しんたにすぐるの観てきた!クチコミ一覧

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A-1グランプリ予選Vol.4

A-1グランプリ予選Vol.4

劇団福耳

四谷アウトブレイク!(東京都)

2011/11/11 (金) ~ 2011/11/11 (金)公演終了

満足度★★★★★

しかと観てきた
赤坂炎上以前から知っている福耳の主催イベント。  なるほどグイグイきている団体が出演することもあってか客席は超満員。
 ハコ的には演劇をやるには「比較的不向き」といったところか。(※大体のライヴハウスは演劇をやるには「絶対的に不向き」だが)
 ということでみんなコントとかお笑い系の出し物だった。
 舞台袖なし、タッパなし、舞台幅・奥行き狭、の割に、どの団体も工夫した出し物を上演していた。 が、
脚本のワードセンス等からも決勝進出を決めた団体が一歩上だったのかも。
 個人的にはバンビを応援していたが、やはりホームとアウェイでは具合が違ったようで、観客の笑いは取っていたものの次点に甘んじた。
 なにより福耳がリーグ戦に参戦してほしい(笑)福耳ファンなだけに。
 このイベントを観に行こうかどうか迷っている人向けに、事後報告的な実況風コメントでした。
 是非観に行ってみたらいいと思う。打ち上げも参加できるよ。

サイゴ

サイゴ

Oi-SCALE

座・高円寺1(東京都)

2010/04/21 (水) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

どこまでいけば?ここまでくれば。
脚本が素晴らしく、見終わった後無駄なセリフがなかったと感じた。
尺が2時間30分と長い芝居だったが、それでもまだ有り余るようだった。
座・高円寺は初めての観劇だったが、壮観な外見とは裏腹に椅子は普通・・・
それだけに2時間30分は長く感じるはずが、
もっと書き手の紡ぎ出すセリフを味わいたかった、とさえ感じた。

空間演出もいい。
派手さはないが、どこか印象的なスタイルのお話によく合って、幻想的な空間を感じさせる。
舞台上には至極現実的なものを敢えて?置いていたのが、そういった意味で見事に効果的だった。

役者はレベルが高く、特に、岸建太朗氏、長井秀和氏の演じたキャラクターは、
『きっとあんな人なんだろう』とこちらに想像させた。
完全に物語の中の人になっていた。素晴らしい。
他のコメントにも多くある「台詞の聞き取りずらさ」という点は否めない。

演劇はどこまでいけば自慰行為というカテゴリから逸脱するのか、
と言う問いには、ここまでくれば、と言える作品に出合った。

ハナとクソ

ハナとクソ

のりしろチップス

アドリブ小劇場(東京都)

2009/03/27 (金) ~ 2009/03/29 (日)公演終了

満足度

ハナとクソ?
タイトルはハナクソでよかったんじゃ...


ネタがなかったのかなぁ。。。
終始ウンコとハナクソを文字通りこねていて、
それは象徴的な意味だったわけでもなく、
ただのウンコとハナクソだった。


最後は貧乏だから死んじゃおうというあっけなき幕切れ。

何を描きたかったのか、それが分からず消化不良。

シバ★ハマ

シバ★ハマ

劇団イケメニアン

銀座みゆき館劇場(東京都)

2009/03/06 (金) ~ 2009/03/08 (日)公演終了

落語...
ネタバレBOXにて。

ネタバレBOX

落語の噺のあらずじをなぞっただけ。

申し訳ないが全てにおいて趣味の領域。
特筆すべき点はなにもなし。
メガネに騙された

メガネに騙された

箱庭円舞曲

OFF OFFシアター(東京都)

2009/02/18 (水) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★

泥を喰らう女
ネタバレBOXにて。

ネタバレBOX

前説から期待させる物語の展開、内容ではない為、
むしろ前説はない方がよかった。

オープニングで舞台セットがググッと動き、
「さてこの動く舞台セットを次はどこでどう活かすのかな」
と楽しみにしていたが、それが結局なかったので肩透かしをくった。
舞台セットを可動式にした意味はあったのだろうか。

内容は、
何も事件が起きないままに淡々と進む。
それはそれでいいのだけど、それにしては無駄な部分が多過ぎる。

笑わせようとしているのか理解に苦しむ、演者自身が笑いそうになってしまっているギャグや
フォーカスを散らしたダイアログのパラレルも
悪い意味で話の展開の平板さを助長してしまっていた。

就農、農業というキーワードは必要なかったように思う。
舞台は田舎の一軒家の土間と小上がりで終始しており、
話の内容は結局人間関係云々なので、ただ「田舎」でよかった。

というのは、就農、農家というキーワードを物語に取り込むのであれば、
もっと畑や田圃を見たかったし、
綺麗じゃ済まないまさにその現場を描いて欲しかった。
衣装の作業着が若干汚れているだけでは不十分。

序盤から時々、登場人物の過去に何かあった的な匂わせ方をしており、
それを起承転結の『起』とするならば、
話の最後に『承・転・結』を詰め込んでいるところに無理がある。
それまでに入り込むきっかけを与えられないままでいる者としては、
物語全体が薄っぺらいものという印象が残った。

最近よく耳にする世事ネタを日常的に綴っているだけで、
少なくともシューレアリズムではない。
もっと主旨の核を赤裸々に見せてほしい。
外郭だけをなぞっていて、結局なんなんだ?!と感じてしまった。

特筆すべき点は、
泥を喰らうところ、ネギで男を叩くところ、は見応えあった。
主人公兄弟の妹役の俳優さんは、台詞を自分のものにできていた。

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