農家の娘の観てきた!クチコミ一覧

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平田オリザ・演劇展vol.1

平田オリザ・演劇展vol.1

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/04/28 (木) ~ 2011/05/17 (火)公演終了

満足度★★★★★

「走りながら眠れ」
淡々とした会話劇なのにどうしてこんなに惹かれるのか分からない。役者二人も素晴らしかった。もう一度見たい。

美しきものの伝説をイメージしていたけれど、上海バンスキングを思い出した。

平田オリザ・演劇展vol.1

平田オリザ・演劇展vol.1

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/04/28 (木) ~ 2011/05/17 (火)公演終了

満足度★★★★★

「さようなら」
ロボットが演じることの意味について考える。ロボットは日本人を模していて、対する人間側を日本人が演じない理由について考える。アンケートで「この上ない」が連発されていた意味について考える。演じるのは女たちで、引用される詩は男たちの作品である意味について考える。事実は存在せず解釈のみ存在するのか考える。誤解も解釈のうちであるのか考える。この先のロボット工学がなにを目指しているのか考える。
あれこれ考えるきっかけを与えてくれた作品。

俺のカー・オブ・ザ・イヤー

俺のカー・オブ・ザ・イヤー

売込隊ビーム

「劇」小劇場(東京都)

2011/04/21 (木) ~ 2011/04/24 (日)公演終了

満足度★★★★

みた
タイトルやチラシの雰囲気とはよくも悪くもずいぶん違っていた。ふわふわしてみえる会話の中にはトゲが潜んでいて油断できない。

墓場、女子高生

墓場、女子高生

ENBUゼミナール

笹塚ファクトリー(東京都)

2011/04/09 (土) ~ 2011/04/10 (日)公演終了

みた
見ているうちにどんどんよくなった役者もいたけれど、もしかしたら若さにまかせてどたばた動き回る作品よりも、淡々とした会話劇に向いた面々が多かったのではないかと思った。

あ、ストレンジャー

あ、ストレンジャー

マームとジプシー

SNAC(東京都)

2011/04/01 (金) ~ 2011/04/04 (月)公演終了

満足度★★★★★

みた
小道具とか音楽とか、照明陰影に至るまでなんでこんなに好みに合うのか分からないけれどもともかく好き。案内メールや荷物預かりといった制作の仕事の充実ぶりもいいと思った。
途中、はっきりと分かる揺れがあったなか、賛否はあるのかも知れないけれども、続行してくれた役者陣にも感謝。ありがとう。

毒見<全日程終了致しました。ありがとうございました!!〉

毒見<全日程終了致しました。ありがとうございました!!〉

味わい堂々

OFF OFFシアター(東京都)

2011/04/05 (火) ~ 2011/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★

みた
苦くて切ない。

役者陣もみな好演。

見て良かった。

ネタバレBOX

ダンス?の場面はないほうがいいように思った。
廃墟

廃墟

時間堂

シアターKASSAI(東京都)

2011/03/30 (水) ~ 2011/04/10 (日)公演終了

満足度★★

みた
戯曲選びに失敗していると思った。
戯曲の良し悪しは分からないけれども、手に負えていない役者を多く見た気がする。
以前、現代劇で見て素晴らしかった方が、今回は精彩を欠いていた。
相性なのか稽古不足か。
あとは見せ場が来た途端にそれまでの芝居が嘘になってしまう役者とか。

そんななかで、高島玲は非常に安定していたし、酒巻誉洋は奮闘していたと思う。

ネタバレBOX

欣二が踊る相手を無くして、浮浪者と静かにステップを踏む場面が物悲しくて印象的だった。
お散歩

お散歩

東京タンバリン

西荻窪の町じゅう(東京都)

2011/03/23 (水) ~ 2011/03/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

歩いた
隣の吉祥寺は黙っていてもいろんな雑誌が毎年取り上げる。
西荻は楽しげな店がいくつもあるのにもったいないなと思っていた。
決して吉祥寺みたいに騒々しくなってもらいたくないけれど、こういう企画は貴重で、ユニークだと思った。
物語も、なんだかちょっと切なくて、いい。

カラスの国

カラスの国

サスペンデッズ

シアタートラム(東京都)

2011/03/17 (木) ~ 2011/03/23 (水)公演終了

満足度★★★

みた
どこかちぐはぐな感じで始まり、そのうち面白い雰囲気になり、そのまま沸騰する前に幕が下りた感じ。実時間より長く感じた。
佐藤銀平さんの芝居が、他よりも客席を意識しすぎているような感じで、ちょっと浮いていたと思う。

デンキ島〜松田リカ篇〜

デンキ島〜松田リカ篇〜

モダンスイマーズ

あうるすぽっと(東京都)

2011/03/09 (水) ~ 2011/03/16 (水)公演終了

満足度★★★

みた
かっちりと整然とできているし、巧みな役者もずらりと揃っているけれども、このチケット代で、わざわざ舞台の上で見なくてもという印象を強く受けた。
松田リカという人物が魅力的なのか、そのあたりもぼんやりとしたまま幕が下りた。

冬の旅

冬の旅

アル☆カンパニー

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2011/03/17 (木) ~ 2011/03/23 (水)公演終了

満足度★★

みた
もったいないなと思った。
演技のバックボーンによるところが大きいのかも知れないが、まったく時を経た夫婦の会話に見えない。小劇場であるから、なおさら芝居くささが気になる。夫を演じる役者と妻を演じる役者を別々の場所で稽古して、本番で顔合わせをさせたみたいによそよそしい。よそよそしい会話をする夫婦、というのでもない。
私生活でも夫婦であるから、更に二人芝居という形で演じる際に、それがかえって枷のようになったのか。アルカンパニーの作品は初見なのでいつもこうなのかは分からないけれども、それぞれが役者をする夫婦の物語、という文句から期待したものは見られなかった。

また、初日ではなかったけれども、科白のつっかえる箇所が目立ち、稽古不足を感じた。震災の影響で困難もあったのかも知れないが、コラージュのような作品内容を客に伝える上では、致命的だと感じた。

音楽の時間

音楽の時間

リリパットアーミーⅡ

ザ・スズナリ(東京都)

2011/03/05 (土) ~ 2011/03/16 (水)公演終了

満足度★★★

みた
細かいところでは面白いけれども、全体としてみたときにあまり面白くなく、2時間がとても長かった。

シングルマザーズ

シングルマザーズ

ニ兎社

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2011/02/20 (日) ~ 2011/03/27 (日)公演終了

満足度★★★★

みた
前作『かたりの椅子』よりもずっと心に入り込む、温度とか浸透性を持った作品に思った。
役者ではハイリンドの枝元さんがともかく巧みで、笑いの根っこのようなところをきっちりと掴んでいる人に見えた。以前、イキウメの舞台で安井順平さんを見たときに非常に近い感覚。

笑う場面も全編に渡って多かったものの、笑いきれない切なさも織り込み済で、見ながらあれこれお考えさせられた。女性のみならず男性でも楽しめる作品。

怪物-カイブツ-

怪物-カイブツ-

ブラジル

駅前劇場(東京都)

2011/02/13 (日) ~ 2011/02/20 (日)公演終了

満足度★★★

みた
役者の皆さんがとてもよかったです。

ただ物語としては、もっともっと、外に向かっていってもらいたかったです。

ネタバレBOX

物語の要となる、姉妹と妹の恋人は、それぞれだらしない人間と描かれているわりには、肝心な場面になると、妙に説教くさい、優等生じみたことを口にするのが気になりました。話が進むに連れて、気持ちが離れてしまいました。

特に後半、作家の言いたいことが、せりふにそのまま載せられて、生身の人間から遠ざかってしまった気がしました。もっとキャラクターを、突き放して描いて欲しかったです。

手にかけられる人間も、都合良く作られた悪人だったというのがどうにも残念でした。重い、考えさせられるような物語を期待したわけではないですが、全体的に、守りに入ってばかりの展開だったと思います。
沼袋十人斬り・改訂版

沼袋十人斬り・改訂版

THE SHAMPOO HAT

シアタートラム(東京都)

2011/02/10 (木) ~ 2011/02/20 (日)公演終了

満足度★★★★

みた
好き嫌いが分かれるかも知れない。
私は好き。

コドモもももも、森んなか

コドモもももも、森んなか

マームとジプシー

STスポット(神奈川県)

2011/02/01 (火) ~ 2011/02/07 (月)公演終了

満足度★★★★

みた
予約日直前の案内メールとか、荷物預かりとか、制作の方の小回りがきいていたと思う。
作品も良かった。安くて良質な芝居。神奈川まで行って良かった。

舞台を初めて見るという人に勧めるべきかは分からないけれども、色々見ている人には勧めてみたい。次回公演も足を運びたい。

ネタバレBOX


前回の『ハロースクール、バイバイ』では、終盤、級友の家業(銭湯)が廃業するというくだりがあった。そちらの方は、個人の選択肢の喪失と、銭湯という昔ながらの社交場の喪失という郷愁を、うまい具合につなげていた気がして、胸に迫ってきた。
今回は、やはり終盤で、登場人物の一人の家が燃えるという事件が起こるけれども、前回に比べたらとってつけたエピソードに感じた。
悪意(放火)という意味だろうか。
浮標(ブイ)

浮標(ブイ)

葛河思潮社

吉祥寺シアター(東京都)

2011/02/01 (火) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

みた
解釈に迷った。
感動的な夫婦の話といってしまうのは違和感がある。
主人公の五郎に、感情移入できなかった。

ネタバレBOX


医者には延命をすがってみたり暴言を吐いたりして、妻への思いをぶつける一方で、友人とその妻の最後のひとときと、自分と友人とのひとときを同列に並べて我を通そうとする。妻を思いやる言葉は、実際には我が身かわいさから出ている。
妻と、おばさんや子供たちとのやりとりを制限しては、それを愛情とすり替えている。
試しかけた民間療法にしても同じこと。

妻は、彼の絵を愛し、自分亡き後の彼の人生を案じてはいたが、行き過ぎた介護からは逃避したかったのではないかと感じた。
投げられやすい石

投げられやすい石

ハイバイ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/01/19 (水) ~ 2011/01/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

みた
岩井作品は、おねがい放課後、て、四谷怪談、ヒッキー、演劇入門と見てきた。今作が一番好きだ。前のめりで見た。

自意識を鍵にしているから、他の作品に重なるところがあるけれど、またかとは思わなかった。

笑う観客笑わない観客それぞれに理由があり、こちらに書き込む皆さんの意見にもそうした事が反映されていて興味深い。
笑っていいのか戸惑い、周りの笑いに救われた人や、逆に違和感を味わった人もいたはずで、これは舞台ならではのこと。完全に他の客を閉め出せないから味わう共感と不安。苛立ちと安心。

平田オリザが、観客の半分が笑ってもう半分が笑わない場面を書くのが理想、とかそういったことをどこかに書くか喋るかしていたと思うけれど、岩井秀人はそれをやってのけていると思った。

演劇を初めて見る人には勧めにくいところがあるけれども、演劇好きを自認する方には是非見てもらいたい作品。

ネタバレBOX

わざわざ客席に向かって実体のあるものを投げるのは、舞台と客席の間に隔たりは無いという意味だと思った。他の方はどう感じたのだろうか気になる。
明るい表通りで― On The Sunny Side Of The Street―

明るい表通りで― On The Sunny Side Of The Street―

文月堂

シアタートラム(東京都)

2011/01/27 (木) ~ 2011/01/30 (日)公演終了

満足度★★★

みた
昔ながらの人情喜劇。
キャラが立っていて、役者の皆さんもいいのだけれど、語り口(演出というのか)の間の悪さを感じた。ドタバタの起こるタイミングなどがなにかうまくなく、沸点に至る前にしぼんでしまうようなもったいなさがあった。再演ならば、そのあたりをもっとうまく見せて欲しかった。
役者の中では特に、羽衣の鯉和さんが目を引いた。いつも妙ージカルだったので、こうしたストレートプレイで観るのは新鮮で、かつ物語を牽引する力のある人だった。

チェーホフ?!

チェーホフ?!

東京芸術劇場

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2011/01/21 (金) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度★★★

プレビューをみた
途中ちょっと舟を漕いだ。
ただとても綺麗で、綺麗すぎて孤独だった。

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