天満嗣雄の観てきた!クチコミ一覧

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不思議の国のアリス

不思議の国のアリス

壱劇屋

門真市民文化会館ルミエールホール・小ホール(大阪府)

2022/03/24 (木) ~ 2022/03/25 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

まさに壱劇屋らしい演者たちの息の合った身体表現。だった一本のロープを使ってあれだけ表現できるって凄い。随所に自然な形でマイムが組み込まれてて、物理的には存在しないものがいっぱい見えました。

Pickaroon!【クチコミ待ってます!次回東京公演は10月!】

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壱劇屋

ABCホール (大阪府)

2019/07/05 (金) ~ 2019/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

7人の盗賊がメインで「主役」がいないという芝居。確かに誰か1人が何かをするという話ではなかった。敢えて言うなら、共通の想いを持った人たちが協力して大切なものを守る話、かな。

メインの7人はそれぞれに特徴があって魅力的。隠された一面も話を面白くしてた。陸上兄妹の関係は驚き。(兄の設定が全然別の舞台でKatsuさん(2017年の『賊義賊』に出演)が演じた役の設定に似てて、兄を演じた小林さんがKatsuさんとダブって見えたのは余談)竹村さんの演じてる男虎の設定も最後のシーンに説得力を与えてるし、御歌頭さんの演じてる伊武の設定もうまい。「役者じゃない御歌頭さんに殺陣させるってどうやるん?」と思うてたけど、見事に成立したもんね。紙研の戦い方は壱劇屋得意の人間CGを活用してて面白かった。

カーテンコールで竹村さんさんが、今までに観てきた芝居でえたヒントを詰め込んだみたいな話をしてはったけど、その中にキャラメルボックスの名前も入ってて嬉しかった。作品を振り返ると、キャラメルボックスが大切にしている「人が人を思いやる気持ち」に通じるものがあるなぁと思うて、これも嬉しかったポイントの一つ。

今回、wordlessではなく台詞が入ったわけやけど、そのことによって複雑な設定を一言で表せるようになってテンポが良かったと思う。wordlessで必要な殺陣の量を3分の1くらいにしても台詞1つを挟むだけで次のシーンに進めてるところがあった。身体表現も魅力的ではあるけど、やっぱり言葉って強いなと思うた。

今日は後ろの方で観たけど、日曜には前でも観る予定なので役者の皆さんの表情とか動きとかも楽しみにしたい。(今回はアクションモブの人たちの区別がほとんどつけられなかったしねぇ、、、)

さようなら

さようなら

オパンポン創造社

HEP HALL(大阪府)

2019/04/11 (木) ~ 2019/04/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

6人だけの落ち着いた芝居。派手さはないけど丁寧に作られていて、閉塞感に苛まれた人たちの「何かを変えたい」という想いが中心の話で、自分のことを振り返って考えさせられた気がする。照明も音響も装置も小道具も最小限で最大の効果を上げてた感じ。

猩獣-shoju-

猩獣-shoju-

壱劇屋

HEP HALL(大阪府)

2019/03/21 (木) ~ 2019/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

もう大満足。ストーリーはシンプルでセリフなしでもストレートに伝わってきたし、殺陣はカッコ良いしダンスは楽しいし。布を使った場面転換でテンポ良く進んでいくのであっという間に最後までたどり着いた感じでした。幼馴染みたちの想いが手に取るように伝わってきて、特に最後のシーンは涙無くして見れませんでした。

公演前から新作の方がチケットの売れ行きが良かったようですが、個人的には再演版の方がよりグッときましたね。ストーリーが僕好みだったこともあるけど、殺陣の完成度も再演版の方が高かったんじゃないかと思うほど。特に主演の岡村さんが素晴らしかった。相手役を演じた山本さん、高安さん、猖獣を演じた竹村さん、幼馴染みを演じた井立さん、湯浅さんも非の打ち所がない出来だったと思います。もちろん、ゲストの皆さんの殺陣や演技も素敵でした。さらには新劇団員の皆さんのアクションモブも、初めてとは思えない完成度だったと思います。

TABOO【遠征割・高校生以下無料フォーム】

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壱劇屋

森ノ宮ピロティホール(大阪府)

2019/01/12 (土) ~ 2019/01/12 (土)公演終了

満足度★★★★

オープニングからの演出、舞台の使い方(一番奥まで丸見えって、、、)、パフォーマンス、などなど、「らしさ」いっぱいやった。

話は分かったような分からんような感じで、エコーの関係か滑舌の関係か聞き取りにくいセリフがいくつかあったのは残念やったけど、客席の広さを感じさせない迫力は頼もしく感じた。

メビウス‐201805-大阪

メビウス‐201805-大阪

リンクスプロデュース

船場サザンシアター(大阪府)

2018/05/26 (土) ~ 2018/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

メビウスは過去に3回観てる。3回とも良かったから今回は一気に4つのペアの舞台を観ることにした。

2つ目に観た三浦さん・岡田さんペアが圧巻だった。彼らの芝居を観て、メビウスという話の理解度がまるっきり変わってしまった。それまでの僕が鈍かっただけなのか、お二人の戯曲の読み込みと表現が緻密だったおかげなのか、おそらく両方だと思うけど、いずれにせよ、この舞台を観たおかげで芝居の前半にあるセリフの意味がメチャメチャ分かってしまった。そのせいで、かなり初めの方で涙腺崩壊。ホンマに観て良かった。

とは言え、困ったことになったのも事実。彼らのおかげでセリフやト書きの意味を知ってしまった今、その意味をキッチリ表現してくれないと物足りなく感じてしまうと思う。今後、色んなペアがこの脚本に挑むんだと思うけど、それを観て自分がどれだけ満足できるんだろうと思うと、ちょっと不安。

ネタバレBOX

少なくとも「二人で食べたのはアップルパイではありません」では既に涙腺崩壊。
二ツ巴-Futatsudomoe-<舞台写真公開中!>

二ツ巴-Futatsudomoe-<舞台写真公開中!>

壱劇屋

ABCホール (大阪府)

2018/04/06 (金) ~ 2018/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

事前に西分さんが使う武器が弓だという情報が出てたのを見て「矢をどう表現するんや?」と思うてたけど、見事に表現しきってはってビックリした。水の表現も素晴らしい。どちらも役者の身体を使ったとても演劇らしい表現方法やと思う。水の方は照明の効果もとても効いていて、矢の方は音効とのコラボが素晴らしかった。

2人のアイドルが他の役者に引けを取らない殺陣をこなしてるとは言え、やっぱり凄いと思うたのは壱劇屋の役者の皆さんの表現力。大熊さんの存在感が凄い。言葉を使わずに表現している量が桁違いな気がする。特に後半の本性を現してからの表現力! 他にも小林さんの迫力と西分さんの醸し出す雰囲気が役の特徴と魅力を際立たせてた。赤星さん(劇団員じゃないけど)の軽やかな動きも安定のクオリティ。竹村さんと岡村さんはお互いの違いを的確に表現してた。

1回目は前の席で迫力を楽しんで、2回目は後ろの席で舞台全体を観て色んな登場人物の色んな表情を見た。席によってかなり観え方が変わる作品。これには照明の見え方が相当違うのも一役買ってると思う。千秋楽は今までと違う上手側から観るので、また見え方が違うんだろうな。楽しみ。

メビウス‐201802-

メビウス‐201802-

リンクスプロデュース

船場サザンシアター(大阪府)

2018/02/16 (金) ~ 2018/02/21 (水)公演終了

満足度★★★★★

3回目のメビウス。前の2回は結構前でストーリーも細かい部分は覚えてない状態で観てきた。

とても素敵な舞台だった。まず冒頭のアンドロイドの描写が素晴らしかった。途中で演技に若干のぎこちなさを感じる瞬間もあったけど、変に笑いに走らず美しいストーリーに真正面からぶつかって行く演出で感情を揺さぶられた。

僕が観た中で、一二を争うメビウスやった。
(て、3回目やん、、、)

劇団壱劇屋10周年記念パーティー

劇団壱劇屋10周年記念パーティー

壱劇屋

門真市民文化会館ルミエールホール・レセプションルーム(大阪府)

2018/01/20 (土) ~ 2018/01/20 (土)公演終了

満足度★★★★★

ただただ単純に面白かった。この劇団の皆さんの顧客を楽しませようとする姿勢が全面に出たイベントやったと思う。
ただ、イベントの性格上、予備知識がないと面白くないと思うし、あんな素敵な作品を作る人たちがこんな下らないことに一生懸命になってるという面白さも満喫できないんじゃないかと思う。

STAR☆JACKS act#011「じんない」

STAR☆JACKS act#011「じんない」

STAR☆JACKS

ABCホール (大阪府)

2017/08/24 (木) ~ 2017/08/28 (月)公演終了

満足度★★★★

ずっと気になっていた劇団ながら初めての観劇。開演前から役者がパンフレットを売りに客席を回って楽しませてくれるのが面白い。かなり出演者が多くて圧巻のシーンが多かった。元気の良いシーンとしんみりするシーンのメリハリがあって引き込まれる感じ。多くの役がダブルキャストだったのに、片方しか見ることができずに残念だった。

鍵泥棒のメソッド

鍵泥棒のメソッド

演劇集団キャラメルボックス

梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府)

2017/03/18 (土) ~ 2017/03/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

本編と新人抜擢ステージの両方を観た。本編が安心して見られるのは当たり前ながら、新人抜擢ステージも素晴らしい出来で、「安くしてもらってすみません」という感じだった。軽快なテンポで畳みかけるように話が展開していくのが気持ちよく、最後のどんでん返しからのエンディングは幸せな気分にさせてくれた。

メガネニカナウ3

メガネニカナウ3

メガネニカナウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2017/12/07 (木) ~ 2017/12/11 (月)公演終了

満足度★★★★

知り合いが出ていたので観に行った舞台。オムニバス形式というのはあまり好きじゃないので、そんなに期待していなかったんですが、それぞれに個性溢れる役者の皆さんがとても素敵な作品を届けてくれたともいます。

新しい生活の提案

新しい生活の提案

壱劇屋

HEP HALL(大阪府)

2017/05/26 (金) ~ 2017/05/31 (水)公演終了

満足度★★★★★

初めて壱劇屋さんに出会った作品。トランプみたいな小道具の使い方が上手いし、場面転換の段取りも素晴らしくてテンポが良かった。
新しい生活の提案を受けてメチャクチャな設定が登場するのが面白い。服を前後ろ反対に着たり醤油が通貨になったり、、、。でも、現状に不満をもってあれこれ妄想するより、今の自分の生活をしっかり生きていくのが大事だなぁと感じさせる作品。家族愛、大事。

憫笑姫 -Binshouki-

憫笑姫 -Binshouki-

壱劇屋

HEP HALL(大阪府)

2017/08/25 (金) ~ 2017/08/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

妹を守るという姉の強い意志。姉を助けるという妹の強い意志。初めて観た回から、セリフがないのに登場人物たちの思いがひしひしと感じられ、涙が止まらなかった。

賊義賊 -Zokugizoku-

賊義賊 -Zokugizoku-

壱劇屋

HEP HALL(大阪府)

2017/09/22 (金) ~ 2017/09/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

コミカルで痛快な展開のお芝居。と言いつつ、信念を守ることの大切さも滲む。最後の畳みかける戦いは壮絶。

心踏音 -Shintouon-

心踏音 -Shintouon-

壱劇屋

HEP HALL(大阪府)

2017/10/27 (金) ~ 2017/10/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

切ない。と同時に温かい。あの方法しか愛情を表現する方法はなかったのかと感じるけど、その受け継がれた思いは一途で美しかったと思う。

戰御史 -Ikusaonsi-

戰御史 -Ikusaonsi-

壱劇屋

HEP HALL(大阪府)

2017/11/24 (金) ~ 2017/11/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

殺陣殺陣殺陣。ずっと殺陣。雨の音と照明がきれいだった。

荒人神 -Arabitokami-【2018年6-7月wordless殺陣芝居シリーズで東名阪ツアー決定!】

荒人神 -Arabitokami-【2018年6-7月wordless殺陣芝居シリーズで東名阪ツアー決定!】

壱劇屋

HEP HALL(大阪府)

2017/12/22 (金) ~ 2017/12/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/12/25 (月) 17:00

座席1階C列13番

2017年春の「新しい生活の提案」で初めて壱劇屋さんの芝居を拝見した際に告知されていた、5ヶ月連続ノンバーバル殺陣芝居という企画に興味を持って5ヶ月通し券を買いました。1回しか観たことのない劇団、一度も観たことのないノンバーバル殺陣芝居でしたが、何か期待させるものがあったんです。

そこから追い続けた「五彩の神楽」はどの作品も期待に違わぬものでした。特に最終章の荒人神はシリーズの最後を飾る総集編的な作品で、出演者も豪華、物語の展開も大胆、最後の幸福感も壮大な作品でした。

これまでの作品で様々な形で主人公と関わってきた作・演出の竹村さんが闇の世界に引き込まれようとするのを、過去4作品の主人公たちが救い出そうとする展開で、4作品を通して観てきた僕にとっては随所に各作品を思い出すポイントがあり、終始、ニヤニヤしながらの観劇でした。また、エンディングには過去作品の主人公に加えて何人かのメインキャストも登場し、皆んなが幸せそうな描写がなされていて、明日への活力・勇気をもらえるようでした。

作品自体も素敵ですが、稽古のあった日には「日報」という動画を毎回アップしたり、Twitterに稽古風景の写真をアップしたり(それも色んな出演者がそれぞれに)、稽古期間中もお客さんを楽しませることを徹底してやっている姿が印象的でした。単に事実だけを流したり、宣伝だけを流したりするのではなく、情報を出しながら楽しませてしまうというのが、劇団の広報として一つの理想形じゃないかとさえ思いました。

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