
デンジャラスGeorgeと炎のアスリートたち
かのうとおっさん
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2018/04/20 (金) ~ 2018/04/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
初日に観劇。
さすがかのうとおっさん、冒頭から飛ばす飛ばす。
隙間なくアグレッシブに貪欲に盛り込まれるネタの数々に、時間があっという間でした。
いや~面白かった!!めっちゃ笑って帰りました♪
人生に笑いは大切、笑えることは大切。
笑いは、日常生活を生きる糧になる。
とても楽しい観劇、スカッとしたとってもいい気分な観劇でした。

No Surprises
劇団冷凍うさぎ
ウイングフィールド(大阪府)
2018/02/23 (金) ~ 2018/02/25 (日)公演終了
満足度★★
ウイングフィールドを横長に使ってました。
入口入って右側半分を舞台、左側半分を客席、客席はちゃんと段差をつけてどの席でも観やすい工夫。
ただだいぶ横長なので、端から端は見渡しにくい。
舞台には透明のシートがゆらゆらと幾重にも垂れ下げられていて、役者さんはほぼそのシートの向こう側。
イメージ的には水面の中を覗き込んでいるかのようでもあり、霧もやの向こう側を見ているかのようでもあり。
視覚的にも、内容的にも、まるで夢をみているかのような面持ちになりました。
それも自分の夢ではなく、誰かが見ている夢を垣間見せられているかのような。
そう、終始とらえどころがなかったです。
沼、大量殺人をした人、そこにいる人は死んでいる人、誰が死んでいて誰が生きているのか、そこはどこなのか、現かあの世か狭間か、何もかもが不確か。
観た帰り道、なんともいえぬ気持ちでした。
ただ確かだったことは、あぁポテロングが食べたい…ということ。
この日から今現在に至るまで、わたしのポテロング症候群は収まることがなく、困っています。

斬激アベンジャーズ
アクション殺陣教室『たてびと』
AI・HALL(兵庫県)
2019/02/08 (金) ~ 2019/02/10 (日)公演終了
満足度★★★
舞台設定は、バトルアクションゲームの中。
プレイヤーはチーム単位でトーナメント戦を勝ち抜くために戦う。
試合開始の合図や勝ち負けの判定を行う審判もいる。
内容は、戦いに次ぐ戦い、ずっと延々と戦ってる。
殺陣を魅せることに特化した舞台、この舞台設定はその目的を見事に果たすもので、上手いこと考えたなぁと思いました。
バトル物の魅力の鉄板要素、各チーム毎のエピソード、各キャラクター毎の強烈な個性、固有の必殺技等はもちろんふんだんに盛り込まれ。
バトル物が好きな人にはたまらないお芝居、そうでもない人には全編ほぼほぼずっと戦っているのでちょっとつらい。
殺陣も、かっこいいのはかっこいいのですが、ダンスの様といいますか、段取りめいているといいますか、殺し合っているようには観えない。
ただ色んな殺陣の型を一挙に観られるという、殺陣の見本市のような見応えがありました。

『少女都市×劇団乱れ桜』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2018/03/27 (火) ~ 2018/03/27 (火)公演終了
満足度★★★
少女都市「乙女の奇妙な冒険~ディレクターズカット版~」
よく存じない劇団さんなのですが、ディレクターズカット版ということは、長篇が存在するのでしょうか?
予告編という感じでした。
観たことがないので比べようもなく…なのですが、どうやら今回の作品は、普段上演しているものとは違ったテイストらしく。
若い人が作りそうな感じの、ポップでそこそにチョケつつ、現代社会の問題も盛り込んだりもしている作品でした。
あくまでもディレクターズカット版。
概要をさらった感じで、これだけでは中途半端感が否めない。
ちょっと本公演に興味がわきました。
個人的にはイケメンに看取られることに微塵も魅力を感じないので、共感はゼロでした。
何の不安もなく、痛みも苦しみもなく死ねたら、何より幸い。
劇団乱れ桜「Break Room」
こちらも全く存じない劇団さん。
チラシの段階では執筆中だった作品の内容は、オンラインゲームの中でチャットを通して交流するプレイヤーのお話。
冒険に出ることなく、オンラインゲームの中のチャットルームに引きこもって、日々チャットだけ楽しむ人達。
現実世界とほぼ同じキャラな人もいれば、現実世界ではなれない自分を演じようとする人もいて。
ブラインドタッチできず会話がままならないご年配な人もいれば、現実でもここでも引きこもりな人もいる。
ゲームの世界に引きこもる娘を、チャットルームを廃止することで無理やり外の世界へ連れ出そうとする父の登場。
居場所を取り上げられることに抗う中で、引きこもっていた人たちは皆それぞれに現実の自分と向き合い、現実世界に帰ってゆく。
オンラインゲームにおいて、魔物を倒したり冒険をしたりするだけでなく、他プレイヤーと交流をするのも楽しみ方のひとつ、というのはオンラインゲーム経験者ならよくよく頷けること。
ただただお喋りする為だけにINするというプレイヤーも、実際稀ではなく。
そしてゲーム内のキャラクターと、実際の人物が異なるというのも、稀ではなく。
まぁそりゃそうなのです、姿かたちも違えば、お喋りも声ですらなく文字情報だけなんですもの。
中にはスカイプで会話しながらプレイしていた人もいたけれど。
観劇に出会う前はプレイしていたので、色々と懐かしい想い出リフレインでした。
またちょっとプレイしたいな~なんて思ったりもしつつ、プレイに足るスペックのパソコンがないので無理だったりなのですが。

『スティックけんいち×劇団おもと』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2018/03/20 (火) ~ 2018/03/20 (火)公演終了
満足度★★
スティックけんいち「box」
マイムによる無音声芝居。
オープニング、舞台の上で何が起こっているのかちゃんと見えたのは、最前列だけだったのではないでしょうか。
1stでやるには不適切。
本編のマイムは、どこかで観たようなものが多く…。
しかしどこかで観たようなものには遠く及ばず。
ノンバーバルによるマイム芝居に感じる個人的な魅力は、見えないはずの景色が舞台の上に広がることなのですが。
まったく景色が見えてこなかったです。
でも実験的なこともできるのが火ゲキの良いところ。
挑み続けるのは大切、そう思えました。
劇団おもと「財布の中」
お財布の中のお金の擬人化。
いたのはお札だけ、クレジットカードは登場したのに、小銭はいなかった。
きっと生活に余裕のあるひとのお財布だったのですね。
二千円札ってわたし見たことないままかもしれないなぁ。
ほんとに沖縄では使える自販機も現役なのかな?
二千円札とかいまだに持ってる人いるのかなぁなんて思っていたら、終演後知り合いの財布から二千円札どころか五百円札とかまで出てきて爆笑しました。
それ、もはや、お金っていうか骨董品。

『オッドラボ×オパンポン創造社』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2018/03/13 (火) ~ 2018/03/13 (火)公演終了
満足度★★★★★
オッドラボ「✔-check-」
チラシの段階では交渉中だった出演者は、凡タムたにがわさきちゃんと、オッドテーラーズ槌谷くんでした。
無事に出演可能になって、ほんとに嬉しい。
かくして4人芝居となり、タイトルも変わったこの作品。
証言する女性が椅子に座っている、その左右に検察官と弁護士、殺人事件の裁判。
被害者は女性の友人、舞台の公演中に起こった事件。
自殺だったのか、殺されたのか、殺されたとするならばその手段は…。
若手4人、甘さのない凄みのあるやり取りにヒリヒリしました。
最終的な肝はやはり被疑者である脚本家と女優の関係性。
彼が何故彼女を殺すに至ったのか、どうやって殺したのか、彼女はどうして殺されたのか。
語るラストの脚本家、槌谷くんの独白シーン。圧巻の演技でした。
この4人でこの作品が観られて、心からよかった。
オパンポン創造社「交響曲第九番~天国と地獄~」
一人芝居であるこの作品、一回目と二回目で役者が違う。
一回目はテノヒラサイズ川添さんで、二回目は野村さん、わたしが観たのは初演と同じ野村さんバージョンでした。
これは野村さんの持ち味が存分に引き出される、野村さんによる野村さんの為の作品かなという気がして。
川添さんが演られた一回目は随分と感じが違ったのではなかろうかと思うと…あぁ一回目も観たかったなぁを思います。
死後の世界、天国へ行くか地獄へ行くか、死者の待合室。
パイプ椅子がずらりと横一列にずらりと並び、順番を待っている人が何人も。
一人芝居なので実際には見えてないのだけれども、見えない相手に次々と絡んでゆくことで、そこにどんな人物がいるかを浮き上がらせる。
そのうちの一人は野村さん演じる男性の父親で、父親と絡むことにより、男性がどんな人生を歩んで、どのように亡くなったのかも浮き上がらせる。
わずか30分間に、人間の悲喜こもごもを濃く詰め込める匠の技。
全く見えない相手と、あれだけテンション高くやり取りできるのはさすがの野村さん節。
見えない相手であれだけ演れるっていうのは、逆にいうと相手を選ばない演技ともいえるのかもしれない。
東京公演への前哨戦であるこの火ゲキ参戦、東京でも多くの人に観ていただけたらと願います。

『チューズデーず × やりきれないプリンス』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2018/02/27 (火) ~ 2018/02/27 (火)公演終了
満足度★★★
チューズデーず「はじめてのピースをあなたに」
チラシではまだ発表されていなかった出演者は、マンガタリ編集長の菱田さんでした。
前シーズンでは月刊栗田さん状態だった栗田さんと菱田さんの、二人芝居。
母はなく、料理上手なイクメンと、その娘の二人きりの家庭。
ある日の食卓、父に恋人が出来き一緒に暮らしたいという話を打ち明けられる…。
それだけでも衝撃だというのに、そのお相手はなんと男性。
もはやパニック。
なんかなんとなしに、編集長がそこにいるからかな、マンガタリの雰囲気がありました。
妄想の翼をばっさばっさと羽ばたかせて頂き、栗田さん、ありがとうな気持ち。
娘な栗田さんは可愛らしかったですし、柔和な印象の菱田さんにイクメンは似合ってました。
やりきれないプリンス「やりきれないや」
役者としてもアグレッシブに活動をされておられるあがぺるちゃん、作演としてもアグレッシブ。
いつもは女性の視点から女性を描いてるけれども、今回描くのは男性。
モテない男子大学生3人と、モテる男子大学生3人。
モテない男子学生チームは、もうほんっとに、おばか3人組で、若干の悲哀が。
モテる男子学生チームは、大学生というよりは、なんかホストっぽかったです。
何故そこで脱ぐ、何故踊る、でもイケメンなのにイイ奴ら。
そうですね、強いて言えば、イケメンアピールでドヤる時は、テレてはいけない、もっと全力でドヤって頂きたい。
とても面白かったです。

『劇団「劇団」× MousePiece-ree』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2018/02/06 (火) ~ 2018/02/06 (火)公演終了
満足度★★★★
劇団「劇団」「 バカと天才(30×30ver.)」は、前半と後半でガラリと雰囲気が変わり。
MousePiece-ree「白鳥じゃないけど白鳥魂」は、とっても楽しくて笑わせて頂きました。

上田ダイゴ×殿村ゆたか(メロンオールスターズ)トークライブ
上田ダイゴトークライブ
デジタルカフェ-スクリプト-(大阪府)
2018/02/14 (水) ~ 2018/02/14 (水)公演終了
満足度★★★★★
今年最初のロックアップトークでした。
相方は、一体どこで繋がったんだろう・・・?と思った殿村ゆたかさん。
でもトーク聞いてみれば、意外と共演なさっていたんですよねぇ。
わたしも観てたはずなのに。
ダイゴさんのイメージと、殿村さんのイメージが、あまりに重ならなかったもので(笑)
舞台で観る殿村さんは、時に鋭いナイフのようで、時にほんわか和みキャラで、何色にも染まれる印象。
トークで観た殿村さんは・・・とっても照れ屋さんで、とってもチャーミングで、とっても真面目な方でした。
トーク後にゲストさんと向き合ってお話しして帰ったの、とっても久しぶり。
トークでの掘り下げに加え、こうしてお話しさせて頂くことで、ゲストさんの経歴や人となり等、普段舞台で演じておられる姿を観るだけでは知り得ない部分を知れて、より魅力が増すのがこのロックアップトークの良いところのひとつかなぁと思います。
ありがとうございました♪
余談ですが、この日よりしばらくは、脳内を「えんだああああああ」がずっと流れっぱなしで困りました(笑)
この曲大好きだったんですけれども・・・映画も当時めっちゃはまったんですけれども・・・。

上田ダイゴ×高瀬和彦(ババロワーズ)トークライブ
上田ダイゴトークライブ
デジタルカフェ-スクリプト-(大阪府)
2018/04/11 (水) ~ 2018/04/11 (水)公演終了
満足度★★★★★
先月の開催がなかったので、また空いてしまっての今月。
月に一度のお楽しみ、ないと寂しい。あって嬉しい。
そんな二か月ぶりの今宵は、ロックアップトーク史上、稀にみる客席の華やかさ。
お客様も多くて、たいへん盛況な夜でした。
女性の扱いは、とってもデリケートなんだなぁと、大変勉強に。
面倒くさいと思うことなく、自然にできる男性がモテるのですねぇ。
まぁ性別関係なく。
人に気を使える人、ちゃんと思いやれる人が、男女問わずモテるということかもしれませんね。
ダイゴさんが、女性を敵に回しがち…というのは、なぁんとなく分かる気がしないでもなかったり、そんなこともなかったり(笑)
大のオトナが、大のオトナに肩車をされる図っていうのは、そうそう見られるもんではない。
いくら大のオトナの男性にしては軽量なダイゴさんとはいえ…ちょっと見てる側はハラハラしたけれども、貴重な光景。
あとだいぶ本意気のビンタの勢いもすさまじく。
そんなあんま見られないダイゴさんを引き出してしまう高瀬さんでした。
そんなところはなんとなしに作演さんらしいと思いました。

『studio D2 × ひろみとのむら』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2017/10/31 (火) ~ 2017/10/31 (火)公演終了
満足度★★★
studio D2
見ざる聞かざる言わざるの三猿のような三人の女性。
ベンチに座る不思議な三人のお話でした。
じっくり観れば観るほどに気づきがありそうで、繰り返し観たい気持ちになる。
劇団さんのカラーをしっかり観せてくださる、このような団体さんが火ゲキでもっともっと観たいと思いました。
ひろみとのむら
ゲキバト優勝という栄光を掴んだ三人による火ゲキ限定ユニット。
なのに…あまりに豪華すぎるてんこ盛りすぎるシークレットゲストに全部もっていかれてしまってました。
火ゲキ4seasonグランドフィナーレ感はあったけれども、シークレットゲスト、川添公二さん、山本香織さん、浅雛拓さん、上杉逸平さん、美香本響さん、こんだけ強者ばっかり揃えれば、そりゃ間違いないよ(笑)
お話全体としては、ちょっと弱かったかな…。

『激団しろっとそん × チューズデーず』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2017/10/24 (火) ~ 2017/10/24 (火)公演終了
満足度★★★
激団しろっとそん
とってもお久しぶりな、しろっとそん。
以前の火ゲキ参加作品が、アイドルイベントのような内容だったので…。
今回、がっつりお芝居で、しかもしろっとそんらしいお芝居で、観られて嬉しかったです。
チューズデーず
1月から継続してきた月刊栗田さんも、いよいよ最終月。
毎月休むことなくオリジナル作品を上演し続けてきたという事実に、まず拍手を送りたいです。

『Critical Creation × ユニットまいあがれ』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2017/10/17 (火) ~ 2017/10/17 (火)公演終了

『俺たちの地球空洞説 × カヨコの大発明』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2017/10/10 (火) ~ 2017/10/10 (火)公演終了
満足度★★★★
俺たちの地球空洞説
トチリが多く、だいぶと稽古不足が目立ってしまっていて、とてももったいなかったです。
脚本のアイデアは、とても面白かった。
でも粗くて、節々に引っかかってしまった。
作品作りの過程で、ここに辿り着きたいというゴールが頭の中にあって、そこに辿り着くまでの過程を強引にこじつけてしまっている感じがしました。
1シーン、1シーン、登場人物の心情、思考に矛盾が発生していないか、丁寧に叩き直したものが、改めて観たい、と思いました、面白いと感じただけに。
カヨコの大発明
相変わらずキャラが濃ゆい、TV&映画の小ネタの宝庫、そして無駄にやたらと歌う(笑)
今回マイクの仕込みがスタバのカップで、妙にデカいカップが有元さんに手渡された時点で、はぁん、これはマイクやな!?と観ててピンとくるっていう。
序盤で是常さんの帽子が吹っ飛んだのは、いいスタートダッシュでした、のっけから心鷲掴み。
小野村さん仕込みのミュージカルパートのクオリティの高さが見事。
くだらないことばっかりやってるのに、そのくだらないことがやたらハイレベルな要素で構成されていて、尚且つ最後にかましてくる辺り。
あんなに売れっ子でとんでもないハイペースで書き下ろしまくっているのに、尽きない泉のような人やな、二朗松田さんは!と思います。

『創造Street × Micro To Macro』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2017/10/03 (火) ~ 2017/10/03 (火)公演終了
満足度★★★
創造Street
そうやったな、事前にはっきりコントって書いてたな~と。。。
観て確かに、これは演劇ではなく、コントやなと思いました、なんとなくの感覚ですが。
技術がしっかりされた、演技の上手な若い役者さんたちでした。
Micro To Macro
以前にカフェ公演で観たお芝居の凝縮版。
元が何分くらいだったかは、ちょっと覚えてないのですが…それでも本公演からの短編への改定なので、相当短くなってるわけですが。
なのに無理やりに短くした感触はなく、作品の核を大切に残して自然にぎゅっとされてるような。
短くなろうとも粗さなどまったくない、じんわり染み込むお芝居で、あぁミクマクだなぁと感じ入りました。
そんな中で、極めてナチュラルにアグレッシブにネタを盛り込んでくる泥谷さんがたまりませんでした(笑)

『空想科学 × チューズデーず』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2017/09/26 (火) ~ 2017/09/26 (火)公演終了
満足度★
空想科学
年齢からベテラン役者さんなのかなと勝手に思いがちなのですが…ひょっとしたら経験はまだ浅い方々なのかな?と、演技的にも演出的にも思わされるお芝居でした。
何かを始めるのに年齢は関係ないです、始めたいと思った時が始め時。
その日、両団体の転換10分の間に調べてみましたが分からず、本当のところは存じないままなので、それはまた別の話ではありますが。

『Lucy Project × カラ/フル』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2017/09/12 (火) ~ 2017/09/12 (火)公演終了
満足度★
Lucy Project
男性三人芝居の岸田國士「命を弄ぶ男ふたり」
以前にアレンジしたものを観た折に戯曲を読んでいたので、内容は知ってました。
山も谷もなく、元の戯曲をすっとそのまんまなぞっている感じで。
ちょっと物足りなさがありました。
カラ/フル
あらすじ通り、架空の劇団の初日当日の舞台裏のお話。
けっしてすんなりとはいかず、トラブルが発生したりするわけですが…どうしても解せないところがあり、どうしても引っかかってしまって違和感が拭えませんでした。
その劇団には作家がいて、その作家に劇団員のひとりが元ネタを提供して出来上がったお芝居。
その出来上がったお芝居が、自分が思っていたものと全く違うと、その劇団員が作家に詰め寄り暴力をふるうのです。
暴力をふるう…というか、馬乗りになり首を絞めるという殺人未遂でした。
これが解せず、は?なんで??と。
この劇団は、劇団会議というものをしないのでしょうか?
思ってたのと違うと言い出すタイミングが本番数時間前って何?、挙句思ってたのと違うからやりたくないとか、殺人未遂とか。
理解を超えました、ちょっとしたファンタジーです。
それとも小劇場演劇の現場とはそういうものなのでしょうか?わたしはそうは思いたくないです。
ラストも唐突で、えっほんとにこれで終わり?終わったの?と戸惑うくらい収集がついてない印象でした。

『三等フランソワーズ×空宙空地』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2017/09/05 (火) ~ 2017/09/05 (火)公演終了
満足度★★★★★
この夜は、最高の観劇な夜でした!どちらもとっても面白かった!
書いてるうちにだいぶ内容に触れてしまったので、30GPに出ることになった場合を考慮し、念のためにネタバレBOXへ格納します。

『ユニットまいあがれ × オパンポン創造社』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2017/08/22 (火) ~ 2017/08/22 (火)公演終了
満足度★★★
ユニットまいあがれ
さすが空宙空地・関戸哲也さんの作品、内容はとっても面白かったです。
でも…観終わって、面白かったのに、全力で面白かった~!という感じにはならず…。
会話劇って、会話劇専用スキルみたいなのがあるような。
ほんの少しの声の強弱やアクセント、台詞の発し方、間の取り方で、全く変わってくる。
会話で進めるだけに、そこがより際立ってくるのかなと思いました。
お話は、ちょうどまいあがれのお二人にぴったりハマる内容で、心地よかったです。
オパンポン創造社
おそらく太平洋戦争時代、狭い集落でのお話。
招集の赤紙が届いた家、届かなかった家、招集から逃げ回る者、逃げる手段、家が決めた許嫁同士と、好き合う者同士の、寝取り寝取られ、くんずほぐれずのドタバタコメディ。
全てが強引過ぎて、行き過ぎてて、ちょうどよくツボを押されない感じで。
いつものオパンポンさんに比べて、いまいちハマりませんでした。

『プロデュースユニットshippo × チューズデーず』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2017/08/15 (火) ~ 2017/08/15 (火)公演終了
満足度★★
プロデュースユニットShippo
作り手の、こういう感じのことが好きなんだろうなぁ、こういうのがやりたいんだろうなぁというのが、ニュアンスとしては伝わってくる。
しかし伝わってくるのは、やりたいという意気込みや、その好きだという気持ちだけで、言葉に中身がなく。
その中身のない雰囲気だけの言葉を、同じフレーズを、何度も何度も繰り返し聞かされる時間は正直なところ、申し訳ないけれども退屈を通り越して苦痛でした。
役者さんお二人のお芝居がとても良く、それだけでなんとか観ていられました。
特に池永さんのメイド姿、そしてそのメイド姿での恋ダンスが可愛らしかった。
チューズデーず
8月の月刊栗田さんは、ちょうどお盆真っ只中。
お盆の時期に観るのに、まさしくぴったりなお芝居でした。
冒頭からずっとテーブルに向かってノートに何か書いている栗田さん。
そのノートが何なのか、そして書いてる栗田さんの周りでガヤガヤうるさく賑わしているおばあちゃん。
亡くなった人がそこにいる、それは幽霊であり、わたしの苦手な怪奇現象なのですが。
でも…身内の人間なら、怖くないな、こうやって会いに来て欲しいな、ずっとずっと一緒にいてほしいなとか思っちゃいました。