harumi姉さんの観てきた!クチコミ一覧

121-140件 / 980件中
『傷だらけのカバディ』

『傷だらけのカバディ』

楽団鹿殺し

あうるすぽっと(東京都)

2019/11/21 (木) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

観ながら「さよなら鹿ハウス」を思い出していた。ひたむきで不器用で、皆が集まることで何かが出来た。そんな鹿殺しの作品の匂いがぷんぷんする。それにつられてワクワクしてしまった!必見なのはカバディ―の試合シーン。実に見事な動きとその構成が、ワクワクをドキドキに変えていた。

抗菌バスターZ エピソード0.4

抗菌バスターZ エピソード0.4

ACファクトリー

シアターサンモール(東京都)

2019/11/13 (水) ~ 2019/11/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

個人的にはかなり楽しい作品でありました。まぁ設定的に突っ込みどころは有りなのですが・・・いいじゃん!ムッチャ楽しかったんだから!という感想に至っております・自由な遊び心満載で、飽きさせない舞台。観客を楽しませるという要素がいっぱいで。私は満足満足でありました。かなり昔から拝見しておりますが、なぜかこの劇団の場合、殺陣というより“アクション”を感じてしまいます。他との違いがはっきり出ているのも魅力だと思います。

地球防衛軍 苦情処理係

地球防衛軍 苦情処理係

サードステージ

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2019/11/02 (土) ~ 2019/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

いかにも鴻上さんという風刺や世間の見方に唸った!楽しいのに、ヒリヒリした感覚や突き刺さるような痛みが残る。子供の頃から気になっていたけど、口にしてはいけないような気がしていたこと。ガーンとぶつけて頂いてすっきりしました。

晴天〜せいてん〜

晴天〜せいてん〜

劇団黒胡椒

王子小劇場(東京都)

2019/11/09 (土) ~ 2019/11/13 (水)公演終了

満足度★★★★

この劇場には何度も行っているが、今回の造りには驚かされた!普通なら見えない部分が見えてそれはそれで面白かったが、あれだけ華やかな舞台、もっと全体の風景が観たかった。客席かせ近過ぎたことがマイナスになってはいないだろうか?全体が把握出来る上で、パーツを見るということが出来ずに、もったいない気がした。オヤジさんと同意見で、座敷でコートはおかしい!生肌の色っぽさも欲しかったなと、頑張った割に色気が感じられなかったのは惜しい!

LIVEミュージカル演劇『チャージマン研!』

LIVEミュージカル演劇『チャージマン研!』

CLIE

新宿FACE(東京都)

2019/10/31 (木) ~ 2019/11/06 (水)公演終了

満足度★★★★★

こんな突っ込みどころ満載のアニメの存在を知りませんでした。そして、それを忠実に(?)舞台に乗せるとこんな風になるの?ムチャクチャ楽しい!!!出演者の原作に忠実(?)な演技、盛りだくさんの趣向の演出(キムラさん最高!)。結局、最初は・・・という私もあっという間に同化しておりました。劇場の有効な使い方が活かされた面白い舞台でした!

蒼い薔薇のシグナル

蒼い薔薇のシグナル

東京印

テアトルBONBON(東京都)

2019/10/30 (水) ~ 2019/11/04 (月)公演終了

満足度★★★★

前半は単調だが、後半の流れが凄まじい!人の心のドロドロ感が半端ない!その中にほっこりとした老夫婦が、なんとも良い味をだしていた。泥沼にはまって、あがく人々、なんともやり切れない想い。苦みと痛みの舞台でした。

EXTEND 0 エクステンドゼロ

EXTEND 0 エクステンドゼロ

Performance team PADMA

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2019/11/01 (金) ~ 2019/11/04 (月)公演終了

満足度★★★★

その実力はよくわかったし、観客を楽しませようという姿勢もいい。ただ“魅せる”という点で言えば、あまりにもステージが狭いし、高さが足りない。その為に迫力不足になってしまったのは残念!

遠山金四郎VS女ねずみ小僧~長崎青春編~

遠山金四郎VS女ねずみ小僧~長崎青春編~

TeamAssemble

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2019/10/29 (火) ~ 2019/11/04 (月)公演終了

満足度★★★

とてもわかりやすい時代劇、芝居の上手い方もいらっしゃる。ただ定番すぎて・・・もう少し斬新というか、型を破ったものが欲しい。殺陣も悪くはないが、どうも効果音のずれ、役者の動きが音待ちしているのが見えてしまった。

月夜に舞い上がる桜

月夜に舞い上がる桜

VACAR ENTERTAINMENT

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2019/09/07 (土) ~ 2019/09/16 (月)公演終了

満足度★★★

各地を侵略していく「将軍」に狙われた町とその住人たちの物語。「将軍」などという大仰な存在が話の中にある割に、小さく話がまとまってしまったように思えた。その大きな要因のひとつは、「将軍」が舞台の上に存在しないせいだろうか?渋めの相応な年齢の役者さんが登場していれば、説得力も上がっただろうし、台自体の雰囲気にも締りがあったのではないかと思う。また主役である月翼に、もう一つずば抜けた魅力を加えられなかったことが大きい。設定的にヒーローとしては足りない造りに思えた。
(まぁ、平和ボケした日本を比喩している気もして、それはそれで面白かったが・・・。)
さて、陣好きとしてはかなり殺陣の粗さが気になった(上手い人も居たには居たが)。みせ方としてもいまひとつワクワク出来ず。
衣装も男性陣はそれなりであったが、女性陣のの着物に違和感。町娘が金糸の入った帯や着物はないだろうと思う。応しくない衣装が目についた。また着付けも直せる方がいるなら直してあげて欲しいと思うばかり。挿入歌、楽しい曲だったが、和のテイストがまったく感じられず場に合わない気がする。アレンジでもう少し作品に合わせて頂いた方が良かったのでは?加えて動線の為だけのセット。場はどんどん変わるのに何の変化もない。セット自体にその作品の雰囲気を持たせなかったことも残念。タイトルと中身の繋がりがあまり感じられなかったことも残念に思えた。

と、難癖ばかりで申し訳ない。だが良い部分がまったくないわけではない。
出演者のほとんどが“歌える”“踊れる”ということ。若い出演者たちの熱気は確かに感じられたという事。これはかなり良い!“やる気のある舞台”ではあったとは思う。
今後の彼らの成長に期待したい。

gift魂

gift魂

MousePiece-ree

シアターKASSAI(東京都)

2019/09/26 (木) ~ 2019/09/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

ここ暫くコメディーで大笑いはしてなかった。なんというか、近のコメディーのパターンが決まってしまっているように思える為だろうか。小さな勘違い・れ違いがどんどん膨れ上がっていくタイプ。のパターンは"一言いえば終わりじゃん!"と観ていてジリジリイライラするわけで・・・。確かにこの作品の中にもそれはあるが、れ以上に気のいいアホ"がいっぱい!(すいません!褒めてます!)話の流れで作ったコメディというより、場人物の素材自体が面白いのだ!ノリの良さが半端ない!“コメディ”というより“お笑い”それが大きな魅力だと思う。
ストーリー自体はかなり明快、齢関係なしに楽しめる作品だ。古ぼけたアパート、口汚い婆の管理人、アパートの前では住人が集まり
事ある度に呑んで騒ぐ。なんとも羨ましい光景だ。色濃いアホばっかりで皆底なしに人が良い。このベースが作るワチャワチャ感が半端ない!他愛もないバカ騒ぎは作り物感がなくとても楽しそうだった。
ジジが何者か?三角関係の行方は?なることがいくつか。その疑問が付いて廻るのがアクセントになっている。ただのアホ騒ぎだけではなく“人情”ってり使われなくなった言葉がそこに存在していた。
キャスティング、こちらもハマリと言っては何だが、“くそ馬鹿ガキ”と怒鳴りまくる宇田川美樹さんが関西勢の中でしっかりなじんでいるのは驚いた!大阪人には行ってはならないと言われている“馬鹿”の連発!しかしちっとも違和感がない!言葉ではなく感覚で同化しているような感じに思えた。始めは寡黙キャラかと思われたスミス役のカンくん、ちらっと見せる感情の揺れ、よく出ていた。幽霊キャラの地下アイドルという設定も面白かっし、吉本あたりのお笑いに居そうなキザ男、そういう濃いキャラの中に、涼し気に東京から来たばかりの嫁さんがいるというバランスもイイ!アホな遊びもいっぱいで、が付けば大笑いさせられていた!

『パンパンじゃもの、花じゃもの』

『パンパンじゃもの、花じゃもの』

劇団天然ポリエステル

小劇場B1(東京都)

2019/10/17 (木) ~ 2019/10/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

肌編観劇。悲しい存在でも、強く生きるお姉さま方のたくましさがひしひしと感じられました(個人的な好みだと男娼(同性愛者同士)の方を期待しておりましたが)。大切なものの為に何かを犠牲にする、その想いの強さを感じました。・・・とはいえ、ウィッグや着物、もう少し何とかならなかったものかと・・・顔を隠していても、あれでは客が引っかからないんでは?オバケなのは見た目ではなく、彼らの価値観の違いに他者は異物を感じるのではないかと思うのですが・・・。この点を除けば、楽しくも有り、哀しくも有り、見応えのある作品でございました。

じゅうごの春

じゅうごの春

やみ・あがりシアター

アトリエファンファーレ東池袋(東京都)

2019/10/17 (木) ~ 2019/10/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

この劇団を以前観たのは二年前、二年も経つと成長しているか、周りに振りまわされて、持ち味が変わって来ているか、当然変化はあるはず。ブレずに面白いものを作っているなと、また演技力も上がってきているなと感嘆!言葉に縛られたジュウゴの人生。それか!と驚かされる話の構成が見事だった。

ネタバレBOX

ジュウゴの三人のイメージしっかり重なったのは見事!
花隠想華

花隠想華

ZERO Frontier

萬劇場(東京都)

2019/10/09 (水) ~ 2019/10/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

“キレキレの殺陣”を楽しみに行ってきましたが、キレキレ通り越して“体張ってる感ガッチリ!”に驚きました!まじ当たりしてますよね?組み合ってる相手だけでなく、床に壁、ガンガン当たってる!(皆さん体大事にしてくださいね)観ている方としてはそのまじ感にワクワク!またダンスの方もキレキレの動きが美しい!ストーリーも面白かった!(ちょっと足りない部分はないわけではないけど)欲言えば、鬼と天狗、もっとはっきりした見た目の違いが欲しかったかな?もちっと広いステージで観たい気もしました。

受取人不明 ADDRESS UNKNOWN

受取人不明 ADDRESS UNKNOWN

アン・ラト(unrato)

サンモールスタジオ(東京都)

2019/10/03 (木) ~ 2019/10/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

人は直接手を下さなくても、人を殺せる。人の運命を変えることが出来る。それが心に響いた。なんて悲しく恐ろしい事だろう。孤独、裏切られた想い、逆恨み、疑う事のない親友の間に、運命を変えてしまったドイツの現状。いろいろな意味で考えさせられるものが多い作品だった。演技、演出。セット。照明。音響、実に細やかに考えられていた作品だと感じた。

純愛協想曲

純愛協想曲

劇団ヨロタミ

萬劇場(東京都)

2019/09/26 (木) ~ 2019/09/30 (月)公演終了

満足度★★★★

年頃の息子君を持つ母は“冗談じゃない!いくら何でもこんなことは起こらないと思うけど、我が子にこんな選択をされたら、絶対に許すわけには行かない”とまじに思った!介護もそうだが“子供が望めない結婚”親として、これは絶対に認めるわけには行かない。なのにねぇ、どうしてこの舞台だと良かった良かったとみてしまうんだろうか?ヨロタミマジックだねぇ!!

みんなのお葬式

みんなのお葬式

イマノカゲキ(BlackRomanceFilms)

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2019/09/25 (水) ~ 2019/09/29 (日)公演終了

満足度★★★

なんとも賑やかで観客を楽しませようという気持ちがたっぷりの舞台でした。ただ少し過剰な気がする。曲もどれも賑やかで、しっかり歌える方にはもっとしっかり聞かせる歌を唄って欲しかったかなと・・・。ストーリーもネタ的にはありきたり。違うハッピーエンドがあるんでは?すいません、オバサンは観ていて少し疲れました。

星のバッキャロー!!

星のバッキャロー!!

株式会社Ask

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2019/09/19 (木) ~ 2019/09/24 (火)公演終了

満足度★★★★★

「世界一」それに込められた期待と希望とプライド。そんな熱い想いが舞台の上にびっちり詰まっていた。演技に落ち無し!間合いも話の流れも実にバランスがイイ!最後の“ばっきゃろー”がとても意味深く、じんわりと染みてきた。後半も観たい!

太陽が落ちてきた~すずなりの逸声~

太陽が落ちてきた~すずなりの逸声~

劇団生命座

萬劇場(東京都)

2019/09/20 (金) ~ 2019/09/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

なんといっても、少年辰郎役の新広裕紀さんの演技!まさに「はだしのゲン」を思わせるような、少年らしい語りに動き。とてもナチュラルで、自然体。本音言って、子供がこういう目に合うのを見るのはとてもつらい。テレビなら目を背けてしまうところなのだが、もちろん彼(彼女でしたね)だけでなく登場人物全員に、自分の役と向き合う真摯な姿勢を感じた。観ている側に原爆のもたらす悲劇を伝える舞台であったが、その悲惨な風景としては印象が少し弱い気がしないでもない。もちろん出演者の演技は伝えるものをしっかり表してはいたし、音響・照明もかなりの効果を上げていたが、動線の為・場の変化の為の白いセットだけではちとインパクトが足りない。舞台にその悲惨な図を画像で次々ぶつけるようなシーンがあったら、もっと有効だったのではないかと思ったりもする。もしくは負傷した人たちの人数もっと多い方が、それに対する恐怖も上がる気がする。捜そうにも人に足を取られて思うように動けない図とか、そこに広がる死体の山、人数という迫力でも可能かもしれないと思ったりもした(素人考えですいません!)。
気になったことがひとつ。暗転が長い!状況から考えて仕方ないとは思わないでもないが、やはり長すぎる暗転は観ている側の集中を間延びさせるし、せっかくの感じたものの持続が弱まる。ここをもう少し早くする努力は必要かと思う。

生真面目な芝居はあまり得意ではないが、こういうしっかりした内容と演技があるのならば、また機会があればと思う。
良い芝居を見せて頂きました。体と心にじんじんと響いてくる作品でありました。

僕はキヨシ。名前だけはある。

僕はキヨシ。名前だけはある。

演劇ユニットちょもらんま

北池袋 新生館シアター(東京都)

2019/09/26 (木) ~ 2019/09/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

ギャグチックなフライヤーに比べて、中身はかなりしっかりした作品!なによりキヨシくんがイイ!オヤジがイイ!。事なかれ主義の役所職員、何事も決まり通りの裁判所職員、観ていてジリジリするくらいムカつく!“戸籍を作る”言葉は簡単だけど、実行は難しい。うんざりして後ろ向きになりそうなキヨシくんの気持ちもわからないでもない。最後の母の愛情がしっかり見えた時はホッとしました。(つっこみどころがないわけではないけれど)観て良かったと思える作品でした。

カチナシ!

カチナシ!

ラビット番長

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2019/09/19 (木) ~ 2019/09/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

再演である。だが、寝不足に疲れがたまっていたにもかかわらず、がっつり引き込まれて観ていた。いろいろ初演とは変化があったが、一番の変化は“婆さんず”(勝手に名付けました。センスなくてすいません)。あそこまでしっかりしたダンスシーンが観れるとは!数年前のラビット番長には考えられなかった!またそれだけでなく”お茶目度”がガンと上がった!なんとも賑々しく愉快なお婆たちが良かった(それだけじゃないけどね)。この劇団は付き合っていけば付き合った分だけ、お得意ネタの楽しみ方の味が上がる。ずっとずっと観劇のホームとして、付き合っていきたい劇団である。

このページのQRコードです。

拡大