半分さむらいの観てきた!クチコミ一覧

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春を忘るな ご来場ありがとうございました!!!

春を忘るな ご来場ありがとうございました!!!

ウンプテンプ・カンパニー

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2012/04/09 (月) ~ 2012/04/16 (月)公演終了

満足度★★★★

『春を忘るな』
開演後、導入部分で少し置いてけぼりを食った感じがあったのですが、時間が経つにつれ、自然と物語に引っ張られて行きました。

役者が放つ言葉、身体操作、詩的物語、洗練された美術、効果的照明、ピアノを軸にした楽奏、そして無駄を削ぎ落とした演出、さすがはウンプテンプの成せる業だと思いました。

この内容を2.500円という良心的な値段で見せて頂けるのに感動!!

もしかしたら見る人を選んでしまう作品かもしれませんが、こういう作品を観て、何かを学び取るのも必要なんだと思います。

また次作にも期待しています!

ネタバレBOX

劇中 「ト書き」 というか 「地の文」 のような部分が役者の口を通して語られるのですが、それが余白というか、隙間のようなものを埋め、更に、観ているこちら側と劇空間との距離も埋めていたように感じました。


「ベルナルダ・アルバの家」

「ベルナルダ・アルバの家」

ウンプテンプ・カンパニー

シアターX(東京都)

2011/09/01 (木) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

言葉通り
演出の長谷トオルさんがTwitteでつぶやかれていた通り、女優たちの生き様が見事に舞台上に表出されていました。美術、衣装、音楽、小道具、演出、演技、一分の無駄もない洗練された作品。「若者たちに観て欲しいんだ!」と仰っていたのも納得です。我ら“自己流”で生きてきた演劇人たちは、こういう上質な演劇を観て勉強するべきだと痛感しました。当日アンケートにも書きましたが、終演後、1幕で舞台上に設置されていた鳥籠の中にいた文鳥(本物)を思い出し、“同じ閉じ込められた世界なら、文鳥たちの方が幸せかもな…”と思うくらい息苦しく重苦しい世界(戯曲)でしたが、それを芸術として昇華させられたのは、美意識の高い演出と、女優たちの技術と情熱によるものだと思いました。次回作品にも大いに期待しています!

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