+sugar+の観てきた!クチコミ一覧

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『ニュートラル×パン・パン・パリー』

『ニュートラル×パン・パン・パリー』

火曜日のゲキジョウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2022/10/11 (火) ~ 2022/10/11 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

ニュートラルを火ゲキでまた観られた事が嬉しい。一度は中止になったパン・パン・パリーのリベンジが叶って嬉しい。観られて嬉しい夜でした。

ネタバレBOX

ニュートラル
そう例えば戦闘のシーンを描くのに必ずしも殺陣で表現しなくてはならないなんてことはなく。縛られることのない表現の自由を謳歌してた。衣装のポップさにミジンコターボを懐かしく思い出す。

パン・パン・パリー
不条理なまるで夢の中でみる風景のようでした。20代に別れを告げ30代になるのを怖がるその狭間でみる夢。劇中なかなかの長尺で真っ暗にしたのは演出効果としては効果が高かった。個人的コンディションとしてはなかなかの試練でしたが(笑)
『カヨコの大発明×謎の女ーーー《まなみ》。』

『カヨコの大発明×謎の女ーーー《まなみ》。』

火曜日のゲキジョウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2022/10/25 (火) ~ 2022/10/25 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

今期火ゲキのラストであり30リーグの決勝戦でもあった今宵の火ゲキ。
いやぁ、もぉ、素晴らしかったです!贅沢させて頂きました!
演劇は勝ち負けじゃない。でも、残るからには残るだけの理由がある。
そんな夜でした

ネタバレBOX

カヨコの大発明
改稿するにはあまりにもタイトでシビアな状況。その中をピンポイントに的確にブラッシュアップなされてきた手腕はさすが二朗松田ここにあり(名前はよく間違われるけれど)。熱量を上げたことにより波が生まれた。シンとした1シーンが活きた。
さらにシーンを足す事でラストシーンに向けての奔流ができた。終わった後のスッキリ感が段違い。西マサトさんのキャラクター性もより活きてた。全てにおいて上がってた。難しかったと思う。それでもなお、どう変化つけてこられるのかなという期待感に応えてもらえる、観客席冥利に尽きる。

謎の女ーーー《まなみ》。
まず先に白状してしまうと、わたしが入れたのはマナミでした。あの見事なカヨコを観て尚。マナミに関しては前回と今回で印象に変わるところはありませんでした。同じく、良かった。中山さんの天賦の才を持ちながらも苦しむアーティスト気質。
対してそこそこ才能ありつつ堅実な人生む赤穂さん。その対比、それだけだときっと観てて苦しくなるであろうところを、和ませる殿村さんのファンシーさと、相手をする赤穂さんのクールな親しみ。三人のバランスが絶妙でした。実質描いてることはだいぶとセンシティブなのに、笑顔で観られて、笑顔で観終われて、心地よい余韻が残る稀有なお芝居になってるのは、やはりこの三人のバランスと、舵をとるマナカくんの作演によるもので。総じて素晴らしかった。走り続けたマナカくん、走り続けることには意義、その対価、ここにあり。
INDEPENDENT:22トライアル 公開二次審査

INDEPENDENT:22トライアル 公開二次審査

INDEPENDENT

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2022/06/29 (水) ~ 2022/06/30 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/06/30 (木)

二日目。
※三次出場作品もあるので全てネタバレBOXへ。

ネタバレBOX

[a]「私のための最後放送」
貴多本りあん(劇団ノベル)×浅見陸斗(劇団ノベル)

日本本土に核兵器が投下された世界線でのラジオ局内にひとり取り残されたアナウンサーの話。
まず、核兵器というものを軽く考えすぎてやしないか。
建物が破壊されている時点で、投下位置は近いことが想定される。
核兵器を落とされている状況で、放射線に汚染されているであろう外に出たいと何故簡単に考えられるのか。
ラジオ放送を聴いてるかもしれない誰かが、誰も自分を助けに来ないと何故拗ねられるのか。
深刻さも切実さも感じられない。
その軽さで今度はラジオを聴いてる人に向けてとんでもなくざっくりとした情報で逃げてください逃げてくださいと呼びかける。
それが英雄のように称えられ、その功績により得たシェルターの情報を流してこれまた軽率に向かってくださいと呼びかける。
全てが浅くて軽い作劇でした。
それが狙いだったのだろうか・・・だとしたらその意図はわたしには掴めない。

[e]「一人結婚披露宴」
もえりーぬ

10分間でひとり披露宴リハーサルを披露する花嫁の話。
コメディが得意な方なのかな、披露宴あるあるイジリも面白く、演技もコミカルで楽しかったです。
ただそれだけで終わっていれば、ただただ面白いだけだったところなのですが・・・。
そのリハーサルは実は自分自身の披露宴のものではなく、自分を捨てた男と他の女との披露宴の余興だったという。
このひとひねりが良かったです。

[b]「カルチャール・ビビデ・ブラウンのほぼ全て」
荷車ケンシロウ(劇団不労社)×西田悠哉(劇団不労社)

同級生の女の子に淡い片思いをしていたつもりがストーカー扱いを受けてしまう男の子の話。
ただただ可愛らしい恋心を寄せていただけだったのに・・・何なら女の子の方も満更ではなさげな様子でてっきり両想いなのかなと心ときめかせていたであろうに・・・。
男子がとても不憫でした、不憫なのだけれども可哀想な感じはなく、面白かった。
男子の妄想力がすごい、どこまで現実で、どこから妄想なのか、妄想の発想力がすごい。
とても演技が達者だなと、良き猪木でした、面白かった。

[c]「ザ・女ドラゴン~燃えるビキニヌンチャク~」
西マサト(B級演劇王国ボンク☆ランド/努力クラブ)

タイトルが全て。映画のタイトルであるこの演目名をひたすら連呼する話。
深夜枠で放送されるというこの映画を、エロなタイトルにそそられて観たくて仕方ないけれども、好意を寄せるクラスの女子の心象が気になり、観た事がバレるわけでもないけれども、観るのを躊躇い葛藤する男子。
その葛藤を、このエロ面白げなタイトルを繰り返し連呼する・・・というだけの、テンションの高さで引っ張るパワーアクトでした、でもそのパワーアクトに体力が全くついていっておらず息切れ激しくヨロヨロしてました。
内容以上に一部客席が沸いていたような印象、この人がこれをするから面白いというようなウケ方に、きっと愛されている役者さんなのだろうなと。

[d]「リリ」
ミヤマまゆ(劇団わに社)×池山ユラリ(林檎の君へ。)

彼氏に振られたことでキャラ変を試みる女の子の話。
元々は大人しめの女の子だったのだけれども、モテるのには活発な方がいいのだろうと、自分を変えてゆく。
出会い系で相手を求めて頑張り、初対面の相手でも会話できるように頑張り。
でも無理して自分というものを失くしてお付き合いを求めても虚しいだけ、気づいてただただ好きなのだという気持ちに還る女の子。
恋心の瑞々しさ、人付き合いというものの悩ましさ、自分自身との付き合い方の難しさ、内包されたものはとても丁寧に描かれていたように感じました。
大きめの声出してもちゃんとクリアに聞き取れる序盤は良かったのだけれども、後半はちょっと走り過ぎて声が割れてしまったのが残念点
INDEPENDENT:22トライアル 公開二次審査

INDEPENDENT:22トライアル 公開二次審査

INDEPENDENT

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2022/06/29 (水) ~ 2022/06/30 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/06/29 (水)

一日目。
※三次出場作品もあるので全てネタバレBOXへ。

ネタバレBOX

[a]「孤独、もしくは河川敷の夜」
C-ma.Mia×サリngRock(突劇金魚)

猟奇的気質のある息子と母の話。
もうね、さすがです、言う事ないです、完全無欠の完璧でした。
まばたくもしたくない、魂ごと引き込まれる、観ていることが歓び、そんな芝居。
これは全く本戦域でした(笑)
三次でもう一回観られるのが今から楽しみで仕方ないです。

[b]「さえこのモーニングルーティーン」
井上多真美(にほひ)×古後七海(万博設計/にほひ)

ペットの犬とゾンビと同居しているOLの朝の出勤風景の話。
このワンコと、この元友人?のゾンビと、OL、三者の関係性のバックボーンが気になりそそられる。
ワンコは元はゾンビの飼い犬だったのかな?何故この友人はゾンビになってしまったのかな?
いやむしろ本当にゾンビなのかな?ゾンビだと思い込もうとしているだけで本当は御遺体なのではないのかな?だとしたらどういう経緯で亡くなられたのかな?ひょっとして・・・OLさんが?
現段階ではトライアルなので、この先がまだ用意されているのではなかろうかという期待感。
わたしはトライアル作品は公開審査出場時には必ずしも完成されている必要性はないと考えている層なので、それは作品としても演技の仕上がりとしても。
完成作に向けての期待感を呼び起こすというのは、トライアルの作品作りのうちのひとつ。

[c]「ひとりでよがり」
マナカ(劇的☆ジャンク堂)×マナカ(謎の女---≪まなみ≫。)

彼氏がいる相手に想いを寄せながらも、決して成就は望まない男子の話。
と書くとなんだか一見一途で健気なのかなとなるけれども、そんなことはなく、いやぁズルい男でした(笑)
相手には彼氏がいる、つまり自分には向かってこない相手。
一方通行な好意を向けて時折遊ぶ、決して深くは関わらない楽で都合の良い付き合い方ともいえる、二次元キャラに恋するスタンスと変わらない。
だから浮気性な彼氏に愛想をつかせて本気でこちらに乗り換えようとしてこられた途端に、面倒になって逃げ腰に。
このズルい男の描き方、演じ方が、絶品でした。マナカくん節。

[d]「進路」
山崎桃香

SNSでバズったことがきっかけで漫画家になった女の子の話。
デビューはしたものの、なかなか漫画が描けず苦心してネタを生み出そうとあがく姿が、ご本人がこのトライアルであがく姿のようにも思えて。
近年のトライアルはまるで本戦みたいな出来栄えの作品が多かったのですが。
そうそうトライアルってこうだったなぁという初々しさで、観てて頑張れ~と応援したい気持ちになりました。
舞台「鬼滅の刃」其ノ弐 絆

舞台「鬼滅の刃」其ノ弐 絆

舞台「鬼滅の刃」製作委員会

梅田芸術劇場メインホール(大阪府)

2021/08/20 (金) ~ 2021/08/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

とてもとても楽しみにしていた舞台だったのですが。。。
あまりに映像演出に頼り過ぎていて、生身の人間が演じる舞台であるという値打ちが低かったように感じました。
生で観るより映像で観た方が良い…と思わされるのは演劇としてはアウトだと思ってます。
尚且つ、舞台でどう表現されるのだろうと楽しみにしていたヒノカミ神楽の場面も、随分あっさりと済ませられてしまい。
全体的にただただまるで場面を進める為のノルマをこなすかのようで、どの場面も表面をなぞってるだけのような印象で。
大好きな作品なので次の無限列車までは劇場へ行くつもりですが…もしまた同じような印象を受ける舞台であるならば、さらなる続編の劇場観劇はちょっと考えます。。。

ラ・ラ・ラジオ物語

ラ・ラ・ラジオ物語

劇団暴創族

劇場MOMO(東京都)

2021/10/06 (水) ~ 2021/10/10 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★

全く初めて観る劇団さん。
今回ご縁があり配信にて観させて頂きました。

ネタバレBOX

ドタバタハプニングコメディ…からの、思いがけない心の闇への急展開。
別作品に変わったのかというくらいのエッジの利かせ方で、ちょっとそれぞれ別々の話で観たかったかなくらいの気持ちに。

設定には若干ん〜…となる部分も。
そういう精神疾患を抱えている人をラジオパーソナリティに起用するという点、承知の上で起用しているにも関わらず問題発生の際の対処があまりに非人道的だという点、ラジオ局がラジオパーソナリティ一本で活動しているようなタレントただひとりで回されているという点、殺人を犯した犯人の取り違えが暴かれなかった点、色々と首を傾げざるを得なくて。。。

とはいえ前半のコメディな部分は気楽に楽しく観られて面白かったですし。
終盤の闇落ちの部分は、その問題に的を絞って集中して観たくもありました。
落差狙いどんでん返し狙いもあったでしょうが、せっかくの楽しい前半部分の値打ちが損なわれる気持ち。

トラウマに起因する精神崩壊、記憶の入れ替わり。トラウマの内容が内容なだけに面白い…といえば不謹慎なようにも思いますが、あの精神世界の設定は、そりゃあありえないと言えばありえないですが、ありえないことはありえないと断定した時点でありえないことになるわけで、こういうことが起こり得る世界であると思えばそれは起こり得ることなのであり、わたしはここが一番興味深く面白かったです。
前半と終盤のバランスがもう少し…という印象でしょうか、難しい。。。

各役者さん皆さん達者で魅力的でした。
毎朝仕事行く前にラジオ聴いてるので、個人的にはラジオブースという舞台設定にも親しみを覚えました。

チラシデザインが可愛かった。素敵デザイン。
あとそういう対策方法があるというのは小耳には挟んでました、実際に舞台と客席の間にアクリル板の壁を設けているケースを初めて観ました。
生観劇だと反射とかどうなのだろう?興味深いです。
第6回30GP

第6回30GP

火曜日のゲキジョウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2021/01/19 (火) ~ 2021/01/27 (水)公演終了

満足度★★★★

二日目も配信で。

ネタバレBOX

空宙空地『たりない二人』

一般的から見てもルーズ過ぎる女子と。
一般的から見ても潔癖症すぎる女子。
元々知り合いなわけでもない縁もゆかりもない者同士のシェアハウス。
初対面の初々しい間柄から、同居から日にちが経過してツノ突き合わせる間柄になるまでの間の日々のエピソードを、細切れに時間行ったり来たりしながら、場面は進んでゆく。
場面と場面の切り替えにかかるBGMがコミカルで、二人のやり取りの面白みを引き立てていて雰囲気作りが良かった。
このエピソードひとつひとつがとても面白い。
あまりに水と油なふたり、当然軋轢がうまれて喧嘩別れになる。
でも軋轢がうまれるのは、互いに本音言い合ってるからこそ。
そして喧嘩別れ乗り越えてがっちり熱い友情築けたのは、この二人のそれぞれの性質の良さ。
こんな相手に出会える人生はそんなにあることじゃない、とても幸福な人生。
素直に、あぁ、いいなぁ?って思いました。
そんな「わたし」の友情の物語だけで終わるわけではなく。
そこに母との物語が挟まれてるところが、それが上っ面じゃないところが、空宙空地さんの好きなところかな。
世界が自己に終始してなくて、奥行きを感じる。
あとお二人の個性が良かった。
いい加減過ぎるけ可愛らしさがあって。
ツンツンし過ぎてるけど愛嬌があって。
嫌らしさのない魅力的なキャラクターになってる。

江本真里子『デラシネる』

江本さんがイケメン過ぎる。
線路沿いの屋台居酒屋らしからぬバーテン風の衣装が良き。
終始、江本さんの独白で物語は進む。
自己紹介的な序盤から、ストーカーに追われる可憐な美少女を助けたことから、で一気に展開してゆく。
バーテン風の男装麗人と儚げで可憐なホステス嬢の共同生活、描写がそこはかとなく耽美。
決して決定的なあからさまな描写はなく、もやっと漂う互いの互いへの淡い恋心。
きっと両思いだった。
一年続いた共同生活は可憐女子の方の実家の家庭の事情で終わりを迎える。
別れを前に勇気を振り絞る可憐女子、逃げ出してしまう麗人女子。
両思いだった。
両思いだったのに、両思いにはなれなかったふたり。
とても切ない結末であり、だからこそ良さがある、そんな恋物語でした。
第6回30GP

第6回30GP

火曜日のゲキジョウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2021/01/19 (火) ~ 2021/01/27 (水)公演終了

満足度★★★

予選一日目、配信で観ました。

ネタバレBOX

ハコボレ『空箱』

落語から始まる。
ロボットが人間を支配する、芸術に規制がかかる世界での記録資料としての落語。
芸術の再生、それは劇団の姿勢と重なる。
とかく扇子の扱いが癇に障る、バンバン叩く音にいらっとする。
この世界では人間ひとりひとりに適性職業が定められており、就く職業を選べない、適性以外のことを自分のやりたいようにすることができない。
演芸も、音楽も、絵画も、写真も。
規則を破ると収容され、限度を超えると身体を切り刻まれる。
達成感や幸福感より、極められるかどうかが尊ばれる世界。
夢を抱くことのできない世界。
それでも夢を抱き、身体の一部を失おうとも、やりたい芸術表現に身を投じる人々がいる、命懸けで。
例え記録に残るものでなくとも、この世界の心のないロボットには理解できなくても、人間の大衆の心には刻まれる。
ぐっと思い巡らせているところに、また無粋に扇子バシバシ叩く落語、五月蝿い。
ここで一気に醒めてしまうのが、個人的には大変に残念でした。

プロトテアトル『エウレカ』

この物語は、登場人物が制服姿の女子三人だというところがいい。
教室の休み時間みたいな、放課後みたいな、キャッキャと楽しげな時間。
殺伐とした状況下なはずなのに青春を感じる。
安保に反対する学生運動のように、自分達に影響を及ぼす何らかの採決がなされようとしてることに対する中学生によるデモ活動の真っ只中。
デモから距離を置いた屋上に避難している女子中学生三人。
キャッキャしてる雰囲気もやがて、自由研究という名目のジャーナリズム議論に移る。
自由研究とか懐かしい、当時は何していいかわかんなくてひたすら面倒なだけのものだったけれど、今から思えば何してもよかったんだしあんな楽しいものなかったのにな、それを教えてあげに戻りたいな。
子供の可能性は本来、無限大だし夢と希望に溢れてる。
それを妨げる事象には怒っていいんだよ。
掲示板やらSNSやらでネチネチするのではなく、堂々と。

終わった後、投票のアナウンスをいつものテンションで行うダイゴさんの背後で、女子三人ぷらすアイウチさんが、せっせと舞台上いっぱいに散らばってた紙を回収してる光景が、なんか良かったです。
配信組には投票権がなかったのが寂しい。
華よ咲け

華よ咲け

ステージタイガー

近鉄アート館(大阪府)

2020/02/01 (土) ~ 2020/02/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

ステージタイガーの単独公演ならまず観られない作品だったように思います。
悲劇に引き裂かれて生まれ変わってもまた結ばれる愛し合う二人という輪廻転生ファンタジーもの。
比較的分かりやすく感動を生み出すテーマ。
そこに剛さんならではの人物の深みがプラスされ、さらに役者陣がみんなそれぞれに人物像を掘りに掘り下げ厚みが増し、見事に鮮やかに生きた魅力溢れる人物達に。
そこに確かに生きてる人物がいる、人生を感じられる、そこが魅力。
だから足しげく通ってしまうんです、毎度毎度。幸せな時間。

モマの火星探検記

モマの火星探検記

少年社中

サンケイホールブリーゼ(大阪府)

2020/02/07 (金) ~ 2020/02/11 (火)公演終了

満足度★★★★★

何度目かの再演。
再演されるたびにブラッシュアップされ、何度観ても何度でも胸いっぱいになる、感動をくれる。
舞台いっぱいの星空、満天の星空があまりに綺麗で、いつまでも見上げていたくなりました。
良い舞台は何度観ても良い、浴びに行きたくなる、この観劇体験は幸せ。

ハルカのすべて

ハルカのすべて

ももちの世界

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2020/02/07 (金) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

満足度★★★

音が面白い舞台だったように思います。
観るというより、聴くような。
攻めた演劇。

モダン・ガールはネコを探して

モダン・ガールはネコを探して

劇団レトルト内閣

HEP HALL(大阪府)

2020/01/24 (金) ~ 2020/01/26 (日)公演終了

満足度★★★★

まさしく、舞台そのものがモダンでした。
最近の作風とは異なり、わたしが観始めたころのレトルト内閣の感じでちょっと懐かしい心地。
またこんなレトルト観られて嬉しかったです。

その鉄塔に男たちはいるという+

その鉄塔に男たちはいるという+

MONO

AI・HALL(兵庫県)

2020/02/13 (木) ~ 2020/02/17 (月)公演終了

満足度★★★★

だいぶ前、まだ観劇に出会って間もない頃に、プロデュース公演的な別団体で観ました。
それをホームで観られる喜びが先立つ。
上演当時から月日が随分と経っていておそらく随分と変わっているであろうに、観ると不思議なもので、あぁやっぱりここがホームなんだなという感覚、しっくり馴染んでいて。
プラスの部分、進化の部分、見事でした。
作品が時を超えて在り続ける姿を観た思いがしました。

『君ヲ泣ク』×『ラズベリーシャウト』

『君ヲ泣ク』×『ラズベリーシャウト』

PLANT M

ウイングフィールド(大阪府)

2020/02/11 (火) ~ 2020/02/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

ラズベリーシャウトの方を観劇しました。
空間の空気が濃密でした。
空気がうねうね蠢く生き物のようにさえ感じた。
生の観劇の醍醐味、劇場でしか味わえない感覚、映像には絶対に残せない。
こういうのがあるから、劇場へ足を運ぶことをやめられない。

お通夜イレブン

お通夜イレブン

なにわニコルソンズ

TORII HALL(大阪府)

2020/02/07 (金) ~ 2020/02/11 (火)公演終了

満足度★★★★

ふたつのバージョンを別ステで分けないで、1ステで観せてくれる。
その意味と意義と値打のある2バージョンでした。
ひとつの公演で何パターンもあって一回の観劇で完結できないタイプの公演は観客に優しくないと思っている方なので。
この公演は観客にも寄り添っていて、また全ての出演者に見せ場が無理なく自然に設けられている役者さんにも寄り添っていて。
心ある公演だなぁとしみじみ感じ入りました。

ときめく医学と運命的なアイデア

ときめく医学と運命的なアイデア

匿名劇壇

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2020/02/14 (金) ~ 2020/02/29 (土)公演終了

満足度★★★

フラッシュフィクションは匿名劇壇の代表的なジャンルで、面白いのは面白いのですけれども。
長編が観たかったというのが、当時の偽らざる正直な気持ちでした。

北向きのヴァルキュリヤ

北向きのヴァルキュリヤ

BALBOLABO

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2020/03/04 (水) ~ 2020/03/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

とても良かったです!
キラメキの時のような、煌きがありました!
魅力的な役者さんが揃っていて、個性的なキャラクターに仕上がっている。
展開が気になってグイグイ引っ張っていかれました。
熱い舞台でした!

愛する母、マリの肖像

愛する母、マリの肖像

T-works

ABCホール (大阪府)

2020/03/27 (金) ~ 2020/03/29 (日)公演終了

満足度★★★

小学生の頃に伝記まんがで知ったキュリー夫人。
今回舞台で観たキュリー夫人は、わたしの全く知らなかったキュリー夫人でした。
このような人生を歩まれていた方だったのですね。
重厚な舞台でした。

アリス・イン・スランバーランド

アリス・イン・スランバーランド

演劇ユニット衝空観

in →dependent theatre 1st (大阪府)

2020/03/06 (金) ~ 2020/03/08 (日)公演終了

満足度

詩を朗読しているかのような長台詞の多用。
雰囲気で流されてゆく展開。
ごめんなさい…あまり好みではありませんでした。
キャラクターや衣装は可愛かったです。

屋上の父帰る

屋上の父帰る

Contondo

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2020/09/20 (日) ~ 2020/09/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

時間軸の違い、空間の違いを表現する演出のなされ方が、とても洒落てて良かった。
場面が進み、ベールを脱ぐように仕掛けが動き出した瞬間が快感でした。
全く別々のものだと思ってた同時進行するふたつの物語が、時空を超えて交錯する瞬間。
心を奪われました、あまりに巧み。
演者の中ではザキくんの演技が特に良かった、こんな風に演じてるところはあまり観たことない気がします、新しい顔を観せて頂きました。

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