実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/11/14 (木) 15:00
ロマンティック・バレエの代表作!「ジゼル」をベースにしたパフォーマンス
恰好いい面白く考えさせられる!一言でいうとこうだった。
描いているのは性差、個のこと、男性社会、社会的格差。
去年12月 STスポットでの上演を拝見して「もう少し余裕を持てる、あと2、3倍のスペースでの上演を見てみたいと思った」と述べていたが、昨日、少なくともパフォーマーがひしめき合うことはない、余裕のある舞台設定となったスタジオ空洞での公演を拝見できた。
去年の横浜公演からより 6人の俳優の個々の関係性が明確に浮かび上がった気がした。
5年半前に waqu:irazの『サラバサヨナラヨカナーン』の稽古を二度拝見した。今思えばあれがディバイジングを使った創造の過程だったのだと昨日気付いたのだけど、それ故にということだと思うが、今回、この公演での 6人の在り姿が滲み出ていて、それがそれぞれの個の在り様から来ているのだと改めて思った。その意味でも面白い体験になった。客演のお三方、宮﨑悠理/金川周平/若尾颯太、waqu:irazのメンバー、小林真梨恵/関森絵美/武井希未の個性が透けて見える面白さ。