CoRich手塚の観てきた!クチコミ一覧

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イノセント・ピープル

イノセント・ピープル

CoRich舞台芸術!プロデュース

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2024/03/16 (土) ~ 2024/03/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

原爆を作った人たちの物語。我々と視点は違うもののそれぞれに苦悩があることが伝わる。達者な役者たちの熱が凄まじく最初から最後まで心を震わされた。
今観なくてはいけない作品だと思った。

下北沢の駅前でやる祭り2023夏

下北沢の駅前でやる祭り2023夏

ろりえ

駅前劇場(東京都)

2023/08/23 (水) ~ 2023/08/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

下北駅前劇場でろりえの夏祭り公演初日を観劇。思いっきり笑って、思いっきり切なくて、思いっきり心を揺さぶられてて、思いっきり感動した。
歌あり踊りありの大サービス公演。
奥山雄太が自分をさらけ出して身を削りながら作ったような作品。感動しないわけがない。
安藤理樹の演技が光った。

ネタバレBOX

3人の人気脚本家の作品が楽しめて、その合間に歌や踊りが楽しめるというぜいたくな公演。
開演5分前から席に着くことをお勧めする。
幾度の群青に溺れ

幾度の群青に溺れ

キ上の空論

紀伊國屋ホール(東京都)

2023/07/05 (水) ~ 2023/07/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

キ上の空論10周年記念公演、そして紀伊國屋ホール初進出公演。過去の事件を下敷きにしながら切り口は完全なキ上の空論オリジナル。達者な役者陣をこれでもかこれでもかと投入し時代をえぐる新たな群像劇となっている。
これからの演劇界を引っ張るであろう魅力的な若手俳優たちの展覧会のような作品。これだけの才能を集められることにあらためて中島庸介氏の確かな才能を感じた。

おやすみ、お母さん

おやすみ、お母さん

風姿花伝プロデュース

シアター風姿花伝(東京都)

2023/01/18 (水) ~ 2023/02/06 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/02/04 (土)

母と娘の壮絶な物語を実の親子で演ずるという注目の公演。開始早々物語はクライマックを迎え、そのクライマックスが延々と続くという恐ろしい公演。身体がいくつあっても足りないような過激な作品を細身のふたりが演じ切る。
熱演という言葉では足りない。火花が飛び散る演技とよくいうがその火花がはっきりと見える演技。このテンションを昼夜連日演じているというだけで恐れ入る。

演技派で有名な親子の渾身の演技を堪能させてもらった。シアター風姿花伝のプロデュース公演は毎回演劇界で注目を浴びるがこの作品も早くも今年のベストになるかもと感じさせた。心から拍手したい。

ネタバレBOX

仲のいい女優親子が思い出作りに母と娘の物語を選んだのかと思ったが大違い。
母は娘に格の違いを見せ、女優としての生き様を演技で示した。その母に娘は真正面からぶつかり負けるもんかという声が聞こえてくる演技。
まるで達人格闘家が後を継ぐべき息子にリングの上で戦いの厳しさを教えようとしているような舞台。もちろん息子の方も死ぬ気で戦っている。実の親子だからこそできる容赦のない戦いは作品のテーマと相まって二重に三重に心を打つ作品となった。
黄金のコメディフェスティバル2022

黄金のコメディフェスティバル2022

黄金のコメディフェスティバル

シアター風姿花伝(東京都)

2022/10/21 (金) ~ 2022/10/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

パーチーム放課後ビアタイムを観賞。
娘の結婚式を舞台にしたドタバタコメディだが、それを見事なエンターテイメントショーに仕上げている。特にダンスシーンが素敵だ。
登場する女優がカメラマン役まで含めてみんな美人なことに驚く。最後は感動に包まれた。

黄金のコメディフェスティバル2022

黄金のコメディフェスティバル2022

黄金のコメディフェスティバル

シアター風姿花伝(東京都)

2022/10/21 (金) ~ 2022/10/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

パーチーム、コヒツジズ鑑賞。
前説のギターから素敵でそれが作品と一体化していたのが素晴らしかった。地震で運転中止になった車中での物語。乗車客は一癖ある人物ばかりで次々とトラブルが起こる。最後のどんでん返しが見事。

黄金のコメディフェスティバル2022

黄金のコメディフェスティバル2022

黄金のコメディフェスティバル

シアター風姿花伝(東京都)

2022/10/21 (金) ~ 2022/10/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

グーチーム東京ハイビームを観劇。
ハートウォーミングな大人のコメディ。音楽に生ヴァイオリンを使っていて、それが素敵なのに笑えるという不思議な経験をした。
登場人物は皆しっかりした演技ができる達者で個性的な俳優揃い。それらの俳優陣が随所で身体を張っている。ストーリーのしっかりとした素敵なコメディを楽しませてもらった。

ネタバレBOX

前説でハイビームの掛け声を練習させられたが本番では使うところがなかった。心の準備をしていたのでそれがちょっと残念。
黄金のコメディフェスティバル2022

黄金のコメディフェスティバル2022

黄金のコメディフェスティバル

シアター風姿花伝(東京都)

2022/10/21 (金) ~ 2022/10/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

グーチーム劇想からまわりえっちゃんを観た。
一見大阪のこてこてのドタバタ喜劇劇団に見えるがテーマは意外と重い。その重いテーマをエネルギーで吹き飛ばすところが見どころ。
全力投球という言葉があるがその10倍を全員でやっている感じ。ともかく熱い、その熱さも一定量を超えると感動に変わる。劇中の応援ダンスはその熱量の塊に何故か心を打たれて涙が出てきた。
応援したい劇団がまたひとつ増えた。

黄金のコメディフェスティバル2022

黄金のコメディフェスティバル2022

黄金のコメディフェスティバル

シアター風姿花伝(東京都)

2022/10/21 (金) ~ 2022/10/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

チョキチーム演人の夜を観た。
出てくる登場人物出てくる登場人物が個性的で飽きさせない。漫画の中から飛び出してきたと思われるメンバーばかり。
が何と言ってもヒロイン正子役の仁科穂乃花のコメディエンヌとしての才能に痺れた。天才と言っておこう。
ちょっと頭がおかしいくらいの直情型のテンションが高い女の子の役も彼女が演じると実にチャーミングなのだ。舞台狭しと暴れまくる彼女の爆発力にいっぺんにフアンになった。
45分は短すぎる。もっともっと正子の活躍を見たいと思わせる作品だった。お見事。

黄金のコメディフェスティバル2022

黄金のコメディフェスティバル2022

黄金のコメディフェスティバル

シアター風姿花伝(東京都)

2022/10/21 (金) ~ 2022/10/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

チョキチーム劇団ラパン雑貨ゝを観る。
新人漫画家の物語。コメディというより素敵な物語を鑑賞したという感じ。劇中劇がショーアップされていて劇中劇の登場人物にさえ感情移入できた。
漫画家役を好演した真野未華と編集者役の本田一誓がどんどん息があっていき、爽やかだった。ラストシーンが爽快でそれまでの湿った空気がいっぺんに吹き飛ばされた。見事な作劇。

心踏音 -Shintouon-

心踏音 -Shintouon-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/10/19 (水) ~ 2022/10/25 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

前回作とはうって変わって抒情的な物語。
殺陣の激しさは変わらないものの美しいほどの哀しさを感じた。
主演の吉田青弘が演技賞もののかっこよさ。痺れた。

テノヒラサイズの人生大車輪2022

テノヒラサイズの人生大車輪2022

BALBOLABO

シアターKASSAI(東京都)

2022/10/20 (木) ~ 2022/10/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ゲネを鑑賞させていただきました。
いつ見ても安心してすべての方にお奨めできる名作です。
笑って笑ってジーンときます。
最後はこの作品のスケールの大きさを感じながら大笑いのうちに幕切れという最高の終わり方です。
登場する7人の役者が皆うまいということにも感動しました。

「5…」

「5…」

四分乃参企画

JOY JOY THEATRE(東京都)

2022/10/14 (金) ~ 2022/10/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

「ミモザ 蒲田行進曲」を観る。
小さな劇場、舞台装置もない、この小空間が開演と同時に別世界になる。まさに演劇の醍醐味。つかこうへいの代表作をつかテイストを壊さずに自分の劇団のものにしているところが凄い。
芝居が進行するに連れ、それぞれの役者がどんどん魅力的になっていく。ヒロインのの鈴木万理絵が殺陣も上手く魅力的だった。つか芝居のヒロインは一人で芝居を支えなくてはいけない場面が多いので大変だがしっかりと務めていた。

女の子は死なない

女の子は死なない

TremendousCircus

シアターシャイン(東京都)

2022/09/30 (金) ~ 2022/10/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

久々に心を揺さぶられる舞台を観た。過激さにまず目がいくがそれ以上に作劇がしっかりしていて、役者の演技そして歌やダンスが魅力的で、このテーマをエンターテイメントに仕上げているところにこの劇団の実力が本物であることがよくわかる。

物語は多重構造で、世界を時代を飛び越えて展開し深刻なテーマなのに叙情的であったりする。脚本がまた達者で、演劇史、政治史に詳しい人には堪らない作りになっていたりする。

このある意味問題作を勇気をもって上演したことにも拍手を贈りたい。

またひとつ応援したい劇団が登場した。

ネタバレBOX

かつて演劇は反体制であり、政治や体制と闘ってきた。
そういった意味でこの劇団は演劇の本流であるが、ついにその告発すべき権力が演劇界内部に向けられたということで衝撃的な作品となった。
「税金レイパー」衝撃的な言葉である。しかしいつまでたってもセクハラ・モラハラに対して有効な自主規制が進まない演劇界にとってこの問題作は無視してはいけない作品だと思う。全ての演劇人がもう一度演劇のあり方を見直さなければいけない時期に来ていると感じさせられた作品となった。

テーマの重さと裏腹にこの劇団には歌や踊りや衣装、そして舞台を縦横無尽に使うというエンタメ性も兼ね備えている。もっと大きな舞台で、もっと派手な照明と音響でこの作品を再演させたいと思った。現代演劇を代表する演劇史に残る作品になったかもしれない。

紀伊國屋演劇賞や読売演劇賞の選考委員が観にくればいいのにと思った。
賊義賊 -Zokugizoku-

賊義賊 -Zokugizoku-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/09/21 (水) ~ 2022/09/27 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

大阪から東京進出を果たした今一番勢いのある若手劇団。壱劇屋東京支部を名乗って5ヶ月連続公演の第二弾千秋楽を観た。台詞はないが殺陣がダンスのようにかっこよく、ブロードウェイでも通用するような上質なショーに仕上がっている。
ゲスト出演した伊藤今人率いる梅棒と作風は全然違うのにコンセプトが似ている。主演の児玉百夏は小さな身体のどこにあれだけのエネルギーを持っているんだろうという八面六臂の活躍ぶり、笑顔のオーラがすごく、舞台上で光が弾けていた。伊藤今人ははまり役の悪党を魅力たっぷり演じていた。他も魅力たっぷりな役者ばかり。将来が楽しみな劇団である。

ただいま戦線離脱中

ただいま戦線離脱中

劇団てあとろ50’

早稲田大学学生会館B202(東京都)

2022/09/16 (金) ~ 2022/09/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

脚本の花さんは等身大の若者の苦悩を少しコミカルにデフォルメしつつ素敵に描いている。物語の中で登場人物が成長していってる様子が感動を呼ぶ。演出のみやたのたさんは舞台を立体的に使うのがうまく、ワンシチュエーションのドラマを飽きさせない。
登場人物たちはいい意味で漫画から飛び出したようなメンバーで、個性たっぷりに魅力的である。
最初のダンスのシーンは音楽と照明が素敵で、一気に物語に引き込まれた。

ネタバレBOX

舞台美術は雑然とした漫画部の部室を模しながら、物語の世界を形作っている。舞台の上にもうひとつ舞台があるという構造。洞穴のような隣の部屋から演劇部員が出てくるところが面白い。
役者は皆発声がよく声のとおりがよい。基礎ができている。将来が楽しみと思う役者がたくさんいた。今後の成長を期待したい。
とりあって

とりあって

かわいいコンビニ店員 飯田さん

OFF OFFシアター(東京都)

2022/09/08 (木) ~ 2022/09/14 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

「かわいいコンビニ店員」などというイメージで明るく楽しい作品を期待していた自分が馬鹿だった。
この作品はハラスメントとは何かということで、簡単に解決しない問題をリアルに誠実に描いている。
この作品中、誰も悪い人はいない、他の社員からやり玉にあがった女性社員さえ僕は過酷な職場環境の産物だと思えた。
全ての人が被害者であり、加害者ともなる。これが現実だ。
責任者役の男性がみんなをまとめようと開いた会議のシーンが圧巻。きれいごとを言いながら、みんなの意見を吸い上げるようなことを言いながら、でも誰も発言できない空気を作る。
ああ、こんなシーン、現実でいっぱい見てきたなあと思いながら胸が締め付けられた。
ひとつの演劇作品として今の時代を象徴する作品であり、役者陣の演技は見ごたえがあった。拍手を送りたい。

『Q』:A Night At The Kabuki【7月29日~31日公演中止】

『Q』:A Night At The Kabuki【7月29日~31日公演中止】

NODA・MAP

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2022/07/29 (金) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ロミオとジュリエットを下敷きにしながら戦争と愛を描く。
登場人物が舞台を駆け巡り、舞台上の壁を駆け上る姿は遊眠社の頃から変わらないがこれぞ野田芝居とあらためて感激した。
野田秀樹が元気いっぱい舞台で跳ね回っているのが嬉しい。
スタンディングオベーション、終わりがないのかと思うくらい続くカーテンコール。
上川隆也の嬉しそうな顔がこの公演の成功を物語っていた。

注文の多い料理店

注文の多い料理店

to R mansion

シアタートラム(東京都)

2022/08/05 (金) ~ 2022/08/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

子供から大人まで一緒に楽しめる上質のエンターテイメント。
登場人物は皆、身体をはっての熱演。なかでも森下亮が大活躍。
終了後にはカルビー公式大使の森下さんのおかげで夏ポテト2袋を全員にプレゼントされる。
お得感満載の公演である。
小さなお子さんと一緒に観劇体験を是非。

ランボルギーニに乗って

ランボルギーニに乗って

劇団鹿殺し

あうるすぽっと(東京都)

2022/07/08 (金) ~ 2022/07/18 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鹿殺しの20周年を記念するスペシャル公演、それに相応しい大活劇ドラマ。
下町の工場からSFの世界までランボールギーニで疾走する痛快さ。
登場人物はみな素敵だが、中でも菜月チョビの軽やかさと丸尾丸一郎のかっこよさはしびれる。

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