+sugar+の観てきた!クチコミ一覧

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INDEPENDENT:16トライアル 三次審査

INDEPENDENT:16トライアル 三次審査

INDEPENDENT

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2016/06/28 (火) ~ 2016/06/28 (火)公演終了

満足度★★★★★

三次審査
【f】トップバッター、最初からトップギア。二次の時は、三ケ所のスポットライトを飛び回るところ、機敏な動きの凄さの反面、灯りの中に入れずズレてしまっていたのが気になったけれども、それは解消され、それどころかさらに照明使いが良くなってた気がします、記憶違いでしたらスミマセン。
現代社会の中で生きる男性が、社畜として、父として、様々な困難と戦う様は、妄想とはいえ心理的にはまさしくこれくらいの戦いであるといえる。見た目の派手さの中にある心理世界が興味をそそられました。
本戦、伸びる時間の分、さらに掘り下げられた作品を期待します。

【b】相変わらずの攻め姿勢、隠す技術の秀逸さ(だがしかし見えてはいる)、全裸であるということがまるで嘘のような見えていないだけで本当は衣服をまとっているのではなかろうかとさえ思う自然体(だがしかし不自然に隠してはいる)、短距離男道ミサイルの真骨頂。場合によってはどん引きされることもあるこのスタイルで、見事に観客を味方につけてました。TPOを考えろ、この台詞に客席の心はひとつになったことでしょう。裸は強い、そういう言葉もありますが…脱げばいいというものではなく。作品としてこれくらいの完成度の高さがあって初めて面白さがあるというもので。いや、天晴れでした。筋肉美も天晴れでした。仙台までは…なかなか行けませんが、また観られる日が来ることを期待してりおります。

【e】わたしはグロいのが苦手です。グロシュールなこの作品がどちらかというと不得手でした。そこを抜きにしてみても、すみません、観てすぐ残るものがわたしにはありませんでした。じっくりじっくり反芻していけば、見えてくるものがあるのかな?とも思えます。

【c】出てきた瞬間に、おっ?って思いました。あんなに長くて可愛いカラー入れてた髪の毛バッサリ大人しめになってる、メイクがすっぴんに近しいほどナチュラルになってる。田舎でソフトボールをやってる女の子、という設定に、思い切りよく見た目からも近づいていったんだな~と気合を感じました。
それに反して、二次の時より元気がなかったかなって。あの弾けるようなエネルギーが静かになってしまっていて、緩急強弱をつける意図があったのかなぁと思いつつ、魅力が半減してしまった印象。
充分の精一杯だったかなって、充分に頑張ってたかなっていう思い、長い目で見ての伸び代はあれども・・・。

【d】唯一、二次と三次で違うものを発表した組。二次は、このトライアルというものはどういうものであるべきか、という事案に対して法廷に立つ弁護人の体で客席に訴えかける形式の一人芝居でした。三次もその流れを受け継ぎ、二次から三次まで、さらに本戦に向けてのストーリー性がある。もうそこからしても、演出ダイゴさんの手腕が光る。
脚本は得意の海外ミステリー仕立て、ぐいぐい興味を惹かれる面白い本。演出においても照明の使い方、音楽、効果音の使い方、たまらなく巧み。これは傑作だと思いました。
だからこそ・・・悔しい思い。11月までならば、きっと間に合ったのに。ダイゴさんなら大山さんを仕上げることが出来たろうし、きっと大山さんはそれに応えることができた。
観たかった、万全の状態のこの作品を観たかった。
でも・・・今ここで観客の心を動かさねば行けないのがトライアル・・・辛い。

【a】文句なし!ずるいわ~!笑いのセンス、哀愁、青木さんの魅力がこれでもかと溢れ出んばかり、いや溢れ出しまくりの大洪水でした。噛みも激減し、息切れも気にならなくなり、二次からまた一段と良くなった。これはもう間違いがない。ブラボー!


ほんとに・・・この中から選ばれるのが2組だけというのが惜しくて仕方ないラインナップでした。
惜しい・・・ほんとに惜しい。
選ばれた2組、どちらももう間違いなく素晴らしい作品でしたので、本戦で観られる方には、ぜひ楽しみにしておいて頂きたいです!
二次、三次と観てきたわたしも、ここから上演時間二倍に拡大された作品を観るのが楽しみです。

ハチミツアッシュ

ハチミツアッシュ

meyou

ACT cafe(大阪府)

2016/06/25 (土) ~ 2016/06/28 (火)公演終了

満足度★★★

はじめて
やっと覚えました、「meyou」の読み方(笑)
わたしとあなた、その意味するところも教えていただき、素敵だなぁと。

ハチミツアッシュ、大筋はある、でもその日そこで起こることは、その日限り、生まれては消えてゆく泡のような時間。
演者が心の動きに身を委ね空間にたゆたう様は、無音の中にもまるで音楽を奏でているような心地よさ。

個人的趣向では、すっきり晴れたお天気の日より。
しとしと外では雨音が響く中で観たい。
そんなしっとりした艶めかしさもありつつ。

演者も観客も、等しく今この目の前にいる生身の人間の思考を想い寄り添う。
まさしく、わたしとあなた、上質の空間でした。

ネタバレBOX

諏訪いつみさんの身体能力が。。。
いや~動作が美しいとは以前から思ってましたが・・・身体に負荷をかけて支える姿勢に、その強靭な筋力を目の当たりに。
素晴らしかった!

大江雅子さん、どちらかというとシュッとしたお芝居してらっしゃるところばかり観ていた気がするので。
こんな無邪気な感じのする大江さんが新鮮でした。

一瀬尚代さん、あぁ、わたしはこの人の笑顔が大好きなんだなぁと(笑)
あそこであんな楽しそうな笑顔が観られるんだ~って思うと、また会いに行きたくなるよな、そんな笑顔でした。
新聞紙のドレスが存外素敵で、ただの紙切れがみるみるドレスに変貌してゆくのが面白かったです。
愛はレッド・ミラージュ~平成・真田拾勇士~

愛はレッド・ミラージュ~平成・真田拾勇士~

劇団舞台処女

クレオ大阪南(大阪府)

2016/06/18 (土) ~ 2016/06/18 (土)公演終了

満足度★★★

社会派
真田幸村の史実を使った社会派現代劇。
扱ってるテーマが、思ったより重かった。

親に出生届けも出されないまま、法律的にはこの世に存在しないままに公園に捨てられてしまった10人の幼い女の子達。
グループ企業内での派閥争いに敗れ借金まみれで自殺を考える男性。
10人と一人との出会いから物語は始まる。

関ケ原以後、豊臣方に付いて真田丸を築き、徳川方を追い詰め和解に持ち込む、その辺りをモチーフに。
ここで築かれた真田丸は、ショッピングモールの搬入口に建てられたテント販売所でしたが(笑)

企業の在り方、戸籍のない子供、その辺りにシリアスに取り扱っているお芝居でした。
わたし平野区のことちっとも知らないのだけれど・・・そういう問題と向き合っていたりするのかな?

全体的に、笑いをふんだんに盛り込んで、かわいい女の子達が元気よく駆けずり回っていて。
扱ってるテーマは重たい部分ありつつ、観やすくする工夫はなされてた印象。
でもそうだなぁ、客席は普段観劇あまりされなさそうな方が割と多かったように見受けられる中、140分は少し長く感じられ・・・上演時間はもう少し絞った方が良かったかな。
そして始まりのシーンと終わりのシーンが・・・なんだかシュールでした(笑)
全体的にエンタメ要素の強い中に、そこだけアングラ感が。。。
いや、思い起こせば、ちょいちょいシュールな演出あったかな。。。


ネタバレBOX

女の子達、可愛らしかったのですが。。。
どうも、名乗りのシーンや、わちゃわちゃするシーンや、節々に何言ってるのか全くわからないシーンがあったのが難点でした。
雰囲気だけで楽しめましたが。

徳川親子の、西川さんと白井さんのシーンが良かったです。
西川さんは笑いに長けていらっしゃるし、白井さんの存在感はずば抜けてました。
お二人のシーンには、なんか安心感がありました(笑)
アタシたちには明日しかない【全公演無事終演しました!ご来場ありがとうございました!】

アタシたちには明日しかない【全公演無事終演しました!ご来場ありがとうございました!】

Cheeky☆Queens

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2016/05/27 (金) ~ 2016/05/29 (日)公演終了

満足度★★★

お疲れ様!
女の子だけグループ、支えや助けもありつつ、若い身の上でこの大きな舞台を背負っての旗揚げ公演はプレッシャーも大きかったことかと。。。
何よりもまず、お疲れ様!頑張ったね!とお祝いを述べたい、そんな気持ちになる公演でした。

お話の展開的には、ベタの王道をまっしぐら。
その分やりやすくもあり、観やすくもあったかなと思います。
その分・・・深みは足りず多少の物足りなさがあったことも否めず。
一部ご都合主義過ぎるかな~でも観に来た人がスカッと清々しく帰れるのはいいことかな~とも思ったり。

兄貴分のスタージャックスが男性グループなのに対して、こちらは可愛いうら若き女子グループ。
華やかさは、さすがに断然こちらで(笑)
可愛らしかった!ハツラツとしてた!みずみずしかった!
そんな元気いっぱいパワーで今後の活躍にも期待します☆

ものわかりのいい病院

ものわかりのいい病院

かのうとおっさん

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2016/06/03 (金) ~ 2016/06/06 (月)公演終了

満足度★★★★

爆笑!!
千秋楽の前にね、少しくらい遅刻しても話ついていけるよっていう、なんてこと言うんだ!?みたいなつぶやきがあったのです、あろうことか劇団自ら。
まさか・・・そんなばかな・・・!?と思って回想してみたら、あっほんとだ♪ってなりました(笑)
それが、かのうとおっさん!!
観た皆さんも是非振り返ってみてください・・・恐ろしく得心しますので・・・。
だって延々と総回診、しかも全く意味のわからない総回診。

そんな感じで、全編ボケ満載、ツッコミどころ満載で、爆笑を休ませてくださることがありませんでした。
よくよく振り返ると、感動的な場面もあったのです。
それはもう涙ぐんでしまうような、名場面。
でもそこじゃあない、かのうとおっさんは、そこじゃあない的な(笑)
とても楽しく良い時間を過ごさせていただきました☆
笑った笑った~。

ネタバレBOX

個人的には、ヤス子はやっぱ可愛くて笑いもデキるオールマイティキャラクターだなぁと惚れ直し。
引っ張りだこ人気俳優の河口さんの扱いのひどさが、ぐっじょぶやなぁと満足やったり(笑)
くにえださん・・・色っぽいな!エロいな!
泉さん・・・久しぶりの役者業でこんな出てると思わなかったよ・・・しかもイケメンキャラ枠だなんて思わなかったよ・・・はだけたバスローブの裾気にしすぎだよ・・・かえって変態くさいよ・・・とか。
他にもたくさんたくさん、盛り盛りに豪勢なキャスト陣にも見所満載でした♪
ルービックキューブ

ルービックキューブ

ThE 2VS2

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2016/06/04 (土) ~ 2016/06/05 (日)公演終了

満足度★★★

なんだかねぇ(笑)
ひっさしぶりの2vs2、どうした2vs2?わたしの記憶にあるよりシモ度が激しいぞ?(笑)
開演前から、いつも恐ろしく凝った当日パンフということで関西小劇場界隈をザワつかせている、その当日パンフをじっくり眺めながら楽しませて頂きました。
今回のはなかなかにお洒落でシュッとしたものでした。
雨降りでしたので、コンパクトサイズなのも良かった・・・過去とんでもない様々なものを見てきているのでっ。

けっこーそこそこな数のコント観たと思うんです。。。
だがしかし、帰路につく時に意識を占めていたのは、脱糞のことのみでした。
まぁ、それはそれでいいかな~と思わせてくれる帰り道でした。

無名劇団第23回公演「無名稿 機械」

無名劇団第23回公演「無名稿 機械」

無名劇団

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2016/06/10 (金) ~ 2016/06/12 (日)公演終了

満足度★★★

センスの良い演劇
何から書こうかな・・・と思う。
最近ではお芝居を観る時には、良くなかった所より、良かった所に着目できるようなみかたができるようになりたいなと思っています。
しかし・・・良くなかった所のインパクトが大きくて・・・それはひとまずBOXにしまっておいて。

そうですね~美術、美しかったですね。
開演前、ぼんやり厳かな気持ちで眺めてました。
そんな厳かな美術の前で繰り広げられる、女性同士特有の陰湿なエゴのぶつかり合い。
それを書いたのが男性だというのに驚く気持ちもありつつ、少し納得する気持ちもありつつ。
なんとなく、男性からみた女性の陰湿さのような気もしないでもない。
女性が書くともっと生々し過ぎてエゲつなくて嫌かな~って(笑)
男性が書く、これくらいでちょうどいい・・・。

その女性の悩みを聞く靴磨き職人の竹村さんが良かった。
存在が際立ってました。
あの靴磨き職人悩み相談室シーンを、もっと全般的に効果的に挟んで欲しかったかな。。。

この作品は技術面において、もっともっとブラッシュアップできる。
そのブラッシュアップしたものを観たい・・・と思うので、再演を熱望します。

ネタバレBOX

まず、観劇環境の問題が。。。
わたしの観劇は千秋楽でしたので観る前からSNSで予備知識はあったものの、確かに視界が悪かった。
あれでは最前列でないと、ちゃんと観ることは叶わなかったろう。
実際、今台詞を言っているのは誰なのか、隠れて見えないからわからない部分も多数。
隠れていたり、低い位置の芝居も見えず、一部何が行われているのかわからない。
そんな中でも、まだ冒頭辺りは役者の周りや背後で身体が動き回りチラチラ横切って行く演出があったので・・・視界を遮る客席の人影も、舞台上の人影と一体化させる、そんな意図があったのかな・・・なんて思ってみたりもしました。
しかし應典院において客席は必ずしも入口側に並べなくてはならないことはなく。
設営でまだ工夫できる余地はあったのではないだろうか・・・と思います。

今誰が何を言っているのかわからない、というのは、何も見えていないからとうだけではなく。
みんな同じに聞こえるくらい、劇団員の役者さんに個性がなかったのです。
すらすら~っと台詞を言ってる、そう台詞を言っているのです、そこに中身が入ってない。
そんな言葉を吐き出すのに、そんな言い方にはならない、今ほんとにそう思ってる?という違和感を感じることしばしば。

芝居の合間にパフォーマンスが挟まれるシーンもあり、そういう身体表現の使い方が無名劇団のセンスの良さ、魅力のひとつではないかなと思うのですが。
振付はどなたが担当されているのかなと、当日パンフで確認してみたら、記載がない。
せっかくのセンスの良さも、表現できるだけの質が備わっていなければ、違和感を生む。
専門でやられている振付師さんをお願いするか、劇団員でやるならやるでそのレベルまで鍛錬するか、でないともったいないです。

あと、構成的にムラがあったように感じました。
それはそれで意図的だったのかもしれませんが、観た印象ではまんべんなくの方が良かったかな。
上田ダイゴ×立花裕介トークライブ

上田ダイゴ×立花裕介トークライブ

上田ダイゴトークライブ

デジタルカフェ-スクリプト-(大阪府)

2016/06/08 (水) ~ 2016/06/08 (水)公演終了

満足度★★★★★

タブーなきトーク
立花さんといえば・・・すっぽんラジオや観劇部でトークを披露する場が多いので、フリートークは比較的聴きなれている。
観劇部はそんな攻めすぎないけど、すっぽんラジオでは失うものはないもないといわんばかりの攻めよう。
このトークライブでは、そんなラジオと同じ攻めっぷりでした。

みてると・・・あぁダイゴさんは真面目だったんだぁなと、御本人にとっては嬉しくないかもしれないことを思ったり(笑)
でも、ダイゴさんはダイゴさんでいて欲しいなぁとも思いました。

30GP大反省会

30GP大反省会

上田ダイゴトークライブ

デジタルカフェ-スクリプト-(大阪府)

2016/05/11 (水) ~ 2016/05/11 (水)公演終了

満足度★★★★★

打ち上げライブ見学の如し
ほんとにね、打ち上げを観覧しているかのような(笑)
集ったメンバーがとっても豪勢で!
そりゃそうだな~あの熱い戦いな30GPの出場者がほぼほぼ揃ってるんだもん、豪勢にもなる。
デジカフェに、見た事ないくらい大人数の人々がひしめきあってました(笑)

前半は30GPにまつわる、よもやま話。
後半はまさかのトークトーナメント戦。
優勝は山本香織さん☆
このトークライブ全体も、もれなくツッコミで盛り上げておられ、MVPでした。

とっても盛り上がった30GP、その後夜祭的なこの大反省会もとっても盛り上がり。
ほんとにするっとまるっとすべからく、今期の30GPはいいイベントだったな~と思います。

そして・・・こんな使わなくていいところで全ての運気を使い果たしてしまった有元さんを心配致します(笑)

上田ダイゴ×鈴木洋平トークライブ

上田ダイゴ×鈴木洋平トークライブ

上田ダイゴトークライブ

デジタルカフェ-スクリプト-(大阪府)

2016/04/13 (水) ~ 2016/04/13 (水)公演終了

満足度★★★★★

王子様だと、思ってたのですよ
わたしの中での、イメージの話です。
だって、お話しなんてしたことないですし、フリートークされてるところも拝見したことないですし。
舞台の上の洋平さんしか存じ上げず。

シモでしたね、熱く振り切ったシモネタでしたね!!
そこまで熱く語られてしまうと、もうシモネタも青春です。
お陰様で、わたしの中でのイメージは更新されました、いいのか悪いのか(笑)

上田ダイゴ×嘉納みなこ(かのうとおっさん) トークライブ

上田ダイゴ×嘉納みなこ(かのうとおっさん) トークライブ

上田ダイゴトークライブ

デジタルカフェ-スクリプト-(大阪府)

2016/03/09 (水) ~ 2016/03/09 (水)公演終了

満足度★★★★★

女版・高田○次
コントなど観るにつけ、そのシュールな笑いに常に抱腹絶倒だったものですが…。
今回初めてフリートークを拝見し、ここまでクレイジーな人だとは思いもしませんでしたっ(笑)
なにひとつまともなこと言いやしない!!
もうダイゴさん、フルマラソン完走し終えた後のような疲労困憊っぷり!
いや~面白かったですねぇ。
かのうみなこさん、なんてオソロシイヒト(笑)

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2016/02/10 (水) ~ 2016/02/16 (火)公演終了

満足度★★★★★

壱劇屋らしい
劇団の名刺代わりとなりうる作品だと思います。
再演、だけれども。これは生で観る値打ちのある舞台。

使われている音楽が、ものすごい重低音の爆音で、内臓に響いてくる。
心臓の弱い人、要注意ってくらいの。
開演直後から全身揺さぶられて、いやでも気分最高潮に盛り上がります。

そして壱劇屋といえば、これ!っていう、あのパフォーマンス。
複雑に入り組んだ振り付けが、目線を一箇所に留めず左右前後に揺さぶってくる。
この真四角四面舞台を、全面制覇したくなる所以。
もうあまりに見事で巧みで、このパフォーマンスだけでもおそろしく見応え抜群。

そういう外側の部分だけでなく、内側の、描かれているテーマがまた良い。
人はそうと知っていても知っていなくても、生きてる限り、誰かの人生に関わって生きている。
人の住んでいるところで生きている限り、本当にひとりで生きられている人間など存在しない、獣しかいないジャングルの奥地とかでもない限り。
自分で意識していてもいなくても、必ず誰かの人生に登場しているのだ。
誰かに与えるのが、痛みでも、幸せでも、無関心であったとしても、ひとりだけで生きている人間などいないのだ。
そういうことが、いつも底に敷かれているように感じるのです、壱劇屋の舞台は。
また、彼らの活動のやり方にも、それが現れているように思えて。
いまどきの若者って、他人との関わりを薄く保とう保とうとする傾向があるとかいうじゃないですか。
そんな中、自分のすぐ隣にある誰かの人生に関わろう関わろうとしていく彼らの姿勢は、わたしは好ましく思います。
こういう風に表現すると、少しおおげさかもしれませんが(笑)

今回のツアーで小刀さんが卒業されるとのことで。。。
このお芝居において、彼女の透明感のある儚げな存在感は必要不可欠。
またこの作品に限らず、壱劇屋という劇団的にも、他の女子ふたりが元気系なので(笑)、とても惜しく思います。

月曜劇団 × オパンポン創造社

月曜劇団 × オパンポン創造社

火曜日のゲキジョウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2016/02/16 (火) ~ 2016/02/16 (火)公演終了

満足度★★★★

世紀末のかほり
月曜劇団「ハッピークレーマー」

同棲相手に浮気され捨てられ部屋を出て行くオンナと。
友人が捨てた同棲相手が部屋を出て行くのを見届けに来たオトコ。
そんな二人のお話。

最初はひたすらオンナが荒ぶっていたけれども。
浮気相手の名前を聞いたオトコが、友人の新しい恋人が自分が狙ってた女性だと知り、宥めていたはずのオトコの方が逆に荒ぶり始めて、オンナがドン引き。
キレて最終的に宇宙からの襲撃者のように変化したオトコにより、すっかり世紀末感が(笑)

なんかいつもは支離滅裂な迷惑な人キャラで、さやかさんが日呂さんを翻弄、圧倒してるのに。
立場が逆転してる感じが、おっ!?ってなりました。
真面目な人間がキレると怖いよ~っていう見本みたいな(笑)


オパンポン創造社「最後の晩餐」

この日の二日前にも芸創の大大阪舞台博覧会で観ました。
二日間のちの再演(笑)
せやなぁ、やはり二回観た人などは内容を知っているので、ネタが来る前に笑ってしまっていたり。
笑いが収まる前にネタに行ってしまうとセリフがかき消されてしまうし、かといって笑い声が収まるのを待っていると間が悪くなってしまう。
ネタに対するテンポの良い突っ込みがオパンポンはピカイチだと思っているので。
疲労や場の空気によって、発声や間の取り方が乱されたりすると、面白さが僅かに損なわれてしまうなぁと。

例のオパンポンスーツ、わたしはもうそろそろコレはいいんじゃあないかって常々思っていて。
今回も出からオパンポンスーツで、またか・・・って実は内心思った。
いや~しかし、また新たな展開で、このオパンポンスーツには、まだまだ未来があったのだなと(笑)
実に面白かったです!わたし、これ好きです。いえスーツがでなく、作品が。

世界の終わりの日に。
夫が帰宅すると、貞淑だったはずの妻が、駅前で募集した奴隷とSMプレイに興じている。
理由を問うと、「終わりだから!」とのこと。
世界の終わりの日に妻が選んだのは、それまでの貞淑な妻を演じていた自分の殻を脱ぎ捨てての、自分探し。
一方、募集でやってきた奴隷は奴隷で、最後の日を共に迎える相手として家族よりも優先した彼女に捨てられた哀しみからの、自分探し。
そんな二人を前に、朱に交われば赤くなる方式で、なんかどっかの線が一本キレた夫。
そんなキレた三人が、粛々と、または最後まで諦めず運命と戦う世間の人々を見て、改めて落ち着いて本来の自分を取り戻す。

個人的ハイライトとして、まぁ色々っていうか、ほぼほぼまるまる全部ハイライトではあるのですが(笑)
池下さんのお尻が、やたら柔らかそうだったなぁとか。
世界の終わり=世紀末=モヒカンヒャッハー!で、響く笑い声が自分だけだったという衝撃。

正義のミカタ

正義のミカタ

劇団ゴサンケ

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2016/02/05 (金) ~ 2016/02/07 (日)公演終了

満足度★★

正義編を観劇
好きな役者さんが何人かご出演されていた縁で観に行きました。
う~~~~~~~ん。。。コメントが難しいです。

ネタバレBOX

まず、衣装、殺陣、ダンスという視覚に訴えかけてくる要素などの、見栄えがよろしくない。
そして全体を通して、一部キャストの台詞が聞き取りにくく、何を言っているのかわからなかった。
こういうことがやりたいんだ!という理想を持ち、実現しようとすることはいいことなのですが・・・。
実現が、出来ていない。とても残念。
出来ることだけで満足し、挑戦をしないことはもったいないことではありますが。
一般向けの演劇公演であるからには、実現できていなければいけないのでは、と思います。
出来ている人と、出来てない人の、スキルの落差も激しかった。

このお芝居は、ヒーローのお話。
ヒーローといえば、基本何かと戦っている存在ですが。
この物語世界でのヒーローが、何と戦っているヒーローなのか、ヒーローの敵は、どういう存在のものなのかが、ぼんやりとしてました。
ぼんやりしてしまっていたのは、わたし側かもしれませんが(笑)

観てるうちに、とかく悪者そうなのが出てきて、とかくひたすら戦って、戦って、戦ってました。
あぁそうだ、悪者が元の仲間だったり、悪者にも筋の通った正義があったり仲間内での恋愛とか友情とか、色々な人間模様があったり。
ヒーローとはいっても朝の特撮ヒーロー的な感じではなく、夜の戦う系のアニメ的な感じで捉えたらいいのかもしれない。

個人的には、久しぶりにアクションばりばりの今西刑事さんが観られてワクワクしました。
やはり今西さんは、こういうのピカイチ!
仮面夫婦の鏡

仮面夫婦の鏡

iaku

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2016/02/02 (火) ~ 2016/02/02 (火)公演終了

満足度★★★

懐かしかった
まだ観劇に出会って間もないくらいの時分に、楽しみで通ってた石原正一さんの二人芝居企画で観たことがありました。
始まって直ぐ、あれ?観たことある・・・?と。
タイトルとか忘れちゃうもんな~と思いながら観終わってから確認してみると、そもそもタイトル変わってました。
まぁ、わたしのことなので、変わってなくとも観るまで気が付かなかったことでしょうが(笑)

夫役が代わり、全体的に落ち着いた物静かな雰囲気になった印象。
笑いどころのネタなども、うっかりするとスルーしてしまいそうなくらい緩やかでした。
台詞はおそらくそんなに変えてないのでしょうから、やはり演じる人、演じ方で変わってくるもなんだなぁと。

それにつけても・・・この夫は嫌だ(笑)
男性からみたら、どうなんだろう、共感できる感じなのかな~?
なんで、自分の考え方押し付けるの?なんで、自分の思い通りにならないと嫌なの?
気に入らない事をする妻への対応の仕方が、あまりに稚拙。
そりゃ、わたしも、裸体図を公衆の場にさらされるのは、どっちかというと抵抗ありますが。
この夫がこんなやり方でしかコミュニケーションを取れない人だから、妻は夫に何も相談できないんじゃないの?
って思っちゃうのでした。
想いは言葉にしないと伝わらない、分かりたいと、分かってもらいたいと、お互い思い合わないと、通じない。
夫婦って、赤の他人同士が家族になるっていうことだから・・・余程の心持ちが必要だろうなぁと、未婚のわたしは遠い目をして思います(笑)

ネタバレBOX

とっても些細なことですが。
初演時も電話の着信音は「世界にひとつだけの花」だったっけかな~?
定かには覚えてませんが・・・。
時事ネタ的に、この曲が喚起するイメージが少し前と違ってしまっていて。
時代の移り変わりの思いもよらぬ影響力を思いました(笑)
上田ダイゴ×有元はるか(カヨコの大発明)トークライブ

上田ダイゴ×有元はるか(カヨコの大発明)トークライブ

上田ダイゴトークライブ

デジタルカフェ-スクリプト-(大阪府)

2016/02/10 (水) ~ 2016/02/10 (水)公演終了

満足度★★★★★

ふなっしーで痛めた首は治りましたか
もう2月ながら、2016年一発目のロックアップトーク。
相方は、このトークライブにおいて希少な女性ゲストでした。
この組み合わせ、観る側的には見慣れている感があるものの、意外とがっつりトークしたことなかったそうな。
お互いが、お互いを探り探りのトーク、じりじり、じりじり、距離を詰めてる空気がありました。

ダイゴさん的には、有元さんはチャキチャキしたイメージだったらしいのですが。
わたし的には、とても有元さんらしい有元さんでしたよ(笑)
うん、そうそう、可愛いドジっこさん。
とかく甘酸っぱい話やラブホの話で盛り上がり過ぎなのは、やはり新婚ほやほやなせいか、いや違うか、うん違うな。

ワサビ入りシュークリーム入りで臨んだロシアンシュークリームで、本来たどり着くべき結末とは異なりダイゴさんが負けてしまったので。
トライアル、楽しみにしてますね。(うやむやにはさせませんとも)

INDEPENDENT:15

INDEPENDENT:15

INDEPENDENT

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2015/11/26 (木) ~ 2015/11/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

一日目
毎年とっても楽しみにしている一人芝居フェス。
今年は平日、全作品一回こっきりしか観られない・・・。
その分!とっても楽しみに行ってまいりました!
18時の開演時刻は、どう頑張っても間に合わず、トライアル枠は諦めていたのですが。
客席後方通路から、ほぼほぼ観させていただけました!感謝!!

感想は、以下ネタバレボックスへ。。。

ネタバレBOX

[t2]「水彩度」
出演:大橋未歩(COMPLETE爆弾)×脚本・演出:近藤ヒデシ(COMPLETE爆弾)

客席後方からの観てましたら…ライトがそれはそれはとても美しくて。
うわぁ…ってなりました。
暖かいオレンジ、凍てつくような蒼、ハッとさせられます。
植物状態の病室のベッドの上、意識はあれども目覚めることはできず、彼女に意識があるなんてことも病室を訪れる人々にはわかるわけもなく、それを知るのは窓の外を通りがかる猫だけ。
彼女をとりまく状況は悲しみに満ちているのに、彼女自身はとても明るく己より両親や幼馴染の彼のことを思いやる。
彼女の明るさが逆に哀しくて、でもきらきらの声の天真爛漫な語りにほっこりして、でも哀しくて。



[i] 「仏の顔も10度目にもう一度」
出演:maechang(BLACK★TIGHTS)×脚本・演出:野村有志(オパンポン創造社)

仏、というワードに思わず反応、つい先日の地蔵様が脳裏をよぎって、にやり。
しかし、それはまた別なお話で。
とても一人芝居らしい一人芝居でした、きっちり正しく。
馬券を買う女、その恋人、誘拐されたハゲ男、家電万引きして捕まった男、その息子、等々、くるくると登場人物が変わる、登場人物の数が多い、それを全て見事に演じ分けてて素晴らしい。
暗転毎に場面が変わり、登場人物も変わってゆく。
その人々が、その人々の人生がリンクして絡んでゆく様が観てて飽きずに面白かったです。



[a] 「TYPE-OSK」
出演:犬養憲子(演劇きかく「満福中枢」)×脚本:二朗松田(カヨコの大発明)×演出:大浜暢裕(沖縄舞台)

あーなるほど、タイプ大阪ね(笑)
方言ってほんと外国語なんですよね、父方の実家行った時さっぱり本気でまったく何言ってるのかわからなかった思い出。
大学生時代に沖縄の友人がいたので、沖縄の言葉に親しみと懐かしさを覚えます。
昨年は何言ってるのか大半わからなかったのですが、今年はなんかわかる、わからない言葉がわかる言葉の狭間にアクセント的に入ってる感じ、と思ったらそうなんですよね、演出の方でなく、脚本の方が二郎松田さんなんですよね、納得。
スタイル的には昨年と同じ、それを大阪色にトッピングしたよな。
よく大阪人は他所に転居しても大阪弁使い続けるって言われるけれども。
TYPE-OSK恐ろしい、OSAKA-DNA恐ろしい、なんくるないさ~…ってゆうてますけども、って言われた日にゃもうたまらんね。
個人的には、いいからもうしゃべっとらんで早よ帰れよ!って突っ込みたくなりました、いつまで楽屋でしゃべっとんねん!って。



[e] 「戯式」
出演・脚本・演出:田中遊(正直者の会)

独特のスタイル、かなり実験的な攻め感のある。
予め録音しておいた台詞を、ステレオから手元の端末から細かく操作して流しながら、それに合わせて、あるいはラップの様に。
無機物から流れる音声が、何か次元を超えた存在を感じさせるような、巧みなやり方。
彼の存在が何に属するものなのか明かされた時、ゾクゾワっとしました。
怖かった~瞳孔開いた~、逆に怖いの好きな人にとっては、このお芝居好物かなと。
それでももう一回頭から観たい、とても面白かった、とても良く作られてました。



[b] 「如水」
出演:おぐりまさこ(空宙空地)×脚本・演出:関戸哲也(スクイジーズ/空宙空地)

昨年とまったく同じ組み合わせでの参戦。
ちょっと相手の言った内容を台詞内で説明しすぎかなって、そこが煩わしかった。
語る娘、老いた母、どんどん人生を遡ってゆく母の内面、その切り替え方がまぁ見事でした。
悲しいな、わたしも大切な人に置いて行かれるのは嫌だな、それならいっそ一緒に逝きたいな。
そういう母の心境も思いつつ。
このお芝居を観る、つい数日前に似たような事件があったばかりです。
母に忘れられてしまう娘の心境にも感情移入してしまう。
いざ、その時が来たら…って、考えちゃう、とてもこわくなる。
娘に置いていかれる悲しみを母に味あわせたくはないので、絶対に先には逝きたくないとは思ってますが。



[h]「成瀬スーパー8’」
出演:成瀬トモヒロ×脚本・演出:ナツメクニオ(劇団ショウダウン)

トライアルからの本戦枠勝ち抜け、なので観るのは通算3回目。
タイトルにダッシュが付いた、時間が延びた分、前半部分、後半部分の、ぱっくり二部構成になった。
前2回観た時に比べて、前半部分は人格の演じ分けがシャープに、走りすぎず間を取れていて、緩急がついて観やすくなってました。
後半は…やっぱりまた戻ってしまってましたが…。
ガッとテンポよく勢いで走り抜けた方がいい部分と、くっきり区切っていった方がいい部分と、勢いと丁寧さ、最期まで保てたらなぁ。
前半、人格を統合していける可能性を見出しかけたところでふりだしに戻る、で終わり。
追加された後半では、もう人格の統合は無理だね、むしろ成瀬でいっぱいだね、で終わり。
色んな成瀬さんがいたけれども、やっぱりオカマちゃんキャラとテンション高めなキャラがイキイキしてて。
キザでカッコイイ(はずの)キャラは恰好よくなれてなくてどこかオカシイ、ってあたりがやっぱり成瀬さんだな~と(笑)



[DJ]BGY

インターバルの時間、終演後は、恒例DJタイム。
一日目の今日は、朝の訪れを告げる緑のアイコンでお馴染み、BGYさん。
選曲、渋いわ~熱いわ~。
おかげさまで、ノリノリで過ごさせていただきました♪
御本人は、その熱さとはうらはらな寒々しい半袖Tシャツ、しかも短め、でしたが。
ナルセケ × 劇団ヴァダー

ナルセケ × 劇団ヴァダー

火曜日のゲキジョウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2015/11/10 (火) ~ 2015/11/10 (火)公演終了

満足度★★★

親子と、バンドマン
ハリネズミのジレンマ親子の話なナルセケと。
売れない中年バンドマンのお話な劇団ヴァダーさんでした。

ネタバレBOX

「ナルセケ」
父と娘、擬似親子によるユニット、ナルセケ。
娘の方は、この為に芸名を変えるという力の入りっぷり。
作は、ロープマン名乃さん、演出は、オリゴ党の岩橋さん。
さらに安定のコメディアンヌ、有元さん。
死角のない布陣、面白くならないわけはなく。

元々はどうだったんだろう?元から三人芝居だったのかな?元は二人芝居だったのかな?
互いの会話ほぼほぼなく、互いの心の声モノローグで話は進められてゆく。
そこに絡んで行く、チャチャ入れ担当の有元さんが、い〜い塩梅のスパイスとなってました。

娘が一人な三人家族において、外で働く父親が家庭内で比較的関わりが薄くなるというのは、世間一般的によくある話。
ただでさえ同性同士な母親との方が、異性な父親より仲良くなるもので。
でも、家族と関わる時間が少ないからといって、会話が少ないからといって、果たしてそれは即悪いことだろうか、と思うのです。
娘が衣食住、何の不安もなく毎日を過ごせるのは、父が毎日一生懸命働いて稼いで来てくれてるからであり、家族を大切にしている証。
お金が全てじゃあない、何て言う人は、一度極貧生活を送ってみたらいいと思う(笑)
人の一日は等しく24時間しかなく、その限られた時間において出来ること、知ること、考えられることは、限られている。
関心がないのではない、知りたくないわけではない、大切に想ってないわけではない。
それでも。。。言わないと分からないこともあるから、言葉にしないと伝わらないこともあるから。
自分の都合ばっか言うんじゃなく、人対人として思い遣りあって。
こうしてぶつかり合ってガチンコで家族になってゆくんだろうんぁ。
いくつになっても、それが出来ないオトナもいるのが現実ですが(笑)

そんなことを、つらつらと思わせてくれる、リアル親子感がナルセケの二人にはありました。
是非、父を肥やしにして、娘はどんどん大きくなっていただいたいです(笑)

「劇団ヴァダー」
初見、かつ未知。ベテランさん揃いなのかな?
売れない中年バンドマングループの話。
決して生計を立てることなどはできず、本業の傍らで趣味でバンドをやってる人々を、演劇人にも引っ掛けて自虐的皮肉を込めつつ。
辞める辞めない、何をしたいのか何を目指したいのか、趣味でやってたって食えなくたっていいじゃないかと、続けることへの肯定へ導く。
中堅さん以降の世代の公演で、ちょいちょい見かけるテーマを。
ベテランさんの安定感のあるお芝居で、面白楽しく観させていただきました。
上田ダイゴ×アサダタイキ(The Stone Age)トークライブ

上田ダイゴ×アサダタイキ(The Stone Age)トークライブ

上田ダイゴトークライブ

デジタルカフェ-スクリプト-(大阪府)

2015/11/11 (水) ~ 2015/11/11 (水)公演終了

満足度★★★★

前妻と後妻
前のHUEライブの時に、ほのかに垣間見えたダイゴさんの歴史を鑑みると、ほのかにはふむふむではあるのですが。
後妻と先妻の関係性については、やはりよくわからないまま(笑)

さすがどちらも作演出同士、互いが互いを活かそうとしてるよな。
互いに拾いあって活かしあって、背中を預け合うような、そんなトークライブでした。
こぼれ落ちがなく、隙もあまりなく、安定感。

あんなにアイウエオ作文が続いたのも、小珍しく。
やっぱり文章書きしてる人は、言葉に強いのかなぁ。

それぞれの過去脚本持ち寄ってのコーナーでは。
カウンターの向こうにいる、佐藤さんと、るこさんが引っ張り出されるという、貴重な回になったのではありますが。
お二人にとっては、とんだ受難の時間でもあり(笑)
そうだな〜このいつもの顔ぶれで、何か公演打っても面白いかも?
トークライブプロデュース☆

年内のロックアップは、これでラスト。
毎月楽しい時間をありがとうございました♪
また、来年も毎月、毎月、楽しみにしてます。

ゴーゴーズのソノバデ!3

ゴーゴーズのソノバデ!3

上田ダイゴトークライブ

BAR OVERGROUND(京都府)

2014/11/22 (土) ~ 2014/11/22 (土)公演終了

満足度★★★★★

念願かなって初ゴーゴー
ずっと行きたかった。でも無理だった。
なぜならば、土曜日の京都だから。間に合わない・・・。
この日は運よく休めて、3回目にしてやっと初ゴーゴー!

初ゴーゴーなのに・・・メンバーはイレギュラー。
ネコさんを欠いての、コーキさんと西村さん投入。
なんせ初めてなので、いつもはどうなのかはわからねど。
めちゃくちゃ面白かったです!腹筋割れそうでした!

企画内容は、他のトークライブ集とはまた違って、なんだかどことなしにインテリジェンスなかほりがしました。
そのかほりの中でたどり着く結末は、なんだかインテリジェンスとはほど遠いところでしたが。
訳が分からないことになってたコーキさんの写真は、わたしの写真フォルダに残り続けることでしょう。

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