私家版 孤島の鬼
K'srutan produce
新中野ワニズホール ( Waniz Hall )(東京都)
2019/10/09 (水) ~ 2019/10/13 (日)公演終了
満足度★★★★
原作が好きだと云うこと以外、役者も脚本家も演出家も初めて見る人達だったのですが、予想よりずっと良い感じでした。
椅子と机と少しの小道具しかない、キャパも40前後の小規模のライブハウスみたいな場所でしたが、客席を通って洞窟にしたり、段差がない会場だから、机の上に乗って見せたり、工夫が良かった。
諸戸の視点で話が進むのですが、諸戸役の方が熱演で声も良かったし、写真より格好良かったし上手かった。
基本的に皆さん上手かったので安心して見れました。
BLACKBIRD ブラックバード
ホリプロ
世田谷パブリックシアター(東京都)
2009/07/17 (金) ~ 2009/08/09 (日)公演終了
満足度★★★
濃厚な二人芝居
幕が開いたらチラシ写真が美しかったからちょっと拍子抜け。
会社の休憩室?更衣室?みたいな部屋で2時間二人っきりの芝居。
話自体は面白かった。一方的な少女に対する性的虐待とは違っていたので、それほど事実に不快感はない。
大人になって急に訪ねてきたかつての少女との会話の中で、段々ことの真相がわかってくる。
台詞が膨大だからか、伊藤さんがよく台詞を噛むのが気になった。
ラスト付近で予想外の展開が面白かったのに、え?!ここで終わり??
っていう締め方にもやもや・・・。
六月燈の三姉妹
パディハウス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2009/08/05 (水) ~ 2009/08/11 (火)公演終了
満足度★★★★★
夫婦とは。結婚とは。
結婚に囚われない新しい夫婦の形というチラシのフレーズに興味を持ち鑑賞。
思ってた以上に面白い舞台で、見終わった後は良い舞台を見た、すがすがしく良い気分に。終わり方も良かった。
キャラクターがみんないとおしい。鹿児島弁の温かみもあるのでしょうか、方言もなんだか可愛らしく聞こえました。
次女夫がいちいち面白いw でも、良い人過ぎて哀れすら感じます・・・。
辺見さんプロデュースの浴衣が劇中使用されていて、これがまた素敵。
ロビーにも展示されていましたが、一般に買えるようです。(ただ今半額セール中)
以下ネタバレ。
リボルバー
劇団M.O.P.
紀伊國屋ホール(東京都)
2009/07/29 (水) ~ 2009/08/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
明治の群像劇
以前劇団で上演された舞台の改訂版らしいです。
あと、北村さんが出演されていた「青猫物語」ともちょっとかぶります。
時代は明治。ホテルでの群像劇。
客演陣も見事。北村さんと岡田さん良いコンビでした。へなちょこ侍の北村さんおいしいwツンデレ最高!
緑子さんの肝っ玉据わった女将さん格好良いです!最後にぐっときました。
笑えて、でも切ない、とても素晴らしい群像劇でした。
この夏はこれを見ないと勿体無いです。
それと、終演後の物販で今回の舞台のDVD先行予約のブースで北村さんや三上さん(小市さんもいたかも)が受付をされていて、購入者には握手が可能。先行特典に劇中の集合写真のポストカード付。
お金があるファンの方は6000円ご用意の上ご来場を。
躾(しつけ)
ONEOR8
吉祥寺シアター(東京都)
2009/07/09 (木) ~ 2009/07/26 (日)公演終了
満足度★★★
莫逆の犬に続く後味の悪さ
莫逆の犬もそうでしたが、これも後味が悪い…だがそれがいい。
他の客演陣が咬む中、山本さんは咬まずにいたし初舞台にしては立派だったと思います。
しかし、自分の中では莫逆を越えられなかったので星はちょっと低めにしました。
カルマ
ANTproject
アイピット目白(東京都)
2009/07/15 (水) ~ 2009/07/20 (月)公演終了
満足度★★★
精子ドラマ
あらすじを読んだ時、一体何の話かさっぱりわかりませんでしたが、精子の話でした。同じテーマで売込隊ビームの舞台もありましたが、あっちはそれが隠されてオチでしたが、こっちは最初から精子と劇中でバラしてる。精子である事が分かってる前提での物語。
死にたい精子と生きたい精子。学校模様となっている精子達はキャラクターも色々で、中でもバリアーはおいしい役だと思います。
こんな苦労して受精ができたって、本体の人間が望んでなければ堕ろされたり、望まれてても流れてしまったり…
こうして今生きてる自分達は奇跡の存在なんだと思いました。なかなか面白い舞台だった。
プロペラ「ヴェニスの商人」「夏の夜の夢」
東京芸術劇場
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2009/07/02 (木) ~ 2009/07/12 (日)公演終了
満足度★★
自分には合わず
初めての海外公演観劇。初めてのイヤホンガイド。シェイクスピア作品は色んなカンパニーでいくつか見て来ましたが、ヴェニスの商人は初めてと、初めて尽くしだったのですが、ヴェニスの商人が今まで見て来たシェイクスピアの話で一番つまらなく感じました。イヤホンガイドは下手なのか口調が凄く気になったし、舞台を見るのに意識がそっちいってしまったりしたので字幕が良かった。
時々眠くなってしまったのもあり、話が全く掴めずに終わってしまった。
結局ここの劇団の魅力が、劇団員が楽器やらも全部自分達でやる所と、男も女役をする以外に分からなかった。
知ってる話の夏の夜の夢だとまた感想が変わるかもしれないけど…
兎に角、今回は自分には合わなかったようです。
炎の人
天王洲 銀河劇場
天王洲 銀河劇場(東京都)
2009/06/12 (金) ~ 2009/06/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
魂の演技
とても素晴らしい舞台です。役者は安定した上手さがあり安心して見れます。
今井さんが優しい兄想いの弟役好演。
市村さんの狂気と正気の演技は見事。正に魂の演技。必見。
ゴッホの背景が分かってから見た劇中スクリーンに現れるヒマワリはなんだか涙が溢れてきました…
後半から涙涙。
メタルバター
転球劇場
駅前劇場(東京都)
2009/06/09 (火) ~ 2009/06/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
新感線ww
新感線好きな人は特にツボにくると思います。Tシャツまで新感線w
バカバカしさに爆笑させて頂きました。カムカム藤田さんがめちゃくちゃ面白いです!
伏線も何気に沢山張られていたし、小劇場好きな私は裏方の描写も含め、舞台を作る人達の情熱と愛を感じました。
星が降り、夜が来て
売込隊ビーム
「劇」小劇場(東京都)
2009/05/14 (木) ~ 2009/05/17 (日)公演終了
満足度★★
今までより大人しめな舞台
東京進出のセブンルームスからのファンからですが、今までで一番大人しめな舞台でちょっとしっくり来なかったです。
ここ最近の東京公演はブラックオチが続き、それが自分にはツボだったのもあるのですが…。
昔いた劇団員さんがどんどんいなくなって、今回から梅本さんもいなくなり…
愛着のあった役者さん達がいなくなるのは寂しい。
新人さんが入ったみたいですが、今までいた方達に比べると可もなく不可もなく。
どなたかも書いてますが、宮都さん声張りすぎwそれは私も思いました。デカいなぁと。良い声してるんですが、箱の大きさ考えたらもっと抑えてもいいかと。
今回の話は割と淡々としてました。。これも可もなく不可もなくかも…
今までの作品の出来を知ってるので、次の作品が自分好みになることを願いつつ期待してます。
以下ネタバレへ。
路地裏の優しい猫
“STRAYDOG”
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2009/04/29 (水) ~ 2009/05/05 (火)公演終了
満足度★★
笑わせ部分が多すぎて逆にダメ
大内さんが好きなので見に行ったんですが、多々ある関西ノリの笑わせ部分が自分には合いませんでした。
周りで爆笑してるオバサン達がいたのでウケる人にはウケるんでしょう…自分には余り笑えなかった。
その部分のせいで気持ちが冷めてしまい、後半泣いてる方もいましたが自分の琴線には触れませんでした。
無駄なお笑い部分をカットして、ちゃんとシリアスに作ればもっと尺も短くまとまり、話も良く出来そうなのに…勿体無い。
まさか猫耳つけた人達が歌い踊るシーンがあるとは思わなかったです。
良いか悪いかは置いておいて、印象には残りました。
クッキング! Vol.01
とくお組
北沢タウンホール(北沢区民会館)(東京都)
2009/04/11 (土) ~ 2009/04/12 (日)公演終了
満足度★★★★
面白い企画
OP映像が相変わらず格好良い。
お客さんにお題を投稿してもらい即興芝居を作るという企画でしたが、構成も途中から流れるBGMに芝居を合わせたり、アゲアゲ風とかミュージカル風とか、そういった飽きさせない工夫もされていて良かった。
次々お題をこなす役者さん達の閃きとセンスに感心。
多少ネタが弱かったり、お題提供者の意図とは違う方向にいったと思われるものもありましたが。
非常に楽しかったので、是非またこの企画はやって欲しいです。
祝/弔[祝─駅前劇場側]15日本日千秋楽
クロカミショウネン18 (2012年に解散致しました。応援して下さった方々、本当にありがとうございました。)
駅前劇場(東京都)
2008/09/04 (木) ~ 2008/09/15 (月)公演終了
満足度★★★★
単品でも楽しめるが
祝→上映会「妊婦/SONJO」→祝→弔と観劇。
祝は最初、人間関係を掴むのに戸惑いましたが、「式」が始まる当たりからはそのドタバタ感に笑いが(笑)
関根さんは彼の劇団でも見てますが、あんな姿は新鮮でした。
祝だけでも充分楽しめたのですが、妊婦を見たら更に神脚本で最高でした。
妊婦を見てから祝を見たら人間関係の繋がりが更に分かり面白かった。
妊婦でハードルが上がってしまったからか、弔はイマイチでした。
このシリーズで久米さんの明智さんのキャラが大好きになりました。
全身ちぎれ節
ピチチ5
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2008/09/12 (金) ~ 2008/09/21 (日)公演終了
満足度★★★
ダイナミック
ピチチ5はいつも仕掛けが面白い。何回か見てますが毎回、今回は何が飛び出てくるか楽しみ。
過去作品と比べて、コントとコントが独立して且つ繋がりがある感じは薄かった。
相変わらずオマンサさんは声が良い。好きです。今回体張って頑張ってます。
ただ三鷹の劇場は遠い…劇場自体は嫌いじゃないけど立地が…(うちの近くまで行くバスが終わるの早すぎ…三鷹市なんとかして)
欲を言えば駅前劇場に帰ってきて下さい。
サナギネ
双数姉妹
青山円形劇場(東京都)
2008/07/30 (水) ~ 2008/08/03 (日)公演終了
満足度★★
向こう側が気になる
幼生サイド観劇。
いけしんさんが客演とあり見に行きました。
布で仕切られてるだけなので、向こう側の音や声は筒抜け。気になって気になって仕方がなかったです。
以下ネタバレで。
SISTERS
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2008/07/05 (土) ~ 2008/08/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
この長塚節が好き
私の好きな長塚節作品でした。
暗くて重くてタブーな世界。
松たか子のキチガイ演技はメタマクでのマクベス夫人でも光ってましたが、ハマりますね。