harumi姉さんの観てきた!クチコミ一覧

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Without you No life

Without you No life

ラチェットレンチ

シアター風姿花伝(東京都)

2015/05/27 (水) ~ 2015/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

濃密
今回が二度目の観劇。なんというか“濃密な時間”だとでも言うのだろうか?
登場人物が多く、そして話も込み入っている。それだけに途中、もたつき感もないではないが、これだけの内容をたった二時間に仕上げたとは・・・密度が高い!前回の作品よりずっとドラマとしての出来上がりが良い!秀作の2時間ドラマを観ているような気がしてきた。ないはずの背景が感じられてしまった。セットはいたってシンプル。照明も派手な色合いはない。しかし、時々絶妙に上手い照明使い!また多少メンバーが変わったとの事だがレベルはやはり高い!まぁ多少のムラがないとは言わないが・・・あの演技力のなせる技か・・・。じっくり・みっちり・たっぷりの内容の濃い舞台でした。

『タガタリススムの、的、な。』

『タガタリススムの、的、な。』

舞台芸術集団 地下空港

座・高円寺1(東京都)

2015/06/04 (木) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

早く感想を
書きたいと思いつつ、時間がない。だが、あまりにも面白い見応えある舞台だったので、少しでもと思い、普段書かないスマホから。劇場入って度肝抜かれた!もう長いこと、舞台を観続けてきたが、こんな造りは初めて!かなり挑戦的!そして独特の赤、それをまとった出来る役者たちがすぐ目の前で、動き、発する。ストーリーも想像の域を超え、圧倒的。難点はあの見辛い席!!目の前で頑張っている子に背を向けて、メインに注目するのは心苦しい。(メイン追ってないと話が見えなくなる)
時間のある時にじっくりblogに書くとして、一先ず。

震えた声はそこに落ちて

震えた声はそこに落ちて

劇団時間制作

劇場MOMO(東京都)

2016/11/02 (水) ~ 2016/11/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

綺麗事
綺麗事で終わらないラストに拍手したい。みんなイイ人で終わるなんてことは、リアルには有り得ないが、舞台だと妙に温かくまとまる・・・そんな感じが目に付く。しかし、この舞台では、怯えや怒りや憤りが声となってどんどん放出されいく。被害者も加害者も、苦い痛みを互いに感じながら、向き合う為の努力?上手くいえないが、それを越える為の試練に向かうように感じた。演じる出演者の力量の高さも感じる。実に観応えがあった。始まってすぐ、舞台上のライト、そのほぼ真ん中のひとつだけが瞬くように点いたり消えたりしていたのが、演出の細かな気配りというか、繊細さを感じさせた。

しあわせの詩

しあわせの詩

One on One

萬劇場(東京都)

2012/10/26 (金) ~ 2012/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

大事な想い
オリジナルの世界観があり、こころにじーんと浸みてくるお話でした。出演者のレベルも高く“ここは萬!?”と思わず思うほど!!このメンバーにこの劇場ではステージが小さすぎる!!ダンスシーン、ステージのサイズの為に、手足が思いっきり伸ばしきれていないのが、勿体無い気がしました。次回はもう少し大きい劇場で思いっきり踊って欲しいと思います。快く響く歌も素直で良かった。内藤君の桔平、なんとも愛おしく、心が切なくなる存在でした。桔平の想い、大人はもう一度、子どもにも知って欲しいと、俗物の私でも思ってしまいました。

成り果て【グリーンフェスタ2016 GREEN FESTA賞 受賞作品】

成り果て【グリーンフェスタ2016 GREEN FESTA賞 受賞作品】

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2016/03/03 (木) ~ 2016/03/07 (月)公演終了

満足度★★★★★

見応え有りでした!
やっぱりいいねぇ、井保脚本!と小躍りして拝見しました。と言いつつ、また余計な一言を。前回「天召し」では“無言の芝居があっても”と書きました。今回は“盤に向かう打ち手の表情を見せて欲しい”と感じました。ステージ奥上段で下向き。
せっかくの想いが感じられる表情が見えない。これはとてももったいない気がする。映像なぞ使わない劇団さんではあるが、そういうクローズアップがあっても良いのでは。

SHERWOOD!!~シャーウッド~【ご来場誠にありがとうございました!】

SHERWOOD!!~シャーウッド~【ご来場誠にありがとうございました!】

円盤ライダー

HOTEL SHERWOOD(東京都)

2011/06/24 (金) ~ 2011/07/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

続編を!
シンプルな造りなのに、とにかく“面白い!!”なんといっても“役者がいい!!”そして“脚本がいい!!”あの舞台としては何も無いところで、ストーリーが広がるんだなぁ・・・・・想像の翼とでもいいましょうか・・・・中高時代、歴女だった私をくすぐったわけです。ところどころ散りばめられた遊びのようで、ポンッと心を突く台詞、これがまたいい!!それを活かす役者君たちがまたいい!!ホントお勧めです!
ちなみに劇中の悪魔の生態について、疑問がいっぱい出てきてしまいました。
ひとつでも疑問を解消するためにぜひ続編を!

ハイキングフォーヒューマンライフ2014

ハイキングフォーヒューマンライフ2014

劇団PATHOS PACK (パトス パック)

「劇」小劇場(東京都)

2014/08/06 (水) ~ 2014/08/10 (日)公演終了

満足度★★★★★


軽い題名、しかし内容はかなり重い。死んでしまったもの、それへの想いを持つもの、双方の悲しみに溢れていた。取り残された者達の行き場のない想いが引き寄せる念、それが今そこにあるのか、ずっとそのまま残されたものか、それは分からない。救いを求めているのはどちらも同じ。不思議な空気が流れ続け、やがて、どちらもそこから離れるときが来る。生きていること、どんな人でも一人ではないということ、しっかり感じさせる作品だったと思う。

現代能楽集Ⅷ『道玄坂綺譚』

現代能楽集Ⅷ『道玄坂綺譚』

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2015/11/08 (日) ~ 2015/11/21 (土)公演終了

満足度★★★★★

神とカミ
古き話と現代の世相の噛み合わせが実に面白い!更にふたつの話がマキノ氏の作り上げた世界で融合していた。神の存在が信じられていた昔と、簡単に存在する現代の“カミ”。物語の中に見えるリアルと幻想。重い話かと思えば、ライトな導入と想定外の展開。色々な比較が入り乱れて、実に見応えある舞台でした。

舞台「攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE」

舞台「攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE」

㈱NEGA

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2015/11/05 (木) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

COOL!
演出・奥 秀太郎氏。彼の作品として『ペルソナ』『BLOOD-C The LAST MIND』等を観ている。前者は思いっきりゲーム画面の中に役者が入り込んだ感じ。後者は映像が舞台に色を添える感じ。タイプはまったく違う。今回はまた違う演出。セットはシンプルだが機能的!無駄なくシャープな印象。3Dのその舞台確かにリアル感がある。通常なら平坦に見える電脳世界が立体的に見えてくる。また飛んでくるロボットやヘリが目の前に感じる(当然だが)。確かに迫力がある。この作品、アニメをちらと観たぐらいで殆ど内容を知らない。舞台始まりからその世界感を理解するまで少々時間がかかった。この舞台、一番驚かされたのは八神蓮くん、実に男臭い役。キャストを見ていなければ、多分わからなかったに違いない(舞台上ずっとサングラス掛けたままだったし)、というか、わかっていても“ホントに八神くん?”と何度も思ってしまった!この進化は凄い!彼だけでなくイシカワ役の伊阪くんにしろ、パズ役の井深くんにしろ、その変化には驚いた!この作品のファンの方たちに、どう映ったかは知らないが、少なくても彼らの舞台を観ていたものとしては、面白い変化を魅せられた舞台だと思う。メインの草薙素子役・青野 楓さん。まだ芝居は固い。殺陣も彼女の手足の長さを活かした大振りのものが多く、その分スピード感が落ちる。動きとしては魅せる殺陣だが、無駄に大きい殺陣のせいで流れが悪い。細かく切れのイイ動きを入れてあげれば、もっと彼女の動きの良さを感じることが出来ただろうに!と残念な気がする。しかし、それでも真っ赤なコスチュームの彼女。雰囲気があって綺麗。存在感がある!この後どう化けていくかが楽しみな女優さんだと思う。他の出演者もこの世界観に上手くはまっているような気がする。
演技力としては落ちが無いと思える。
この舞台、一言で言えばCOOL!意味として、1 冷たいさま。涼しくてさわやかなさま。2 冷静なさま。冷ややかなさま。3 かっこいいさま。この三つの意味が全て入っていると思う。鉄のように冷たく、熱が入ればあっという間に熱くなり、ことが済めばすぐに冷める。しかし、その内側に外から感じられない熱が残っているような、そんな印象を受ける舞台だった。






空 -SORA-

空 -SORA-

劇団ZAPPA

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2014/08/21 (木) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★★


素直に良い舞台を観たと感じました。再演だけにしっかりと内容が出演者に同化しているような、そんな気がします。また海舟の今と過去の小吉が交差する、その作りがまた良い。彼らを通してその時代の“不条理”が見えてくる。また決して諦めない明日も見えてくる。心が揺すぶられて、すーっと涙が出ました。こんな涙ならまた流してみたいと思う、そんな舞台でした。

錆色の瞳、黄金の海 2016

錆色の瞳、黄金の海 2016

劇団ショウダウン

船場サザンシアター(大阪府)

2016/02/11 (木) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

次も期待しております!
ナツメ氏の世界はファンタジックでありながら、ひとつ芯の強いものを感じる。生命力や想いの強さが溢れている。また、それを演じる林遊眠、彼女もまた、強い意志を表現する力がある。イハナを思う少年の真っ直ぐな心、実に真っ直ぐに観客の心にぶつかってくる。また、他の出演者も表情がイキイキとし、物語が生きているように感じさせる。切なく温かく優しい物語に惹き込まれた時間だった。

鬼泪~KIRUI~

鬼泪~KIRUI~

カプセル兵団

アイピット目白(東京都)

2011/05/19 (木) ~ 2011/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

進化してました!
随分前に一度観たことがあった劇団です。その時はまだ劇団として“若い”
まだまだまとまりもカラーも弱くて「あと何年かしたらもう一度観てみたいと思います」とアンケートに書いた記憶があります。書いてみるものです、こうしてまた、そしてすごく進化したものをみせてもらえたのですから。
劇団としての持ち味がすごくよく出ていました。動きもいいし、声も出ている
自分たちの味をたっぷり出している演技でした。まだ二回目の公演だというのに出演者同士のムチャ振りは少々多すぎる気がしました。たっぷり楽しませてくれる舞台でした。ストーリーもテーマとしては目新しいものではないけれど音と場面チェンジを上手く使って、一種アニメ的な面白い展開だったと思います。
あえて難点をいえば“抜けがない”ことかな!?フル声出して、目一杯動いてすごく良いことですが、観ているほうが少々疲れてしまうテンションが変わる場面が少なすぎる気がします。全体的に“前へ前へ”の芝居、もう少しだけ陰とか弱とかゆったりが出てくるともっと味が出てくるのではないかと・・・・・・・・・・・・・・・今度は長い時間を置かず、また観に行きたいと思います。







ミュージカル「八犬伝-東方八犬異聞-」二章

ミュージカル「八犬伝-東方八犬異聞-」二章

CLIE

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2016/11/23 (水) ~ 2016/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

ほさか演出
実を言えば、あまり期待はしていなかった。三上俊君出演ならぐらいの気持ちで観に行ったのだが・・・。抱えているものがありながら、少年らしさを感じさせる“しの”。生真面目で優しい“ソウスケ”と、キャラがアニメのイメージを壊さない。そして、アニメ以上に、心に沁み込んだ琥珀役の岡村さやかさんの演技。彼女の舞台は4作目だが、今回は今までと違う雰囲気で、また違う魅力を感じた。そしてなにより見事だったのは「ほさか演出」!!無駄な暗転がない!舞台上下段、そして上手下手、中央、全体と舞台使いが実に巧い!目にも飽きさせない美しい演出、このサイズの劇場の2.5次元で、これぐらいドラマとして完成させてくれたものは少ない。演出に感動してうるっと来てしまった。

ベニクラゲマン〜実験都市マーベラスの逆襲〜

ベニクラゲマン〜実験都市マーベラスの逆襲〜

X-QUEST

王子小劇場(東京都)

2014/06/11 (水) ~ 2014/06/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

定着
私の一番のお気に入りの劇団。ステージ・演出・衣装・殺陣にダンス、どれをとっても、ここならではの味と迫力がある。トクナガワールドはなかなか難解ではあるが、そういうことを考えずとも、充分楽しめるエンターティメント!!この世界に定着し始めた人類も多いようだ。つわもののレギュラー陣に臆することなく、のびのびと愛らしかったエリザベス・マリー!!こちらもなかなかのつわもの!!彼女もできれば定着して欲しいものだ。

「WASABEATS」第3弾

「WASABEATS」第3弾

アミューズ

Zeppブルーシアター六本木(東京都)

2016/05/18 (水) ~ 2016/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

大玉連発!
ステージから溢れるエネルギッシュなダンス!パワー・しなやかさ・躍動感・・・・・
あれやこれやが、次々と飽きることなく、いやいや、どんどん惹きつけられる様に続く。ラストは大きな打ち上げ花火の連発のようだった。そして最期の最期には客席を巻き込んだナイアガラ!観ているだけなのに体が踊った後のように高揚感があった。

ギンノキヲク FINAL

ギンノキヲク FINAL

ラビット番長

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2014/09/19 (金) ~ 2014/09/23 (火)公演終了

満足度★★★★★

理解度
シリーズ物の最後という事で、やはり作品に対する理解度が格段に違う。ベテラン組の味のある芝居に、新人達のやる気が役と重なって良い効果を上げていたと思う。現場でしかわからない様々な出来事、その忍耐と努力には頭が下がる。
こういう仕事への理解、また介護というものに向き合ったとき、こんな舞台観ていれば、少しは前向きでいられるんじゃないかと・・・反省を含めて思う。私もFINALとは言わず、第2段、または番外編、など続けていって欲しい作品だと思う。

龍が如く

龍が如く

セガ/ディー・バイ・エル・クリエイション

赤坂ACTシアター(東京都)

2015/04/24 (金) ~ 2015/04/29 (水)公演終了

満足度★★★★★

ドラマ
ゲームベースの舞台は最近あまりにも多い。多くはそのゲームの説明的なものに落ち着きがちだが、この作品はしっかりドラマ要素があったように思える。あまり血生臭いものは好きではないし、いつも観ている殺陣とは違うやや泥臭い殺陣は好きではないが、見応えはあった。時々入ってくるゲーム要素がイイ息抜きになっていた。達者な出演者たちの賜物だろう。特に窪塚氏の怪演は目を惹く。また主演の二人の見事に鍛え上げた体にはラスト、目を奪われた!

落伍者。

落伍者。

ラチェットレンチ

小劇場てあとるらぽう(東京都)

2014/09/26 (金) ~ 2014/09/30 (火)公演終了

満足度★★★★★

気迫
劇中「らくだ」「死神」など、落語の話がそのまま主人公達の現実に重なって出てくる。この噛み合わせが上手い!特に「死神」。落語の劇中劇では少しコミカルだった死神が、ラストでは真にせまった恐れのようなものを感じさせる。
少しづつ、前半の謎が解き明かされ、爽雲の生き様が見えてくる。芸に生きるという事の凄まじさをまざまざと感じさせる。谷畑さんの気迫ある演技が良かった。

Dogrunner’s High 千秋楽満員御礼にて終了致しました。ご来場の皆さまありがとうございました!

Dogrunner’s High 千秋楽満員御礼にて終了致しました。ご来場の皆さまありがとうございました!

junkiesista×junkiebros.

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2011/01/25 (火) ~ 2011/01/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

お勧め!!
夕べ観てきました。
もぉーーーームチャ面白かった!!

 始まりと終わりは
みんなが“イケメン”に見えるくらい素敵でした。
 ストーリーはありきたり、でも構成が上手い!
作りで上手いと思う作品、最近少なかったので、ああいう遊び心、ホント観ていて嬉しくなります。
 出演者のバランスも良かったですねぇ。強から弱、硬から柔、個々個性がはっきりしていてダブらない、飽きない、こなす人たちが揃ってるって感じ。
 金子くんはまだ演技的には青いけどまたそれを上手く使っている演出、達者なメンバーには各々好きなだけのびのびさせているような気もしました。
(やりたい放題!?多分回が進むにつれ、もっとが有りかも!?)
これからもっと暴走があるのではないかと期待してしまう舞台です。

 お暇のある方、面白いもの探している方、お勧めです!!!!!!
ぜひぜひ足を運んでみて下さい。









海のてっぺん

海のてっぺん

ワンツーワークス

吉祥寺シアター(東京都)

2014/11/20 (木) ~ 2014/11/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

いつもより身近な芝居
いつものワンツーワークスの舞台として“物足りない”という方も少なくないが、私なぞは単純な方なので、そのいつもがかなり重く感じてしまい、上手い劇団・見応えのある舞台とわかっていても、ちと敷居が高い。しかし、今回はかなり近いところまで降りてきてくれたなぁと、身近さを感じた。木の香りに見えないはずの海の風景、そんなものを感じながら、「妻となる女」の相反する想いに添うように観ていた。一人ではなく見守られていたというラストには、どうにも涙が滲んでしまっていた。こういう肌にやさしく触れてくる作品なら、また観たいものだ。

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