to | 投稿したコメント |
---|---|
- |
teeakiraさん
早速のご丁寧な解説ありがとうございます。こちらも、よく分かりました。
私も、この作品が私に向けられた魅力的なベクトルが大きかっただけに、
どうしてなんだろうと思った点について、質問をさせていただきました。
ですので、役者さんの個人名を出しての質問もそうした演出手法、
貴劇団の考え方、めざすべきアプローチを知りたいためであり、
けっして役者さんの演技の優劣とかを問題にしたものではないことを
ご理解ください。
今後もチャンスがあれば、ぜひ刮目して東京演劇アンサンブルの作品を観たいと思います。
2010/09/16 13:19
|
- |
teeakiraさん
コメントどうもありがとうございます。
セリフの件ですが、asamiさんへのコメント拝見し、その点は理解したしました。ですが、今回の作品についても、役者さんによって、セリフの抑揚や自然な口調が大きく異なっていたのは何故でしょうか。例えば、女医のマーリヤを演じた原口久美子さんとか、弁護士バーソフが妻のヴァルヴァーラを演じた桑原睦さんは決して棒読み的ではなかったし、自然な喋り方であったし、さらに感情や抑揚も効いていた。スースロフのおじ役の伊藤克さん、セルゲーイ役の松下重人さん、作家シャリーモフ役の公家義徳さんも、役柄に合ったセリフの発声であったし、場面によっては抑揚たっぷりに感情を爆発させていた。これに対して医師キリールの妻オーリガ役を演じた奈須弘子さんは明らかに先に挙げた人たちとは異なっていました。これについての疑問なのです。どうしても気になったので、個人名を・役名を出して述べさせてもらいました。
テキストの件、上演時間の件は、作り手側のお考え、姿勢論はよく分かりました。また、大いに参考になりました。ただ、観る側はその作品を観て感じたことが全てであり、これもまた個々の真実であると私は思っています。でも、こうしたやり取りを、このコメント欄でできたことは凄く嬉しい限りです。ありがとうございました。
私に向けられたベクトルが大きかった、記憶に残る力作であると思います。
2010/09/16 00:02
|
- |
森下知香さん
コメントどうもありがとうございます。
>もう…すごくうれしくてうれしくて…なんていっていいかわからないくらいです!
いやー、こちらこそ、この作品を観ることができて、なんていっていいかわからないくらい良かったです。
>わたしは、毎日「ホタル」として生れ、毎日その人生を終える。
そんな幸せな気持ちと切なさでいっぱいの一週間でした。
よく分かります。レビューにも書きましたが、それほど森下さんはホタルになりきっていたということです。それが私たち観る側に最高の感動となって伝わったのです。本当に秀逸でしたよ。
私は、演じ手と観る側の空間のこうした共有こそ、小劇場演劇の醍醐味だと思います。まさに、それを堪能できて幸せでした。
>シングルマザーのホタルも、たくさんの仲間に囲まれて、楽しく海の家をやっていても、
心のどこかでは、やはりさみしかったのだと思います。
生活の苦労だってあったでしょう。
だからこそ、直人がそばに来てくれて、
本当に意味で、ホッと…肩の荷を下ろすことが出来たのだと思います。
そんな事やら、いろいろの想いがこもっている…そんな舞台でした。
そんな雰囲気がよく出ていましたよ。どこか温かな安らぎが森下さん演じるホタルから感じられました。
>この舞台を観て、味わい、楽しみ、喜んで下さったことに
心から感謝しています!
こちらこそ、味わい、楽しみ、喜ばせてもらって、感謝いたします。
本当に素晴らしい芝居をありがとうございました。
tetorapack
2010/09/14 13:36
|
KAE |
KAEさん
この作品、実は「観ようかな」と、かなり前から思い悩んでいて、そうこうしているうちにスケジュールが埋まってしまってパスしたのですが、genie さんに続き、KAEさんのレビューを読んで、なんか妙に落ち着いちゃいました(笑)。
特に「原作のお粗末な出来。15分で完結しそうなストーリー」との点と、「笑いのネタも、自分の大嫌いなタイプのものでしたし、心から心地良く笑える瞬間が一度もなかったことが、とても残念でなりませんでした」の点。コメディは好きな方ですが、自分も嫌いなタイプのネタというのがあり、どうもKAEさんとはその点の感性が似ているような感じが自分ではしていますので、妙に落ち着いちゃいましたわけなんです。
>娘の代筆をしようとする、父親の書く、ネタが、強姦だったり、近親相姦だったり、異民族に対する差別だったりで、とても、笑う気になれないもののオンパレードなので、その後の、家族愛めいた描写も、鼻白むだけに感じました。
う~ん、やっぱり私も合わなかった感じがします。NLTは実力派集団と思っていますが、今回は観ないで正解だったかも(笑)。
2010/09/08 01:43
|
- |
きゃるさん
ほんとですね。きゃるさんのも、今、読ませて頂きましたが、私も、おっしゃる通りに感じました。
2010/09/08 01:16
|
- |
きゃるさん
>楽日乾杯とかあったのですね。おしゃべりできたのですか、いいなー(笑)。私は存じ上げないけど、柴崎さんは知的な感じのかたですよね。
冷房が効いて、ドリンク販売もしているあの場所で、終演後、なんか風の会員の常連の方々とか、スタッフや着替えを終えた役者さんとか、みんなビール買ったりして、それで乾杯という感じでした。私もビールに手が出そうになったけど、また職場に戻る必要上、無料で飲める冷たい麦茶で我慢しました(笑)。その折、柴崎さんや制作スタッフの方々と、子どもたちに生の舞台芸術を体験してもらうことの重要性とか、風の養成システムとか、渋谷さんのこととか、談笑できて嬉しかったです。
>もうすぐ公演が始まる武蔵関の東京演劇アンサンブルも青少年向け公演を全国巡演してますし、風と形態がよく似ています。
はい、そう思いました。こちらも観させていただきます。楽しみです。
>ですから、私も、この2つにコリッチ舞台芸術という団体の趣旨説明をして、チケプレをお願いしたのですが、本来、そういう出すぎたことは一ユーザーの私がやるべきではないことが最近わかってきたので、今後はおとなしく観るだけに徹しようと思っています。
あらら、私は全然そんなことは思わないのですが。
>こちらは良質な劇団をひとりでも多くのかたに観て知っていただきたいと、ただ」純粋に思っていたのですが、「特定劇団に肩入れしてる」なんて思われたら心外ですし、その劇団にもご迷惑がかかりますので。
う~ん、私は、ずっと前から演劇の世界にお詳しいきゃるさんが、「良質な劇団をひとりでも多くのかたに観て知っていただきたい」との純粋な思いから、チケプレなどのお願いを進めてくださることに、前にも書きましたが、敬意を表しておりました。誰にでもできることではありませんし。ただ、私なんぞがコメントする立場でもないし、ここは、きゃるさんのご判断を尊重するしかないのですが、あくまで私個人は素晴らしいことだと思います。だって、自分が素晴らしい団体だと思ったら、私だってレビューの中で「ぜひお薦めします」と書くこと、あります。別に、私、どの劇団の関係者でもありませんが、自分が食べて美味しいなと思ったリンゴは一人でも多くの人に味っわってもらいたいと思うのは、まったく自然だと思うのですが。
>「よかれと思い、善意でしたことでも、逆の結果を招くこともある」と忠告してくださった先輩ユーザーもおられましたし、コリッチというしっかりした団体があるのですから、良質な劇団の発掘は、私のような素人ではなく、専門スタッフのかたにお任せしたほうがよいですものね。考えを改めました。
「よかれと思い、善意でしたことでも、逆の結果を招くこともある」。たしかに、これは、どこの世界にもあることですね。特に、日本って、そういう捉え方をする場合が欧米に比べて多いような気がします。でもなー。この場合の「逆の結果」って、どういうことなのかなぁ、私は連想できません。他の劇団の迷惑になることなのかしら?う~ん、分からない。でも、これも、きゃルさんご自身のご判断を尊重するしかありませんが。
2010/09/06 23:06
|
- |
きゃるさん
どうもです。
本当に柴崎さんは素晴らしい女優さんですね。楽日に観て、終演後に乾杯もあり、少し、おしゃべりさせていただきました。
>風は大人向けの劇団なのでtetoraさんに観ていただけてよかったです。
非常に地に足のついた取り組みをする実力派集団という感じで、気に入りました。
今後も見続けていきたいと思います。年末は全国の子どもたちへの公演を終えての「ハムレット」の凱旋東京公演が12月末にあるので、そちらも足を運ぼうと思った次第です。
>ここの芝居を観ていると、新劇同様、研究生制度で俳優を養成しており、基礎がしっかりしているのはよいと思います。また、新劇とも違うカラーですし。
まったく同感です。
>小劇場芝居の合間に、たまにこういうお芝居観ると、新鮮に感じます。
最近、とみに思うのですが、特に若い世代の小劇場系の劇団・小ユニットやプロデュース団体は、構成メンバーが同世代のみのところが多いこともあり、また、演じてもしかりで、なんか、同じような高テンションや、アプローチが目につくのも事実です。なので、風の団体が私も「新鮮」に見えるのですが、こうした団体こそ、もう少し増えてほしいというのが実感です。
2010/09/06 11:44
|
きゃる |
きゃるさん
いま、自分のをアップしたら、きゃるさんのレビューがちょい早くアップされていました。でもって、早速読ませてもらったら、自分が受けた印象と共通性があったので、嬉しくなりました。
>なかなか死なない王さまの苦悶を延々描く2時間20分は確かに長く、あと20分は刈り込んでもよいかと思った。
ただ、一般の小劇場系劇団や商業演劇とは一線を画する、これが「風」らしい演劇なのだとも思い、私は楽しんで観ていた。
>柴崎の説得力ある演技、渋谷の愛くるしさに魅力を感じた。
同感です。
この感じ、全く同感です。たしかに、一般の小劇場系劇団や商業演劇とは一線を画する、これが「風」らしい演劇なのだと思えました。
2010/09/05 21:32
|
- |
東京バンビ3号さん
こちらこそ、良い作品をありがとう!
今回はとっても楽しめました。そして、温かさも味わえ、心地よさは最高でした。
ぜひ、今後もこうした良い作品を私たち演劇ファンに楽しませてください。
<追伸>
私は、当パンにカタカナで役名を書きこみながら観ていましたので、顔写真付きのカラーの当パンで助かりましたが、やはり、当パンには、役名は入れた方がいいですよ。
今回は、サワコとアイの過去のシーンを男優が二役で演じているので、出さなかったのかもしれませんが、たとえ複数役をこなしても、出すべきです。熱心な観劇者には絶対に必須なのです。
でも、その指摘に対して、速やかに反応してくれることは素晴らしいです。
私も、何度か他の劇団で当パンの配役名を要求したことがありますから、よく分かるのです。
2010/09/05 03:31
|
- |
INAさん
いやー、ほんと、楽しかったですよ。こういう芝居、小劇場演劇の醍醐味です。
しまさきさん、とっても素敵でした。名前しっかり覚えました。
>千秋楽までもっともっと良くなるようにやりきりたいと思います!
いえいえ、ぜひその覚悟で頑張ってください。ファイト!
2010/09/05 01:12
|
きゃる |
きゃるさん
いやー、きゃほー、すんごく面白いレビュー。思わず吹き出してしまいましたよ。とともに、私も、きゃるさんと同世代の身として、なるほどねー、「内ゲバ」を知らいない人が赤色エレジーを観て、しいあがた森魚の、あのか細く物悲しい歌声も知らない世代の人が「わかんないよ」と言いながら、ラブホ街へ。いやー、エレジーです(笑)。
でもって、これほど、筋を詳細によくレビューできるものと、呆れるほど感心してしまいました。そして、私がスズナリで観たペーター・ゲスナー演出の「赤色エレジー」も、これとほぼ同じ展開だったことを思い出させてもらいました。もちろん、細かい台詞の脚色や、全体の色合いとでもいえるような演出は違うでしょうが。
>昔の仲間が集まり、花見を始める。さながら昭和歌謡全集といった雰囲気で、次々に当時のヒット歌謡曲(なつメロ)が歌われる。俳優はみな歌がうまい。宮内彩地が歌う「カスバの女」と「アカシアの雨」が特に良かった。
はい、はい、花見のシーンありました。たしか西田さんの「アカシアの雨」はあったな。そうですか、「俳優はみな歌がうまい。宮内彩地が歌う「カスバの女」と「アカシアの雨」が特に良かった」というところは、興味津々です。
>政治の季節に若者が挫折し、国や社会より個人の幸せに関心が向く一方、経済も高度成長から低成長へとシフトし始めた時代、ウチダやアラカワやサチコのような幸せに乗り遅れてたたずむ若者がたくさんいたはずである。彼らにとって幸せとは何だったのだろう。
「赤色エレジー」に歌われたサチコとイチロウの愛の物語。幸せはつかのまの性の営みの中にしかなかったのかもしれない。
ここは、きゃるさんの感想が流石。そうですよね。
ちょっと、外れますが、漫画雑誌「ガロ」に連載された漫画家・安部慎一を題材にした昨年公開の映画『美代子阿佐ヶ谷気分』という映画を思わず思い出してしまいました。毛皮族の町田マリーさんが安部の妻の役を体当たりで演じた単館系の映画ですが、70年代の「赤色エレジー」の雰囲気を出していて、夢中で観てしまいました。
LAVINIA……これからHP覗いてみますね。
2010/09/02 23:12
|
- |
きゃるさん
>いずれにせよ、面白い劇団ですね。tetoraさんが書かれなかったら、見落としてしまったかも。これからも楽しみにしています。
いやー、嬉しい限りです。でも、ほんと、面白いげきだんですよね。私もチャンスがあれば、また、観たい劇団です。
>私、今回、初めてこの戯曲を観たのですが、上演時間が1時間30分でした。tetoraさんのときは約2時間と書いてあったようですが、これも脚色の違いでしょうか。個人的には好きな作品でした。
はい、スズナリで、ペーター・ゲスナー演出のを観ました。記憶に残っている芝居で、私も好きです。ただ、この作品は、観終えてから、なんか、ジワーと、いろんなことが頭をよぎって、考えさせられた作品でした。2時間たっぷりありましたから、脚色・演出の違いでしょうね。
>ふだんは台詞のないダンスや歌、パフォーマンスをやってるLAVINIAという女性ユニットによる上演で、でも台詞がすばらしく感動しました。このユニット、tetoraさん好みの女優さんだなーと思います。
そうでしたか。まったくノーマークでした。済みません。これから、きゃるさんのブースで、「観てきた!」を堪能させて頂きます。
2010/09/02 22:45
|
きゃる |
きゃるさん
>この劇団に注目したのは以前の公演をtetorapackさんが絶賛してたから。
いやー、感激です。でも、なかなか楽しんでいただけたようで、ホッとしました。きゃるさん同様、これならA班、B班ともに観たかったですね。
>虚虚実実の、このお芝居みたいなことがけっこう私たちの身の回りにも起こっているような気がして怖くなった。
これ、ほんとにそうですね。きゃるさんのレビュー読んで、どきっとしました。その意味で、
>このドレスが奥様の、いえ、人間のいくつもの虚虚実実なさまを象徴しているようで、感慨深かった。ドレスを着替えるように、仮面をかぶり、他人になりすましているだれかがいっぱいの世の中なんて、想像するだけでゾッとする。だが、現代のネット社会は案外そんなものかもしれないと思い、興味深い作品だった。
という指摘は、言い得て妙ですね。現代のネット社会、「バーチャル」の怖さは「エスカレートの怖さ」とも言われています。昔は、例えば、子ども同士や親子・夫婦のケンカで、頭に来てどちらかが暴力を振るうこともあったけど、その手加減さが効いていた。ところが、ネットでバンバン人を殺すロールプレーイング・ゲームなんかに慣れている人は手加減差が分からない。よって、キレると、いきなりナイフで刺したり金属バットで殴ったり、はたまた憂さ晴らしに人をむやみやたらに殺傷する行動なんかに走ってしまう。このバーチャル=「エスカレートの怖さ」って、ほんと、ゾッとします。
>上演中、カーテン越しに、主宰がうろつくのが丸見えで、最初、出番のある俳優かと思った。目障りなので、じっとしていてほしかった(笑)。
A班、B班で違ったんでしょうが、それは、ちょっとモチベーションが下がりますよね(笑)。
2010/09/02 15:05
|
- |
きゃるさん
コメントどうもです。
いやー、私の「観たい!」で観劇を決めて頂けたなんて、感動しちゃいました。半面、責任重大で怖さ半分ですが、どうやら、きゃるさんにも楽しんでいただけたみたいで、よかったです。ホッ!
さて、アングラっぽいという点ですが、私が主宰と開演直前に話した時には主宰は「クレージー&シュール版」と言っていましたが、B班を観ていないので、正直、その差ににおいては分からないのです。ただ、きゃるさんの「観てきた!」を読むと、まず舞台セットは同じでしょうし、名前と顔が一致して知っているのは三木美智代さん(姉のソランジュ役=ショートヘア)だけですが、たぶん、配役は奥様役がA,Bで変わったのだと思います。でもって、その違いは、どうも衣装とか、衣装を着脱する際の仕草や態度とかの演出による差ではないか、と勝手に解釈しています。
私の観たA班では、かなり、妹クレールと奥様役が妖しげなポーズや目つきの連発でアングラというかクレージー&シュールでした。あと、メイクも皆、アングラ演劇っぽいメイクで、これは前回公演の「青森県のせむし男」を彷彿とさせる迫力がありました。こうした演出の見せ方による違いだったんでしょうか?
きゃるさんの「観てきた!」については、きゃルさんの方にコメント致します。
2010/09/02 13:10
|
- |
きゃるさん
そうですね。私も関西勢の上京公演、何本か観ました。
>それにしても、このtetoraさんのタイトルも凄いですね。
「超人気!観たい思いが急膨張」って、何かの宣伝みたい(笑)。
いや、ほんと、私、ビックリしました。物語の設定に惹かれ、関西勢の絶賛浴びた公演の上京再演ということで、観てみたいと思っていたら、数日でなんと30人近くに膨れ上がっているので、私も観たい気持ちが膨張してチケプレ応募しちゃいました。どんなユニットなんでしょうかね? でも、かなり難関の高倍率ですね。
2010/09/01 14:00
|
- |
きゃるさん
>あひるなんちゃらの俳優さんはシリアスものの客演が多いので、本拠地は一度私も観ておきたかったです。以前の公演も高評価が私の周囲では聞こえてきたので。
はい、私もそんなふうに感じての今回の初見でした。
>私はお2人のように深い見方はできないお笑い好き単細胞オバカなもんで、けっこう楽しめたけど、いつもこんな感じの作品なんですかね?1度じゃわからないかも。
いえいえ、深いとかじゃなくて、率直にそう感じた、ということです。でも、楽しめたのは事実だし、あの独特の緩さが心地よかったのも事実です。で、私も感じたのは、まさに「1度じゃわからないかも」ということ。まったく同感です。
>tetoraさんは、野球・医者・患者の男3人組の部分、キャラのわざとらしさがあまりお好みではなかったのでは?
はい、「キャラのわざとらしさ」なのですが、正確に言えば、その「キャラのわざとらしさが、ずっとワンパターンで繰り返し表現されていた」ということです。1シーンなら構いませんが、ずっと何回も表現されるようなネタではないと思った次第です。まさに野球の人について例示すれは、あの「ストライク」が何度となく出てきて、最初の方は私も笑っちゃって面白かったですが、これだけ続けられると鼻につきました。もっと、その人格なりの性格描写を違うパターンとか演出で見せてくれたら、私は、うなっていただろうと。そこが、緩さ、ぬるさの妙味と言ってしまえば、そうなのかも知れませんが、その雰囲気にしても細やかな変化に欠けたというか、捻りに欠けたというか、ワンパターンの繰り返しというか、そんな感じに映って、ちょっと描写が浅さと安直さを正直、感じた次第なのです。
KAEさん
>私も、最近、驚くような現実に遭遇続きでしたから、この芝居は何だか気持ちはユッタリ観られて、その点はかなり好感持ちました。あのラストも好きでしたね。(笑)
はい、お気持ち分かります。例の芝居ですね。で、気持ちユッタリ観られて、かなり好感を持てたことは私も同感、あのラストも私も好きでした。
2010/09/01 13:52
|
KAE |
KAEさん
他の多くの方々もお書きになっていますが、私も、なんちゃらの持つ独特な「ゆるさ」「おバカさ」「温さ」は、とても心地よかったです。
でも、この作品はですが、それだけをもって、素晴らしい作品とは私は感じませんでした。その理由は私の「観てきた!」に正直に書かせてもらいました。まあ、あくまで私としての感想ですが。
でもって、KAEさんのレビューには、大いに頷ける点がありました。
>何組かの組み合わせで、見せられる連作コントのような構成のため、秀逸な掛け合いのコンビがいるかと思えば、笑いのセンスが全然感じられないコンビやトリオも…。その温度差の違いは、客席も同じで、一つのネタ的芝居に対して、大笑いしているブロックと、冷ややかに観ているブロックが、常に2分されていました。
シュールな笑いを好むブロックは、他方の笑いには無反応。下世話な笑いが好きなブロックは、逆に、シュールさにはシーン。
KAEさん的に言うと「連作コントのような構成」、私の表現では「ショート芝居のコラージュ」、ともに同じことですが、「なんちゃら」の持つカラーだけに偏った構成からか、私の観た回も、たしかに、そうした場内の感じはありました。なので、ビックリした次第です。
>その見事なコントラストに途中から興味が移り、私自身は、どんどん、気持ちが乗らないまま、ラストを迎えた印象でした。
それはそれは。私も、くどさを感じるシーンと、「結局、これだけの人?」と感じてしまう人物描写の物足りなさ、いや、やはり、くどさを感じました。
それでも、「なんちゃら」の持つ独自性は、やはり味がありますね。この味に、作品(脚本・演出)としての冴えが加わっていれば、もっと楽しかったのに、と思った次第です。
2010/08/29 01:50
|
- |
KAEさん
コメントどうもです。
はい、KAEさんや他のメンバーの方々のネタバレ以外のオープンな「観てきた!」欄は読んでいたので、観終えて、正直に感じた点がKAEさんの感想に近かったことをしっかり認識しました。そして、自分のを書き終えた後で、真っ先にKAEさんのネタバレを開けて、大いに頷けました。
この作品、独特の「ゆるさ」「おバカさ」「温さ」は、本当に心地よかったです。半面、このタッチにしても、やはり、人物描写では物足りなさと言うか、凡庸さを感じたこともまた正直なところでした。
>何となく「星の王子様」の世界を思い出しました。
はい、そうですね。私はそこまで浮かびませんでしたが、そう言われると、「本当に大切なものは、目には見えないんだよ」の、あの一言。今回のUFOにも相通じる視点があるのでしょうか。
>今までのtetorapackさんのレビューを拝読して気付いたのですが、きっと、笑いに求める視点が似通っているのかもしれません。
はい、私の方こそ、そう感じることが多く、その都度、嬉しくなります。
あとの点は、KAEさんの方にコメントしますね。
2010/08/29 01:31
|
- |
きゃるさん
>ご丁寧にご返信いただき、恐縮です。わたしの表現がまずく、「心象風景」と書くと、残光ではないような書き方で、どうもすみません。
いえいえ、「心象風景」、素晴らしい表現です。しっかり理解しておりました。
>花火を照明で表現、ってよくありますが、ああいう表現は初めてのように思え、観客に配慮したきめ細かい演出だなーとtetoraさま同様、感服しました。
本当ですね。森下さんは、本当に心に沁みる優しい演出が魅力です。私、そこが大好きなんです。だからこそ、こうした演出表現で、きゃるさんと同感できて嬉しい限りです。
きゃるさんもご自分のブースで、KAEさんにお薦めしていましたが、ほんと、こうした細やかな点をしっかり見極めることのできるKAEさんには、ぜひ「年年有魚」を観ていただき、ご感想を読んでみたいです。
2010/08/28 22:52
|
- |
INAさん
コメントありがとうございます。
パークライフ、今でも覚えている芝居です。ちょっと難しく仕立てすぎたのでは、とも思いましたが、パッションは十分に感じました。
さて、
>今回は間違いなくラブコメですので、全く違う東京バンビを観ていただければ!
とのこと。楽しみです。
はい、必ず参りますよ。「観てきた!」は率直に書かせてもらいます。
2010/08/27 22:14
|