ミサチの観てきた!クチコミ一覧

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「おねがい放課後 (志賀ちゃんセブンティーン)」(タイトルと設定年齢が変わりました)

「おねがい放課後 (志賀ちゃんセブンティーン)」(タイトルと設定年齢が変わりました)

ハイバイ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2007/05/24 (木) ~ 2007/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★

「志賀君」と「品川さん」
Corich舞台芸術祭り参加作品。他は2作しか観ていないけど、私が審査員なら大賞は本作。

二十歳前後の残酷さや純粋さや思いやりや自己顕示欲や、そういういろんなものが原色のまま混じった舞台だった。

圧倒的存在の「志賀君」を通して見るから、色々見えてくるのだと思った。

ネタバレBOX

設定をもっと語るのかとおもいきや、周囲の皆が「そういうもの」として受け取っている不思議も、「品川さん」が入ってくることで比較的すんなり受け入れられるようになってくる。

暗転長すぎ(一瞬閃光入れるとか、風吹かせるとか。ちょっとだけでも何かが欲しかった)とか、最後の余韻が・・(むしろキレで終わって欲しかった)とか、途中音楽がもったりしてるなー(どのシーンかは失念したけど、話に入り込んでるのに邪魔やなぁ、と感じるときがあった)とか勝手に思ってたけど、ともかくまだ見られるから観に行って! な1時間50分。

志賀君役の志賀廣太郎さんと、顧問の品川役の古館寛治さんがすごい。すごいよ。
永遠かもしれない

永遠かもしれない

シベリア少女鉄道

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2007/05/26 (土) ~ 2007/06/03 (日)公演終了

入り込めなかった
シベリア少女鉄道、初見でした。

たぶん、肌に合う・合わないの話だけだと思うのですが、私にはすごくしんどかった。

ネタバレBOX

勝手な希望を言うならば、最初の導入部でもっと引き入れて欲しかった。主人公がぽつりぽつりと話すモノローグだけでよくわからずじまいのままで、突如急展開になってもついていけず。そもそも主人公や、死んでしまった人たちがどんな人なのか・どういう性格なのか、見ているこちらにはわからないのです。もう少しそこを描いて欲しかった。

何を楽しめばよいのかわかってからも、やっぱりくどいと感じてしまった。なぜ主人公がそこまで「永遠」に自分が好きなことを「観客のウケを無視して」続けたいと思うのか。

役者さんの台詞さばきはすごい。女優さんの身体表現もすごかった。映像も面白い。それだけに残念。
Unit

Unit

青年団若手自主企画『西村企画』

アトリエ春風舎(東京都)

2007/05/01 (火) ~ 2007/05/06 (日)公演終了

満足度★★★

フライヤーからは想像できなかった
考えることや残るものが多い65分でした。
Unit=「あの」宗教団体、のお話(なんだろうと思われます)。テレビや雑誌で伝えられる共通体験を経ているから、色々考えさせられました。

東京ノート

東京ノート

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2007/04/19 (木) ~ 2007/05/14 (月)公演終了

満足度★★★★

濃密な90分。
まず空間構成がいい。入ったときにはっとするほどによい。あとは役者さんと客席とで共有するだけ。

表面に現れるもの(目に見えるもの)が言葉であるならば、目に見えないものは「間」なのかな。「間」が雄弁に物語ってた。

21時前にアゴラ劇場の外に出ると、ちょうどジャスミンが満開で、近所の三毛猫が散歩してて、空気感も一緒に記憶に刻まれた。駅の途中の鉄線(クレマチス)も見事。

晴れた日の夜に観に行かれることをお勧めします。

屋上のオフィス

屋上のオフィス

あひるなんちゃら

王子小劇場(東京都)

2007/05/04 (金) ~ 2007/05/06 (日)公演終了

満足度★★★

青空オフィス
ほんとに屋上がオフィスだったので驚いたけど、すぐ違和感が無くなった。非日常にぐいっと引き込んで引き込みきってしまう無理やりさ加減が絶妙でした。
次回公演の前売り券も買いました。楽しみ。

■蛇足
会場では、好きな場所に椅子を置いて見ることができました。人間、無料で好きな場所で見ていい、と言われても大体いつもの観方でいつも座っているあたりに座るものだということがわかりました。

ピンポン、のような[07再演版]

ピンポン、のような[07再演版]

時間堂

王子小劇場(東京都)

2007/04/26 (木) ~ 2007/04/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

人がいとおしくなる
主人公を中心に、さまざまなキャラクターが登場する。どの人も何かと厄介で、どの人もどこか可愛らしくて憎めない。
「これ」というテーマがあるのかといえばそうではなく、でも見終わった後確かに「何か」が残る。セラピーを受けているような90分。

ネタバレBOX

ポストトークより、カップルは「観客の皆さんを思いっきりウザがらせる」との思いで演出されたそうです。見てると首の横とかが「イーッ」ってなります。吹き矢とか吹けたら吹いてたかも。ウザさ必見。
ニュータウン入口(リーディング公演)

ニュータウン入口(リーディング公演)

遊園地再生事業団

森下スタジオ(東京都)

2007/04/20 (金) ~ 2007/04/22 (日)公演終了

満足度★★★★

名づけられた街
ニュータウンに暮らす人々のそれぞれ。
リーディング公演は初体験だったけど、面白かった。アフタートークも必聴です。

ネタバレBOX

切り開かれて名づけられた新しい街。街は新しくても土地の歴史や、そこに住まうために移り住んできた人の歴史は当然あって、それぞれの物語が語られる。
神戸の3兄弟、ダンス普及協会の人々(何ダンスかはぜひ会場で)、伝える男(何男かはぜひ会場で)、周辺の人々。
「石」が印象に強く残った。
本公演までどんな風に物語が育っていくのか楽しみ。
OZ(オズ)

OZ(オズ)

ホチキス

王子小劇場(東京都)

2007/04/18 (水) ~ 2007/04/22 (日)公演終了

満足度★★★★

心に力が貯まる芝居
日頃、忙しくしている人こそ見るとよいかも。

ネタバレBOX

いくつかの話で全体を構成しているのだけれど、それぞれの描き方が丁寧でわかりやすく、飽きさせない。(多少、説明台詞が多いのはご愛嬌)
ドロシー、カカシ、ブリキ、ライオン、それぞれのキャラクターを捉えなおしが気持ちよく、どの役者さんも魅力的だった。
会場のレイアウトの関係(メイン舞台+サブ舞台2:Z反転型)で見えないところもあったのは残念だけど、それを補う力強さがあった。
ぞっとしたり哀しくなったり暑くなったりの120分。
エンジョイ

エンジョイ

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2006/12/07 (木) ~ 2006/12/23 (土)公演終了

満足度★★★★★

残ってます
昨晩みてきました。
未だにいろんな台詞や役者さんの動きや、流れていた音楽や照明が残ってて、まだ芝居が続いてるかのようです。
機会があれば、ぜひ見に行って欲しいです。が、会場内数%は寝てる方もいらっしゃいましたので、肌に合う合わないがあるかも。

自分の動作や発語がしばらく気になっちゃいそうです。

夕景殺伐メロウ

夕景殺伐メロウ

芝居流通センターデス電所

駅前劇場(東京都)

2006/12/02 (土) ~ 2006/12/05 (火)公演終了

満足度★★★★★

リピします。
関西にいるときから劇団名は気になっていたものの、今回初めて観に行きました。
目に残るダンス、耳に残る台詞、気づくと歌ってる歌。
好き嫌いはあるかもしれないけど、私には良過ぎたので仕事休んでリピ予定です。

あとスタッフさんが親切なのもうれしかったです。

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