u-noの観てきた!クチコミ一覧

241-260件 / 363件中
きみは死んでいる/その他短編

きみは死んでいる/その他短編

MU

OFF OFFシアター(東京都)

2007/08/15 (水) ~ 2007/08/20 (月)公演終了

満足度★★★★

Bバージョンを観ました。
決してハッピーエンドではない3作に、巧みに世の中に対する毒や敵意、悪意が込められている。ねじ曲がり方がよい味。123分。

ネタバレBOX

ちゃんとしてなきゃいけないオトコ達のダメさ加減は3作共よく描かれている反面、女性の押し出しがちょっと弱い感じ。この作風ならば男達を中心にしたAバージョンの方がもっと面白いんじゃないかと思ったり。
Fプログラム『リ・リニア』

Fプログラム『リ・リニア』

POTALIVE

駒場東大前駅東口改札前待ち合わせ(東京都)

2007/08/18 (土) ~ 2007/08/25 (土)公演終了

満足度★★★★

いろいろ盛り込みてんこもり
ミニPOTALIVEの枠を超える大作が今ここに。上演時間からしても全然ミニじゃないし。その分仕掛けもいっぱい。95分。

ネタバレBOX

アップダウンの多い駒場の地の「階段」に着目してまちを再見しようという意図は◎。さらに三部構成でそれぞれ違う視点でまちを見させる企画も面白い。そのうえ小道具をたくさんつかって楽しむ工夫も次から次へと。案内もされるが、自らまちのいろいろをよく見て探すのはこの作品が一番じゃないだろうか。その分なにか見つかったときの嬉しさは倍増。


ただ気をつけたいのは上演時間が長いので、他のミニPOTALIVEのように前後のアゴラでの演目と抱き合わせで観ようとすると、時間が重なってしまい無理になってしまうおそれがあるので要注意。
八月納涼大歌舞伎

八月納涼大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2007/08/11 (土) ~ 2007/08/29 (水)公演終了

満足度★★★★

第二部を観てきました。
この部はイヤホンガイドは不要な演目。軽めの怪談のゆうれい貸屋に歌舞伎とは思えないエンタメの舌切雀を楽しく。170分。

ネタバレBOX

ゆうれい貸屋は人情喜劇怪談風みたいな感じ。人材?派遣バンクで一儲けするものの、その派遣幽霊から学ぶものもあり、さっくりとまとまりよく。


舌切雀は幕開きから驚きの絢爛さ。華やかな鳥の世界と、意地悪婆でやりたい放題の勘三郎が終始舞台を賑わせててあっという間。婆役はそのまま渡辺えり子さんがやってもこんな感じになりそう。

福袋は今年もやってなかったです。売店ではいつもの小倉最中アイスを食して小さな幸せ。
unlock#2:ソラリス

unlock#2:ソラリス

東京デスロック

こまばアゴラ劇場(東京都)

2007/08/10 (金) ~ 2007/08/14 (火)公演終了

満足度

舞台美術にはビックリしたけど、
そのセットとテキスト、芝居のテンポ、役者のテンションがアンバランスで、どういう世界観を見せたいのかがわからなかった。100分。

ネタバレBOX

本水を張った舞台が惑星のステーションのドコをイメージしているのかが皆目わからず。水も知能ある海の水というわけでもなさそうだし。この違和感に研究者とも思えない格好と態度の出演者では冒頭で設定を説明されたくらいでは想像が追いつかず。SFは好きなハズなんだけどなぁ。
SHOW CASE DAY 2『着信』

SHOW CASE DAY 2『着信』

POTALIVE

こまばアゴラ劇場ロビー待ち合わせ (東京都)

2007/08/11 (土) ~ 2007/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

正にミニPOTALIVEらしい構成
まちの物語を拾いつつ、想起した話とパフォーマンスがうまく絡み合い、ポタライブの楽しさがコンパクトにまとまった逸品。50分。

ネタバレBOX

ボーダレスな話の数々が混じり合う展開と、物々交換の面白さ、そしてキーとなる言葉が最後まで活きるつくりはホントに1時間も経っていないのかと思うほど頭や視覚がフル回転。この作品がSHOWCASEだけだというのはもったいない。入門編として再演すべき。
おやつの時間堂[proof]

おやつの時間堂[proof]

時間堂

王子小劇場(東京都)

2007/08/13 (月) ~ 2007/08/19 (日)公演終了

満足度★★★

まずは初日の稽古から、
アップからゲーム、おやつの時間を経て1幕の稽古までを見学。1つの芝居を作るということは集団活動であることを再認識。

ネタバレBOX

ゲーム等をやることによって、空間を把握すること、相手を感じ取ること、自分を理解すること、そして動くことがみんなで芝居を作り上げるのには重要なのだと見学して初めてわかる。黒澤世莉氏は目的をはっきり言って指示をするのでわかりやすいかも。
SHOW CASE DAY 5『もっとおもしろくなりたい』

SHOW CASE DAY 5『もっとおもしろくなりたい』

POTALIVE

こまばアゴラ劇場ロビー待ち合わせ (東京都)

2007/08/11 (土) ~ 2007/08/12 (日)公演終了

満足度★★★

工夫が話に入り込みやすく、
まち歩きの前のちょっとしたゲームが導入として敷居を低くしただけでなく、後々興味を持ち続けるきっかけに。40分。

ネタバレBOX

後からすると、まずオチありきで作っただろうという話にちょっと苦笑。もう少しまちを歩くルートにしてほしかった気も。
Bプログラム『僕がゲームを作らないと世界が滅んでしまうから』

Bプログラム『僕がゲームを作らないと世界が滅んでしまうから』

POTALIVE

こまばアゴラ劇場ロビー待ち合わせ(東京都)

2007/08/04 (土) ~ 2007/08/14 (火)公演終了

満足度★★★★

まちのデザインとゲームデザイン
その共通項を見いだし、説明しながらのお散歩はなかなか趣深く。美しいデザインの構築法は同じなのねと納得。50分。

ネタバレBOX

意外と語る米光氏の案内にビックリ。アゴラのロビーに帰ってくるまでに色々な仕掛けが埋め込まれているのもゲームと似たようなトコもあって面白く。

あと1回は8/14の18時から。観れるなら観てみた方がよいかも。
Cプログラム『ぐるぐる』

Cプログラム『ぐるぐる』

POTALIVE

こまばアゴラ劇場ロビー待ち合わせ (東京都)

2007/08/11 (土) ~ 2007/09/02 (日)公演終了

満足度★★★

一足早くSHOWCASEで観劇
語りもないソロダンスなのにまちの見え方が変わってくる。POTALIVEの脇を固めるダンスが主役の興味深い作品。30分。

ネタバレBOX

作品はタイトルどおり同じ道の回遊。でも歩く速さが変わったり、回る方向が変わることで全然同じように回ってるとは思えない。ダンスを追っかけることでまちが再見できる趣向が楽しかったり。
Dプログラム『三人姉妹』

Dプログラム『三人姉妹』

POTALIVE

こまばアゴラ劇場ロビー待ち合わせ (東京都)

2007/08/06 (月) ~ 2007/08/31 (金)公演終了

満足度★★★

チェーホフ作品をまちに展開
個人的に1本目になるこのプログラムは、POTALIVEのラインナップとしては一番異質なものに当たったという印象。55分。

ネタバレBOX

まちから作品を創るという意味では、このブログラムは飛び道具的存在かと。まぁ、ひとつのまちで10本の作品が創られてるわけだから、こういうのもあっても面白いと思う。
恋愛

恋愛

富士ロック

王子小劇場(東京都)

2007/08/10 (金) ~ 2007/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★

様々なアイのカタチ4態+α
力ある役者二人が、ちょっと歪んだ恋愛を、体を張って見せてくれる。期待以上のパフォーマンスだったかも。111分。

ネタバレBOX

十分な段差と通路を確保して7列80席以上を作った客席に感服。ある程度自由に座らせた後の空席への誘導も◎。初日は満員。

脚本はどれも個性的で面白いが、山中作品だけ弱かったというか、短編では描ききれていなかった印象。

繋ぎの映像作品もテンポよく、話の展開も上手い。笑いという意味では一番ウケてたかも。
不確かな怪物

不確かな怪物

ブルドッキングヘッドロック

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2007/08/04 (土) ~ 2007/08/12 (日)公演終了

満足度★★★

片田舎での日常に潜む奇妙
バスは1日3本、何か起こると町中に知れ渡るような所での出来事をゆっくりと、でも求心力を失うことなく提示。134分。

ネタバレBOX

三鷹の劇場のの立端を活かして階段状の客席を作り、星のホールの客席に段差がないという一番の弱点を克服した会場作りには感服。

ラスト1時間を切ってから大きく話を動かす展開にワクワク。それまでの展開が全て伏線であったかのように絡まり、謎が解けていくようで。でも一番最後のさらに半回転ひねった展開はそのすっきりした感じをも混沌とさせるようで△。着地点を敢えて求めない話だったのかなぁ?

劇中、二階から何か書いているような(?)物音がするという演出。たしかにホールの上方からノイズのような音が聞こえるのだが、中盤までそれが意識的に出しているのか、何か不具合があり、音がたっているのかがわからない。演出プランだとしたら音の種類も含め、はっきりわかさせた方がよかったような。

あと、いくら夏の公演だからとはいえ畳から人の手やら、暗転前に自ら傾く額など、ホラーやサスペンスを煽った本筋とは無関係な無駄なシーンもあり。ただでさえ尺が長く、退館時間ギリギリになってるのだから、こういうシーンは削って少しでも上演時間を短くした方がよかった気もする。

LOBBY

LOBBY

POTALIVE

こまばアゴラ劇場ロビー待ち合わせ(東京都)

2007/08/04 (土) ~ 2007/09/02 (日)公演終了

満足度★★★

まずは1演目見たんだけど
せっかくプログラムがSHOW CASE DAYの作品を含め10+αの作品があるのだから演目もプログラム別に登録してみます。

ネタバレBOX

個人的に1本目になるこのプログラムは、POTALIVEのラインナップとしては一番異質なものに当たったという印象。55分。


まちから作品を創るという意味では、作品をまちに展開したこのブログラムは飛び道具的存在かと。まぁ、ひとつのまちで10本の作品が創られてるわけだから、こういうのもあっても面白いと思う。


『三人姉妹』
原作:アントン・チェーホフ
演出・振付・出演:垣内友香里
出演:井上こころ、岸井大輔
東京衛星

東京衛星

リボルブ方式

OFF OFFシアター(東京都)

2007/08/01 (水) ~ 2007/08/05 (日)公演終了

満足度★★

チラシの設定がもう少し効けば
もっと面白くなったんだろうけど、断片的な短編集はまとまりもなく。捨てエピソードみたいな話はもったいなくも。95分。

ネタバレBOX

アルコール依存の男の連作と掃除婦の話は面白かったけど、他が繋がるようで繋がらない、繋げるようで関係ないその距離感が芝居自体の隙間も作ってしまってるみたいで△。セットが劇場と同化してるかと思うくらい意識して作られた一体感で○。
魔人現る

魔人現る

劇団鹿殺し

こまばアゴラ劇場(東京都)

2007/08/03 (金) ~ 2007/08/07 (火)公演終了

満足度★★

ホラー的な話は面白かったけど
見切れるベンチと椅子が混在の全席指定や、その客席プランに対する装置の変更なし等スタッフワークの不満に★-1。110分。

ネタバレBOX

 自由席ならよいというわけではないが、全席指定で場所を選べない状況で舞台空間の半分以上が見切れる席を作ってしまうというのはどうなのだろう。

 僕は2列目の上手端で、それでも上手バルコニーは見切れてしまったのだけど、1列目、Z-15番の席は目の前のスピーカーが邪魔してかなり視野を奪われてたと思う。これは下手Z-1番の席も同様かと。

 制作側がその席に座ってゲネでも見たのかと問いたいほど。ここと中央後方の椅子席が同じチケット代というのはあまりに納得がいかない。

 もし客席を増やさざるを得なかったのなら、余裕ありすぎるくらいにつくった舞台の寸法を変更するなり、スピーカーの位置を変えるのが妥当ではなかろうか。

 作品的にその舞台の広さとスピーカーの場所は必ずしも必然ではないと感じたし。

 また、客席が足の置き場をギリギリまで狭くした状態で前4列をベンチシートにしているのに、積極的に場内の狭さをアナウンスしたり、荷物を預かろうとしない姿勢もいただけない。

 スタッフはトランシーバーも使ってたけど、場内整理も誘導もちゃんとしていたようには思えず、ドコと何を連絡して、どんなことをしていたというのだろうか。

 総じて制作側に対して不満の残る空間であった。


 さて、芝居の方は客演の二人の女優が異なる魅力をうまく出してたと思う。
 話はすごくわかりやすいというわけではなかったけど、ケロイド状の左手にコンプレックスを持つ男の歪んだ純愛と都市伝説を重ね、おどろおどろしさとロックのスピード感を融合させて、一気に最後まで持っていくスタイルは興味を失わなかったし。それだけに作品とはあまりにアンバランスな制作の姿勢がやたら気になってしまった。

俺たちはマシンガンじゃないって。

俺たちはマシンガンじゃないって。

マーク義理人情

王子小劇場(東京都)

2007/08/01 (水) ~ 2007/08/05 (日)公演終了

満足度★★

ノスタルジィは感じさせるけど、
小学生の頃の思い出に浸ったり重ねたりの本筋の話は平板で、でも体力は使うしと、バランスの悪さが気になる。73分。

ネタバレBOX

小学生そのままの、演技の枠を超えた仕草は、ヘタウマを様式美化した野鳩とも違い、脚本に書かれたことを忠実に演じてたとしたらある意味かなりの才能を感じるし、同じ知能レベルで表現されたルーズさだとしたら救われない。どちらにしても今回の作品は役者のかいた汗の量と作品の完成度は必ずしも比例してるとは思えなかった。
mrs,mr.japanease

mrs,mr.japanease

快快

王子小劇場(東京都)

2007/07/25 (水) ~ 2007/07/30 (月)公演終了

満足度★★★

目を見張る身体能力の高さ
身体の使い方、言葉の選び方、シーンの作り方や繋ぎ方等どれも上手いし、他では見ない新しさは感じるんだけど…。76分。

ネタバレBOX

個人的にはひとつの物語としての求心力を感じなかったために、個別のパフォーマンスを追っかけて最後まで、という印象。もっと丁寧にストーリーを紡いでほしかったかなぁ。
三人姉妹

三人姉妹

あなざ事情団

アトリエ春風舎(東京都)

2004/08/06 (金) ~ 2004/08/08 (日)公演終了

満足度★★★★

今までみた三人姉妹の中で、
一番面白くて、一番わかりやすかったんじゃないかなぁ。女優二人というので余計なトコはそぎ落として。でもさらに余計なトコを加えたりして。足りない部分は客頼みのあなざーわーくす風味がよい感じに作用。

ひーはー

ひーはー

Piper

本多劇場(東京都)

2007/07/26 (木) ~ 2007/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★

後藤大王のおバカさ加減炸裂
都合よすぎるくらい計算された出捌けと、細かいとこまで張った伏線が見事に絡み合った、でもくだらない話。120分。

ネタバレBOX

'90年代の関西演劇の元気さをそのままキープしているみたい。細かいことは説明するより観に行ってもらった方がわかりやすい。しかし、水野美紀はこんなトコに出ていてよいのだろうか?
見返りのないケナ気さ

見返りのないケナ気さ

上々・ススム

BtoB(新宿ゴールデン街)(東京都)

2007/07/26 (木) ~ 2007/07/28 (土)公演終了

満足度★★★

芝居というよりコントかなぁ
バーの奥のスペースを使っての、結構長めとちょっと長めの2本のオムニバス。ちょっと下ネタよりがお店のショーみたい。90分。

ネタバレBOX

小松ぴろこさんやハルテロコさんが自分のトコでは考えられないほど身体張ってるので、それは男子的には見どころか(^_^;)
話はかなり荒唐無稽なので、バカバカしさを気楽に笑い倒すぐらいの気持ちで足を運んだ方がよいかも。

このページのQRコードです。

拡大