すたっふの観てきた!クチコミ一覧

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ボーナストーク

ボーナストーク

ホチキス

王子小劇場(東京都)

2010/12/24 (金) ~ 2010/12/31 (金)公演終了

満足度★★★★★

大晦日。2010観納め!
初 ホチキス。サイコーでした!
あぁおもしろかった!!小玉久仁子さんおもしろい!
そしてラストはホロッと涙。加藤敦氏すごく良かった。

2010観納めにふさわしく充実した時間をすごせました。
大晦日まで芝居を観るようになるとは…思いもしなかったな。

ネタバレBOX

なにしろストーリーがおもしろい!

あやしい隔離病棟に想像妊娠で入院している
チンピラの男 赤井出祐三(加藤敦氏)。
(想像妊娠ってw 久しぶりに聞いたこのワード)
妻 赤井出恵(村上直子さん)も心配している矢先に、まさかの出産。
その男から生まれたかなりデスノートちっくな
魔界の王子(橋本哲臣氏)。彼が王になるまで、
2人は長〜いヘソの尾がつながったまま。
切り話すには生みの親のチンピラ 祐三に7つの大罪を犯させること。

悪魔…なにしろイイ!おもしろい!
祐三に「ブラックタイガー戦車」と命名された
魔界の王子(橋本哲臣氏)に、
説明台詞をバシバシ決めて笑いをかっさらっていく
魔界の女王 セリーヌディオンヌ魔蛭(小玉久仁子さん)。
彼女のコルセット風の衣装も「デトロイト・メタル・シティ」
ヨハネ・クラウザーII世顔負けのメイクも最強!
そして天使の英聖子(細野今日子さん)とできちゃってる
魔界の王子番エージェント 露木魔佐人(山崎雅志氏)。
エビス駅前劇場で観た時とは当たり前だがぜんぜん別人だったな。
イビョンホン悪魔版みたいなw 悪魔メイクが似合ってた。

ゲストは玉置 玲央氏(柿喰う客) DAY!
肉体美を披露してから、王子のネーミングを依頼され
「年の瀬太郎」女王からもう一声「デビルーマン」もう一声
(もう一声!っていう女王の顔がすごかったな)
「鏡餅くん」…もう一声、ラスト「寿くん」で命名。
神父 神泉順矢(須貝英氏)とのからみがおもしろかったな。
ゆるーい時間が流れてた。こういうのもアリかも。

祐三に大罪を犯させはじめる。
7つの大罪を犯すたびにシャンデリアのランプが1つずつ点灯する。
この木製のシャンデリアがすごくイイ。
照明具合で壁に現れる影がまるで巨大な蝙蝠が飛び交っているかの
様に見えたり。不穏で妖しく美しいものを生み出していた。

強欲、暴食、色欲、傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰
次々と…中には苦労して…ランプが点灯していく。

でも王になるには祐三を…
別れ際の祐三の「俺が必要っていいやがったなお前。」
王子とのやりとりにホロッと。王になって去って行き…
成功報酬に願い事を一つかなえることができると
エージェントから。「............... 」と。爆音で聞こえない。

この後、病室でピストルの暴発で手にケガをして入院していて、
ベッドで目をさまし夢について妻との会話が…。
あぁ夢落ち…かぁと思っていたのですが、
お願いした成功報酬は…妻の幸せで
「お前を幸せにしてやってくれってな」…
夢じゃなかったかも「あなたが生きてて私、幸せだもん」…。
ベタなパターンなのにホロッとしちゃいました。涙。
でも…へその尾、なぜかお腹を触るとあったわけで…。
加藤敦氏すごく良かった。

という訳でいい気分で大晦日すごせて大満足でした。
次の作品も観たいな!
カフカの「変身」

カフカの「変身」

パルコ・プロデュース

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2010/03/06 (土) ~ 2010/03/22 (月)公演終了

満足度★★★★

バーコフの作り出す世界…
そういえば、これも観たな。書き忘れ。

スティーブン・バーコフの作り出す世界…すごい!
奇才っていわれるだけある。異様…。アートだ。
個性的な演出、不穏な音やリズム、パイプで組んだミニマムな舞台美術、
モノトーンな衣装、青かぶりな薄暗い照明、
緊張感があって、研ぎすまされていた。

グレゴール・ザムザ役の森山未來氏…ものすごく虫だったなぁ。
人間離れした肉体の動きと、口から発する音が気持ち悪すぎて鳥肌。
森山未來氏、すごい役者だ。

下宿人役(代役)で出てた丸尾丸一郎氏が見た目も演技も個性的で
存在感があってすばらしかった。

何十年も前にバーコフ自身がグレゴール・ザムザを演じたのを
観た知人の演出家の方が言っていたのだが、
ものすごく評価が高くすばらしかったらしい。

7 Guys Gone ーセブン・ガイズ・ゴーンー

7 Guys Gone ーセブン・ガイズ・ゴーンー

東京音協

シアターサンモール(東京都)

2010/04/14 (水) ~ 2010/04/18 (日)公演終了

満足度★★★

意外や意外
そういえば、これも観てたな。書き忘れ。
コントン・クラブで、すごく気になった三浦涼介氏を観に。
PureBoysだし、アイドルものだしと…
そんなに大きな期待はしないで観劇したのですが、
意外や意外なかなか泣かせるストーリーで面白かったのです。
脚本は本田誠人氏(ペテカン)。
父親役の八十田勇一氏、よかったなぁ。

ネタバレBOX

本編後にPureBoysのミニライブあり。
これは…なんだか…くすぐったい…かんじでござんした。
電車は血で走る(再演)

電車は血で走る(再演)

劇団鹿殺し

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2010/06/18 (金) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

満足度★★★★

ヘビーでロックな劇中劇に笑
そういえば、これも観たな。書き忘れ。

劇団鹿殺し、千秋楽。この時が初見。
まず「鹿殺し」と「血で走る」のワードから
もの凄くヘビーで陰な世界を誇大妄想して観劇。

しかし、そこにはノスタルジックで人情味あふれた
ホロッとくる世界が待ち受けていて…。
なかなかヘビーでロックな劇中劇が楽しく、
見応えあった。

ソコバケツノソコ

ソコバケツノソコ

BATIK(黒田育世)

シアタートラム(東京都)

2010/01/15 (金) ~ 2010/01/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

なぜか涙止まらず。感動。
そういえば、これも観たな。書き忘れ。

飴屋法水氏、目当てで。実験的な要素がいろいろ。
ダンス。音。映像。たくさんの靴。衣装。語り。MC。etc
観客との境界線はフラットな空間にチョークで線を書いただけ。
床に座って観賞。すぐ近くまで踊る黒田さんの足が。

黒田育世さんの半生が映像・インタビュー・言葉で語られ。
その中を極限まで体を酷使して踊り、言葉を発する姿に
なぜか涙止まらず。感動。

ネタバレBOX

黒田さんが踊る中、飴屋氏の愛娘くるみちゃんも
バラバラになった靴を並べてかわいかったな。
おふとんのなか

おふとんのなか

演劇企画集団LondonPANDA

王子小劇場(東京都)

2010/06/17 (木) ~ 2010/06/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

ハコの中に現実が詰まっていた
そういえば、これも観たな。書き忘れ。

この作品は斬新な設定、ストーリー、思い切った舞台美術で
ものすごく見応えある面白い舞台だった。
ネトゲの世界はあまり興味を持っていなかったけれど、
なんか帰る頃にはやたら詳しくなったような気がして
ウキウキ帰ったなぁ。

ネタバレBOX

大きな白い箱だけが置かれたシンプルな舞台美術か…
と思いきや、その箱の三辺の壁がバタッと開き、
その中に現実が詰まっていた時には、
びっくりして、ゾクゾクワクワクしたな。

わたくしごとですが、王子小劇場に時間が許す限り、
毎週のように通うきっかけになった舞台のひとつ。
エンプティ!

エンプティ!

らちゃかん

王子小劇場(東京都)

2010/07/07 (水) ~ 2010/07/11 (日)公演終了

満足度★★★★

ほっこり
そういえば、これも観たな。忘れてた。
たしかスカイツリー完成を目前にした、
商店街の定食屋の笑あり涙ありの温かいお話。
なんかホッとするイイ舞台だった。
ホロっと来ちゃったのを記憶。

あなたの部品 リライト

あなたの部品 リライト

北京蝶々

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/12/14 (火) ~ 2010/12/19 (日)公演終了

満足度★★★★

重いテーマなのに
重いテーマなのに、重すぎず、ユーモアも
ありとても見応えのある作品だった。
でも…ちょっと何かが引っかかるのですが。

登場人物の深く濃い設定がおもしろい。
後半、暴かれていく真実がもの悲しかった。

ネタバレBOX

近未来。天才義肢装具士によって、
簡単に体の一部「部品 (コンプレックス) 」を変えらる。
中には前よりもバージョンアップして。
現実にこんな日も遠くないかも…。
自衛隊とかサイボーグみたいな戦士だらけになるのだろうか。

後ろで出番を待つのが見える。
最初はマネキンのように、そのうちもたれあって
ダラダラと溶けて同化していくようにだんごに
なっていく登場人物たち。
おもしろい演出でした。

Wストーカーの金子久美さんと木村キリコさんの対比が良かった。
可愛い怪物

可愛い怪物

劇26.25団

駅前劇場(東京都)

2010/12/24 (金) ~ 2010/12/29 (水)公演終了

満足度★★★

ハートフルなコメディ
チラシのイメージとはぜんぜん違っていてビックリ。
2012年、2007年、2009年の3つの時間で展開される、
ハートフルなコメディテイストの作品だった。
過去の母への後悔をぬぐいたくて…。
ラストはちょっとだけホロッとさせられた。

ネタバレBOX

溢れんばかりの異常な汗は「異常な手汗」でした。
天晴チョップ!!

天晴チョップ!!

ブラボーカンパニー

「劇」小劇場(東京都)

2010/12/29 (水) ~ 2010/12/30 (木)公演終了

満足度★★★

ブラボーカンパニー大忘年会!
早々にチケットがSOLD OUTしていただけあって、
会場はコアファンがいっぱい!

ムービー + トーク + 厳選コントを交互にゆる〜く。
ブラボーカンパニー大忘年会といったかんじ。
自由な空間でした。

あっという間に笑ってたのしく終了!
ちょっともの足りないかな。
もう何本かコント観たかった。

ネタバレBOX

開演前まで過去の作品のムービーが流れていて楽しい。
去年の「大洗にも星はふるなり」のタイトルバックムービーも。

前説で「天晴チョップの正しい見方とお願い。」を
聞きびっくり。ドリンク飲みながらOK、メールOK、twitter OK、
コント以外なら出演者に話しかけOK、写メOKな自由空間でした。

本編は、過去作のムービー + トーク + 過去作厳選コントを
交互にゆる〜く上演。今日のコーナーでいまいちなものは、
明日は変わるとのことw 今日はこんなかんじ。

◎トーク
◎やけ八先生 主演:山本泰弘 他
→おもしろい!(たしか2002作品内ムービー)
◎トーク
◎パトロール 出演:佐藤正和 山本泰弘
→ちょっと困惑…
(最も初期の福田氏いちおし1996年コント作品)
◎トーク
◎調布柔術の男 出演:佐藤正和 金子伸哉 鎌倉太郎
→TBSスポーツドキュメンタリーZONEのパロディー。
おもしろ気持ち悪い!(2002作品内のムービー)
◎トーク
◎本能寺の変 出演:野村啓介 金子伸哉 鎌倉太郎 保坂聡
→格闘技ばりのハードアクション!大迫力!あの姉○氏も。
おもしろい!(2002年コント作品)
◎アメリカンジョーク 出演:太田恭輔
→ほぼ顔芸 w(1997年コント作品)
◎トーク MC太田恭輔「今年の3大ニュース」
→山本さんと鎌倉さんで終了。いまいちうけず。明日は…。
◎バンキシャ 出演:佐藤正和 金子伸哉
→日テレ「バンキシャ」のパロディー。
調布に赤い彗星シャー・アズナブルが…。おもしろい!
(2002作品内のムービー)
◎お父さんの玉入れ 出演:全員
→おもしろい!( ????年コント作品)
◎タイトルバック「東京ドーム」「ダテメガネハニー」
ボーカル:山本泰弘(2002未公開バンド映像)

福田氏監修のみでした。
15 Minutes Made Volume10

15 Minutes Made Volume10

Mrs.fictions

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2010/12/16 (木) ~ 2010/12/19 (日)公演終了

満足度★★★★

15分で魅せる、魅せられる。
15 Minutes Made おもしろかった!
6団体×15分短編舞台作品…本当にいい企画。
気になる劇団が短時間一気に観られる幸せ、すばらしい。
次も必ず観に行こうっと。

ネタバレBOX

「ぬいぐるみハンター」の勢いはすごい!
文句なくおもしろい。緑の血かぁ。
それにしてもなんであんなとこで弁当食ってるのか(爆)
でも焼きそばバカ食いしてた神戸さん、帰り際お話ししたら
顔が青白くてちょっと具合悪そうだったな。大丈夫だったかしら。

「Mrs.fictions」
シャレていて、やさしくて、観終わった時あったかい気持ちに。

「少年社中」
似非ノストラダムスの汗が…気になって。
いやいや作品も毒ありでおもしろかった。

「世田谷シルク」
美大に通っていたものですから、ちょっと懐かしいシチュエーション。
ダンスと幻想的で独特な世界かなり気になった。
ラストの現実にサクッと引き戻されるかんじもイイ。

「トリコ劇場」
いやービックリ。なんてエロくて悲しい人間関係。
始まったときはこんな展開が待っているとは全然想像できなかった。
この劇団の本公演観たいなぁ。
キムチチゲのイイにおいにつられ、終演後チゲ鍋食べに行きました。

「田上パル」
筋肉鍛錬系!? かなりシュール。
ロールシャッハ

ロールシャッハ

KKP

天王洲 銀河劇場(東京都)

2010/11/11 (木) ~ 2010/11/23 (火)公演終了

満足度★★★

なにしろ細かいから…
「ロールシャッハ」KKP…ひさしぶりの小林賢太郎氏演劇作品観劇。
うっかりチケットを取るのを忘れて、2階に。遠い…。
相変わらずの細かい笑いが随所に散りばめられている。
いろいろな手法の観せ方が盛りだくさんに詰め込まれた作品でした。
楽しかったけど…中盤ちょっぴり眠くなっちゃった。
もっと小さい箱で近くでみたいな…。
なにしろ細かいから後からDVDでもう一回観ないと。

ガラパコスパコス

ガラパコスパコス

はえぎわ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/12/17 (金) ~ 2010/12/29 (水)公演終了

満足度★★★★★

なにしろ、おもしろかったぁ!
なにしろ、おもしろかったぁ!

ノゾエ征爾氏を劇団、江本純子「婦人口論」で観たときから
かなり気になって。やっとはえぎわの本公演が観れた。
しかもおもしろい作品で感激!

ベースはとても難しいテーマなのに、重すぎず。
でもそのテーマを軽視して笑いに持っているのではなく
真摯に向き合っているのが伝わってきた。
大人数の個性的で変わった登場人物、個性的な表現、
何しろいろいろいろいろ盛りだくさんに足されて
思いっきり爆笑もできるやさしい作品だった。

もちろんホロッと泣きそうになる場面や
ジーンと心に重くしみ込んでくる場面も。
喜劇なのか悲劇なのか…その間になるのかな。

そうそうタイトルが「ガラパコス」から
「ガラパコスパコス」に改名されてました。

ネタバレBOX

ベースは「老いる」更なる進化なのか?退化なのか?
介護問題からの人間関係のもつれもからんできて…。

出張ピエロを職業とするちょっと頼りなく見える青年タロウ
(坂口辰平氏)と養護老人ホームから抜出した迷子の老女
マッチャンことトクナガマチコ(井内ミワクさん)の出会い、
同居、別れまでが描かれているお話。
そこにタロウの兄(ノゾエ征爾氏)とその家族やタロウの雇い主
(町田水城氏)、その部下の新人社員(笠木泉さん)隣人、友人、
ホームの職員etc…が、からんでいく。

天以外の4面が黒板塗装された舞台美術で、
チョークで場面に必要なモノ(イスとかトイレとかコップとか
ウンチとか)や言葉、役柄、部屋や家の境界線を書きながら話は
進んで行った。これがとてもほのぼのでイイのです。
はじめに2人が出会いタロウの家にマッチャンを招き入れる時に、
部屋の境界線に入り口を作って線をそこだけ消すシーンが
とても印象的で感動。

後半ボケが進行してきたマッチャンは一人でお留守番している時に、
お漏らししてしまったウンチが気持ち悪くて、ウンチをかべに
なすって部屋中を汚してしまう。これ…本当にあるんですよね。
黒板にウンチの絵が描かれた時、ハッとしました。
去年、自宅介護の末、他界した祖母がかさなって…。
どんどん無邪気な子供のようになった祖母を思い出して…。
だからこそ共感と笑いを素直に受け入れられた気がします。

こうやって書くと重そうに感じると思いますが、いやいや、
この外枠で違うシュールな爆笑の世界も繰り広げられるのです。

なぜかいつもバスに乗れない女(川上友里さん)表情が切ない。
けれど爆笑!しかし彼女は爆音とともについに…とか、
老女 マッチャンを心配する孫(踊り子ありさん)が養護施設の
職員2人(滝寛式氏、鳥島明氏)をものすごいスピードで
ボコボコに!これは観客みんな凄すぎて爆笑とか、この養護施設
の職員2人の会話の笑ってしまうエグさとか、どうみても英語
しか話さない人物には見えない英語しかはなさない隣人の男がいたり、
しかもなぜかドライヤーで感電死。爆!とか。
幼なじみの隣人は担任の教師を離婚させて結婚していたり。
タロウの兄と嫁(星野美穂さん)に懺悔して許しをもらいたくて
つきまとう他人コウスケ(富川一人)。懺悔理由は嫁に…(ここは笑えない)。そしていつもバスに乗れない女がバスの前に飛び出し、
爆音とともについに…とか。etc…etc…

人間の進化と更なる進化(退化?!)をコンテンポラリー風?に
表現したダンスをボレロにのせて延々と。これがなかなかイイ。
踊りだす前に黒板でも進化の図が…。

そしてラストは全員でWe are the world大合唱。
はて?なぜ?不思議なラストだった。

でもおもしろかったぁ!
ひとりごとターミナル

ひとりごとターミナル

劇団フルタ丸

こった創作空間(東京都)

2010/12/10 (金) ~ 2010/12/12 (日)公演終了

満足度★★★★

つぶやいてました。
フラッと行ってみたのですが、すごく面白かった。

どこか遠方へ行く深夜高速バス(たぶん)のバス停で
たまたまベンチや近くで居合せた5人のお話。

トラウマかかえたり、夢破れたり、裏切られたり、
相手の将来を優先して身を引いたり…傷ついている5人

みんな目線合わせずつぶやいてました。

でもだんだんひとりごとなのにある事件がきっかけで
コミニュケーションがとれてきちゃって…
知らぬ間にみんなつながって。
いいかんじだった。ちょっぴりほのぼの。
初めて見る人にも観やすくておもしろいはず。

次の作品も観たいな!

そうそうチラシのイラストの横顔の・・・、
他にたくさんバージョンがあってびっくり。
会場入口で見かけた分で、5,6種類あったと思う。




続・白夜月蝕の少女航海紀

続・白夜月蝕の少女航海紀

月蝕歌劇団

風紋(東京都)

2010/12/05 (日) ~ 2010/12/19 (日)公演終了

満足度★★★

つづきを見届けに
前作のつづきを見届けに「風紋」での実験室公演を観劇。
今回は観やすい席で前回よりも気分よく楽しめた。

回転木馬共和国は…こんなことに。
月蝕歌劇団らしい作品でした。

じゅん役の大島朋恵さんが前回共にすごくイイ。

ヘルター・スケルター

ヘルター・スケルター

ヨシロォの夏は夢叶え冒険団3

中野スタジオあくとれ(東京都)

2010/12/13 (月) ~ 2010/12/13 (月)公演終了

満足度★★★★

チープ&シュールに爆笑!!
タイトル「ヘルター・スケルター」らしく
まさにしっちゃかめっちゃかでチープ&シュールに爆笑の連続!!

うまい役者が楽しんでバカバカしいことを
全力でやっているのを観るのが好きなかたにはオススメ。

あれだけ連続でしつこく口から水を吹き出し(子供のころドリフで見た以来)しかも下手なんだ…吹き出し方が(苦笑)

そういえば「ヘルター・スケルター」って
ビートルズの曲にもあったなぁ。リンゴが絶叫してるやつ。

砂町の王

砂町の王

THE SHAMPOO HAT

ザ・スズナリ(東京都)

2010/12/01 (水) ~ 2010/12/12 (日)公演終了

満足度★★★★

緻密で見応えあり
初 THE SHAMPOO HAT。
チラシが気になって…でもどんな舞台なのかイメージがわかず、
友人にすすめられてギリギリ滑り込みで観賞。
人物描写・関係性が緻密で見応えがあり、かなりおもしろかった。

工場地帯「砂町」。
昔のような活気はなく、鬱積した感情が渦巻き…。
10年かけて待ち望んだ計画が実行される。
弱肉強食…もの凄くダーク…救いようのないストーリー。

工場裏から聞こえる鉄を精製する高音の悲鳴のような音が
印象的。この音がリアル感を増幅させ効果的だった。

次の作品も観たい。

ネタバレBOX

客演のナイロン100℃の村岡希美さん(リストラされた年配の工員を夫に持ち、暴力をうけていたスナックホステス荒井秀子役。実は10年かけてスナックのオーナー菊地勇二と保険金を得るために保険金殺人を計画していた。)と野中隆光氏(お人好しの工場工員岡部清役。ホステスとの関係を純愛と思い込み、利用され彼女の夫を殺人。本人も保険金のためにヤクザに始末される。)、児玉貴志氏(同じく工場工員東健司役。ヤクザの高校生の愛人を介してシンナー系の一斗缶を横流ししてこずかいを稼ぐ男)がすごくいい。
黴菌(ばいきん)

黴菌(ばいきん)

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2010/12/04 (土) ~ 2010/12/26 (日)公演終了

満足度★★★

“昭和三部作”第二弾『黴菌』
“昭和三部作”第二弾『黴菌』、「東京月光魔曲」に続き観劇。

密室が舞台の家族の群像劇。
豪華な役者陣、リアルで豪華な舞台美術…
ですが『黴菌』タイトルやチラシからイメージしていたような
世界は少なく普通に感じた。

さよなら渓谷

さよなら渓谷

演劇企画集団THE・ガジラ

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2010/12/05 (日) ~ 2010/12/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

緊張感が最後の最後まで
おもしろい。『さよなら渓谷』オススメ!
ニュースで連日やっていた、あの事件を思い出す。

全編に渡って緊張感が最後の最後まで途切れず延々とつづき、
被害者と加害者の激しい不安感がまとわりつく。
過去が問題なのか、今が問題なのか。
話の展開、真相の暴かれ方が絶妙で…引き込まれていく。

役者がなにしろみんな上手い。
そして舞台美術が無駄をそぎおとしたミニマムなもので印象的。
浴槽、水が…効果的に効いていた。

吉田修一原作で観に行ったのだが、
演劇企画集団THE・ガジラ、すばらしかった。

ネタバレBOX

子供が落ちて溺死した渓谷を水の入った浴槽で表し、
その中から子供を模した半透明の黄ばんだ人形が何度も出たり
沈めたりを繰り返す。そのたびに水浸しだ。
殺したのか、殺されたのか、事故か、自ら命を絶ったのか…。

緻密で濃厚な時間だった。
TIC-TAC 終了いたしました。御観劇くださった方々、出演者、スタッフに心から感謝しています。アリガトウゴザイマシタ。

TIC-TAC 終了いたしました。御観劇くださった方々、出演者、スタッフに心から感謝しています。アリガトウゴザイマシタ。

anarchy film

新宿歌舞伎町特設劇場(東京都)

2010/12/08 (水) ~ 2010/12/19 (日)公演終了

満足度★★★★

ヨリコワールド…評判通り!!
初 ヨリコジュン作品。
前作の評価と今作のチラシのイラストのテイストが
かなり興味深く気になっていた。今回★バージョンを観劇。

会場が新宿歌舞伎町ABC会館キャバレー跡地。
こんな場所に足を踏み入れるだけでちょっとワクワクする。
ざっと100人くらいかな、満席だったと思う。

ヨリコワールド…世界感は評判通りかなり退廃的であり、
屈折した感情や、悲鳴に近い心の喘ぎがぐるぐると渦巻き、
狂気に満ちたものだった。でも結構観やすかったな。
不思議とファンタジックに感じる表現もかなりあり、
ダークファンタジー的な印象も。

舞台美術、音楽もいいかんじだった。
2時間20分。ちょっとだけ後半長く感じたかな。
でもなかなかおもしろかった。

今回ご招待いただき感謝いたします。
ぜひ次作も観たい。

ネタバレBOX

舞台美術がなかなか面白い。
梁 春人(ヤン ハルト)が引きこもっている地下室。
実家の井戸が入り口なのだがよくできていて、
人の出入りがとても面白く観れる。

電車が後半出てくるのだが、
ドアとガラスのヘロヘロなビニールは…気になった。
セットの早替えはイイ感じだったのですが。

そして、梁 春人役の高野春樹氏と
春人の母役の小林硃里さんが気になった。

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