兵卒タナカ
オフィスコットーネ
吉祥寺シアター(東京都)
2024/02/03 (土) ~ 2024/02/14 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
一幕55分、二幕50分、三幕45分。説明文以外の情報を入れずに劇場に来たので、こんな長尺の舞台とは思っていなかったが、休憩を挟んだ構成がよかったのか、あまり長さを感じることなく観ていられた。80年以上前にドイツの劇作家によって書かれたこの作品、現在にも通じる普遍性は理解しつつも、その捻りのなさというか、愚直なストレートさには、少々古めかしさも感じてしまったかも。
谷崎潤一郎『白昼鬼語』
楽園王
サブテレニアン(東京都)
2024/02/01 (木) ~ 2024/02/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
久しぶりに楽園王の舞台を観たが、やっぱりこの劇団らしい面白い作り。ただ、この短編を最初読んだときは、あの谷崎が犯罪小説を?と思ったのに、読み終えたら確かに谷崎らしさがあってそれがなんとも可笑しかったのだが、その点だとちょっと物足りないかも。
「八月のシャハラザード2024」
ネバーランドプロモーション
萬劇場(東京都)
2024/01/24 (水) ~ 2024/01/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
Aチームを拝見。これが今年の観劇初めで期待値が過剰に上がっていたせいか、前半は思いのほか弾まず、後半から盛り返したという印象。それでもラストではええもん観たなあという気持ちにさせてもらった。
十二月八日
青☆組
アトリエ春風舎(東京都)
2023/12/14 (木) ~ 2023/12/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
原作の短編は、主婦の一人称による日記仕立て。それも字面だけ追っていけばあっという間に読み終わってしまうような短さだから、これをどう舞台化するのだろうと思っていたら、原作には登場しない人物を追加してエピソードを割り振ったり、創作のセリフを加えるなどして構成しており、この戦争の行く末を知っている観客からすれば、ドキッとするような箇所も。4年前にここで観た『Butterflies in my stomach』を思い出させるような演出もあり、100年前の遠い世界の話ではなく、地続きの物語になったような印象。
Free Flow Sensation!
One Bill Bandit
中野スタジオあくとれ(東京都)
2023/12/09 (土) ~ 2023/12/10 (日)公演終了
晩餐
タクフェス
サンシャイン劇場(東京都)
2023/12/08 (金) ~ 2023/12/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
実は今日がタクフェス初観劇。入口のお姉さんの荒いモギリ方で半券を少し破られたり、前の席のご常連らしき女性客がニットの上着を背もたれにダランとかけているのが邪魔で仕方なかったりで(開演時には戻していたが当然だ)、観る前に期待が激減していたが、流石に本編はサービスたっぷり。ドタバタの多い前半の出来が今イチに感じたが、これは好みの問題なんだろう。あと、たまにマイクが外れかけてるのかと思うような演者がいたが、これは初日のせいか。
お局ちゃん御用心!!!
片岡自動車工業
駅前劇場(東京都)
2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
片岡自動車工業初観劇。カーテンコール後のアレも含めてサービス満点。無茶苦茶な展開だが、これだけ客を楽しませようという気概に溢れていると観ていて気持ちがいい。初日おひねり公演ということで、些少ではあるが入れさせてもらった。土曜夜のおシャッフル公演も観たくなったけど、当日どうしても外せない予定があって残念。
晴耕雨読
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2023/11/08 (水) ~ 2023/11/12 (日)公演終了
GIRLS TALK TO THE END vol.4
藤原たまえプロデュース
OFF OFFシアター(東京都)
2023/11/01 (水) ~ 2023/11/05 (日)公演終了
明日葉の庭
ことのはbox
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2023/10/19 (木) ~ 2023/10/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
Team葉を拝見。もっとコッテリした人情話を予想していたけど、小品的な味わいの舞台。前日にたまたま漫才協会のサイトを見たばかりなので、下地きく乃さんてピン芸人載ってたかなあと思ったら「うぐいす餅」の人かあ。
ミラクルライフ歌舞伎町
亜細亜の骨
サンモールスタジオ(東京都)
2023/10/20 (金) ~ 2023/10/25 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
戦前・戦後から歌舞伎町の発展に関わってきた台湾華僑の人たちの話を、現代の老人ホームと時制を行き来しながら出演者6人で描く。制作のきっかけになった本の一つだという「台湾人の歌舞伎町」、6〜7年前に出た本だったと思うが、当時気になったまま買い漏らしていたので、探して読んでみよう。
アカシアの雨が降る時
サードステージ
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2023/10/14 (土) ~ 2023/10/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
一昨年の初演は観逃してしまったので、この再演は楽しみにしていたのだが、勝手に期待値を上げてしまったのが悪かったのか、少々物足りない印象。今日の竹下景子の歌を聴いて、これは久野綾希子で聴いてみたかったなあと思ったのは確かだけど、それでもグッときたりするときがあったから、今更ながら歌の力ってのは凄いなと。
明後日のガラパゴス
ホチキス
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2023/10/04 (水) ~ 2023/10/09 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
セットや映像など結構凝った造りだけど、これ見よがしじゃない使い方なのが好感度大。ただ、ウェルメイドないい感じで進みそうな話なのに、今日の舞台はあちこちでタイミングを外したように見え、何だか勿体なかった。
新宿羅生門
舞台新宿羅生門製作委員会
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2023/09/22 (金) ~ 2023/10/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
発売前のゲームを原作とした荒唐無稽な設定のお話。イケメンの男性キャストのみの舞台ということもあり、正直なところ途中のシーンでは、この人は誰と誰なんだっけ?と迷ってしまうときも少なからずあったが、殺陣は見応えたっぷり。刀を抜くときのようなさりげないSEもズレがなく、途中からは無理にストーリーを追わずに、アクションを楽しもうと割り切って観ていた。
ミュージカル ターニングポイント
パン・プランニング
博品館劇場(東京都)
2023/09/21 (木) ~ 2023/09/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
知人に誘われてダイヤチームの回を拝見。休憩込みの2時間15分だが、3つぐらい並行して進むストーリーをもっと整理して、休憩なしで進めた方がよかったような。
「夏の夜の夢」※『夏の夜の夢』はやりません
無限のネコ定理
SOOO dramatic!(東京都)
2023/09/03 (日) ~ 2023/09/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
観客から、場所と状況のアンケートをとり、抽選で選んだそのお題に加え、脚本・演出・音響・美術・衣装・広報といった役割も全て抽選。3時間という限られた時間で、いろいろなプロセスを経て作られる15分ほどの本番までを見せる試み。
正直なところ、もっとダラダラした3時間になるのじゃないかと想像していたが、無理矢理な設定から生まれた第一稿から始まり、どうにかして面白く観てもらえるものにしようとする数々の試行錯誤がとても興味深く、最後まで飽きずに観ていられた。
親の顔が見たい
劇団昴
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2023/08/30 (水) ~ 2023/09/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
タイトルは知ってはいたが、観るのは今日が初めて…というより「いじめ」を題材にした作品と聞いて、嫌な話だったらどうしようとこれまで避けていたのかも。まあ、実際嫌な話ではあったのだけど、それを超えるぐらい凄い舞台で、終演後どっと疲れが。
ロリコンとうさん
NICE STALKER
ザ・スズナリ(東京都)
2023/08/30 (水) ~ 2023/09/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
プロトタイプ公演に続き、本公演を拝見。あまり違いは感じられなかったが、今日の方がすんなり入ってくる印象があったので、それがプロトタイプ公演を経た成果だったのか、それとも一度観ているので、単純にここは注意して観とかなきゃというところをこちらが意識していたせいか。観ていて切なくなるシーンが、初日と今日では違っていたのが自分でも驚き。
ロリコンとうさん
NICE STALKER
ザ・スズナリ(東京都)
2023/08/30 (水) ~ 2023/09/03 (日)公演終了
実演鑑賞
未完成(プロトタイプ)公演と銘打った回。他の回のチケットも確保済みなので、どういう変化があるのかを楽しみにして、とりあえず今日のところは☆を付けずにおきます。
Musical『TRACE U』
Musical『TRACE U』製作委員会
浅草九劇(東京都)
2023/08/04 (金) ~ 2023/09/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
津田英佑・榊原徹士の回を拝見。通常のステージの他、斜め後ろにサブステージがあったり、通路でも演じる変形スタイルの舞台。前方ステージ上手に生バンドが入るが、1階にドラムとベース、2階にギター2本とキーボード。2人の歌唱は上手いものの、ロックテイストは今ひとつの印象。この歌の構成だと、女性キャストの回の方がしっくりきそうな気も。