ベンジャミン2号の観てきた!クチコミ一覧

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廃墟

廃墟

ハツビロコウ

シアターシャイン(東京都)

2018/03/13 (火) ~ 2018/03/21 (水)公演終了

満足度★★★★

敗戦の翌年に発表された戯曲とはいえ、劇中の議論の内容は(お花畑的発言でイライラさせてくれる発言者の存在も含め)現代と大差ない。以前ネットで戯曲をざっと眺めただけなので、今回の上演台本がどの程度手が入ってるのか分からないが、とにかく最後まで見入ってしまった。決して好きな話ではないけど…。

亭主学校~ルイ14世に捧ぐ~

亭主学校~ルイ14世に捧ぐ~

劇団 現代古典主義

劇団現代古典主義アトリエ(東京都)

2018/03/12 (月) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★

同時進響劇とはどういうものなのかという、素朴な興味から拝見しましたが、なるほど、こういう風に場を同時展開していくのかと合点がいきました。単に短くするだけなら、究極はコントでしょうが、演劇としてどう成立させるかという試みがとても面白かったです。逆に広いスペースだと、どんなレイアウトでこれをやるのかという興味も。

秘密公表機関

秘密公表機関

劇団あおきりみかん

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/03/16 (金) ~ 2018/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★

何だかよく分からない話だなと思っていたのが、だんだんそういうことなのかと分かってくる。その過程が、スリリングとも違う不可思議な感じで描かれる。説明文は、あれだとちょっとズルい気もするけど。

再生ミセスフィクションズ2

再生ミセスフィクションズ2

Mrs.fictions

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2018/03/15 (木) ~ 2018/03/19 (月)公演終了

満足度★★★★★

初めて観たのですが、予想以上に楽しませてもらいました。特に1本目の「男達だけで踊ろうぜ」に心を鷲掴みにされ、これがあまりに良すぎて2本目の「東京へつれてって」が(これも充分良かったのに)少しかすんでしまったくらい。3本目の「男達だけで踊ろうぜ2」のバカバカしさ、4本目「上手も下手もないけれど」も好きですが、やはり1本目の印象が強烈すぎました。ああ、もう1回観たい。

あの春の約束を歩き出す君のために-2018-

あの春の約束を歩き出す君のために-2018-

東京印

劇場MOMO(東京都)

2018/03/06 (火) ~ 2018/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

東京印さんの舞台は初めて観ました。正直に言えば、既視感のあるようなあらすじやタイトルに、さほど大きな期待をしていなかったのですが、いい意味で裏切られました。客席について、まずセットがいいのに驚きましたし、舞台が始まれば役者さんがみな達者。メインとなるお話は、特に目新しいものではないにせよ、展開が巧みだし、やはり「腕」のある役者・劇団がやると、気持ちのいい舞台になるもんですね。

ネタバレBOX

しいて言えば、開演までのBGMが音量含めてもうひと工夫欲しかったのと、場内の案内係の方(まあ、話し方も含めてなんですが)は、もうちょっと頑張ってもらいたいなあと。
※ここは満足度には含めず。
ロミミ_The W edition_

ロミミ_The W edition_

はちみつシアター

ザ・ポケット(東京都)

2018/03/07 (水) ~ 2018/03/11 (日)公演終了

満足度★★★

初日のステージロイヤル。
終盤のアレはお決まりなのかもしれないけど、初日だからなのか、歌は少々残念な出来。ダンスになると、アラヤンのキレとタイム感が良すぎて、正直彼女ばかり見てしまった。でも賑やかなのはいいよね。

ラストステージ

ラストステージ

A.R.P

小劇場B1(東京都)

2018/03/02 (金) ~ 2018/03/06 (火)公演終了

満足度★★★★★

いやー、面白かったです!
ステージのレイアウトも活きてたし、何も考えずに楽しめました。帰り道、こんなに気分がいいのは久しぶりかも。

ネタバレBOX

はじめの方で美恵子が足で外しかけちゃったステージの側板、その後は釘の頭が少し浮いてたように見えたので、しっかり打っといてね。
The Entertainer ~新しき旗~

The Entertainer ~新しき旗~

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シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2018/03/01 (木) ~ 2018/03/05 (月)公演終了

満足度★★★

「観たい!」コメントでも書いたように、最初チラシの写真の妙な切迫感に惹かれたのですが、観終わってみれば、その第一印象ってまんざら的外れでもなかったのだなと。ちゃんと意味がありましたね。

タイムスリップの前、彼女が誰に(何故)追われているのかが、セリフが聞き取りにくかったこともあって、よく分らなかったです。個人的には、「エンターテイナー」という言葉が、(ヒロインの祖父の言葉や、終盤の展開ではともかく)大安売りみたいに登場人物たちからぽんぽん飛び出すのに、少々違和感も…。

ネタバレBOX

ラストの演出に星一つ追加。
舞台『想咲の結』(そらのむすび)

舞台『想咲の結』(そらのむすび)

ヒエロマネジメント

ウッディシアター中目黒(東京都)

2018/02/20 (火) ~ 2018/02/25 (日)公演終了

満足度★★★★

観る前は、よくあるお涙頂戴的な内容なのかなと思ってました。事実、お話自体は別に目新しい要素があるわけでもなく、序盤からの2人の会話も段々見当がついてくるのですが、とてもフォームよく展開されるので引き込まれました(終盤ちょっと乱れたようにも思いますが)。この内容を最小限のセットで見せてくれたのもよかった。

疫病神

疫病神

ピヨピヨレボリューション

北とぴあ つつじホール(東京都)

2018/02/21 (水) ~ 2018/02/25 (日)公演終了

満足度★★★★

昨年「革命☆☆☆☆☆未来部」を観たときに感じた不満は、芝居パートとセットの貧弱さだったが、今回は(少々鬱陶しい話だなあと思いつつも)その点での不満はない。歌とダンスは迫力充分。時間さえ合えば、もう1回観たいと思ってしまった。

人形の家〜neo TOKIO DOLLS〜

人形の家〜neo TOKIO DOLLS〜

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2018/02/16 (金) ~ 2018/02/25 (日)公演終了

満足度★★★★

お客さんに楽しんで帰ってもらおう、という気概が伝わってくるのがいい。実は少々寝不足気味で観劇することになってしまい、不安だったのだが、煌びやかな女優陣のおかげで目も覚め、休憩を挟んで2時間半という時間も楽しませてもらった。歌と踊りは、上手い人もいれば技量的に今イチの人もいるけど、熱気は感じたよ。

見よ、飛行機の高く飛べるを

見よ、飛行機の高く飛べるを

ことのはbox

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/02/14 (水) ~ 2018/02/18 (日)公演終了

満足度★★★★

前からタイトルはよく目にしていたこの舞台、観るのは今回が初めてでしたが、2時間半という上演時間は長く感じず、やはりよく出来た戯曲だなあと。個人的に興味があった杉坂役の廣瀬響乃もよかったし、女学生たちはみな好演。光島役のはるかぜちゃんも堂々としたものでした。他の方も書いてましたが、夜のシーンが美しく、印象に残りました。

ネタバレBOX

個人的には、「質実剛健」「温順貞淑」といった校訓の書の「字」がしょぼかったのが残念。「温順貞淑」の方は、中村先生がさんずいの跳ね等の形に苦言を呈すというシーンがあるにせよ、明治の学校に掲げられた書としては、いささか安っぽい出来に感じました(大人の押し付けだから?)。
ファミリィゲーム

ファミリィゲーム

劇潜サブマリン

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2018/02/08 (木) ~ 2018/02/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

説明文とチラシのイメージから、何というか、オフビートなコメディなのかなとタカを括ってました。ごめんなさい、凄かったです。こんなに面白く、そして狂気じみたコメディだったとは。最後にアレを絡めたのは好みが分かれそうですが。

ネタバレBOX

開演前に流れていたチャランポランタン、あれってアルバムの曲順変えてました?
富士美町の朝日荘

富士美町の朝日荘

劇団サラリーマンチュウニ

上野ストアハウス(東京都)

2018/02/08 (木) ~ 2018/02/11 (日)公演終了

満足度★★★★

訳あり物件のアパートの一室を舞台にした短編6本のオムニバス。共通した役どころで出てくる人もいれば、別の役で他の話に登場する人も。各話とも作・演出が異なるのと、役者さんもいろいろなので、こちらの好みも分れました。1本目、最初面白そうだったけど残念な仕上がり。でも後半の3本は気に入りました。特に最終話は、始めは今イチかなと思ったのにあんな風になるなんて。

ネタバレBOX

開演前のBGM、串田アキラからミニー・リパートンという、謎の流れが。
「ええ、アイ」

「ええ、アイ」

JOE Company

ザ・ポケット(東京都)

2018/01/17 (水) ~ 2018/02/04 (日)公演終了

満足度★★★★

観た翌日からひどい風邪をひいてしまったので、かなり日が経ってからの感想。途中からこのタイトルはこういうことなのかなと予想がつきながらも、達者な役者さんが多く、楽しく拝見しました。一番可笑しかったのは、ちょっとホンから外れた部分というか、家族のもとへ自分が開発に携わったAIアンドロイドを送り込む娘役の阿澄佳奈さんが、吹きそうになってしまい、すかさず小野寺さんがつっ込んだときのやり取り。この辺の反射神経は、やっぱり梅沢武生劇団で修行していた頃に身につけたものなんでしょう。

カレンダー・ガールズ

カレンダー・ガールズ

劇団テアトル・エコー

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2018/01/12 (金) ~ 2018/01/24 (水)公演終了

満足度★★★★

休憩15分を挟み約2時間35分。セットもいいし、照明や音響などもやはり老舗の劇団だけある。とにかく第一幕が、御姉様方の脱ぎっぷりも含めてめちゃくちゃ面白くて、休憩中に第二幕への期待が過剰になってしまったのか、第二幕は期待をやや下回ったのだけど、それでも観に来てよかった。

ネタバレBOX

開演前に洋楽が流れていて、これ誰だっけ?と思いながら聴いているうちに思い出した。アイルランド出身のグループ、ウエストライフの多分ベスト盤を流してたんだと思う。アメリカではあまり売れなかったが、2000年代を通してヨーロッパでは絶大な人気。劇中では、曲は流れないものの、セリフや小道具で名前が出てくる。2003年の映画版では使われていなかったから、これは2008年に舞台版が上演された際に盛り込まれたんでしょう。
十文字鶴子奮戦記 外伝

十文字鶴子奮戦記 外伝

劇団カンタービレ

ウッディシアター中目黒(東京都)

2018/01/17 (水) ~ 2018/01/21 (日)公演終了

満足度★★★★

舞台横(というより客席横)のサブステージを使っている間に、本ステージのセット転換が行われて、最初はその早さに凄いなと感心しつつ観てたのですが、それが頻繁すぎて、後半になると(裏の御苦労を考えると申し訳ないのですが)「またかよ」と自分の心の声が。

斉藤こず恵さんが麗子役として出てくる本シリーズの方を観たことがないので、現在のラーメン屋のシーンでは、御馴染みの登場人物のお約束的なギャグとかがあったのかもしれませんが、今回の番外編の中だとどうも今ひとつ。'82年のシーンでの彼女たちのやり取りの方が、活き活きとしていて可愛らしかったです(特攻服姿もね)。

ネタバレBOX

'82年のシーンは初夏なのかなと思ったのですが(夏云々というセリフがあったような…)、劇中で使われた既成曲は、'81年から'82年発売のもの。'82年の曲には確か7月発売のものもあったけど、まあギリギリかも。

ただ、開演前に流れた曲には、'82年秋発売のものも含まれてたので(そのうち1曲はむしろ翌年のヒット曲)、劇中の'82年のシーンに合わせた予告編的選曲とするならミスだろうと思うのですが、現在の彼女たちが思い出す「あの頃」のイメージということならばセーフかなと。
らん

らん

秦組

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2018/01/17 (水) ~ 2018/01/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

不勉強ながら、秦建日子氏のことは2016年の監督作『クハナ!』を観たときにパンフレットを読むまで、ずっと女性の脚本家だと思っていたし、本作を観るまで、つかこうへいに師事していたことも知らなかった。もっと言うなら、観劇から離れている時間が長かったので、「秦組」として舞台をやっていることすら今回初めて知ったのだが。開演前に秦氏が出てきて、つか氏への謝辞(本作の初演時につか氏が亡くなった)を含めた挨拶をしたが、本編を観ていて、ああ成程と思うシーンが多かった。

下手寄りの5~6席分を中央通路までつぶして花道を作ったセットも効果的。音楽は3人の生演奏。殺陣もたっぷり。「らん」はどこかで見たような顔と思ったら、映画『クハナ!』で主役の小学6年生をやっていた子だったが、現在14歳。当然、映画の頃より背も伸びていたけど、手足が細くて「強さ」があまり出ず、アクションシーンはこの子の出番になるとややトーンダウンしたのは否めない。ただ、それに目を瞑りたくなるくらい、舞台としての満足度があった。

あなたのこと、わたしとのこと

あなたのこと、わたしとのこと

TCU Creative

at THEATRE(東京都)

2018/01/13 (土) ~ 2018/01/14 (日)公演終了

満足度★★★

映像を使ったシーンとか面白いなと思ったものの、男1と男2の区別がちょっと分かりにくいというか、入場時にいただいた台本をあとで読んだとき、あれ?このシーンはこっちの男だったの?と思ったところが。結構音楽の比重が大きいというか、音楽に寄りかかりすぎの印象も。開演前の案内では上演時間(当初出ていた60分ではなく)40分とのことでしたが、確かにその分、台本の台詞が線で消されてました。

ラブコール

ラブコール

rf

あさくさ劇亭(東京都)

2018/01/13 (土) ~ 2018/01/14 (日)公演終了

お話の舞台である、2050年の服装や設備に見えるかとか、時間ものとしての設定の疑問点などはこの際置いとくとして、やはりネックとなっていたのは、4人の子たちの診断をする研究員を演じた役者さんの芝居でしょう。少なくとも途中まではこの話、4人+影の声みたいな構成で充分成立させられるのでは?と思ったくらいイライラさせられたのですが、話が進むにつれ、この人は「役」として必要なことが分かってくる。うーん、なんだか勿体ない…。

ネタバレBOX

案内に靴を脱いであがる会場だとあったので、それは理解していたのですけど、1階が客席だったので、開演直前まで入口を開けっ放しにされると、なまじ開場直後から入っただけに、足元が冷えきってしまいました(まあ、冷気があたりやすい席だったこともありますが)。たまたまその前の回の受付時間頃に前を通ったときには、ちゃんとテーブルを外に出して受付の方が座っているのを見ていただけに、何故今回は受付を中に置いたのかと、開演までの間にどんどん舞台への期待感が冷えていきました。

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