タロウの観てきた!クチコミ一覧

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第二章『流れ姉妹〜ザ・グレートハンティング〜』

第二章『流れ姉妹〜ザ・グレートハンティング〜』

真心一座 身も心も

赤坂RED/THEATER(東京都)

2007/10/05 (金) ~ 2007/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

拍手の起きる陵辱シーン(笑)
「小劇場界の大衆演劇」、最高のエンターテイメントでした。
一章の記憶は曖昧で、ゲストレイパーという設定も始まってから思い出す。高田さんて(笑) 聞こえてくる評判から、期待値高めで行きましたが。裏切らず、上回り。
高田さんはもちろん、体一つで真っ向勝負な千葉さんも素敵。チラシとは全く違うことになってる相島さんとのやり取りが可愛くもあり。
ひいきにしたくなる、まさに「一座」な雰囲気がいいなぁと。

魚

とりととら

新宿眼科画廊(東京都)

2007/10/18 (木) ~ 2007/10/22 (月)公演終了

満足度★★

また新たな素敵空間。
こんなところにも演劇が。初新宿眼科画廊。
この方向に突き進むなら、会話の中に時折台本が見えてしまうのがもったいないなと思いました。赤ん坊の演技の痛さと同居するエロさはらしさなのか、なんなのか。泣き声の持つエネルギーは、なんだか気になります。

『月並みなはなし』ワークインプログレス

『月並みなはなし』ワークインプログレス

時間堂

駒込駅前スタジオ(東京都)

2007/10/09 (火) ~ 2007/10/09 (火)公演終了

本公演が楽しみです。
本日22日、観劇予定。

ウォーミングアップがいつもながら面白い。作り手必見の稽古場です。
そのうちWIPも行われていくようになるのでしょう。

ネバーランド☆A GO!GO!

ネバーランド☆A GO!GO!

bpm

SPACE107(東京都)

2007/10/13 (土) ~ 2007/10/16 (火)公演終了

満足度★★

2→1ビデオ→1
カーテンコールでひと言あったものの、フラットな5、6列での見切れはかなりきつい。そのせいもあるとは思いますが、バランスが噛み合ってない印象。そのサービス精神と、クライマックスの勢いは、流石。
2の再演を希望。

「Stepping Stones」「血の婚礼」

「Stepping Stones」「血の婚礼」

エイブル・アート・ジャパン

シアタートラム(東京都)

2007/10/12 (金) ~ 2007/10/14 (日)公演終了

満足度★★★

階段立見で、
2本はちょっときつかったです。
あれだけの様々な人々が一つの作品を創り上げていく、その稽古場のコミュニケーションが観てみたいなと思いました。

演劇LOVE 〜愛の三本立て〜

演劇LOVE 〜愛の三本立て〜

東京デスロック

リトルモア地下(東京都)

2007/09/30 (日) ~ 2007/10/09 (火)公演終了

満足度★★★★

転換期→黎明期→現在
演劇LOVEな素敵空間。原宿・60分というのは入り口としても良かったのではないかと。リトルモアだからこそ生まれた企画ということですが、フットワーク軽く別の都市でもやってほしいなぁと。
『社会』と『LOVE(新作)』は入って右手の奥側だと、窓の外がちと厳しい。

ネタバレBOX

見た順に。

『3人いる!』★★★★
これを観ただけで、デスロックのそれまでとその先を感じる、まさに転換期な作品。物語ではない部分の面白さと、役者がそこにいることで成立する状態の演劇の面白さと、その両方が「いる」一本。
多田さんバージョンが観れず残念でしたが、岩井さんになったことにより3人のパワーバランスが絶妙になっているような気も。観てないのでわかりませんが。

『社会』★★★
なんだか新鮮だったりもするデスロックの現代口語演劇。それぞれの勘違いが集まるシーンが頭の中でうまくはまらず、若干もやもやと。あおの台詞を成立させる永井若葉、海津忠の存在が貴重。

『LOVE(新作)』★★★★
客席まで無限に広がる可能性のある踊り部分を観ながら、ライブハウス・海外のダンスフェスなどでも面白いのではという気が。『再生』を感じつつ、攻撃的な感情までも「演劇」として面白がれる感覚は新しく。また、まとまらずそれぞれ思い思いの反応も印象的。
慈善 MUST BE DIE / マシュマロ・ホイップ・パンク・ロック

慈善 MUST BE DIE / マシュマロ・ホイップ・パンク・ロック

MCR

ザ・ポケット(東京都)

2007/10/03 (水) ~ 2007/10/14 (日)公演終了

満足度★★

慈善 MUST BE DIE
2本観れず。残念。
魅力的な役者陣や、ラストの構成など、上手さは感じるもののいまいち突き抜けず。切なさポイントは無くなりますが、一部屋に絞っても面白かった気が。

カロリーの消費

カロリーの消費

サンプル

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2007/09/14 (金) ~ 2007/09/24 (月)公演終了

満足度★★★

「サンプル」
ものすごいデッサン力で、人間を肖像画ではなく静物画として描き込んだような作品。違和感という意味で気持ち悪い、美しさ。どこまでもストイックでクールな視線に熱さを感じます。
トークでも出ていた過去作品からの流れで見える、平面への移行や、戯曲を分解していく感覚は、サンプルという名前に相応しいものなのかもなぁと。

[get] an apple on westside / R時のはなし

[get] an apple on westside / R時のはなし

快快

STスポット(神奈川県)

2007/09/15 (土) ~ 2007/09/17 (月)公演終了

満足度★★★

走馬灯が突き抜けない。
[get] an apple on westside
イベント『ベッド』での初演時も感じた、童話のようなころっとまとまった書き言葉の難しさを、乗り越えれてない印象。初演時は身体のぶれや、ゆがめた表情、声の音量の幅など、エネルギーで引っぱってた部分を、洗練された身体表現に置き換えた分、そこが目立ってしまった感じ。最後の走馬灯が、演劇的なものだという感覚より先に、物語的にまとめた「走馬灯」そのものとして見えてしまうあたりがもったいない。


R時のはなし
終盤、先生と二人のシーン。それまで使っていた人形から人間に移行するとき「人間」というもののその大きさに素直に感動。要素が増えた分、りゅーじがついた嘘という「15 minutes made」バージョンで芯になっていた部分が薄くなったのは、残念。

Oji ~ヘンテコリンなわんぱくおじさん~

Oji ~ヘンテコリンなわんぱくおじさん~

グワィニャオン

前進座劇場(東京都)

2007/09/15 (土) ~ 2007/09/16 (日)公演終了

満足度★★

ランカウイ島は、この公演で知りました。
ランカウイ島の魅力を伝える演劇作品というよりは、演劇を使ってランカウイの魅力を伝える、プロモーションのような公演でした。
ありのまま自然を描き、ランカウイ島の魅力を伝えようとするエネルギーは伝わってきましたが、そうであるのなら、弱肉強食の世界に擬人化で描いた友情をプラスして感傷的に見せようとする大トカゲのシーンは目指す方向が違うように思います。個人的にはかなり引いてしまいました。
冒頭や最後など全員(?)揃う場面が何度かありますが、人数の魅力をもっと出してもいいような気がしました。特にハリマオのテーマに関しては全員で歌ってほしかったです。

アルカトラズ合宿

アルカトラズ合宿

田上パル

アトリエ春風舎(東京都)

2007/09/05 (水) ~ 2007/09/11 (火)公演終了

満足度★★★★

ハンドボールだということが途中までわかりにくくなってるのは気になりますが、
どうでもいいです。そんなこと。

とにかく観てて気持ちが良かったです。
完全に時間を忘れて観てました。

殺ROCK ME!

殺ROCK ME!

劇団鹿殺し

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2007/09/08 (土) ~ 2007/09/13 (木)公演終了

満足度★★★★

スペース・ゼロで堂々と。
心配がなんだったのかというくらい、堂々と。かなり観やすい、鹿。になってます。ライブ寄りで引っぱりつつ、シーンを組み合わせていく後半は劇的。豪華客演陣の中、独特の存在感、江戸川卍丸が良い。
もう少し脇が落ち着いてくれれば。

ネタバレBOX

完全に油断してたのか、自転車が出てきた瞬間吹いてしまいました。

河原さん(苦笑)
the real thing

the real thing

青年団リンク・RoMT

こまばアゴラ劇場(東京都)

2007/09/05 (水) ~ 2007/09/11 (火)公演終了

満足度★★

入って左と奥の、天井無い側が観やすいかも。
120分の長さの中で、どこか若さが見えたり、なんだか「肉が足りない」「肉食ってない」感じがして、戯曲との距離から日本人の身体を思ったり。日本人がやってることで見えている部分もあるのかなとか。
同空間に存在している演出は好き嫌いがあるのですが、今回は好みでした。

授業

授業

ウジェーヌ・イヨネスコ劇場

富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ(埼玉県)

2007/09/08 (土) ~ 2007/09/08 (土)公演終了

満足度★★★

字幕なんていらない。
設定と、ひと言さえわかれば字幕いらない気が。邪魔になる瞬間があったりしました。まさに重量級なパワーある役者3人の、言葉を越えたエネルギー。サービス精神が狂気の間に入ってくるのは、もったいない気もしますが、楽しくもあり。
ポスト・パフォーマンス・トークは、終演後発車のバスを待たせて続く続く。

The Perfect Drug

The Perfect Drug

smartball

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2007/09/06 (木) ~ 2007/09/09 (日)公演終了

満足度★★

人間関係が希薄。
台風の中、三鷹へ。
半ストップモーションや暗転の使い方など、smart ballな時間は面白さの可能性を感じますが、噛み合ってない印象を受けました。それを描きたかったのかなとは思いますが、人間関係が希薄で、人物も薄く、前作で心を掴まれた台詞もあまり印象に残らず残念でした。音の使い方はらしさを感じたり。

ネタバレBOX

バンドの会話が1時間半続いたらウザイだろうなと思いますが、面白いかもなと。
ラストのビジュアル。その先、そこを越えたところを描けてたはず。と思ったり。
SWEET REVENGE and around the world

SWEET REVENGE and around the world

劇団ひろぽん

早稲田大学学生会館(東京都)

2007/08/31 (金) ~ 2007/09/01 (土)公演終了

満足度

荒さ、薄さが目立つ。
タイムスリップに関する問題は、気にならないことはありませんでしたが「そういう『タイムスリップもの』なんだな」と、割り切って観ようとは思いました。しかし、その「嘘」をついてでも描きたい世界・人物・物語がしっかりとしてなく、荒さばかりが気になり、結局最初の「嘘」も信じ切れませんでした。
1時間ほどの上演時間でエンターテイメントを見せようという姿勢は悪くないと思います。

ネタバレBOX

「時間が無い」と言いながら、走りもせず、会話を続ける。タイムスリップまでしておきながら「もう間に合わない」と泣き言を言い出すなど、最も強い動機となるはずの部分に感情移入できませんでした。
アメノクニ/ヤマトブミ~Children Of The Sun~あまてらすうみのこたち

アメノクニ/ヤマトブミ~Children Of The Sun~あまてらすうみのこたち

innerchild

吉祥寺シアター(東京都)

2007/08/31 (金) ~ 2007/09/09 (日)公演終了

満足度★★★

役者の立ち姿が印象的。
初innerchildが前作で無かったことに後悔。単なる続編などでなく壮大な<連作>であるということが、観ていてわかりました。
前作を観てないせいもあってか、冒頭の映像はまだ完全に「映像」で、どうしても距離があったのですが、オープニングを過ぎた後は映像もだんだん楽しめるように。美術としても空間としても力のあるスクリーンが素敵でした。
徹底的にこだわりながら、ぎりぎりを引っかけ取り込んでいく世界観は好みです。また、役者さん一人一人の立ち姿が、堂々と、すっと舞台に立っていて、とても印象的でした。

性癖優秀

性癖優秀

柿喰う客

新宿シアターモリエール(東京都)

2007/08/29 (水) ~ 2007/09/04 (火)公演終了

満足度★★★★

「ヤリたい放題」をやり切るパワー。
一度、その温度に達してしまえば、ラストまであっという間の「妄想エンターテイメント」です。シアターモリエールの2時間に、そこまでやるかというくらいエネルギーをぎゅうぎゅうに詰め込み繰り出しながらも、暴走することなく、一人一人の登場人物、一つ一つのエピソードを描き切っていました。物語がしっかりしているからこそ、クライマックスの緩みや、暴れっぷりも生き生きと見え許せてしまうのでしょう。最後、客席と一体になったあの空気は忘れられません。
9/4(火)までです。

シフォン

シフォン

少年王者舘

ザ・スズナリ(東京都)

2007/08/24 (金) ~ 2007/09/02 (日)公演終了

満足度★★★★

何もない。ことを魅せる。
何もなさが劇的に描かれ、そこには、純粋な少年王者舘の演劇がありました。いつも以上にループや反復が物語に絡み定着していた…というよりは、それが物語そのものといった感じ。
役者アマノテンガイも一つの魅力でした。
前から2列目でしたが、今回は前でも大丈夫です。

オズの魔法使い

オズの魔法使い

NPO法人アートネットワーク・ジャパン(ANJ)

にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)

2007/08/25 (土) ~ 2007/09/01 (土)公演終了

満足度★★★

Over the Rainbow
かかし、ブリキのきこり、ライオンの三人を中心に、脇を固める役者さん達が、しっかりオズの国に連れて行ってくれました。子どもたちのワークショップが行われたという竜巻のシーンなどは、実際に活かしてみるなど、モノか量か何かでオズの世界に圧倒されるシーンが観たかったなぁという気もします。
小さな女の子が「昨日も来た!また来る!」と言っていたのが印象的でした。素敵な公演だと思います。

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