ベンジャミン2号の観てきた!クチコミ一覧

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第30回池袋演劇祭参加作品『ギンノベースボール』

第30回池袋演劇祭参加作品『ギンノベースボール』

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2018/09/20 (木) ~ 2018/09/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

古希野球というものがあることを知りませんでした。老いや介護や家族の問題が絡んできますが、ごく自然且つ身につまされるエピソード、とても説得力のある描写でありながら、どこかに希望の光(Silver Liningですね)を見出だそうとしているのが、この劇団ならでは。

野がも

野がも

アマヤドリ

王子小劇場(東京都)

2018/09/20 (木) ~ 2018/10/01 (月)公演終了

満足度★★★★

イプセンの戯曲は読んでないし、他の劇団の公演も観たことがなかったので、上演時間170分と聞いてビビりましたが、何だかヤな話だなと思いつつも、妙な緊張感があって最後まで。重い、(あいつが)ウザい、しんどいけど、逆の方の客席からもう1回観たい。

ネタバレBOX

あの銃は、このお話にはちょっと合わないタイプのような気が...。
二階から目薬

二階から目薬

劇団東京ドラマハウス

シアター風姿花伝(東京都)

2018/09/20 (木) ~ 2018/09/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

やけに出来の良い火サスとか土曜ワイドを見たときのようなというか、今日の録ってて良かったー!みたいな仕上がり。このチラシの絵、何なんだろうと思ったら、そういうことだったのですね。ちなみにフラスコチームの千穐楽でした。

ネタバレBOX

ベンゼン環みたいなアレ、よかったです。終演後の挨拶で、◯◯◯の解釈は観客の想像に委ねる云々とかありましたが、アンケートであの意味は?とかが多かったのでしょうか。そんなことわざわざ言わなくてもいいのにと思っちゃいました...。
おとながたり

おとながたり

ハグハグ共和国

劇場MOMO(東京都)

2018/09/20 (木) ~ 2018/09/24 (月)公演終了

満足度★★★

時の館ならぬ土岐の館で見せられる、昭和32年の物語。正直なところ、「現在」のパートにあまりノレなかったので、あの時代の方でこんなにちゃんと芝居を見せられるとは思わず、もっとこちらのお話に時間をとってくれてもいいのに、いっそこの時代だけで作り込んでも成立させられるのでは...などと勝手なことを思いながら見てました。ハグハグ共和国さんは、かなり前から名前を知っていたのにこれが初観劇。いい役者さん多いのね。

ネタバレBOX

それでもこの☆なのは、例えばキャメロンの『タイタニック』を観たときに、こんなちゃんと作れるんなら『アビス』みたいな要素入れずにストレートにやりゃいいのに、と思ったような気持ち(おそらく私だけなんでしょうが)に近いのだろうということで、見逃してくださいませ。
晩餐ヒロックス 7th Stage「ダイコウシン」

晩餐ヒロックス 7th Stage「ダイコウシン」

晩餐ヒロックス

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/09/20 (木) ~ 2018/09/24 (月)公演終了

満足度★★★★

初めての劇団さんでしたが、意外に(と言っては失礼ですが)硬派な部分が見え隠れして面白い100分。あのダンスも効果的。ただ、タイトルシーンの映像というか、クレジットはあの照明だとよく分からなくて残念。

ネタバレBOX

客入れのBGMにサッチモが使われていて(曲順からみてベスト盤かな?)、これは本編のどこかであの曲でも使おうという伏線なのかと少々不安でしたが、そんな安直なことにはならず一安心。
翼をください、を歌いたくなった日

翼をください、を歌いたくなった日

ジ~パンズ

シアター711(東京都)

2018/09/20 (木) ~ 2018/09/24 (月)公演終了

満足度★★★★

中に入ると大好きなフリートウッズが流れていて、開演までの間(トイレに行ったりしたから全部じゃないですが)、50年代半ばから'63年ぐらいまでの曲だったかな、たまに渋めの曲も入ったりして、舞台のセットがなかなかいいなあとか思いつつ、外が雨だったことも忘れるひと時でした。

舞台の内容は、このBGMの雰囲気とはちょっとずれますが、いかにもありそうな職場の男女関係をいい感じで(こじらせつつ)見せてくれて楽しかった。時間は約80分。

ネタバレBOX

異物として登場するキャラクター、特にリーダーの「彼女」の方は、ウザさと(男女問題に関しての)勘の鋭さとアドバイスの的確さ、最後にいきなりアレを歌うチョイスとか、この子はこれまでどういう風に…とか考えている間に80分過ぎてしまって、ちょっと悶々。

開演までのBGM。思い出せるものだとフリートウッズのあとは、コーデッツやケティ・レスター、スキーターにバディ・ホリー、ファッツ・ドミノ、ジョニー・ティロットソンは日本ではちょっと地味めな曲だったり。サム・クックの曲は多分イギリスのクレイグ・ダグラスがカヴァーしたやつだし、ビートルズもダコタスがカヴァーした方で、USとUK入り混じりの選曲。何曲か聞き漏らしてると思うけど、こういうのって毎回やってるのかしらと思いながら、面白がって聞いておりました。
明日ー1945年8月8日・長崎ー(2018年@シアターKASSAI )

明日ー1945年8月8日・長崎ー(2018年@シアターKASSAI )

演劇企画イロトリドリノハナ

シアターKASSAI(東京都)

2018/09/19 (水) ~ 2018/09/24 (月)公演終了

満足度★★★★

この題材に真摯に向き合っているのが感じとれたし、劇中の彼らの明日がどうなるのかが分かっているだけに、セリフで「また」とか「あした」「あさって」といった言葉が(当たり前のように)出る度、切なくなった。初日だからか、全体に固かったように思うが、回を重ねての伸びしろに期待。

もしもティアラがなくても

もしもティアラがなくても

演劇ユニットちょもらんま

北池袋 新生館シアター(東京都)

2018/09/14 (金) ~ 2018/09/17 (月)公演終了

満足度★★★

死神による人生やり直しパターンは、かき回し役のキャラ次第で笑いにもなれば、ただくどいだけの展開にもなったりですが、この芝居ではあまり笑いの方に機能していなかったのが残念。それでも終盤にはほんわかとした気分になれたのでよかった。でも客入れ時のBGMは選曲もろもろ不満あり(☆には加味しませんでしたが)。

ネタバレBOX

以下は本編とはまったく関係ない愚痴です。
ほぼ開場時に席につくと、流れていたのは伊藤つかさ。続いて柏原芳恵、鹿取洋子と続き、これは'80年~'81年曲でまとめてるのかな、ヒロインはその頃にデビューしたアイドルという設定なのかしらと思っていたら、河合奈保子の'82年曲で「あれ?」となり、石野真子の'78年デビュー曲、'81年の松本伊代に戻ったと思えば、松本ちえこの'76年曲、'78年の天馬ルミ子のデビュー曲、'77年の高田みづえ、'79年の倉田まり子で、'81年の石川ひとみ…。劇中で出てくるカヴァー云々という訳でもなし、80年代アイドルという拘りでもないし、舞台の内容とは関係なく単に好きなアイドル歌謡を流しただけなの?と、意図が見えかねる選曲で残念。

この芝居のヒロインは約30年前デビューという設定なので、今から言えば'88年前後。別に劇中の「現在」が今年だと提示されていた訳でもないので、30年前の曲で揃えろとごり押しする気などないですが、あの辺は特にアイドル冬の時代といった年代でもなかったし、少なくとも劇中で歌われた楽曲は、80年代初期に出たアイドルのシングル曲であるとするには少々無理がある曲調。せめて80年代後半曲でまとめた方が今回の舞台への誘導BGMとしては自然だったのではないかと。
キラメキ ~私はトビウオ、あなたは太陽~

キラメキ ~私はトビウオ、あなたは太陽~

舞台「キラメキ」東京公演実行委員会

犀の穴(東京都)

2018/09/13 (木) ~ 2018/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

初日を拝見。
会場の反響の関係か音響の問題なのか、冒頭のシンクロダンス時のセリフが聞き取り難かったけど、これは初日ということもあったのかも。でも☆をオマケしたくなるような気持ちのいい舞台だった。

ネタバレBOX

まさか自分が小6の頃のあの曲がこんなにフィーチャーされるなんて知らなかったから、観ているうちに、別にコーチが語るあの頃の彼女たちが自分と同年代なはずもないのに、妙な共感を持って見つめてしまい、何ヵ所かうるうる。しかし小劇場でトニー・バロウズの歌声を大音量で聞く日が来ようとは。
カンフル ~Sir Arthur  Conan Doyle~&~Baker Street Irregulars~

カンフル ~Sir Arthur Conan Doyle~&~Baker Street Irregulars~

Project S.H

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2018/09/12 (水) ~ 2018/09/17 (月)公演終了

満足度★★★

初日。『~Sir Arthur Conan Doyle~』を鑑賞。
途中から、椅子をギシギシいわせて倒れそうになるほどぐらぐらと揺れながら眠りについているという、なかなかお目にかかれないような御仁がいらして、舞台に集中しにくかったのは確かですが…。

ネタバレBOX

滝に落ちたホームズとモリアーティ、記憶の谷に落ちたコナン・ドイル。初日だからでしょうか、この3人の芝居が少々物足りなかったです。
白紙の目次

白紙の目次

劇団時間制作

テアトルBONBON(東京都)

2018/09/05 (水) ~ 2018/09/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

時間制作さんの舞台はこれが初めて。あらすじを読んで、苦手な話かもと不安がありましたが、最後まで見入ってしまいました。決して好きなタイプの話じゃないはずなのに。あの作家さんには途中までイライラさせられましたが。

OPTIMISM

OPTIMISM

アブラクサス

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2018/09/05 (水) ~ 2018/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしかった。セットがやや不自由さを感じさせたようにも思うが、雷の後の一景などとても美しい。ヘレン役はもちろん、他の役者さんもみな良かった。

「イッツ・ア・クローズドワールド」

「イッツ・ア・クローズドワールド」

楽園王

OFF OFFシアター(東京都)

2018/09/06 (木) ~ 2018/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★

説明文にあったように不可思議な舞台で、変な言い方ですが気合を入れてないとうつらうつらしかねないというか。別に寝不足だった訳じゃないのに、妙な感覚でした。歌の使い方があまり好みじゃなかったかな。

ゼンイとギゼンの間で呼吸する世界。

ゼンイとギゼンの間で呼吸する世界。

神保町花月

神保町花月(東京都)

2018/08/31 (金) ~ 2018/09/02 (日)公演終了

満足度★★★

タイトルシーンはおっと思ったものの、それからの展開は少々物足りなく、2時間が長いと感じたのは事実。役者さんと芸人さんがほぼ半々。最近の芸人さん事情に疎いので、誰が芸人さんなのか知らずに観てましたが、一番目を引いたのは姉役を演じた山田愛美という人で、この人は女性コンビの芸人さんでした。

恋も知らないで

恋も知らないで

HitoYasuMi

シアター711(東京都)

2018/08/29 (水) ~ 2018/09/02 (日)公演終了

満足度★★★★

ちょっとシリアスというか闇を抱えた人も出てきますが、笑いどころも多かったし、皆さん達者だし、とても楽しかった。つい、稽古場フォトブックも購入。

ネタバレBOX

あの試薬容器が今イチそれっぽく見えなかったけど、まあ試薬メーカーはいろいろあるから。それよりこぼれた○薬を掃くときは湿らすか何かしないと吸引の二次被害を起こしそうで、(分かってはいても)ハラハラしながらあのシーンを見てました。
路地裏の優しい猫

路地裏の優しい猫

“STRAYDOG”

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2018/08/29 (水) ~ 2018/09/02 (日)公演終了

満足度★★★★

初日、Aチームを鑑賞。
客席につくと、まだ舞台上は薄暗いけどセットがとてもいい出来なのが分かる。ボクシングが出てくる話ということなので、試合のシーンをどうするのだろうと思っていたら、照明をうまく使った演出で感心。始まりのメキシコ五輪以外は、特に昭和○○年といった表示や台詞は出てこないが、五輪後にエイジが結婚してハルコが産まれ、そのハルコが中学生として出てくるのだから、だいたい15、6年ぐらいのスパンの話か。実在の人物(エイジ)をモデルにしたとはいえ、お話自体は漫画のように少々ベタな展開で、それを中和するかのような猫の世界が合間に入ってくる。熱気に溢れているが、むしろ「小品」と呼んだ方が相応しいのではないかと思える愛すべき作品。

ネタバレBOX

今回初めて観たが、冒頭でいきなり猫がガーシュインを歌い始めたのには意表をつかれた。それもなかなかうまいのだが、そういう芝居だという予備知識がなかったので動揺してしまい、馴染むまでに少々時間がかかったのも事実。ハルコのワンツーの動きはキレがあっていいし、ヒロコさんの佇まいもとてもよかった。あと、カズエのお父さんのシーンがとても効いていた。
アントニオは死んだ

アントニオは死んだ

薬味一味

キーノートシアター(東京都)

2018/08/24 (金) ~ 2018/08/26 (日)公演終了

満足度★★★

個人的には、アントニオこと安藤くんがややチャーミングさに欠けるキャラクターで、あまり好きになれなかったかな。あんなに何でもかんでもセリフで説明しなくてもいいような気が。大家さん、よかったです。

おくやみ(仮)

おくやみ(仮)

京央惨事

東中野バニラスタジオ(Vanilla Studio)(東京都)

2018/08/24 (金) ~ 2018/08/26 (日)公演終了

満足度★★★★

女性3人による、ある部屋での会話劇。丸く囲んだエリアを2方から挟むように客席。60分の小品(?)だけど、女優さんが3人とも凄く良かった。

二代目なっちゃんの愛人。

二代目なっちゃんの愛人。

なかないで、毒きのこちゃん

OFF OFFシアター(東京都)

2018/08/21 (火) ~ 2018/08/30 (木)公演終了

満足度★★★

公演終了後まで内容に触れないという同意書なるものを提出したので、とりあえずそういうことで。☆はあとで変えるかもしれないけれど。

雪華、一片に舞う

雪華、一片に舞う

Dangerous Box

上野ストアハウス(東京都)

2018/08/16 (木) ~ 2018/08/21 (火)公演終了

満足度★★★★★

木暮一片という探偵のシリーズ第三弾なんだそうだが、何せこの劇団の舞台は今日が初めてなので、旧作との関連性などは全く分からない。客席までフルに使って、とにかく登場人物たちが早口でまくし立てるのだが、セリフも聞き取れて且つうるさい。うるさいのに、うまく言えないんだけど、ただ騒がしくて何を言ってるのか分からない舞台とは明らかに違う。そして、何が起こっているのかも、観ている自分は多分理解できておらず(あらすじを説明できない)、ただただ圧倒されている。

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