 2011/02/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

肉汁たっぷりの料理とお芝居
私たちはおいしいハンバーグ屋さんのお客であり、東京バーグの観客であり…
前よりさらに曖昧になった現実とお芝居の境界線の狭間でストーリーに巻き込まれつつ、笑って、泣いた一時間半でした。
前作からの世界観はそのままに、意外な登場人物の心のうちに踏み込んだりもしていて、役者さんと共有する同じ空間で、お腹も心も満たされました。
それでいて帰宅してひと息ついて
「あ、あれってそういうことだったのかな。」
と気が付いてじんわり感動したり。
御笠ノさんの脚本は、某風邪薬のように『早く効く、なが~く効く』気がします。


東京バーグ 【舞台盤】&【映像盤】

東京バーグ 【舞台盤】&【映像盤】

円盤ライダー

【舞台盤】東京バーグ【映像盤】上野毛アクオス(東京都)

2010/09/24 (金) ~ 2010/12/23 (木)公演終了

満足度★★★★★

心もお腹も満たされました
題名そのままの「東京バーグ」というハンバーグレストランで行われるお芝居。
通常の劇場ではなく、レストランのフロアでテーブル席についている自分の目の前にというよりすぐ横で役者さんが演じているという異体験。
かといって奇をてらった感はなく、役者陣と観客が同じ目線でストーりーが進行していくさまは、不思議なそれでいて心地よい感覚でした。
お話自体は小さなくすぐりから爆笑まで取り揃えてあって、最後には温かい微笑で終わるといった感じでしょうか。
観劇後、とても満たされた気持ちになりました。

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