チョークケースの観てきた!クチコミ一覧

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陽だまり食堂

陽だまり食堂

THEATRE ATMAN

Our Space(東京都)

2025/12/12 (金) ~ 2025/12/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/12/14 (日) 13:00

価格4,000円

ちょうど1年前の12月に、同じ劇団で同名の劇がありました。
その時にはどうしても行けず、ずっと心残りでしたが、
今回再上演ということで、楽しみにしていました。

韓国料理の居酒屋さんが舞台です。
ここに様々な境遇(立場)を持つお客さんが集まるという設定。
入院中にコッソリ抜け出してきた患者さん2人組。
過去にこの店で偶然出会って交際を続けている男女カップル。
若気の至りで家庭を飛び出したものの、母親に会いたくて街に戻ってきた青年。

配役・台詞が洗練されていて無駄がないです。
登場人物それぞれのキャラがきちんと際立っていて、
それぞれの過去や現在の想いが無理なく理解できます。

政治批判や人生哲学、韓国の神話もテーマです。
面白かったのは、役者さんが舞台で役を演じながら、本当に料理を飲み食いしていたことです。
本物の料理が運ばれてきて、召し上がっているんです。
しかもそれが違和感ないんですね。

観劇しながら、いろんな事を考え、味わい、満足できた1時間10分でした。
本当に、本当に、素晴らしかったです。
ありがとうございました。

散歩する侵略者

散歩する侵略者

Dove and Olive

スタジオ空洞(東京都)

2025/12/04 (木) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/12/07 (日) 13:00

価格3,000円

12月7日13時鑑賞。
同タイトルの映画も原作も、まったく知らないままに劇を観ました。

完成度の高い劇で感動しました。
何よりストーリーがとても面白いです。
宇宙人が登場しますが、決してSFのような夢物語ではなくて、
すごくリアリティーのある展開で、観客を退屈させません。

倦怠期の夫婦の問題、
隣国との軍事的緊張、
政治問題への無関心…
いろんな問題をあぶり出していきます。

シーンの合間に流れる効果音もグッドです。
舞台には一部に砂が敷かれていました。
演出にもこだわりがあって、素晴らしかったです。

役者さんの演技も素晴らしかったです。
寒い日曜日の午後でしたが、見応えのある、素晴らしい劇に出会いました。
ありがとうございました。
************************
役者さんの嶋村さん、以前どこかの劇で……
家に帰って過去のチラシを見て判明。
『気づいたら、宇宙だった。』
前回も今回もお上手でした♪~

一九一四大非常

一九一四大非常

劇団桟敷童子

すみだパークシアター倉(東京都)

2025/11/25 (火) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/12/04 (木) 14:00

価格4,500円

12月4日14時鑑賞
「社会派」とでも言うのでしょうか。
過去の出来事(歴史)をテーマにした劇は、
テーマにとらわれすぎて、ストーリー自体が
つまらないことが多いですが、
桟敷童子さんの劇はそんなことなかったです。

炭鉱で働く鉱夫たちの、さまざまな思いが表現されていました。
不甲斐なさ、諦め、希望、団結力、誇り…
そんな思いを持つ1000人もの人間が、炭鉱事故によって、
一瞬にして、地下300㍍の地底に呑み込まれたのです。

軽視されてきた安全。
“お国のため”として正当化される秩序。
虫けらのように死んでいく炭鉱夫たち。

脚本、演出、演技、いずれも観客を圧倒するような内容でした。
役者さんたちの「伝えたい」という気持ちが漲っていました。
あっという間の2時間でした。
いろんな事を考えさせる劇でした。
とてもよかったです。

**********************************
ひとつだけ。
会場内の椅子と椅子の間隔が狭くて窮屈でした。

連続するシタイの方程式

連続するシタイの方程式

プレイカンパニー 空集合

シアターウィング(東京都)

2025/11/22 (土) ~ 2025/11/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/11/23 (日) 11:00

価格2,000円

11月23日〈日〉11時鑑賞

白洲教授のキャラが怖くて怖くて…
生徒に対してホッペタひっぱたくわ、暴言吐くわ…
アカハラの極みのような存在です。
そのキャラのせいで、彼が登場すると、空気が凍るように感じました。
でもストーリー展開的には場が締まる感じで、それはそれでありだと思います。

途中でふと思ったのですが、白洲教授は純粋なんだと思います。
研究以外は全く何の興味も無い。
私自身も大学院を経験していますが、
大学の研究者はひたすら自分の研究テーマ(数学の難問)に打ち込む存在です。
周りから見れば浮いていても、本人は純粋に研究のことしか頭にない…そんな人間たちです。

脚本は洗練されていて、決して無駄が無く、よいテンポでストーリーが展開していきます。
登場人物の数もちょうどよく、それぞれキャラも際立っています。

「連続殺人の犯人が、きっとこの中にいるな…」と思って、誰かなぁと考えながら観ました。
“齋藤しおり”さんかな?と予想しましたが、見事ハズレました(笑)。

小道具も舞台装置もすごく凝っていてよかったです。
このお値段で、このクオリティー?とびっくりです。

素晴らしい劇でした。役者の方も名演技で素晴らしかったです。
シール、大切にします。来年も期待していますね。

MOON 全公演終了しました、ご来場ありがとうございました!

MOON 全公演終了しました、ご来場ありがとうございました!

KUROGOKU

シアターシャイン(東京都)

2025/11/19 (水) ~ 2025/11/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/11/20 (木) 14:00

価格4,500円

11月20日〈木〉14時観劇

最初に紙チラシ(フライヤー)を見て、
その表紙デザインがすばらしかったので興味を持ちました。

次に、如月小春さんの存在を読みました。
調べてみて、とても魅力的な脚本家だと分かり、
ますます興味を持ち、今回KUROGOKUさんの劇を初めて拝見しました。

素晴らしかったです。
如月さんの脚本は、抽象的過ぎず具体的過ぎず、
ちょうどよい間合いで現代社会のいろんな歪みをあぶり出していきます。

年寄りを「可燃ゴミ」としてごみステーションに放置する…
ある日部長から突然解雇を通告される…
突然立ち退きを求められるのは、当時問題化した「地上げ屋」のせい?
良きも悪きも、80年代後半から90年代前半の時代感覚が表現されています。

夫婦間の問題、核家族の問題、主婦の孤独。
サラリーマンの不甲斐なさ、高齢化した家族の問題…

作品の大きなテーマは社会に対するアンチテーゼですが、
それが前面に押し出されている感じは無く、
話が淡々と展開していきます。

役者の方も、演出も、そして脚本も素晴らしい。
素晴らしい、素晴らしい劇でした。

高知パルプ生コン事件

高知パルプ生コン事件

燐光群

「劇」小劇場(東京都)

2025/10/31 (金) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/11/02 (日) 19:00

価格4,500円

11月2日〈日〉19時観劇。

製紙工場が違法に汚染水を垂れ流した結果、
市内の川や内湾の環境破壊が進んだ。
役所や地元メディアは知らん顔。
そこで、有志が立ち上がる…。

私自身は高知の出身です。
この事件については幼い頃から、
話を聞かされていました。

今回の上演に当たって、燐光群の方は
事件のことをとてもよく調査されていました。
事件の背景や登場人物など、とてもよく分かりました。
大変勉強になりました。

ということで、この劇は社会的な内容
(公害事件を広く世に知らしめる目的)がゆえに、
芸術的・文学的な要素はまったくありません。
そういった要素を期待されている方には退屈だと思います。

人のいぬ山

人のいぬ山

発条ロールシアター

中野スタジオあくとれ(東京都)

2025/10/31 (金) ~ 2025/11/03 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/11/01 (土) 14:00

価格0円

11月1日〈土〉14時鑑賞

山で突然の雨に見舞われて、
登山者たちが小さな山小屋に次々に飛び込んで来る。
小屋には白髪の老婆、少々怪しい主人、白い着物の女。

観劇するまでは、てっきりミステリーだと思っていました。
でも、そうではないのですね。

主人と飼い犬が抱えた過去。
「一生懸命、馬車馬のように働いて働いて…」
あのシーンは心に滲みました。
自分を重ねました。
残業で夜遅く帰る時など、心も体もクタクタで……

作品を通して、いろんな事に思いをめぐらせる
とてもいい劇でした。
とても満足です。
ありがとうございました。

月は今日も僕を見ている

月は今日も僕を見ている

劇団十夢

キーノートシアター(東京都)

2025/10/26 (日) ~ 2025/10/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/10/26 (日) 17:00

価格2,000円

10月26日〈日〉17時鑑賞

心温まる、すばらしい劇でした。

登場人物はサラリーマンの桂太とその妻優香、そして霊媒師の麗樹。
優香は1週間ほど前に、交通事故で死去。
桂太は心の整理がつかなくて、霊媒師に頼る。
霊媒師は最初、多額の金品を要求するが、
しだいに桂太と優香に心打たれ、2人の関係を取り持つように…。

桂太は亡くなった妻に再会するため、一生懸命努力します。
麗樹も霊媒師として精一杯協力します。
そして、最後に……。

最後のシーンは本当に感動しました。
桂太と優香の、お互いを想う気持ちがひとつになりましたね。
ワンピースに着替えた優香は本当に素敵でした。
そんな優香を見つめる桂太も輝いて見えました。
周囲の観客も皆、涙ぐんでいました。

脚本も役者さんもすばらしい。
劇団十夢さんが作られたこの作品。
今後、他の劇団も、この脚本を踏襲して
演じていくようになると思います。
すばらしい劇でした。
ありがとうございました。

蛍の光、窓のイージス

蛍の光、窓のイージス

劇団文化座

あうるすぽっと(東京都)

2025/10/17 (金) ~ 2025/10/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/10/23 (木) 14:00

価格4,500円

10月23日〈木〉14時鑑賞。

卒業式での生徒の答辞。
その中に、政府に対して批判的な内容が…。
修正を迫る教員とそれを拒む生徒。

劇を観るまでは、生徒の側を応援する気持ちでいっぱいでした。
でも最後は穏便な形で解決してよかったです。

学校の職員室が舞台です。
舞台装置がリアルで立派でした。

おおまかな話の流れは以上のような形ですが、それ以外にも、
学校特有のさまざまな物語(テーマ)がちりばめられていました。
管理職と一般教員という、教員内部の確執。
理事に媚びる教員と、そうでない教員。
部活動での教員の役割。
ブラックな教員の労働環境。

脚本もしっかりしていて、飽きさせない内容。
役者さんもお上手で、文句なしの120分でした。
すばらしかったです。

藪の中

藪の中

若林瑞季プロデュース公演

新宿眼科画廊(東京都)

2025/10/17 (金) ~ 2025/10/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/10/18 (土) 16:00

価格5,000円

10月18日16時観劇。

とても見応えのある劇でした。

少し小さめの劇場で舞台上の設定も簡素でしたが、
全くそれを感じさせない、すばらしい脚本・演技・演出でした。

派遣型風俗嬢たちの控え室で話が展開します。
そして、事件関係者の証言(事情聴取)のシーンが時々あいだに入ります。
この証言のシーンを通じて、どんな事件が起こったのかが観客に明らかになっていきます。

最初の風俗嬢たちの些細なやり取りシーンから、観客は一気に物語の世界に引き込まれます。
まったく無駄のない展開。
退屈させない流れ。
派手な演出もなく、ギャグ・ダジャレで沸かせることもない。
まさに真剣勝負の劇でした。

芥川の作品「藪の中」と上手くシンクロする作品。
本当にすばらしい作品でした。

シャガ

シャガ

SHEDDING

インディペンデントシアターOji(東京都)

2025/10/09 (木) ~ 2025/10/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

鑑賞日2025/10/12 (日) 13:00

価格0円

10月12日13時公演を鑑賞。

ミツガオカ村のはずれにひっそりとたたずむ小さな祠、シャガ。
村では干ばつが続き、よその村と交流してはならない鎖国が敷かれる。
そんな中、この祠をめぐってさまざまな人間関係が絡み出す・・・。

役者さんたちは皆さん、とても楽しそうに演じていました。
演じること自体がとても充実している…そんな思いが伝わってきました。
歌のシーンもあって、劇そのものがとても盛り上がります。

ただ、役者さんたちの台詞がとても多くて、
登場人物のキャラクターをこちらが充分につかめないまま、
ストーリーがどんどん展開していきます。

結局、細かい人間関係やその展開が全く理解できないまま
劇が終了しました。
私の理解能力が足りないのかも知れません。

最後はシャガの鍵が開けられるのですが、
それによって干ばつがどう解決されたのか、不明でした。
登場人物の一人は、実は時空を越えてやって来た? …??

ストーリーを楽しみにしていただけに、
私にとっては正直「消化不良」の劇でした。
私のようなタイプは、2~3度観劇したらよいのかも知れません。

一本の槍 -地方病とたたかった人たち-

一本の槍 -地方病とたたかった人たち-

鳥と舟

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2025/10/10 (金) ~ 2025/10/10 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/10/10 (金) 19:00

価格1,000円

10月10日〈金〉公演。

“風土病(日本住血吸虫病)”…知りませんでした。
こんな恐ろしい病気が存在したのかと、ショックを受けました。

「根絶」した・「終息」したと言われますが、その間に多くの命が失われたのですね・・。
そして、この病気の解明・治療も、多くの人の努力(研究や献体)によって達成できたのですね・・。
これは、語り伝えていかなければならない歴史だと思いました。

感染した人の苦しみ。
まわりの家族の悲しみ。
解明されていない病気に対する恐怖。
いつ自分が感染しても不思議ではないという絶望。
そうしたものが2時間弱の劇に、ぎゅっと詰まっていました。

そして何より、そうしたことを観客に伝えたい・・・
という強い強い思いを持って、役者の方が演じていました。
それゆえ、心を打つ作品だと思います。
感動しました。
すばらしいです。

ありがとうございました。
p.s.
ひとつだけ。
前座が少々長くて、くどいと思いました。

地のはてから

地のはてから

もかずきっちん

シアター風姿花伝(東京都)

2025/10/02 (木) ~ 2025/10/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/10/02 (木) 19:00

価格4,000円

10月2日〈木〉19時公演

観劇に先立って、乃南アサ著『地のはてから』を読みました。
自分としては今まで知らない作家・作品でした。
そして、物語の魅力に一気に取り憑かれました。

明治時代、国策として蝦夷地に送り込まれた開拓移民たち・・・
知床の過酷な自然。戦争に突き進む大日本帝国。
そして抗えない家族の運命に翻弄されながらも、
前を向いて必死に生き抜く女性の物語でした。

待ちに待った演劇の当日がやってきました。
上下2巻にまたがるこの作品を、舞台装置も音響も使わず、
3人の女性役者が演じていました。
役者さんたちの熱のこもった演技。
小説の魅力を少しでも伝えたいという想い…
それが、ものすごい迫力となって、観客を圧倒しました。
すばらしかったです。

帰宅後、小説をぱらぱらめくりながら、心地よい脱力感に浸っています。
いつか近いうちに岩尾別に行ってみたいと思います。
ありがとうございました。

桜の園、あるいは林檎の園

桜の園、あるいは林檎の園

劇団Q+

小劇場 楽園(東京都)

2025/09/13 (土) ~ 2025/09/15 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

鑑賞日2025/09/14 (日) 17:30

価格3,500円

09月14日〈日〉17:30公演を観劇
:
蔵王を望む山の麓に広がるのが、三倉りんご園。
その広大なリンゴ畑には、国光という品種のりんごが育てられている。
しかし国光は、後発のフジなどに比べると、少々固くてすっぱい。
新品種のりんごが市場に出回ると、国光はまったく売れなくなり、
三倉りんご園の経営は追い詰められていく…。

個々の役者の方々はみなお上手で、すばらしいのですが…
脚本そのものにメリハリがありません。
さまざまな登場人物が現れては、いろいろと台詞を述べ、
話の本筋が見えないまま、ダラダラと進んでいきます。

劇終了後の満腹感…をまったく感じない作品でした。

水中遊覧

水中遊覧

すわろす

中板橋 新生館スタジオ(東京都)

2025/09/05 (金) ~ 2025/09/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/09/07 (日) 13:00

価格3,300円

09月07日〈日〉13時公演を観劇。

主人公の中学生:尚子は、真面目でコツコツがんばる優等生。
同じ中学校の女子:郁は、よく授業をサボってひとり屋上で過ごしている。

キャラが全く異なる二人だが、少しずつ仲良くなっていく。
ところが二人には共通点があった。母親が毒親…。

尚子の母(尚美)は、尚を進学校に通わせるべく、勉強でプレッシャーを与える。
尚が心の拠り所としたギターまで取り上げる始末。

郁の母親(薫)は、完全に逝っちゃってる。
会話も支離滅裂。そして娘を砂浜に誘って海に入ろうとする。

二人を中心にしてストーリーが展開します。
古書店の店員さんが、キーパーソンです。

迫り来るような役者さんの演技が、すばらしかったです。
それから舞台美術が良かったです。
多すぎず少なすぎず、どこかしらお洒落で…。

残暑厳しい日曜日の午後でしたが、
心が満たされた一日でした。
ありがとうございました。

夜明けの先のその果てへ

夜明けの先のその果てへ

盆栽サイダー

千本桜ホール(東京都)

2025/08/27 (水) ~ 2025/08/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

鑑賞日2025/08/30 (土) 13:00

価格4,300円

8月30日〈土〉13時開演を鑑賞。

役者の方はすごくお上手で、迫真の演技でした。

でも、何かが足りない!
それはズバリ、脚本(ストーリー)です。

主人公(3人兄弟の末っ子)が、何故、家を飛び出したのか?
そして、どういう転機があって、兄たちの住む家に再び戻ってきたのか?
これがいまひとつはっきりしません。

兄弟で仲が悪いわけでもないのに、家を出て行く末っ子。
であれば、そこまで彼を追い詰めるような「何か」があるはずです。
同じく、サラリーマンで何とか生計を立てる末っ子。
なのに、家に帰ろう!と決心する「何か」があるはずです。
それが全く見えてこないです。
観客の心に響いて来ないです。

次回に期待したいと思います。

月の海 2025(東京)

月の海 2025(東京)

日穏-bion-

テアトルBONBON(東京都)

2025/08/20 (水) ~ 2025/08/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/08/21 (木) 19:00

価格5,500円

8月21日〈木〉19時公演を観劇。

年老いて、近頃では認知症も進んできた母親。
独身の娘が献身的に介護してきたけれども、もう限界。
娘は母親を施設に預けることを決意。
そんな矢先、5年前に突然行方不明になった息子(弟)が現れて…
というストーリーです。

介護という大きなテーマを軸にして、
家族、ご近所さん、ケアマネージャー、DVといった
様々な問題が絡み合いながら、舞台は進んでいきます。

私自身も田舎で母親が一人暮らしをしています。
この先、介護が必要になったらどうするのか。どうなるのか。
観劇の後、そんなことをぼんやり考えました。

クオリティーの高い舞台で、前評判も良く、
平日の夜にもかかわらず、客席はほぼ満席でした。
とてもよかったです。

どうか孤独を愛してくれ

どうか孤独を愛してくれ

ナキワスレ

OFF OFFシアター(東京都)

2025/08/15 (金) ~ 2025/08/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/08/15 (金) 14:00

価格3,000円

8月15日14時公演を鑑賞。

主人公:涼の地元は大阪。
高校時代は東京の難関大学に進学するため、同級生には目もくれずガムシャラに勉強。
難関大学から一流企業に就職。
“優等生”というレッテルを貼られた存在。

しかし都会生活でさまざまなストレスを抱えるようになり、
次第に涼の心は蝕まれていきます。
不眠症や悪夢に悩まされ、休職を余儀なくされ、地元に戻ってくる。
ストーリーはここから始まります。

現代人の誰もが抱える心の病に対し、真正面から向き合った作品だと思います。
心の叫び、苦しみ、絶望というものが、涼の台詞となって飛び出します。
それゆえ、派手な舞台装置や凝った大道具に依らない、まさに真剣勝負の劇だと思いました。

話が進むにつれて、涼の顔の表情が変わりますね。
主人公の演技力が光る作品です。
とてもよかったです。

ありがとうございました。

『意味なしサチコ、三度目の朝』再演

『意味なしサチコ、三度目の朝』再演

かるがも団地

吉祥寺シアター(東京都)

2025/08/08 (金) ~ 2025/08/11 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/08/10 (日) 14:00

価格3,800円

8月10日〈日〉14時開演を鑑賞。

すばらしい劇でした。
役者の方はもちろんのこと、
脚本や演出、舞台装置などとてもよかったです。

秋田の能代が舞台です。
主人公の幸恵は、小学校の時にサチコと出会い、
それ以降、中学時代も高校時代もずっと仲良し。

グイグイ押してくるキャラのサチコ。
その性格ゆえに、自分の悩みや苦しみを幸恵に伝えられなかったのかな…。
家庭に居場所がなく、バイトの時間が長くなり、次第に追い詰められていくサチコ…
サチコのことが愛おしく、また可哀想でした。

秋田の方言が、とても心地よかったです。
感動しました。
本当に、すばらしかったです。
ありがとうございました。

「さよならノーチラス号」/「ナナメウシロのカムパネルラ」

「さよならノーチラス号」/「ナナメウシロのカムパネルラ」

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2025/07/20 (日) ~ 2025/07/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/07/20 (日) 13:00

価格8,000円

7月20日〈日〉13時公演を鑑賞。

とてもクオリティーの高い劇でした。
超一流の脚本、役者さん、スタッフさんたちでした。

借金取りから逃れるために、隠れて住む家族。
その家族たちと離れて暮らす男の子が主人公です。
学校が夏休みになったので、離れて暮らす家族の元へ、主人公の男の子が訪ねていきます。
そこでさまざまな出来事がおこります。

この夏休み中のさまざまな出来事。
さまざまな想いや体験・交流を、ノーチラス号の模型に詰め込んでいるのだと感じました。

犬が言葉をしゃべる…という設定ですが、役者さんが上手なために、まったく違和感ありませんでした。

舞台挨拶で、脚本家の成井豊さんを初めて拝見しました。
尊敬する方だったので、感激しました。
昨年再演されたのに見逃した『ミスター・ムーンライト』を、ぜひまた再演していただきたいと思います。

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