Pickaroon!【クチコミ待ってます!次回東京公演は10月!】 公演情報 壱劇屋「Pickaroon!【クチコミ待ってます!次回東京公演は10月!】」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    7人の盗賊がメインで「主役」がいないという芝居。確かに誰か1人が何かをするという話ではなかった。敢えて言うなら、共通の想いを持った人たちが協力して大切なものを守る話、かな。

    メインの7人はそれぞれに特徴があって魅力的。隠された一面も話を面白くしてた。陸上兄妹の関係は驚き。(兄の設定が全然別の舞台でKatsuさん(2017年の『賊義賊』に出演)が演じた役の設定に似てて、兄を演じた小林さんがKatsuさんとダブって見えたのは余談)竹村さんの演じてる男虎の設定も最後のシーンに説得力を与えてるし、御歌頭さんの演じてる伊武の設定もうまい。「役者じゃない御歌頭さんに殺陣させるってどうやるん?」と思うてたけど、見事に成立したもんね。紙研の戦い方は壱劇屋得意の人間CGを活用してて面白かった。

    カーテンコールで竹村さんさんが、今までに観てきた芝居でえたヒントを詰め込んだみたいな話をしてはったけど、その中にキャラメルボックスの名前も入ってて嬉しかった。作品を振り返ると、キャラメルボックスが大切にしている「人が人を思いやる気持ち」に通じるものがあるなぁと思うて、これも嬉しかったポイントの一つ。

    今回、wordlessではなく台詞が入ったわけやけど、そのことによって複雑な設定を一言で表せるようになってテンポが良かったと思う。wordlessで必要な殺陣の量を3分の1くらいにしても台詞1つを挟むだけで次のシーンに進めてるところがあった。身体表現も魅力的ではあるけど、やっぱり言葉って強いなと思うた。

    今日は後ろの方で観たけど、日曜には前でも観る予定なので役者の皆さんの表情とか動きとかも楽しみにしたい。(今回はアクションモブの人たちの区別がほとんどつけられなかったしねぇ、、、)

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    2019/07/06 14:14

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