papamomo 老年団・サポート・センターの観てきた!クチコミ一覧

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かがやく都市

かがやく都市

うさぎストライプ

アトリエ春風舎(東京都)

2026/01/24 (土) ~ 2026/01/31 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/01/28 (水) 15:00

出演は菊池佳南/清水緑/亀山浩史/小瀧万梨子/金澤昭(以上 うさぎストライプ)と高橋義和。フライヤーや劇団HPには記載されてない金澤さんの名前が劇団のTwitter アカウントのプロフィールに記載の今作の出演者に名前が!うさぎストライプの公演は 2つに分類出来る。金澤さんが出られる公演と出られない公演にだ。今作は金澤昭が出演されているおかげで、菊池佳南さんと小瀧万梨子さんを始め、皆さんの素晴らしい歌声を楽しませてもらえた。

3年少し前の初演の時の自分の感想を探していて、前回のフライヤーが今回と少し違うことに気付いた。"かがやく都市"のパネルが錆びてしまったと。あの不気味なほうき星、メテオに関係あるのかも知れない!かがやく都市にはもう誰も居なくなったのだろうか。
濃厚な手本の様な演技、交わされる研ぎ澄まされたすべての瞬間たち、決して噛み合うことのない互いの関わりを堪能させてもらえた。

初演から、菊池佳南さん、清水緑さん、高橋義和さんが入れ替わられた。初演では宝保里実さんは詰襟を着ておられたと思うが、清水緑さんがセーラー服での埴輪姿。菊池さんが加わられてあのデュエットが実現したのではと思うのだけど。そして初演の伊藤毅さんから高橋さんに替わった先生もまったく違う。5役の内の3役が入れ替わっていて、骨格は変ってないのだけど、細かなところの印象が結構違った。不思議さだけは変らずに漂っていたのだけど

『だくだくと、』No One’s Rite

『だくだくと、』No One’s Rite

果てとチーク

シアター711(東京都)

2026/01/15 (木) ~ 2026/01/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/01/16 (金) 14:30

アーサー ミラー「るつぼ」を下敷きにとあるが知識はゼロ。開演前の舞台から風が唸る音が絶え間なく聞こえる。
平坦な言葉のやり取り、そこに置かれた言葉達を拾い切れない、平易な、でも繋げるのには追い切れない情報量。なので刺激が無いと...

これまで、その年のベストに何度か挙げた果てとチーク。これまでの作調からは違う作品だった。切り口は良いと思うけど、もう少し拾える、いや、爺だから拾い切れなかったのだろうが。

出演者が果てとチークの川村瑞樹さんと升味加耀さん、青年団の川隅奈保子さんと能島瑞穂さんの4人。大好物の皆さん!そこは満足でしか無かった。あんな役柄の能島さんは初めてだった!

開演前の舞台。舞台の4隅に A4の紙が貼ってある。どうも同じ文面だなと、何と書いているのかを見に行った(近付ける範囲内で)。で、読んだ。ここには書かないけど、後から判ったのだけど舞台の展開でキーポイントとなる設定が書かれていた。あれを判っているかいないかで、ハラハラドキドキ度合いが著しく違う筈だ。いや、それを口頭で伝えていたのかも知れないけど。まあ色々設定で??な点があった。何故あの椅子が 2つ倒れていたのか?とか、とか。あとから思うとと言うことだったのだけど。

きみはともだち

きみはともだち

果てとチーク

アトリエ春風舎(東京都)

2025/01/16 (木) ~ 2025/01/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/01/17 (金) 14:00

去年8月上演の『はやくぜんぶおわってしまえ』の10年後の位置付け
「どうしたら あんたと ともだちのままでいられるかな」パンフレットのあらすじの冒頭に書いてある。
友達でなくなった前作での二人がまた撚りを戻して友達でいる。
ジェンダー上のマイノリティーの野澤と登場しないけどその相手、その幼馴染のマジョリティーの高校の同級生の園と彼、正職に就いてない男、の4人(5人)。ある意味今の世の中の縮図と言うと乱暴だけど、そこにマイノリティーの生きづらさを投影させる。わかり合えない、それってよほどの関係でないと、いや、相手がなにを考えているのかって友達同士でも判らないと思う。それはそうだと思う。
升味加耀の俳優としてのしたたかさが凄い。
終盤のモヘーさんのアクションの発端になっている事象と行為、正しい用語か判らないのですが、フック?、あの状態になることを思い付いた升味さん、頭の中、どうなっているのだろう。良くあれを仕組んだなと呆れてました(笑) 凄いなぁ。

4人とともだちになりたくて 2度目を拝見した。うん、みんなともだちだ。それぞれが考えていることは判らないけど、この題名通り「きみはともだち」だ。でも判り合っている訳ではない。でも知ろうとすること、相手の立場の理解を深めることは出来る。まあ、そんなに簡単ではないけど、少なくとも相手を思いやる気持ちは持てるかも知れない。それはどんな立場に居る相手であれ、あるいは己であれだ。普段、演劇に教訓を求めることはしないけど、この作品が訴えかけるモノを受け取り、それを意識し続けることが大事だと思う。
戯曲の構成/80分での展開の巧みさ、川村瑞樹/升味加耀/松森モヘー/横手慎太郎、4人の人物像と、それぞれ違う立場で違う痛み持つ、それを表す演技と申し分ない。特に升味さんの負荷は凄いものだと思うが、舞台美術もこれまでと違う具体的な創り込み、トータルで素晴らしい上演だった。

きらきら、またね。

きらきら、またね。

深沢萌華・山本こころ

遊空間がざびぃ(東京都)

2026/01/09 (金) ~ 2026/01/11 (日)公演終了

実演鑑賞

鑑賞日2026/01/11 (日) 12:00

年始そうそう、今年のベストを観てしまった。これまでの観劇経験からしてここまで心を揺さぶって来る上演作品はこれから1年間観ることはそう無いだろうと判っていて、そう思わせる上演だった。

そして主役の方(劇団四季のご出身で/楽曲の歌唱が多い)が深沢萌華さんなんだと思っていたら、終演後の説明で深沢さんの喉の調子が悪く今日は役を入れ替えての上演だったと伺って驚いた。プロフィールを拝見して歌唱を難なく歌い切っておられるのに十分以上の経歴/キャリアを持っておられる方だと納得している。それにしても役を入れ替えての上演だったとは!

この作品のプロデューサーで、作/演出の深沢萌華さん、とても初めてお書きになったとは思えない。脚本は改善の余地があるのだろうが、設定/展開はしっかりとしていて、演出でのテンポも良く、観ていて時間の経過を追うのではなく、物語の先を先はと展開を追っていてた。話の展開からこの物語をどう閉じる/終えるのかと、そこが難しいなと思いながら観ていたけど最後も見事だった。

皆さんにお勧めしたかった。が、拝見したのがこの上演が千秋楽!皆さんに観ていただきたかった!

MAKE 芸劇 GREAT AGAIN

MAKE 芸劇 GREAT AGAIN

東葛スポーツ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2026/01/08 (木) ~ 2026/01/12 (月)公演終了

実演鑑賞

鑑賞日2026/01/10 (土) 14:00

東葛スポーツ『MAKE 芸劇 GREAT AGAIN』@東京芸術劇場 シアターイースト
最前列で爆音を浴びるつもりが、爆音どころか、床に置いた足裏が♬ 背中を付けている座席から♫ 巨大スピーカーが揺らす強烈なバイブレーション♪ いやー芸劇を迎撃する東葛スポーツ♪ 新年の観劇始めに相応しい迎劇♫

今年の初観劇に相応しい上演作品だった。

上演中なのに、東京芸術劇場の外の看板には東葛スポーツの『MAKE 芸劇 GREAT AGAIN』のポスターは見当たらない。そして劇場のシアターイーストの表のポスターの掲示パネルには、東葛スポーツとだけあるコピー用紙での表示(コピー用紙としたのは当方の推測)のみ(右隣のシアターウエストのポスターと比較あれ!) そして、この作品名の掲示たるや!シアター1010 ミニシアター(稽古場1)で上演する時と何も変わらないとの気概が 笑!  

きみはともだち

きみはともだち

果てとチーク

アトリエ春風舎(東京都)

2025/01/16 (木) ~ 2025/01/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/01/17 (金) 14:00

去年8月上演の『はやくぜんぶおわってしまえ』の10年後の位置付け
「どうしたら あんたと ともだちのままでいられるかな」パンフレットのあらすじの冒頭に書いてある。
友達でなくなった前作での二人がまた撚りを戻して友達でいる。
ジェンダー上のマイノリティーの野澤と登場しないけどその相手、その幼馴染のマジョリティーの高校の同級生の園と彼、正職に就いてない男、の4人(5人)。ある意味今の世の中の縮図と言うと乱暴だけど、そこにマイノリティーの生きづらさを投影させる。わかり合えない、それってよほどの関係でないと、いや、相手がなにを考えているのかって友達同士でも判らないと思う。それはそうだと思う。
升味加耀の俳優としてのしたたかさが凄い。
終盤のモヘーさんのアクションの発端になっている事象と行為、正しい用語か判らないのですが、フック?、あの状態になることを思い付いた升味さん、頭の中、どうなっているのだろう。良くあれを仕組んだなと呆れてました(笑) 凄いなぁ。

4人とともだちになりたくて 2度目を拝見した。うん、みんなともだちだ。それぞれが考えていることは判らないけど、この題名通り「きみはともだち」だ。でも判り合っている訳ではない。でも知ろうとすること、相手の立場の理解を深めることは出来る。まあ、そんなに簡単ではないけど、少なくとも相手を思いやる気持ちは持てるかも知れない。それはどんな立場に居る相手であれ、あるいは己であれだ。普段、演劇に教訓を求めることはしないけど、この作品が訴えかけるモノを受け取り、それを意識し続けることが大事だと思う。
戯曲の構成/80分での展開の巧みさ、川村瑞樹/升味加耀/松森モヘー/横手慎太郎、4人の人物像と、それぞれ違う立場で違う痛み持つ、それを表す演技と申し分ない。特に升味さんの負荷は凄いものだと思うが、舞台美術もこれまでと違う具体的な創り込み、トータルで素晴らしい上演だった。

再終教育(syllabus)

再終教育(syllabus)

白昼夢

インディペンデントシアターOji(東京都)

2025/11/27 (木) ~ 2025/11/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/11/27 (木) 19:00

初めましての白昼夢。でも出演の浦田大地さん/緒方壮哉さん/西山真来さんは何度か/も拝見していて、鈴木拓也さん/油井文寧さんも拝見している。皆さん、いつもと違う。
これが白昼夢のスタイルなのかは判らないが、面白かった。演者の皆さんは体力を消耗、神経も擦り減らされたと思う。
音響が凄い。曲達は作曲されたのだろうか?それらも良い。そこに乗せる身体/振付けも面白く/良い。
舞台美術/大道具や小道具/仕掛け/衣装も良い/面白い。
いつもは白塗りと言うイメージなのだけど、そこはネタばれを避けてむにゃむにゃ。
物語も想像の域を大きく超えていた。様々なあれこれもそう来るか!だった。
浦田大地さんのピッチング フォーム、良かったなぁ

ドント・ルック・バック・イン・マイ・ボイス

ドント・ルック・バック・イン・マイ・ボイス

公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2025/10/03 (金) ~ 2025/10/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/10/10 (金) 14:00

4度目の東京にこにこちゃんで『ドント・ルック・バック・イン・マイ・ボイス』これまでシアター711/駅前劇場でだったので、三鷹市芸術文化センター 星のホールの広さがどうかなと思っていたけど杞憂に。最高を更新!ずらし/重なり/ぼけを連発/駆使し起こす笑いの渦に巻き込まれず、しっかりと物語を
(えっ?物語!笑)走らせる演技力が素晴らしい演者達、特にあの舞台装着に大ベテランの近藤強さんの組み合わせが最強!
東京にこにこちゃんじゃなくて日本にこにこぐじゅぐじゅちゃんだった!
最後、アフタートークの終わり、サツマカワRPGさんと萩田さんがセリで捌けてくれと念じていたけど、それはなかった 笑。(椅子の脚はセリの枠内に収まっていたので 笑)

わかろうとはおもっているけど

わかろうとはおもっているけど

劇団 贅沢貧乏

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2025/11/07 (金) ~ 2025/11/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/11/12 (水) 14:00

皆さん良いのだけど、最初から少しフェミニズムの敵(かたき)的な位置付け役柄で、キャラクター的にふんわりしておられる山本雅幸さんが、効いていて、反転した後、後から思うと対比/対立が増す効果が。髪型に特徴がある 3人が迎える展開が愉快。面白く拝見。

舞台美術のあの仕切りがゆらゆら、掛けて(吊るして)ある物がゆらゆらと不安さを映すのを手伝い、面白い演出だった、あの影たちが効いていた。

テーブルのむにゃむにゃシーン、中が入れ替わったら驚くのになと思いながら見ていて、そして、おっ! だったのですが、あれ、奈落を使って入れ替えれば面白いのになと思っていました、ガラッと替わっていれば....。あ、それはシアターイーストなら出来るのだろうけど、パリではできなかったのだろうから、そこは「わかろうとはおもっている”のだ”けど」でした 笑

人生の中のひとときの瞬間

人生の中のひとときの瞬間

ぱぷりか

ザ・スズナリ(東京都)

2025/11/02 (日) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/11/04 (火) 14:00

大好物のぱぷりか、福名理穂さんの作/演出。フライヤーのイラストが可愛い。
んん? 絵の右上に飛んでいるのはなにだろう 笑

これまで拝見して来た ぱぷりかの上演作品は、青年団の福名企画の頃からキリキリした陰/闇が含まれていた。そういった上演作品を創る新しい人だったが、『柔らかく搖れる』を観て、これは岸田を獲るのではないかと思った。そして岸田戯曲賞を獲られた。そして、もう新しい人ではなくなっておられた。

これまでの様な陰/闇は直接的には含まれていない。福名さん自身が出産され、ロビーで見かけた 5ヶ月児を育てておられる。妊娠を一つのモチーフに置き、もう一つのモチーフを演劇人達に置き、その演劇と日常を切り取り、色々なつらさや晴れるだろう明日へを描いた作品だった。丁寧な、アップテンポな、台詞が、抽象的な舞台美術を使った演出で、演劇に生きる夫婦/パートナー達、仲間が活きていた。良い作品だな。

星降る教室

星降る教室

青☆組

アトリエ春風舎(東京都)

2025/11/22 (土) ~ 2025/12/01 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/11/26 (水) 15:00

26日に24日に続く2回目を拝見。

初日は前から2列目/真ん中通路下手横に座ったら、眩しさ溢れる作品である上に、序盤でその席は土屋杏文さんの視線の消失点、気恥ずかしかったので今日は反対側へ。しかし終盤のキーになるシーンの一つではまた視線の先 笑。でも今日は幻想の世界に浸れていてなんとか平静を保ちながら拝見。

今日気付いたのは、雪子の少女時代のユキコ役の蓑輪みきさんの序盤での儚げな視線が印象的でした。

そして今日、急遽体調不良での出演者の変更で出演された野口結愛さん、我々一般の観客にの目にはスムースに劇に居られました。しっかり演じておられたなと思いました。さすが、演出助手を務めてここまで取り組んで来ておられただけのことはあるなと敬服。

最後に、当たり前だと思いそこに触れる方が誰も居られないかも知れないのですが、主宰の吉田小夏さんの在り様/歌声はさすがでした。

舞台後ろの電飾が満天の星の様で綺麗でした。天上には銀河だろうか!

全校ワックス

全校ワックス

システマ・アンジェリカ

早稲田大学学生会館B202(東京都)

2025/11/20 (木) ~ 2025/11/22 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2025/11/21 (金) 13:00

主宰/作/演出の鈴木浩祐さんは吹奏楽部の2年の時、演劇部が上演していた『全校ワックス』(中村勉作)を見られて大学では演劇をやると決め、今、学生になり演劇をしていて、そしてその『全校ワックス』を演出し、上演されたのだ。

二つの versionが在るとのことでその二つを混ぜ、後半を潤色されたと伺った。

これまで中村勉先生の作品は多く拝見して来ているけど、全校ワックスは拝見してなかったので、楽しみにしていた。

少し陰/毒を含んだ、でも、高校生達がそこに居る作品だった。

神戸で育ったので、学校は上履きの無い、自分の靴で動いていた。ワックスは年に何度か業者が引いていた。結構匂いがきつかった。

この 6人の高校は生徒にやらせるんだ。そこに日常が、平常に、少しだけ陰や僅かに毒を含んだドラマが生まれる。いや皆、十分明るいのだけど。面白かった。女子生徒はベースを固め、江川役の彼がユニークさを担っていた。

劇場版☆歌え!踊れ!育て!ははごころの庭

劇場版☆歌え!踊れ!育て!ははごころの庭

うたうははごころ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2025/10/25 (土) ~ 2025/10/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/10/26 (日) 11:00

初めてのうたうははごころ、「ママさんコーラス演劇」と謳う演劇。子育て真っ最中の母が奏でる祝祭の演劇。
うたうははごころが劇場で上演するのは初めてとのことで、想像していた様にお子さん付きの母たちの歌と一緒の上演がとても良かった!4、5歳児の皆んなが一緒で。通路で 3歳児ぐらいの幼児が歌に合わせてクルクルくるくる回っていたのが可愛らしかった。

そう言えば、出演者のお子さんとのことだった二人のお子さんの、出捌けのタイミングを完璧に把握していて、振り付けも様になっていて、もう立派な出演者だった!

子育てしていたあの頃をあれこれ思い出しながら拝見した。

under take

under take

関田育子

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2025/10/31 (金) ~ 2025/11/03 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2025/10/31 (金) 19:00

岡田利規さんとのアフタートークを含んで、今日の観劇体験は貴重だった。終演後、岡田さんに少しその辺りを伝えさせてもらえた。アフタートークでの説明が今日観ながら感じていたことと重なっていた。最初に拝見したイズモギャラリーでのパフォーマンスと重なる
部分と重ならない部分、物語は、細切れになるパフォーマンス/所作の部分で希釈され、分断され受け取り切れない/切らさない、劇場の大きさ故に、最前列に座ったけれど、距離が在って、なので追い続けづらい。個々のパフォーマンス/所作は面白く受け取れた。

劇場の構造/機構を見せるために舞台のパネルを外し奈落を見せる。劇場に入ると舞台後部の扉が開け放たれている。それぞれの部所でパフォーマンス/所作が行われ、部所達を横断してパフォーマンス/所作が行われる。

ただ、物語性は過去に拝見した上演作品より希釈されていた。東京芸術劇場 シアターイーストという場に貼り付けた物語という位置付けとして受け取った。

パフォーマンスとしては、これまでの劇場での上演の方が震わされ易かったと思った。

暮らしとペニス/音楽とヴァギナ

暮らしとペニス/音楽とヴァギナ

食む派

スタジオ空洞(東京都)

2025/10/23 (木) ~ 2025/10/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/10/24 (金) 14:00

4回目の食む派。これまで2作は登場人物が二人の作品で、3作品にはパへ(パフェ)/ウインナ/冷やし中華が登場した。が、今回はペニスとヴァギナが!で、キャスティングは個人的には超好みの皆様だった。で、今回も登場人物は二人。夏アンナさんの目の表情が凄く良くて、演技も含め良い。良いキャスティング! もう藤家矢麻刀さんのことはあれこれ話せるぐらい存じ上げているので、良いことは判っていて。

題名やフライヤーから判る様に性器そのものが使われていて
[以下ネタばれあり]
前半が想像でペニスを持つ女性(張形を装着)が空から落ちて来た金玉の持ち主を探し、後半は金玉を落とした持ち主が歌を歌い恋を渡り歩く。そこは彼にヴァギナを装着させることは無く納めている。ある意味存在と孤立の物語であったが、で、最後にこれまでの作品と同じ様に二人の心が通い合う。ことも描かれていて、そこにはほっこりとする心も持てた。でも金玉を置き去りにしていてたのは....

焼肉ドラゴン

焼肉ドラゴン

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2025/10/07 (火) ~ 2025/10/27 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/10/22 (水) 13:00

日韓国交正常化60周年記念公演『焼肉ドラゴン』作/演出 鄭 義

舞台の伊丹市とほど近い神戸に住んでいた。時代は1969年から71年、中3から高2だっただったか。小中、特に小学校では韓国出身のクラスメイトが多かった。台湾ルーツの子供も。通学経路には朝鮮学校があった。社会人になって鶴橋の焼肉屋にはたまに行っていた。焼肉の匂いに包まれる街。

時代を切り取る流行語や、上演前のアコーディオンで弾いていた曲達は懐かしかった。

在日韓国人、直接的には描かれてなかったが、差別。そして居住している劣悪な環境の地区。

戦後を生きて来た両親、そこで育った子供達、三姉妹、彼が生きた 3年を描いた 2時間45分の上演。私立中学での韓国人へのいじめ、自死を選んだ彼。時生はちょうど同じ世代だ。生きて欲しかった。我々の世代はいじめはほとんどなかったのだけど、小学校時代、同級生は何人とか何も気にしていなかった。

劇中、台詞にあった済州島での事件のこと、あとで調べてみるが、島民の惨殺/虐殺。

次女夫婦の北朝鮮への移住。在日の帰還事業の結末を知っている訳で、あの出発がどういうことを意味するのか、悲しい気持ちを抱く。
そういったことを背景に、厳しい時代を生きて来た夫婦の姿、家族、時生の姿に最後は涙が止まらなかった。

でも、あの最後のシーン、笑いを生んでいた様に、次へのスタート、辛いことになるのだけど、次へと歩き出す姿だと受け取った。未来へと消えていったのだと

全速全進!

全速全進!

劇想からまわりえっちゃん

インディペンデントシアターOji(東京都)

2025/10/16 (木) ~ 2025/10/20 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2025/10/20 (月) 16:00

初めましてのからまわりえっちゃん、全員の熱量が凄い。全員/全力/全速/前進でした!
とにかく動き回る、それも全速で、動き続ける。熱量に圧倒された。そこを十分堪能した。

千秋楽の終演後の主宰の方の挨拶、高校で演劇部だった二人が今も一緒に(もう一人の部員だった方によれば名古屋の演劇部)この劇団で演劇を続けておられることが凄いなと。

ハハキのアミュレット

ハハキのアミュレット

(公財)可児市文化芸術振興財団

吉祥寺シアター(東京都)

2025/10/09 (木) ~ 2025/10/15 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/10/15 (水) 14:00

背信はおっさんの会(5人のおっさん達が仲間に声を掛け、集まった役者達が、ジャズの如く戯曲を読み合う集まり)で 6年程前に 1場ごとの読み合わせを何度も聞かせてもらっているが、上演されるのを拝見するのは今回が初めて。その時に文庫を買っていたのを、スタジオ空洞の外で待っている間に読み直し終えた。

「間」「間」と、ハロルド ピンター氏は 1行ごとに間を放り込んでるのじゃあないかと思うぐらい間を多用しているのだけど、今日の上演を拝見して少し納得した。「間」の時間、もしかして上演時間 115分の内の 20分ぐらいは間なのではないかと思えるぐらい。

たまたま、客席に外人(日本人ではないとの意味で)の女性二人が来ておられた。日本語が理解出来るのかなと思っていたら、終演後に少し一緒に歩くことになり、どうだったか伺ったら「Great!」とのことでした。お一人は少し日本語が話せて、あらかじめ予習しておられたとのこと。伝わるものなのだなと納得。月日を遡及して行く展開、なるほど過去へ過去へと遡ることで説明的な台詞は必要ないしなと拝見しながら納得。

4人の俳優のキャスティングもそうあれかしとの皆さんで、主宰/演出の岡村尚隆さんによると年齢も戯曲に合わせて選ばれたと伺った。緊張感がヒリヒリと伝わって来る。
あのラインはスクォッシュのコートなのか!登場する料理や酒、酒、酒などにも細やかな拘りが、あの色合い達は何なのだろうか?

レストランのシーンでウェイターが「渋滞」と答える部分の拘りにも納得「Si, signore!」だ!
前置きが長くなったけど、これまで、一場でのリーディング的な台詞では伺っていたのが、上演作品で拝見して、なるほどこう言う劇なのだとおおいに納得出来た。

北澤小枝子さん、桂弘さん、今井聡さん、市川敬太さん、皆さんの演技がそれを可能にしてくれた。

海外戯曲、先に触れた外人のお二人、彼女達にも納得出来る舞台だった言わせる、しっかりとした上演作品でした。

ハハキのアミュレット

ハハキのアミュレット

(公財)可児市文化芸術振興財団

吉祥寺シアター(東京都)

2025/10/09 (木) ~ 2025/10/15 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/10/15 (水) 14:00

大好物でした。いやー良かった。出演者の南果歩さん/平田満さんは普段は行かないクラスの劇に出ておられるので眼福。緒方晋さん/橋爪未萠里さんの演技を満喫、福本伸一さん/田中亨さん/東宮綾音さんは初めましてで作品にマッチしておられた。

凛のシングルマザーを選ぼうとする行動と香港に居て帰ることのない別居婚夫君の設定は少し違和感があったけど、あり得ないことでもないし、まあそこはありかも知れんしと。

関西出身で、東京などで標準語で話し続けていると、雄一の様に実家に戻っても地元の言葉を話せないのは自分自身もそのパターンで良く判る。

そして舞台の奥の山影が、紀州的で良かった!

インディゴは水に溶けない

インディゴは水に溶けない

家で出来る演劇

スペースあや(東京都)

2025/10/09 (木) ~ 2025/10/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/10/11 (土) 13:00

トレンディドラマは見ないけど、きっとこの上演作品の様なのがトレンディドラマなのだろうなと思わせられる、4人の女性と1人の男性が格好良い/あるいはかわいい方が登場するお洒落な75分で、爺は気恥ずかしく思いながら拝見した。

源氏物語、覚えているのは光源氏だけなのでそこはハンディキャップだった。そう言えば、えばなあかりさん、毎回 シューを3個食しておられるのだな。下手奥の舞台美術/小道具が唯一、源氏物語の趣を切り取っていた。

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