パンザマスト【ご来場ありがとうございました】
青春事情
駅前劇場(東京都)
2012/06/27 (水) ~ 2012/07/01 (日)公演終了
満足度★★★
昭和生まれの琴線
テーマそのものもいいし、舞台セットの教室はよく出来ていた。まさに琴線に触れる内容を期待できる舞台だ。開演時間も予定通り(小劇場では珍しい!!)だったし、ジャスト90分で幕が下りたのも素晴らしい。ただ、役者の動きというか演出にイマイチの、練れていない感あり。惜しい。
Goodnight
劇団競泳水着
王子小劇場(東京都)
2012/06/22 (金) ~ 2012/07/02 (月)公演終了
満足度★★★★
楽しめた
舞台上のセットも素晴らしい。惜しいのは、設定上の時間の経過がわかりにくいこと、登場人物が多いこと。細かい部分では、店主である兄貴、銀行員のキャラはちょっと違和感あり。兄貴は頑固者というより変わり者になっている。もう少し職人気質的な演出のほうが途中に挟んだ笑いがさらに生きてくると思う。銀行員も、もう少し演出を変えたほうがわかりやすく、キャラクターが生きてくるかと。
「ギブミーテンエン~昭和29年のクリスマス~」(6月)
劇団6番シード
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2012/06/13 (水) ~ 2012/06/17 (日)公演終了
満足度★★★★
リアリティ
まさに目の前に昭和29年が再現されていた。フライヤーのイメージどおり、シリアスなテイストの作品に仕上がっている。SEに使われている懐かしい楽曲もノスタルジーを感じさせるにはピッタリ。音楽ってのはタイムマシーンの役割も果たすものなんだと再認識。それにしても惜しいのは、後半になって喧嘩というか言い争いの場面になると、大声&早口になるために、セリフが聞き取れないことが何度かあった。緊迫感を出したいのはわかるが、何を言ってるのかわからない客の立場も理解して欲しい、と。
ネズミ狩り
ULPS
ワーサルシアター(東京都)
2012/06/12 (火) ~ 2012/06/17 (日)公演終了
満足度★★★★
面白い。
コメディだが、ちゃんと話の山谷があって笑いの中にも難しい問題を取り入れ、観る側に訴求するものがあったのはよかった。惜しいのはナツキ(松本 桜)が非常に旨く演じていたため、他の出演者の影が薄くなっていた。後半のナツキとフユコの言い争い場面(添えrはそれでよくできていた)が突出した感じで、全体とのバランスが悪く感じた。いたずら電話の対応で、鳴っては出る、切るの繰り返しの場面で、呼び出し音と受話器をとる動作が微妙にずれたり、入り口の引き戸が突然開かなくなったりのハプニングは、それなりに見ていて楽しめた(?)が、暗転の回数は少なくてよかったが、時間が妙に長かったり、最後の場面で、結婚したナツキの薬指に指輪がないのは改善して欲しい。指輪まで気を配れば完成度はさらに高まったと思う。役者の身内である年配客が、自分の子供のことを隣の客と喋っていて妙にうるさかったのが残念。
ローザ
時間堂
王子スタジオ1(東京都)
2012/05/16 (水) ~ 2012/05/29 (火)公演終了
満足度★★★★
2回?
まったくの予備知識もないまま観劇。幕が開いてしばらくはどんな話なのか?目と耳を集中させて、なおかつ脳をフル回転させて観ていたが、特に驚きや感動は沸いてこなかった。むしろ外から聞こえる音が耳についたりした。が、話が進むうちに徐々に入り込んでいけた。前説で聞いた上演時間90分、は長いかな?と思ったが気付けば終演で、ほんとに時間を短く感じた。好みが別れる舞台かもしれないし、2回観たほうが面白いのかもしれない。舞台美術はシンプルで、ほとんど素舞台だ。出演者も稽古着のような衣装を着た4人だけ(女性3人、男性1人)。しかも全員が最後まで板の上。これは大変だろうなぁ。過去に見た作品でも黒澤氏の演出は面白いと思う。フライヤーにもあるとおり、各種の色々なチケット割り引き(8種類)を用意するなど演劇ファンを増やそうとする努力も伺える。チケット代も最近の相場からすればもともと安い設定だと思う。また、素人の客をアフタートークに出演させる意欲的な試みは、スゴイというか意欲的だ。
ウェディング葬送曲
劇屋いっぷく堂
テアトルBONBON(東京都)
2012/05/15 (火) ~ 2012/05/20 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しめた
コメディ。ではあるがバカ笑いするようなモノではなく、ツボを突いて終始クスクスッと笑わせてくれる。2つの話がリンクするかと思いきや、一人の人間を通じて裏と表がつながる、なかなかうまいストーリーだ。IT社会を揶揄する台詞のやり取りも笑えるし、ネット環境が無ければ生きていけない、今の若者気質をズバリ言い当てている。なかなか的を射ており巧い戯曲だ。冠婚葬祭という人生の句読点をテーマに、喜怒哀楽という日々の句読点も取り入れた、まさに上質なコメディだ。
首無し乙女は万事快調と笑ふ!
ポップンマッシュルームチキン野郎
サンモールスタジオ(東京都)
2012/05/12 (土) ~ 2012/05/20 (日)公演終了
満足度★★★★
見事な世界観
ちょと、付いていけないなぁ~という感想の前説。だったが、幕が開いてみればシニカルな笑いで誘っておいて、そのまま一気に引き込まれた。一見ハチャメチャな感じだが、ちゃんと最後までブレることなく演出されている。ま、多少の癖はあるが、好きな人には大ウケするテイストが魅力だ。
ETERNAL LIGHT
TEAM☆イットクルゼ!
テアトルBONBON(東京都)
2012/05/09 (水) ~ 2012/05/13 (日)公演終了
プレイスター
WBB
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2012/04/25 (水) ~ 2012/05/06 (日)公演終了
「銀河英雄伝説」 =第二章 自由惑星同盟篇=
舞台「銀河英雄伝説」実行委員会
東京国際フォーラム ホールC(東京都)
2012/04/14 (土) ~ 2012/04/23 (月)公演終了
満足度★★★★
演劇?
なかなか豪華なメンバーが揃った舞台だったが、全体を通じてセリフが聞こえにくかった。声がこもってしまい、何を言っているのか、わかりにくいのだ。映像を使った(多すぎ?)演出は心象風景をイメージしやすいけど、演劇という路線から考えると、ちょっとズルイような(笑)気がした。もちろんそれによって迫力ある舞台にはなっていたが・・・。
アップダウン
ファルスシアター
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2012/04/13 (金) ~ 2012/04/15 (日)公演終了
満足度★★★★
面白かった
なかなか楽しめる内容で、1時間20分ほどの時間があっという間に過ぎ去った。話しの展開がスピーディで、しかもキャスティングの妙という楽しみ方もあったのがよかった。若手公演らしく、演技に若干のぎこちなさがあったのはご愛嬌。
HERO
劇団伍季風 ~monsoon~
小劇場 楽園(東京都)
2012/03/23 (金) ~ 2012/03/25 (日)公演終了
「ホテルニューパンプシャー206」(3月)
劇団6番シード
Geki地下Liberty(東京都)
2012/03/22 (木) ~ 2012/03/27 (火)公演終了
満足度★★★★
楽しめた
アフタートークで、主宰の松本氏のデビュー作だと。初演は10年前で、今回までに何度も再演されている作品だと。今回初めて観たがたしかに、面白い舞台だった。何度も再演されるのがわかる。イタ過ぎる女を演じた女優さんが面白く、そして上手だった。もちろん主役の宇田川さんもかなりの熱演だし、アナウンサー役(声だけの出演)の椎名さんも普段とは違ってしとやかな声が印象的だった。
ジョルジュの木
劇団 現代古典主義
北沢タウンホール(北沢区民会館)(東京都)
2012/03/14 (水) ~ 2012/03/15 (木)公演終了
セルフポートレート
colorchild
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2012/02/15 (水) ~ 2012/02/21 (火)公演終了
悲しき天使
SPECIAL BOX
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2012/02/02 (木) ~ 2012/02/05 (日)公演終了
満足度★★★★
初見
チラシを見る限り、なんだか重くてドロドロした、悲惨な物語かと思っていた。が、違った。何とも楽しめる舞台に仕上がっていた。もちろん悲惨さを強調する場面もあったが、うまい演出で誰でも楽しめるストーリー展開にしているのが見事。
殻とキミ
劇団かさぶた
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2012/01/12 (木) ~ 2012/01/17 (火)公演終了
【公演終了!】グッドモーニング・マイ・ヴィーナス
GAIA_crew
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2012/03/02 (金) ~ 2012/03/06 (火)公演終了
満足度★★★★
楽しめた
舞台美術は見事な白と黒のモノトーンで、左右対称にデザインされていた。奥の壁が4分割されており、状況に応じて引き戸のように可動する。なんともシンプルだが、スマートな遣い方のできるセットだ。
劇中、数ヵ所で映像を使った演出もあったが、これがなかなかウマイ使い方だった。全編を通じてスピーディでテンポのいい演出が続き、2時間が短く感じた
Turning Point 【分岐点】
KAKUTA
ザ・スズナリ(東京都)
2012/02/23 (木) ~ 2012/03/04 (日)公演終了
満足度★★★★
含蓄のある舞台
名前だけ知っていたけど、まだ観たことのなかった桑原さん、初めて観た。たしか主宰のはずなのに、役者としてもなかなか味のある、存在感のある人でした。ちょっとオーバーに最初は見えたけど、なるほどいいアクセントになっていたなぁ、と。今回の舞台はオムニバス4話を繋げたというけど、なのに、ちゃんとまとまった1本の話になっていたのはなかなかウマイ。笑いの中に涙もあり(いや、逆かもしれない)で、十分に楽しめた。
Tripod
靖二(せいじ)
明石スタジオ(東京都)
2012/02/10 (金) ~ 2012/02/13 (月)公演終了
満足度★★★★
満足。
いま流行りの(?)戦場カメラマンとその仲間逹が繰り広げる喜怒哀楽……、というよりは男の友情、人生の機敏をみせてくれた。丁寧なつくりだと思う。シーンが変わるたびに役者さんが衣装を早着替えする必要があるので、きっと裏側は大変だったんだろうな、と余計な気を使った(笑)。