harumi姉さんの観てきた!クチコミ一覧

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夢邪想(ゆめやそう) ~『夏の夜の夢』より~

夢邪想(ゆめやそう) ~『夏の夜の夢』より~

花組芝居

あうるすぽっと(東京都)

2014/12/14 (日) ~ 2014/12/23 (火)公演終了

満足度★★★★★

冬の夜の夢
暫くぶりの観劇。相変わらず猥雑で、物悲しく、美しい舞台。浮世から隔離された幻のような女の森。「おのこはひとり」
その言葉に縛られた女たち。まるで寺山修司の世界を観ているような気がした。
過去への時間を巡るような演出が印象的、醜さと乙女たちの対比も良かった。ひととき冬の夜の夢を観た。

ブルーアップル【終演しました!】

ブルーアップル【終演しました!】

X-QUEST

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2013/02/27 (水) ~ 2013/03/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

いつもと一味違う!!
スピードのある殺陣に、予想外のミュージカル仕立て!!いつものクエストとはまた一味違う面白さ!!“初日のまだ”はあるものの、加熱と加速でどんどん見応えが上がって来ると思います。

ゴーストライターズ!!

ゴーストライターズ!!

企画演劇集団ボクラ団義

SPACE107(東京都)

2014/02/28 (金) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

短い2時間25分!?
今回の団義は半端なく“面白い”最初から最後まで笑いっぱなし、ただ笑わせるのではなく、ラストに向けて、しっかりと仕込みつきの笑いが組み込ま
れている。ラストが近づけば近付くほど、その効果は大きく現われ、長い2時間25分がまったく長く感じることはなかった。出演者の熱演、意外なキャラも見応え有り!!二度、三度観ても飽きない舞台だと思う。ぜひぜひお試しを!!

Back Stage~REBOOT~

Back Stage~REBOOT~

TEAM空想笑年

シアターKASSAI(東京都)

2016/09/08 (木) ~ 2016/09/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑った!
こういうバックステージもの、以前2本くらい観た記憶がある。このタイプの作品としての“お決まり”、役者がいない・セットが壊れた・ストーリーがどんどん変わっていく・そして役者の暴走・更に登場しないはずの人間が舞台に出る、なのに結局、話はなんとか繋がり、幕を迎える。それが満載ではあったが、その暴走振りがかなりのもので、思わず声を出して笑ってしまった!個性的な登場人物のバランスも良し!意外な歌声もいい清涼剤になっていた。これまでこちらの劇団の作品3作観せて頂いた。どれもまったく違うタイプの舞台。次回はいったいどんなものを観せてくれるのか?期待度が上った。

メランコリーにさよならを

メランコリーにさよならを

劇団宇宙キャンパス

シアターサンモール(東京都)

2013/11/14 (木) ~ 2013/11/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

振り回された!?
初日を感じさせない熱気のある舞台でした。観ながら、斬りつけるような痛みを感じたり、じんわりとした涙が出たり、熱い想いがいっぱいいっぱい飛んでくる舞台でした。(笑いの方もたっぷり!!)感情が思いっきり振り回されました。出演者の“ありえないほどの情熱”ガンガン伝わってくる舞台でした。

泣けない二人に、快晴(ピーカン)の空が笑った!

泣けない二人に、快晴(ピーカン)の空が笑った!

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI(東京都)

2016/10/12 (水) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

その長い時間に浸っていたい
少々長い舞台だった。しかし、その温かいぬくもりのようなものにずっと包まれていたい舞台でもあった。愛情一途な人たちばかり、なんてやさしい想いばかりなのだろう。その中で父と子は不器用に生きていた。控えめな父の心が明かされ、その想いが溢れ出す瞬間に感動、いやいや、共鳴した。ホントはね、言葉にすることは大事だけど、子供のうちに抱きしめる事はもっと大事なのだと母は思います。

GK最強リーグ戦2015

GK最強リーグ戦2015

演劇制作体V-NET

TACCS1179(東京都)

2015/05/13 (水) ~ 2015/05/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

偏ってしまいますが・・・。
Aチーム
「駅にやってくる様々な人たち。各々のストーリーが絡んで・・・・いやいや絡んではないんだなぁ・・・。互いに互いの抱えているものを傍観しているという感じで、パーツパーツを組み合わせただけという感じがどうしてもしてしう。また、そのストーリーもよくあるような・・・時間が短い為か感情の流れも安直に感じられた。」

Bチーム
「この短い時間によくぞまぁ人というものの内面を描いたものだと感服!モノトーンの舞台・モノトーンの衣装、その中に疼くような各々の想い。シンプルな舞台に生臭い人の匂いが充満していく。最後の真実、そしてあまりにもインパクトの強い赤!お見事でした!」

白い雪と赤い華

白い雪と赤い華

クロジ

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2021/09/29 (水) ~ 2021/10/05 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 舞台は実にファンタジックで色鮮やか!秘密の花園とでもいうようなセット。オープニングは映画のように映像と照明が場を次々と変化させていく。特に照明の使い方は秀逸!始めのファンタジーそのもののような花園はまるで主人公自身の心のように、清らかな美しさから変貌し、やりきれない切なさ、秘密を隠したおどろおどろしさ、血を吸いつくした妖気の満ち満ちた場所となっていく。登場人物の心理がそこに浮き上がってくる。その色彩の艶やかさに圧倒される。
 もっと圧倒されたのは、主人公朱音役の斉藤範子。花園の変貌とともに主人公の人格の変化を実にうまく表現している。罪とはここまで人を変えてしまうものか・・・切なく痛々しい、そしてその追い詰められた狂気が恐ろしい。いやぁ感服いたしました。お家争いとか、男に騙されるとか、よくありネタがオンパレードなのだけど、それでも安っぽい昼メロドラマにはならず、ある種の品と奥深さをもって観る側を引き込むのは演出と演技力の賜物ですねぇ。また拝見したいです!

すべての夜は朝へと向かう

すべての夜は朝へと向かう

劇団競泳水着

サンモールスタジオ(東京都)

2012/12/12 (水) ~ 2012/12/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

微妙な感覚
場面使いが上手い。そして何よりその場面に流れる微妙な空気が上手い!!リアルに素肌に感じる舞台だった。

山犬

山犬

OFFICE SHIKA

座・高円寺1(東京都)

2014/08/07 (木) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

結局・・・
怖いのは“人の狂気”だなと痛く感じました。“震えるほど恐ろしい”・・・“生臭く気持ちが悪い”の方が強かったのではと思います。だからと言って面白くないかといえば“面白い”。観ているうちに体に力が入るほど舞台に釘付けになっていました。特にISOPPさんの動きには感嘆!!軽く自在、そして寂しさを感じて切ない気持ちになってしまった。見応えありです!!ちなみに暫くカレーは食べられそうにありません。

舞台「攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE」

舞台「攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE」

㈱NEGA

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2015/11/05 (木) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

COOL!
演出・奥 秀太郎氏。彼の作品として『ペルソナ』『BLOOD-C The LAST MIND』等を観ている。前者は思いっきりゲーム画面の中に役者が入り込んだ感じ。後者は映像が舞台に色を添える感じ。タイプはまったく違う。今回はまた違う演出。セットはシンプルだが機能的!無駄なくシャープな印象。3Dのその舞台確かにリアル感がある。通常なら平坦に見える電脳世界が立体的に見えてくる。また飛んでくるロボットやヘリが目の前に感じる(当然だが)。確かに迫力がある。この作品、アニメをちらと観たぐらいで殆ど内容を知らない。舞台始まりからその世界感を理解するまで少々時間がかかった。この舞台、一番驚かされたのは八神蓮くん、実に男臭い役。キャストを見ていなければ、多分わからなかったに違いない(舞台上ずっとサングラス掛けたままだったし)、というか、わかっていても“ホントに八神くん?”と何度も思ってしまった!この進化は凄い!彼だけでなくイシカワ役の伊阪くんにしろ、パズ役の井深くんにしろ、その変化には驚いた!この作品のファンの方たちに、どう映ったかは知らないが、少なくても彼らの舞台を観ていたものとしては、面白い変化を魅せられた舞台だと思う。メインの草薙素子役・青野 楓さん。まだ芝居は固い。殺陣も彼女の手足の長さを活かした大振りのものが多く、その分スピード感が落ちる。動きとしては魅せる殺陣だが、無駄に大きい殺陣のせいで流れが悪い。細かく切れのイイ動きを入れてあげれば、もっと彼女の動きの良さを感じることが出来ただろうに!と残念な気がする。しかし、それでも真っ赤なコスチュームの彼女。雰囲気があって綺麗。存在感がある!この後どう化けていくかが楽しみな女優さんだと思う。他の出演者もこの世界観に上手くはまっているような気がする。
演技力としては落ちが無いと思える。
この舞台、一言で言えばCOOL!意味として、1 冷たいさま。涼しくてさわやかなさま。2 冷静なさま。冷ややかなさま。3 かっこいいさま。この三つの意味が全て入っていると思う。鉄のように冷たく、熱が入ればあっという間に熱くなり、ことが済めばすぐに冷める。しかし、その内側に外から感じられない熱が残っているような、そんな印象を受ける舞台だった。






空 -SORA-

空 -SORA-

劇団ZAPPA

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2014/08/21 (木) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★★


素直に良い舞台を観たと感じました。再演だけにしっかりと内容が出演者に同化しているような、そんな気がします。また海舟の今と過去の小吉が交差する、その作りがまた良い。彼らを通してその時代の“不条理”が見えてくる。また決して諦めない明日も見えてくる。心が揺すぶられて、すーっと涙が出ました。こんな涙ならまた流してみたいと思う、そんな舞台でした。

Unbreakable -アンブレイカブル- 最終章

Unbreakable -アンブレイカブル- 最終章

演劇レーベルBo″-tanz

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2016/09/29 (木) ~ 2016/10/03 (月)公演終了

満足度★★★★★

最終章
お気に入りの劇団さん、とうとうこのシリーズも最終章。はなださとし氏の脚本・演出が今回は特に良かった開演前に“アンブレイカブル座談会”出演者総出でこの作品について語る。この作品ならではの用語が多い、もちろん細かな説明は観客に配られているが、話し言葉での説明があると観る前に整理がついて、話に入りやすい。なかなか上手い演出!そして(いきなりですが)ラストの演出もその余韻を感じさせる。さて、今回印象に残るのは有馬ルカ役の真僖祐梨ちゃん。実に繊細なイイ芝居をしてくれた。もちろんレギュラーメンバーは安心してみていられる実力派、その中に入って光って見えるくらい
存在感がある。またシェムハザイの真美子さん、美しくて残酷で強弱のある芝居をしっかりこなしていた。こちらもかなりイイ感じに役には待っていたと思う。最終章になって、ようやく答えが出た。簡単に言えば言ってしまえるが、その答えの中にある恐怖や孤独を抱えている人はおそらく、まだ大勢いるだろう。忘れてはいけないことの上にこの物語があったこと。改めて感じさせられた。最後の最後まで疑問を持ちかける展開も見応えあった!終わってしまった何か寂しい気がする。次回作、心待ちにしております。





Regulation's High!

Regulation's High!

BLACK JAM

上野ストアハウス(東京都)

2016/10/06 (木) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

眠気が飛んだ!
“一番は体力勝負!?そんな気配がする舞台。各々のスポーツ技術がどんな風に活かされるのか?これが見ものですね!”と「観たい」に書いた。それでも芝居に関しては実はあんまり期待してなかったのだけど・・・予想以上の迫力とネタ作りの上手さに眠気も吹き飛んだ!(前日睡眠3時間半)実際、体力勝負!スポーツ技術がフルに活かされ、その上でぐっとくる男たちの思いもあった。ホント、ムチャクチャ面白かったです!個人的には「尾崎ネタ」と「校則復唱ネタ」好きです!

コングラッチュ ユー

コングラッチュ ユー

チャーミーゴリラ

小劇場 楽園(東京都)

2012/08/07 (火) ~ 2012/08/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

小劇場の面白さ
笑いすぎで涙が出て困ってしまった!!ジャンルもキャラも様々なメンバーの作り出すハーモニーが、すごく「居心地のイイ空間」を造り上げていたと思います。細かいこと抜きに楽しみたい舞台です。このところ小劇場はハズレ続きで、少しめげていたのだけど、こういう出会いがあるから面白い!!と、また小劇場に足を向ける気持ちにもしてくれました。

Re:FT【劇団5454旗揚げ公演2012年8月!!】

Re:FT【劇団5454旗揚げ公演2012年8月!!】

プロデュースユニット四方八方

ザ・ポケット(東京都)

2012/02/08 (水) ~ 2012/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

想いが溢れてました
ここの作家さんはシステム的なものがお好きで、その設定がしっかり作りこまれているのはイイことなのですが、造語やそのシステム自体がわかりにくいのが難点。
今回はその辺がスッキリしているように思えました。人の気持ちに重きがあって、人の想いが色濃く出ているようにも思えました。ラストで案内人・安藤君が涙こぼすに至る過程が納得できる内容だったと思います。
また、なかなか面白い設定が見られバリエーションも様々。展開も面白かった。
今までにこれを含む4作観せて頂きましたが、
今回が一番わたし的にはイイ出来だったのではないかと・・・・・・・・・・・



太陽への回廊

太陽への回廊

無頼組合

シアターKASSAI(東京都)

2014/09/12 (金) ~ 2014/09/15 (月)公演終了

満足度★★★★★

上質
多分上手い劇団なのだろうと思っていた。しかし、ネタが重い・堅い・まじめそうな気がして、当初観る気はなかった。でも・・・ひっかかる・・・ので観てみました。社会・政治・人間性、かなりいろいろ含まれた考えさせられる話です。過去と現在の重なり方、場面の作りも上手い!!出来うるなら、せめて二倍の広さが欲しい、そんな気がした。また出演者のバランス・演技も良い。予想外に見応えのある、上質の舞台でした。

きらめく星座

きらめく星座

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2014/09/08 (月) ~ 2014/10/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

二度目の観劇
以前、観た事がある舞台。その時は戦争の不条理を強く感じた。今回は物の有り難味とか、物のない時の、人の想像力の活性化を感じた。ないもの尽くしの生活でも明るく、自分の思いを変えずに生きるオデオン座の人々。やはり面白く、逞しい!ラスト、チャーミングな秋山母の歌が一声聞こえたところで涙が出た。明るい歌も時に涙を誘うものだ。

しろたへの春 契りきな

しろたへの春 契りきな

演劇集団 Ring-Bong

サイスタジオコモネAスタジオ(東京都)

2014/01/18 (土) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

感服!!
単純に自宅から近いというだけで観に行ったのだが、予想外のしっかりした土台(演技力・演出・脚本)の上に出来た良い舞台だった。テーマは今も片づかない厄介な問題とその過去。過去と現代の描写が上手くクロスする。想いもしっかり痛く伝わってくる。私ごときがああだこうだと言っては申し訳ない上出来の舞台だった。

舞台「デルフィニア戦記」第一章

舞台「デルフィニア戦記」第一章

舞台「デルフィニア戦記」製作委員会

天王洲 銀河劇場(東京都)

2017/01/20 (金) ~ 2017/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

最近の舞台は初めからセットがオープンになっていることが多い。特に2.5次元ものはその傾向が強い。この舞台緞帳が上がることから始まり、降りることで終わる。舞台としては当たり前の事だが、物語の始まりと終り、それを強く感じさせた。登場人物が実に魅力的!特に“リィ”という存在は今までにないキャラクター!ものを考える時に人はひとつではなく付属するいろいろを含めて考えてしまうが、彼女は全てを単的に考える。そのストレートさがイイ!その他のキャストも熟年からイケメンまで、イイ世界観を作り上げていた。このキャストのままで続いて欲しい作品だ。

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