星の結び目
時間堂
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/12/22 (木) ~ 2012/01/02 (月)公演終了
満足度★★★★
大きな話
2時間では足りないくらい。大事件が起こるわけでもなく、淡々と氷屋(桜上水あたりか?)のひと時代を描いているのに、2時間ひきつけられた。人物像がはっきりしていて、それを演じた役者たちの演技力も確か。見ごたえあり。
12月26日
劇団フルタ丸
「劇」小劇場(東京都)
2011/12/21 (水) ~ 2011/12/25 (日)公演終了
満足度★★★
いい話だったんだけど・・・
いい話だっただけに、やっぱりあれはダメでしょ。(以下、ネタバレBoxにて)
ゲネプロにお招きいただきありがとうござました。ユーザー名では男女はわからないかもしれないけど、もう少し女性にも見てもらった方がよかったと思います。
スピンドクター
劇団 東京フェスティバル
OFF OFFシアター(東京都)
2011/12/15 (木) ~ 2011/12/20 (火)公演終了
満足度★★★★★
大人の鑑賞に耐えうる作品
まず総理を女性にした設定がいい。演じた女優もきりっとした感じがいい。(近い将来誕生するであろう女性総理もこんな感じの人だといいな。)情報操作(特に官僚の)については勉強になった。新聞を見るときは大きな記事に隠されて扱いが小さくなった重要な記事に目を向けようっと!
ハイスクールミレニアム
アリスインプロジェクト
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2011/12/13 (火) ~ 2011/12/18 (日)公演終了
満足度★★★
女としてはどうにも居心地が悪い
物語の出来不出来以前の問題としてちょっとあの場にいるのはこっぱずかしかった。若い子好きの一部の好事家のための芝居と言い切ってしまうにはちょっと惜しい気はする。いいエピソードもあるし、特に1945年から来た女性と教師の話は好き。この1945年から来た女性は芝居も踊りも上手だった。演出家はちゃんと適材を見抜くことができているようである。それだけにあのJKたちの幼稚な芝居と踊りはちょっと残念&かわいそう。
ミュージカル「ア・ソング・フォー・ユー」
アトリエ・ダンカン
新国立劇場 中劇場(東京都)
2011/12/06 (火) ~ 2011/12/18 (日)公演終了
満足度★★★
歌いました!(心の中で)
全曲!カーペンターズが好きな人以外にもすすめられるかと言われるとちょっと・・・焦点がぼやけて主人公の(はずの)征司が霞んでしまっている。
かたつむり【公演終了!感想お待ちしております】
アリー・エンターテイメント
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2011/12/13 (火) ~ 2011/12/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
すぐに続きが見たい!
ちょっと前なら芸術座、今なら三越劇場あたりにそのままかけられそうな重厚な出来栄え。2部、3部と続くのでこの第1部は必見!全世代の女性が好きそうな少女漫画的要素満載である。(今なら韓流に似ていると言われるか?)登場人物もかなり多いが説明的にならずに上手に紹介。あっという間の2時間であった。劇の内容とは関係ないが、10歳以下の子供連れが何人かいた。子供向きの内容ではなく、しかも夜。親の神経を疑う。
十二月歌舞伎公演
松竹
日生劇場(東京都)
2011/12/07 (水) ~ 2011/12/25 (日)公演終了
満足度★★★★
七世松本幸四郎のひ孫3人
昼の部がおススメ。碁盤忠信が珍しいし、茨木の松緑の鬼もいい。夜の部はABが好きな方はどうぞ。私はそんなに悪い弁慶ではなかったと思うが、一緒に見た友人は「目をむきすぎる」(そのとおり)「台詞の声がやけにこもっている」(これもそのとおり)「弁慶にはこわもての中に可愛らしさがないとダメ!」(だそう。)錣引があまり面白い演目ではなく、口上も10分程度。昼の部3時間半、夜の部3時間で昼夜見てもそれほど疲れない。日生劇場は椅子もいい。
The Girls next door 公演は無事終了いたしました。ご来場ありがとうございました。
遊戯ヱペチカトランデ
APOCシアター(東京都)
2011/12/08 (木) ~ 2011/12/12 (月)公演終了
満足度★★★★
その意気込みを買う!
自分たちの世界を創り出そうという意気込みを感じる若々しい舞台。少女漫画的な世界ではあるが、十代の少女たちの愚かさと傲慢さ、そして子供っぽい残酷さは十分に伝わってきた。途中で「舞台上の世界」、「現実の過去」と「現実の現在」がごちゃついてわかりにくくなったのが残念。コーラス部分はよく練習していて言葉もよくわかるのに、独唱が弱い、言葉も聞き取りにくい。「姉妹」という言葉は通常複数の姉と妹を指すので、その言葉の連発も話を判りにくくした。一人なら姉か妹である。
たゆたう曾祖父
さるしげろっく
テアトルBONBON(東京都)
2011/12/08 (木) ~ 2011/12/11 (日)公演終了
あきざくら
シアターはるこば
タイニイアリス(東京都)
2011/12/07 (水) ~ 2011/12/11 (日)公演終了
満足度★★★
深々とお辞儀
なんでだろ・・・?と、思ったら…それは見てのお楽しみ。自由席なので入り口に近い側に座るのがお勧め。右側のカウンターが客席と垂直方向に置かれているので、このあたりの芝居は客席右側だとちょっと見難いかも。オリジナルのギター曲が良い。
桐の林で二十日鼠を殺すには
東京ストーリーテラー
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2011/12/03 (土) ~ 2011/12/11 (日)公演終了
リア王
室生春カンパニー 劇団 風の森
新宿シアターモリエール(東京都)
2011/12/01 (木) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★
大迫力!
小劇場でこんなに素晴らしいシェイクスピアが見られるとは思わなかった。わかりやすい脚色。リア王が素晴らしい。娘たちに裏切られ気がふれてからが特に良かった。
法王庁の避妊法【全公演終演致しました!ありがとうございました!!】
ファルスシアター
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2011/12/01 (木) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★
いい話
サンプル数の少なさ(自分だけ?まさかね~)にちょっと驚いたけど、患者の話をよく聞くことは医者にとって大事。研究室に籠もっていたら生まれなかった学説だと思う。荻野先生だったら現在の体外受精やら精子バンクなどのことをどう思うかな。
妖怪レストラン 3P(スリーピー)
THE 黒帯
テアトルBONBON(東京都)
2011/11/30 (水) ~ 2011/12/05 (月)公演終了
満足度★
...zzz...zzz...zzz....zzzz.....zzzzz......zzzzzz
我が身の選択眼のなさを呪った2時間であった。同じ妖怪ものでも「てんぐまい」の方がまだ問題意識があった。何がしたいの?
トキタ荘の冬
Theatre劇団子
SPACE107(東京都)
2011/11/29 (火) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★
どの年代の人が見ても楽しめる
(ただし高校生以上かな)個性的ではあるが普通の人たちが、普通に生きているのを芝居にするのは難しいことだと思う。この芝居はそれができている。暗くないのは、成功してる人が結構いるせいかな?
内容には関係ないが、段差のない客席の椅子の置き方が、前の人と人の間に後ろの席の椅子がくるようになっていたので、前の人があまり気にならずとても見やすかった。カップルはあまりべったりしないように!
THE JAPANESE JOB
劇団恋におちたシェイクスピア
ワーサルシアター(東京都)
2011/11/23 (水) ~ 2011/11/27 (日)公演終了
満足度★★★★
ちょっとハリウッド映画的
相当な映画ファンとお見受けする。音楽の使い方が好い。特に逃走シーンにまったくテンポの合わないBoz ScaggsのWe are all alone。チラッと聞こえた鬼警部アイアンサイドのテーマや最後はアデル(エイミー・ワインハウスでも良かったかも。)まで、新旧取り混ぜて面白い。前半かなりいいテンポで進んだのに、事態が思わぬ方向へ進んだ後半に失速。緊迫感があるべきところで退屈した。だからどうにも最後がスカッとしない。
仮面の剣士 LOVE之介♡
劇団 EASTONES
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2011/11/18 (金) ~ 2011/11/24 (木)公演終了
満足度★★★★
誰が見ても楽しめる
匿うにはあまりにも目立ちすぎる2人だが、話の流れがよくできている。青い目をした美女との恋愛、派手な立ち回り、笑いを誘う長屋の面々とツボを押さえた展開が楽しい。
ドコニ・私の元気
ショーGEKI
新宿シアターモリエール(東京都)
2011/11/19 (土) ~ 2011/11/27 (日)公演終了
「日本振袖始(にほんふりそではじめ)」「曽根崎心中(そねざきしんじゅう)」
国立劇場
国立劇場 大劇場(東京都)
2011/11/03 (木) ~ 2011/11/26 (土)公演終了
満足度★★★★
近松二本立て
神話と心中物という妙な組み合わせの番組だが、両方とも近松門左衛門作。「日本振袖始」はヤマタノオロチを舞台上でどう表現するかワクワクしながらその瞬間を待ったが、これが素晴らしい。詳しくは舞台を見ていただくとして、大胆で斬新な上に美しい大蛇!300年前の人がこれを考え、それをまた見て楽しむ観客がいたということに驚きを禁じえない。「曽根崎心中」は藤十郎親子の共演だが、この二人、恋仲の二人を演じるにはあまりにも顔が似すぎている。父親としては息子に役を覚えてほしいという気持ちがあるのだろうが、見ているほうはどうも冷める。こういうことに違和感も疑問も感じないところが世襲のよくないところである。
祈り
劇団だるま座
座・高円寺2(東京都)
2011/11/15 (火) ~ 2011/11/18 (金)公演終了
満足度★★★★★
しみじみと感動
異教徒同士が互いの領分を尊重しつつ平和に暮らしていた村人(ユダヤ教徒)に「お上」とかいう事情も知らない奴らの理不尽な仕打ち。歌がないので家族の物語がそのまま強烈に伝わってきて、終盤からは涙が止まらず。こんな素晴らしい公演がたった4回だけとは!見られる方はあとマチネ2回だけだけど劇場に足を運んでみてください。