yuzkyの観てきた!クチコミ一覧

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マジの宅急便

マジの宅急便

カラスカ

シアター・アルファ東京(東京都)

2022/11/30 (水) ~ 2022/12/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

笑いに特化した純コメディ(笑劇と呼ぶんでしょうか)。
笑うことありきの演劇としては突き抜けた感があって、良かったと思います。

火消しの辰と瓦版屋の娘【一部公演中止】

火消しの辰と瓦版屋の娘【一部公演中止】

劇団6番シード

ブディストホール(東京都)

2022/11/30 (水) ~ 2022/12/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

スピード感ある良きコメディです。
主演の椎名亜音さんのエネルギッシュな演技が素晴らしい。

ネタバレBOX

ただ、前半でやった時間軸の舞台裏を後半でやるという構成のためか、やや話の密度が薄いというか駆け足な感もありました。

この構成も面白いのですが、できればもう少し長尺で観たいかな。
ミライの扉

ミライの扉

ピウス

ザ・ポケット(東京都)

2022/11/18 (金) ~ 2022/11/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

観てきました。
普通に良くできたお芝居だと思います。

ネタバレBOX

SFチックなタイムスリップもので、並行世界といった要素も取り入れて、伏線に活用されています。

完成されたお芝居でそれなりに面白いのですけど、強いテーマ性が感じられる作品ではないし、振り切ったコメディでもないので、イマイチインパクトに欠ける感があります。

どっちかというとキャスト陣の個人的ファンが見に行くタイプの作品かな、と思いました。
法螺噺 アオイトリ

法螺噺 アオイトリ

ツツシニウム

上野ストアハウス(東京都)

2022/11/16 (水) ~ 2022/11/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

観てきました。
テーマ性もあり、役者陣の演技力も確かで、良い芝居だとは思いました。

ネタバレBOX

ただ、物語の筋としてはかなり暗いというか最後に救いはあるのですけれど、観ていて辛くなってくる面も…。

あと、登場人物の造形として、ミチルと母親が物語が進むに連れて、だんだん病的になってきて、演出としては正しいんだろうは思いつつも、個人的に共感できない面がありました。
チェインブレイン

チェインブレイン

dopeAdope

サンモールスタジオ(東京都)

2022/11/09 (水) ~ 2022/11/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

観てきました。
なかなか面白かった。

ネタバレBOX

3つの平行世界からなる会話劇で、それぞれが別の世界の登場人物を小説として、描いているという三すくみ的な構造。
内容はまったく違うのですが、どことなくdopeAdopeの以前の作品、DOPE OUTを思い出す内容でした。

私はコメディ的要素多めのDOPE OUTが好きでしたが、会話劇としての面白さはチェインブレインも負けていない、というかそれ以上かもと感じました。
ダンスピアの消失

ダンスピアの消失

ENG

六行会ホール(東京都)

2022/11/09 (水) ~ 2022/11/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても素晴らしかった。
物語の筋自体はごくシンプルなものですが、やはりダンスが出色、かつ、シナリオに必要不可欠な要素として、ダンスが取り込まれている。

この作品はプロデューサー松本稽古さんの熱意と振付師としての力量の賜物なのだろう‥と思いました。

勢いでBlu-ray予約してしまったので、届くまでにプレイヤー買っとこうと思います。

憧れのサンパチマイク

憧れのサンパチマイク

Monkey Works

シアターサンモール(東京都)

2022/11/02 (水) ~ 2022/11/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

千秋楽を観てきました。
売れる人・売れない人、続ける人・辞める人と様々な芸人の生き方を描いた群像劇。

終演時のあいさつでアドリブ結構入っているようなお話がありましたが、多数盛り込まれたお笑いシーンはまさに集大成といった感じでした。

黄金のコメディフェスティバル2022

黄金のコメディフェスティバル2022

黄金のコメディフェスティバル

シアター風姿花伝(東京都)

2022/10/21 (金) ~ 2022/10/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

千秋楽、ぶっ通しを観劇。
座りっぱなしでさすがに疲れる感じでしたが、全作品楽しめました。

ネタバレBOX

・黄金時代
暑苦しいぐらいの熱気の応援団のお話。
ラストいい話だなー、となる感じ、あと、V字ダンスは伝染性高し。
・ゴーストよ、こんにちわ
良くも悪くも熱量高めの物語が多い中で割と落ち着いたトーンで話が進む。
幽霊たちの現世への心残りを描いたお話。
・コマドリのコマドリ
私はこの作品に投票。
話の筋はそんなに突飛でもなく、安心して、楽しめる。
あと、主演の真野未華さんですが、表情豊かで良い芝居してるなー、と思いました。
・もしも生殺与奪の権を私が握ったら
デスノート的なシニカルな世界観のお話。
宗教チックな描写も含め、正直好き嫌いは分かれるでしょうね。
ただ、主演の明るさで物語のブラックな部分が上手く中和されてる印象。
・先生、黄色い線の内側ってどこですか?
舞台作品ではよくある〇〇に閉じ込められて…というような密室劇的なお話。
ラストシーンは賛否ありそうな感じ。
・常夏ブライダル
観客からの支持は一番高かったのかな?
面白かったし、不満は無いのだけど、尺の短い作品で途中挿入されるダンスシーンはそこまで要らないような気もした。
テノヒラサイズの人生大車輪2022

テノヒラサイズの人生大車輪2022

BALBOLABO

シアターKASSAI(東京都)

2022/10/20 (木) ~ 2022/10/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

登場人物たちが密室に監禁されて…という状況からスタートする作品は複数見たことがあるが、これまで見た作品がどちらかといえば、ミステリー・サスペンス色の強い作品だったのに対し、本作は謎解き的要素はあるもののパワフルなコメディ路線に振った印象。

エネルギッシュ、かつ、スピード感のある芝居で飽きさせない。

GOLD IN THE DUST

GOLD IN THE DUST

GROUP THEATRE

浅草九劇(東京都)

2022/10/12 (水) ~ 2022/10/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

久方ぶりで劇場にて、観劇。
テーマ的には結構重いものだと思うのですが、良い芝居という印象ではありました。

ネタバレBOX

ただ、一見して安西鏡像という役(主人公の内心的な葛藤を表す内部的な人格の一つと言うことだろうか)の位置付けが分からず、ある程度話が進まないと掴みにくい面がありました。

ここは多少説明的になっても、序盤ではっきりさせておいた方が良いのでは…と思いました。
「星灯り〜2022ver.〜」

「星灯り〜2022ver.〜」

TEAM 6g

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2022/06/22 (水) ~ 2022/06/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初日ソワレを観劇、とても良い舞台でした。

ネタバレBOX

基本的な筋は会えなくなってしまった人への後悔と痛みを巡る物語といった感じで涙腺に来るお芝居なのですが…。

落語で言うくすぐり的な要素が数多く盛り込まれて、笑いどころも多く、重苦しさを感じさせない。

脇役達のキャラクター造形も個性的でこの点も重過ぎない進行に一役買っている。
CUBE

CUBE

劇団6番シード

シアターKASSAI(東京都)

2022/05/19 (木) ~ 2022/05/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

久しぶりに劇場へ行けましたので、A公演を観劇。
どの話も面白かった。

ネタバレBOX

アンダーライン→藤堂さん演じるシニカルな探偵役によるミステリー。短い尺の中で伏線を張って、綺麗に回収されるあたり、見事。

女流作家たちの備忘録→皆さん、演技達者なのですが、椎名さんが出色。どんな役でも上手い役者さんですが、こういったコメディ的な役が一番はまって見えます。

天気と戦う女→主役、高宗さんの演技がパワフル。新入団ということで今後のさらなる活躍に期待。
ビター・シュガー・ブラック ビター・シュガー・チョコレートブラック

ビター・シュガー・ブラック ビター・シュガー・チョコレートブラック

演劇ユニットCorneliusCockBlue(s)

小劇場 楽園(東京都)

2022/01/26 (水) ~ 2022/01/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

Bチームを観劇。
芸人、役者、アイドルといった夢を追う者のお話。

笑いどころの多いコメディで全体的に熱量高め。

あいついつまでもやってる

あいついつまでもやってる

トローチ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2022/01/22 (土) ~ 2022/01/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

このコロナ禍で生の舞台を見ることができる点につき、まず役者さん、スタッフさん、関係者の皆様に感謝。

作品の内容は既に他の方が述べられていますが、少子化に伴い、生涯学習事業を推進している予備校の職員室(?)を舞台としたもので穏やかに楽しめる作品だと思いました。
役者陣はいずれも好演で脚本や演出面も隙が無い。

無事完走されるように祈ります。

ネタバレBOX

受け止め方は色々あると思うのですが、個人的には強烈なメッセージ性というよりも「元気を貰って、明日も頑張っていきましょっい」という感覚というべきでしょうか(良質なコメディを見た時のような感覚)。
あえてメッセージ性を抽出するなら、歳を取っても、変化を恐れないように…ということだろうか?
エレモア・ムーブ

エレモア・ムーブ

バンタムクラスステージ

王子小劇場(東京都)

2021/10/22 (金) ~ 2021/10/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

個人的な事情で半年程劇場から足が遠のいていましたが、当日券で飛び込み実演鑑賞。

映画的演出の喜劇ですが、終盤に伏線がきれいに回収されていき、見ていて、違和感や疑問点が残らず、とても面白かった。

各々のキャラも立っていて、細かい台詞回しもキャラクターの個性作りに効いている印象。

ネタバレBOX

とくにギャング陣の演技は揃って好演だったと思います。
鏡ニ映ラナイ女 記憶ニ残ラナイ男

鏡ニ映ラナイ女 記憶ニ残ラナイ男

企画演劇集団ボクラ団義

あうるすぽっと(東京都)

2021/04/07 (水) ~ 2021/04/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

事前情報ゼロで観劇。
凄いミステリー作品。

ネタバレBOX

周到な伏線と言い、観客を良い意味で裏切ってくれる展開と言い、素晴らしい。

役者陣の演技も水準以上と思いますが、この作品は脚本がやはり神がかっていると思う。
INDESINENCE 

INDESINENCE 

LUCKUP

赤坂RED/THEATER(東京都)

2021/03/24 (水) ~ 2021/03/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

良くも悪くも王道設定のミステリー。

謎解き的要素や意外性はそこまで強くないけれど、役者さんの力量もあって、通しで見れば面白いと言える作品になっている。

ただ、詰め込み過ぎ・最後に説明し過ぎの感はあります。

しあわせになりたい2021

しあわせになりたい2021

劇団たいしゅう小説家

萬劇場(東京都)

2021/03/24 (水) ~ 2021/03/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

あらすじは公式で説明されているとおり。

役者さんの演技力は良いと思うのですが、演ずる人物像が共感しにくいタイプが多くて、いまいち話に入り込めなかった。

ネタバレBOX

脚本の好みは人それぞれでしょうけれど、主人公の自堕落さ加減や妹のブラコンにはげんなりしてしまう。
雪の中の三人

雪の中の三人

劇団俳優座

俳優座スタジオ(東京都)

2021/03/16 (火) ~ 2021/03/30 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

他の方が言われてますが、上品なコメディという言葉がぴったりくる作品でした。

品のない笑いではなく、また登場人物皆が幸せになれるような佳作です。

将棋図巧・煙詰~そして誰もいなくなった~

将棋図巧・煙詰~そして誰もいなくなった~

三栄町LIVE

三栄町LIVE STAGE(旧:フラワースタジオ) (東京都)

2021/03/11 (木) ~ 2021/03/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

Aチームを観劇。
ゴスロリ美少女による復讐劇。
登場人物は将棋の駒を擬人化しており、舞台上に設けられた将棋盤での詰将棋と脚本の展開が連動している。

ただ、個人的には合わなかった…。

ネタバレBOX

○良かった点
・キャスト陣が可愛らしい。
 ゴスロリのキャスト陣はたしかに可愛い。

☓悪かった点
・設定がステレオタイプすぎる
 「学生時代、いじめられていた少女による復讐劇」、「電話もつながらない孤島が舞台」、「悪役のいじめっ子はストレス解消のためにいじめをする典型的な悪役」、「他の登場人物はいじめを傍観する者やいじめそのものを止めようとしない学級委員長」とあまりにもベタすぎる舞台・人物設定。
 もちろん王道設定でも面白い芝居はあるだろうが、登場人物が将棋の駒の名前という以外ひねりも無く、主役の少女がいじめで不登校になっていた際、詰将棋にハマっていたという点もシナリオ上活かされていない。

・心理描写が乏しい
 登場人物の心理描写は主役のいじめられていた少女のほかは傍観者の一部にある程度で悪役側の心理描写は皆無。
 ステレオタイプないじめっ子・悪役としか言いようがなく、悪には悪の論理があるといった要素もないため、復讐の対象となって死んでも「悪い奴が因果応報で死んだ」という以上の感想が持てない。
 心理描写の少なさが人物像の深みの無さに繋がっているように感じる。

・謎解き要素が無い
 脚本演出の太田氏は前説で詰将棋作家伊藤看寿の「煙詰」とアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」のコラボレーションと述べていたが…。
 ミステリーというには観客が謎解きをするような要素が無い(主人公による計画された復讐劇なのだから、犯人はあらかじめ分かっている)し、殺害方法や展開に意外性もない。
 煙詰の結果として、「そして誰もいなくなった」状況を作りたかったのかもしれないが、そのことありきで脚本が面白くなければ、意味がないと思う。

 総じて言えば、ミステリーとしては話の展開が単純すぎるし、復讐劇としては心理描写が薄すぎる。

・演技力が不足気味
 若い役者ばかりであり、ベテランのような演技力は望むべくもないかもしれないが…。
 声を張って、喋るシーンが長く続くため、全体として、抑揚に乏しいと感じる。
 詰将棋の展開と脚本を連動させるためかもしれないが、登場人物の入れ替わり・場面転換がとても多く、その割に喋り方が変わらないので、メリハリが無い。

 コロナ対策で客席と舞台の間にフィルムを張っていることから、ある程度の声量は必要かもしれないが、三栄町LIVESTAGEは小劇場の中でもとくに狭い劇場であり、静かに話すシーンは尺を長めにゆっくり話すといったメリハリの付け方もできるのではないかと思う。

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