ベンジャミン2号の観てきた!クチコミ一覧

621-640件 / 681件中
アレルギー/日曜日よりの使者

アレルギー/日曜日よりの使者

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2017/11/02 (木) ~ 2017/11/04 (土)公演終了

満足度★★★★

休憩なしで約80分の2本立て。時計見てないから分からんけど、『アレルギー』の方が短くて25分くらい?特に2本目の『日曜日よりの使者』は見応え充分。日曜からのいしのまき演劇祭での前売りが伸びていないとのこと。どうか現地でもこの芝居が沢山のお客さんに届きますように。

ネタバレBOX

異性に縁のなかった若い男女のぶきっちょな恋を描く『アレルギー』。老人と少年時代の親友との魂の邂逅を描いた『日曜日よりの使者』。あの叫び声にはぐっときた。『日曜日~』の最前列の客には、あることで芝居に参加する仕掛けも。
新~とんびと鷹の捕物帖~『酔いどれムスメとお転婆オヤジ』

新~とんびと鷹の捕物帖~『酔いどれムスメとお転婆オヤジ』

劇団岸野組

俳優座劇場(東京都)

2017/10/28 (土) ~ 2017/11/05 (日)公演終了

満足度★★★★

薔薇座の頃に岸野さんの舞台を何度も観ていたのに、岸野組旗揚げ後はなかなか機会がなくて、こんなに時間が経ってしまった。時代劇なのも、ミュージカル風味を取り入れているところも手馴れたもの。役者さんも達者だし、最後まで楽しめた。個人的にはもうひと回り小さな会場で観たかったような気も。

すみれの花、サカセテ。again

すみれの花、サカセテ。again

羽衣1011

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2017/10/25 (水) ~ 2017/10/29 (日)公演終了

満足度★★★★

12年前に上演した芝居ということで、まあ当然ながら初演時のお2人(の年齢)に合わせて書かれた設定なんだろうなという部分もありましたが、達者な女優さんのやり取りを観てるうちにそんなことも忘れて、最後まで楽しませてもらいました。

THE SPOOKY LAND

THE SPOOKY LAND

劇団ベイビーベイビーベイベー

王子小劇場(東京都)

2017/10/25 (水) ~ 2017/10/29 (日)公演終了

満足度★★★★

TREAT ver初日。冒頭のアレがなかなかカッコよく、そのまま最後まで楽しめました。もう1つのバージョンは配役やエンディングが違うそうですが、誰がどうなっているのか気になります。

ネタバレBOX

チラシもチケットも頑張ってるなあと期待感が高まっていたのですが、受付後に開場まで階段に並ばされるのかなと思ったら、ロビーで待ってていいとのこと。ただ、そのロビーのハロウィン風景がちょっと今イチ。個人的には、開場までの待ち時間の間に、期待感がちょっと削がれてしまいました。物販の問題もあるのでしょうが、あれなら受付開始も30分前でいいから、すぐに客席まで入らせてもらった方がありがたかったなあ。
木立によせて

木立によせて

芸術集団れんこんきすた

新中野ワニズホール ( Waniz Hall )(東京都)

2017/10/19 (木) ~ 2017/10/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい舞台だった。二部構成、休憩含めて2時間40分という時間も全然長くない。ちょっと風邪気味だったし、雨も降ってるしで、出かける前は少々テンション低めだったけど、観てよかった。今年観た舞台の中でこれが一番好きだ。

JOE MEEK

JOE MEEK

ピストンズ

王子小劇場(東京都)

2017/10/18 (水) ~ 2017/10/23 (月)公演終了

満足度★★★★

上演予定時間135分と聞かされたけど、終わってみればそんなに長いと感じなかった。初演時はこの舞台のことを知らなかったので、今回の公演情報を聞いたときはあの(2005年にロンドンで上演された)『Telstar』を翻訳して日本人キャストでやるのかと勘違い。チラシはUKデッカの7インチとスリーブを模した感じ。

ジョー・ミークという人の日本での知名度を考えれば、マニアックなサウンド面での試行錯誤をそんなに舞台に盛り込む必要もないし、別にミーク役をあの髪型(?)で演じようが構わない、楽器などのディテイルに拘る必要もないのかもしれない。はっきりいえば、観客のほとんどはミークが制作した音楽なんてろくに聞いてないだろうし、単に1人の音楽プロデューサーの栄光と没落ストーリーと割り切れば成立する。でも、欲を言えば(キーマン的存在の)バディ・ホリーはもう少し似た人であってほしかった。ミークを演じた役者さんは熱演。あとグレンダ役の女優さんも印象的。

ネタバレBOX

序盤でロックンロールヒストリーの説明的なシーンがあるが、いきなりビル・ヘイリーがあんな小さなボディのセミアコ(Aria Pro II?)で登場するので拍子抜け、そのあとのエルヴィス、チャック・ベリー、ジェリー・リー、エディ・コクランらのエア歌唱もちょっと苦笑。予算のこともあるし、別に楽器をヴィンテージで揃えろなんて言わないけども(それを言い始めたらクラヴィオリン出せということになるし)、小劇場の目の前1~2mで全然違うギターや、ベードラのヘッドにTAMAとか、その辺はもう少し何とかならなかったものかと。

「RGMサウンド」はレコードレーベルではなく、ミークのフルネーム「Robert George Meek」の頭文字から名付けられた、ミークのプライベートスタジオ的な音楽制作会社。場内への入口側をステージにし、上の階にある調整室もレコーディング時のブースに見立てるなど、面白い使い方。

上演前に流していたミークが関わった曲は、ごく初期のものまでにしといた方がよかったような気がするんだけど、これは個人的趣味の問題かな。
ユリディス

ユリディス

劇団Player's World

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2017/10/12 (木) ~ 2017/10/15 (日)公演終了

満足度★★★★

声優事務所所属の俳優さん中心の劇団だそうですが、さすがにいい声の台詞だなあとハッとするような箇所が随所に。オルフェとユリディスの物語は、昔見たコクトーの映画や『黒いオルフェ』『地獄のオルフェ』なんかが頭に残っていて、このアヌイ版を観るときに、その記憶がちょっと邪魔になった感も。

ネタバレBOX

今回たまたま興味をもって拝見したのですが、帰宅してからちょっと気になって1956年の劇団四季版のことを調べたら、ユリディスを演じたのが友人のお母様だったことが分かり、びっくりです。
広井叶の事件簿 / 御手瑠依の日常

広井叶の事件簿 / 御手瑠依の日常

三栄町LIVE

四谷フラワースタジオ(東京都)

2017/10/13 (金) ~ 2017/10/22 (日)公演終了

満足度★★★

Bチーム初日。75分ほどのコンパクトな舞台だが、もう少し緊張感が欲しかったところ。台詞が聞き取りにくくてイラッとする役者さんが何名かいて、そこに絡んだ笑いはほぼ不発だったのが残念。主演陣はなかなか魅力的。

Short Cuts 5

Short Cuts 5

劇団ガソリーナ

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2017/10/11 (水) ~ 2017/10/15 (日)公演終了

満足度★★★★

A公演。7つの短編で好みだったのは、1、5、7か。特に最後の『光の国』は、何だか感動してしまった。

ネタバレBOX

『光の国』、終盤のいいところで、お客さんの無粋な咳込みが続いたのが気の毒だったなあ。
暗闇演劇「イヤホン」

暗闇演劇「イヤホン」

大川興業

ザ・スズナリ(東京都)

2017/10/06 (金) ~ 2017/10/09 (月)公演終了

満足度★★★★

初めてだったので観る前はなんだかドキドキして、「これはまずい、期待しすぎている」と自分を落ち着かせようとしました。そのせいか前半は今ひとつノリきれませんでしたが、中盤から後半にかけての展開は、ぞくぞくさせられました。

イヤホンの中継器と(非常時のための)ペンライトを入場時に渡されるのですが、トイレに立つときとかに、この中継器を床に落とす人(しかも割と平気な顔してる)が結構多くてハラハラしました。アンケート用のボールペンじゃないんだから…。

BLUE ~龍宮ものがたり~

BLUE ~龍宮ものがたり~

teamオムレット

新宿シアターモリエール(東京都)

2017/10/04 (水) ~ 2017/10/09 (月)公演終了

満足度★★★

「浦島太郎」をモチーフにといっても、現代の中で展開させるのかと勝手に想像していたので、あそこまで「龍宮」な展開に、馴染むまでちょっと時間が。女性陣が華やかでよかったです。

ネタバレBOX

最初が東京タワー建設云々と出てくるので'57~'58年として、ラストが現代(?)となると、次郎は60年後にああなったということですか? 仮に20才だったとして80才だし、役者さんの見た目からしても、もう10年ずらしてくれた方がまだ腑に落ちるような。
メビウス‐201709-

メビウス‐201709-

リンクスプロデュース

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2017/09/27 (水) ~ 2017/10/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽日大ラスのBチーム公演を再見。今回、B→C→Bと2チームだけではありましたが、複数のチームを観たことで、小道具の使い方や立ち位置は勿論、演出により解釈が違って見えるシーンもあることも分り、とても興味深かったです。それでも核になっている部分はぶれない。Cチームを観たあとで感じた戯曲そのものの強さを再認識しました(笑いの取り入れ方に関してはCチームの方が好きでしたが)。

初めてのときとは違う角度の席から観たことで、三浦さんや澤井さんがあのシーンではこんな表情をしていたのかとか、そういう発見もあり、終盤でうるうるきた前回とは少し違って、あちこちのシーンが心に刺さりました。今回、東京で公演してくれたことに感謝。千穐楽のお2人に拍手を送れたこと、嬉しく思います。

メビウス‐201709-

メビウス‐201709-

リンクスプロデュース

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2017/09/27 (水) ~ 2017/10/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

9月30日 14:30の回
Cチーム、泥谷将×岡田怜奈版の『メビウス』。チームが違うと変わるもんだなあというのが率直な感想。小道具の使い方も違うし、登場時からアンドロイド然としていたBチームに比べると、Cチームは人間っぽい、でもだんだんアンドロイドに見えてくるというか。

Bチーム版で初めて『メビウス』を観たときに、こんなに笑いどころを入れなくてもいいのではと思ったこともあり、「新喜劇」の匂いがするというCチーム版には、その点で正直なところ不安も感じていたのですが、いい意味で裏切られました。笑いの要素がうるさく感じられず、内容もBチームで観たときよりも分かりやすく感じたほど(まあ、話が分かりやすかったというのは、単に2回目の『メビウス』だったからかもしれないですけど)。

この回がCチームにとっての東京公演初回だったせいか、緊張している様子でしたが、それでもとても面白かった。強い戯曲だと改めて感じました。

無料公演「ギンノキヲク」&介護福祉フェス!

無料公演「ギンノキヲク」&介護福祉フェス!

ラビット番長

あうるすぽっと(東京都)

2017/09/29 (金) ~ 2017/10/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

重いテーマなのに、笑いも涙もあり、そしてテンポがいい。いろんな内容を詰め込みながらも上っ面だけのように見えないのは、やはり実体験に裏打ちされた気配りと、このテーマに対する覚悟が伝わってくるから。

メビウス‐201709-

メビウス‐201709-

リンクスプロデュース

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2017/09/27 (水) ~ 2017/10/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

初めての『メビウス』。三浦求×澤井里依の回。異常な数に膨れ上がっていた「観たい!」に、逆にちょっと不安が走ってしまい、過度な期待はしないようにと言い聞かせて観ましたが、冒頭から、「ああ、これはモノが違う」と緊張感が。とても骨格のしっかりした愛の物語で、ところどころに入るクスグリがむしろ要らないのでは?と思ったぐらい。ビギナーとしては、そこにやけに反応するリピーターさん(?)の笑い声が幾分邪魔に感じられたほど。

終盤になって、周りから聞こえる啜り泣きに逆に冷静になってしまったものの、そういう自分も最後にはうるうると。他の組み合わせも観たいのですが、確実に行けそうな三浦×澤井の回をもう1度観ることにします。

LOVEマシーン2017

LOVEマシーン2017

宇宙論☆講座

ラ・グロット(東京都)

2017/09/22 (金) ~ 2017/09/24 (日)公演終了

満足度★★★

開演前に流れていたBGMのような感じの音楽劇だと正直キツイなあと思っていたのですが、そうではなかったのでひと安心。後半、エピソードによっては少々退屈に思えた箇所もあり、あの椅子で観るのならば、個人的には90分程度に詰めてもらえるとありがたいなあと。

R/C selection

R/C selection

演劇ユニットP-5

中板橋 新生館スタジオ(東京都)

2017/09/21 (木) ~ 2017/09/24 (日)公演終了

満足度★★★★

22日の『Chain』を観てきました。ドカーンという笑いというより、クスクスが続くようなコント集でしたが、女優さんが可愛い人ばかりでちょっとびっくり。最前列でいい目の保養をさせてもらいました。もう1本の『Reason』も観たくなったけど、日程が無理そうで残念。

『ZigZag 〜人生怪盗ノ話〜』

『ZigZag 〜人生怪盗ノ話〜』

劇団コスモル

OFF OFFシアター(東京都)

2017/09/21 (木) ~ 2017/09/25 (月)公演終了

初日鑑賞。初日だからなのか、色んなことをやりながら殆どが空回りという印象。この劇団は初めて観たので、普段はどうなのか分かりませんが、説明文にあった「熱量」も期待していたより淡白。イントロダクションのとこなんて、せめて全員の「熱量」でこちらを圧倒してほしい。

ネタバレBOX

場内に入ると、美ち奴なんかが流れているので、そんな時代設定の話だったっけ?とチラシを見直しましたが、特に具体的に年代などは書かれておらず、セットの窓の作りなどからも昭和初期なのかしらという感じ。ふと横を見ると大きな月が照らされていて、怪盗が出てくる話だそうだから、これはもしや「次郎吉格子」ネタでもやるのかと勝手に想像しちゃったけど、あれは年代的にも流れている歌より10年以上前のサイレントだから、こちらの勇み足でした。

ただ、流れている曲が、杉狂児・美ち奴の「うちの女房にや髭がある」('36)、美ち奴「シャンラン節」('43)、渡辺はま子「支那の夜」('38)、岡晴夫「上海の花売娘」('39)など、1940年前後で揃えてるのかもしれないけど、今ひとつピンとこない選曲だなと思いつつ聞いてたら、'51年の美ち奴「ツーレロ節」(「シャンラン節」と同じ曲だけど歌詞とアレンジが違う別録音)が出てきたり。特に拘ってた訳でもなさそうですね。まあ、この辺の歌謡曲は客入れ時に流れていただけで、本編にはほんの少ししか出てこないですから、どうでもいいじゃんと言われそうですが、始まる前に感じていたこういうモヤモヤを、それこそ冒頭から「熱量」で吹き飛ばしてほしかったのですよ。
AG+

AG+

ぷろじぇくと☆ぷらねっと

nakano f(東京都)

2017/09/14 (木) ~ 2017/09/17 (日)公演終了

満足度★★★★

2階席で観ました。分かりにくいと言えば確かに分かりにくい。でも面白い体験でした。

ネタバレBOX

階下から聞こえる声や音、階段での芝居(これは両階から見えるのでしょうか)、匂いや息づかいなど、変な言い方だけど生身のVRみたいな。
しろつめくさ の、はなかんむり

しろつめくさ の、はなかんむり

teamキーチェーン

シアター711(東京都)

2017/09/14 (木) ~ 2017/09/18 (月)公演終了

満足度★★

初日のソワレ。満席。いろいろな感じ方があるのでしょうが、感受性の悪い私としては、終演後に拍手をせずに済んだことにむしろホッとしました。

ネタバレBOX

ホームレス、支援団体やボランティアの実情、善意、悪意、偽善、無垢等々。観ていて腹立たしくなってくるような人物もあちこちに。作り手がこの舞台で描こうとしていたものは、本当にこの設定でしか表現できなかったのでしょうか。中川えりかさん夕貴羽さんなど、いいなと思える女優さんを観ながら、冒頭から感じた不安がどこかで引っくり返されることを期待していたのですが、結局その印象は変わらずじまいでした。

このページのQRコードです。

拡大