くりぱの観てきた!クチコミ一覧

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昭和島ウォーカー

昭和島ウォーカー

パルコ・プロデュース

東京グローブ座(東京都)

2008/11/02 (日) ~ 2008/11/23 (日)公演終了

満足度

舞台をナメてるのか?
話題のヨーロッパ企画。
興味あるから行かないか?と言う友人に連れられ観劇。

しょーじき、つまらなかった。70%は寝てたかな。
「笑ってください」「感動してください」と言わんばかりの、ありふれたごくごく普通の脚本と演出。
照明・音響効果がまったく意味をなしてなく、感心したのは金かかったんだろうな、という舞台美術のみ。舞台でやる意味あったんだろうか。
役者陣も下手糞ばかり。
これで8500円なんて詐欺に近い。

客席の9割以上が女性でした。

三億円事件

三億円事件

パラドックス定数

OFF OFFシアター(東京都)

2008/09/30 (火) ~ 2008/10/05 (日)公演終了

満足度★★

残念
「東京裁判」「HIDE AND SEEK」と比べると、完成度は落ちた印象。

ネタバレBOX

序盤、諌山氏の登場からこの芝居に入り込むことはできないような不安感が生まれ、結局最後までその「なんだかなぁ」な気持ちのままいってしまった。
男性陣はみんなメガネで今ハヤリのスリムスーツ。なんだかみんな澄ましてる感じがして、寂しかった。
所轄は本庁の人間に対し「現場わかってねえ奴はしゃしゃり出てくんな」と息捲くが、こっちからしたら「君達も現場の人間というより本庁キャリアに見えるんだけど」と・・・。
これまで良質の芝居・脚本で、会話劇では最高レベルのものを見せてくれ、舞台戯曲として素晴らしいなぁ、と感心していたが、本作は普通の小説をただ台詞化して舞台で読んでみました、な印象強し。
会話でグイグイ引き込んでアゲてくれるような感覚を味わえなかった。

ベントラー・ベントラー・ベントラー

ベントラー・ベントラー・ベントラー

Piper

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2008/10/08 (水) ~ 2008/10/19 (日)公演終了

満足度★★★

なるほどね
初めてこういう形式の芝居を観た。
「こういう形式」ってどういう形式と問われると難しいのだけれども。
とにかく馬鹿笑いできる作品なんだな、と。一般的には。
実際、手を叩いて大ウケしているお客さんも結構いたし。
お笑いがそんなに好きではない僕には嫌いではないけど、なかなか素直に笑えなかった。
なんばグランド花月の舞台の方が笑えた。
多分、NGKの方が「笑い」に徹しているからだろう。
かといって、本作の出来は全然悪くなくて、脚本なんかはうまいなぁ~、と思ったし、役者陣の息の合った流れもよかった。
機会があればまた観たい。

ネタバレBOX

突然代役に立たされた鈴木蘭々の芝居は、あざとすぎて下手すぎて、周りの役者が十分準備できてた感があるだけに、観ていてかわいそうになった。
でも、たった1週間で稽古してあのレベルまで仕上げたのだとすれば、かなりすごいことだ。


終わりよければすべてよし

終わりよければすべてよし

THEATRE MOMENTS

シアターX(東京都)

2008/05/09 (金) ~ 2008/05/12 (月)公演終了

満足度

う~ん
この劇団さんを見るのはこれで3,4回目くらいなんだけど、今までで一番残念賞。
いつも通り、舞台上にセットはなく、小道具を駆使して物語は進められる。

何が残念かって、今までは客に「アレは何を意味しているんだろう?」「この考え方で合ってるんだろうか」というように、想像することを楽しませてくれる創りだった。ある意味不完全で、それを客側で完成させる構成だったのが(それがこの劇団の持ち味で、不完全であることこそが完成形・・・のような)、今回は劇団側が一生懸命想像して創造したもの。完成してしまったもの(しかもそれが自己満足の完成形)を、
「どうですか?おもしろい演出でしょ?」
というような、なんだかオナニープレイを見せられたような印象。
もちろん、おもしろい演出を考えて、自信を持って舞台にあげることは、どこの劇団でもやるのだろうけど、今回のはその演出が意図的で確信犯的だからなのか・・・。
なんとも言葉にできないのだけど、なんだか見ていて痛々しかった。
辛辣なコメントで申し訳ないですが・・・。

失われた時間を求めて

失われた時間を求めて

阿佐ヶ谷スパイダース

ベニサン・ピット(東京都)

2008/05/08 (木) ~ 2008/05/27 (火)公演終了

ふ~む
なぜか折込チラシを見る機会が多く、以前から気になってたので(衣装さんがスタイリストの伊賀大介!こういう仕事もするんだ)、行ってきました。
(折込って宣伝効果どんだけあんのかな。と思いながら折込してたけど、意外とそそられるもんだな、と自己確認(笑))
 なるほど。初見だし、次を見てから判断したいと思うので今回だけで評価はしたくない、というか、やっぱり次の作品、他の作品も観てみたいと思うので、結構好みかもしれない。
でも、自分としては苦手な少数のキャスト。
多数出演されるのもイヤなんだけど。
どっちなんだよ、という感じですが。。。
次回公演が楽しみです。

HIDE AND SEEK

HIDE AND SEEK

パラドックス定数

ザムザ阿佐谷(東京都)

2008/04/24 (木) ~ 2008/04/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

1年か2年後くらいに再演を強く希望します。
最高。
頼むからもっと上演日程長くして回数増やして欲しい。

定評ある脚本は健在。
前作「東京裁判」に活力というか「動」というか・・・
そんな要素が加わった印象。
まさに小劇場向きの世界。

もっと登場人物の作品を読んでから観ればよかった、と後悔した。

ネタバレBOX

・犬神家の一族。おもしろかった。

・あの不気味で絶対ヤな奴な編集者。
あれが観ているうちに、自分たち一般読者や観客に重なってくる。
怖い。自分って、あんなにプレッシャーになってるんだ・・・。

・作者と作者が命を与えたはずの登場人物。
その登場人物に振り回される作者。
親と子ですね~。
でも、子はリアルじゃなくバーチャルな存在。
天才作家と呼ばれる人たちで、幾人かが突然自殺をしてしまったり、狂ってしまうことが無理ないんじゃないか、と思えてくる。
そのリアルとバーチャルがうまく織り込まれた脚本が秀逸。
途中、迷子になったりもしたけれど(笑)

・一定の音量で挿されているSEがイイ。



チカクニイテトオク

チカクニイテトオク

掘出者

サンモールスタジオ(東京都)

2008/03/06 (木) ~ 2008/03/10 (月)公演終了

満足度

20点
他の方もおっしゃってるように、あの演出意図はわかる。わかるが、その効果はわかりにくい。(しかし、キャラごとに差があって、それはおもしろい)
しかもそれが逆に「俳優の力不足を補うためのものでは?」と邪推して意地悪なことも言いたくなるほどに見ていて食傷気味になる。
戯曲が販売されていて、すごい売れているということだったが、なんでだろうか。身内客が多いようだったので、それなのか。

とりあえず、チャレンジした演出としっかりした舞台美術に40点。意味を為してない照明・音響でマイナス20点。
今後に期待。

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