実演鑑賞
満足度★★
今宵はどちらもシニア劇団同士の対バン。しかもどちらも同じ方を作演に迎えて挑んでおられるので、同じテイスト。ふたつで一つの公演のような夜でした。
エンターテイメントとしての演劇、芸術造形としての演劇、とは別に。メンタルケアとしての演劇、生涯学習としての演劇というものもある。事実それは在る。演劇というものが社会の中に根付く、そのような社会は豊かなのではなかろうかと。富裕層の娯楽なだけではなく、特殊なことでもなく。
そういうことの一端を今宵観たのだろうと思う。完成度だとか、上手さだとか、作品としての質だとか、ではなく。生涯を共に傍に在る演劇。そういうカタチの一端を。