1
『ROMEO & JULIET』
東京デスロック
昨年の個人的1位が「大恋愛」だったけど、今年も実質同じ作品。「ROMEO&JULIET」のKOREAバージョンの方です。
今年の演劇界で特筆すべき奇跡的上演ではないでしょうか。
地方行政レベルでも芸術に力を入れさえすればこういった魅力的な舞台を海外の役者を招聘して行う事ができるのだ、と感激しました。
多田淳之介氏の演出ではこの頃が一番好き。
2
わが星
ままごと
1位と同率なのであえて順位は特に意味がないです。
これが1位でも良いのですが。
今年は柴幸男氏が躍進した年でした。その柴演出の集大成がここに詰まっていると思います。
演劇を見ていてこれ程わくわくできるものなのだ、と思いました。
3
四色の色鉛筆があれば
toi
個人的にはこれも同率1位の作品。
ここに集められた4つの短編は、どれも演劇的な魅力に満ち溢れてました。
シアタートラムを宇宙空間にしてしまったのは感動でした。
4
『プルーフ/証明』 『心が目を覚ます瞬間~4.48サイコシスより~』
DULL-COLORED POP
活動休止のダルカラですが、最後に残してくれたのがまた傑作でした。
「プルーフ」での役者の演技を超えた存在感に打ちのめされました。
5
生きてるものか【新作】
五反田団
あまりギミックを使わない前田司郎さんにしては、ギミックのみで見せきった芝居。
五反田団らしい脱力系のシーンから、愛情溢れるシーン、そして生と死を見つめた力作でした。
6
スポーツ演劇「すこやか息子」
柿喰う客
この舞台を東京で見せてくれた関係者の方々に感謝です。
見ていて本当に心躍る演劇でした。でも、内容が深くて、中屋敷氏の才能ははかりしれないです。
2010年も期待。
7
関数ドミノ
イキウメ
理詰めで作られた脚本。「ドミノ」という概念の面白さに引き込まれっぱなしでした。イキウメは当たり外れは大きいと思うけど、これは大傑作だと思います。
8
LOVE 2009 Obirin ver.
東京デスロック
ようやく見れて感慨深かった「LOVE」。演劇の初期衝動というか、コミュニケーションの初期衝動というか、原始的な感情を演出するだけでこれだけ面白くなるんだ、と引き込まれました。
9
チェリーボーイ・ゴッドガール
ゴジゲン
今年ようやく見れたゴジゲン。話題は聞いていたけど予想以上の面白さでした。素直に楽しめる舞台でした。