純愛協想曲
劇団ヨロタミ
萬劇場(東京都)
2019/09/26 (木) ~ 2019/09/30 (月)公演終了
満足度★★★★
ヨロタミ初観劇。ややぎこちない仕上がりの人情喜劇でしたが、工務店事務所奥の備品類、居間の奥の台所など、席によっては見切れてしまいそうなところまでちゃんと気を配って作られているのに感心。
三十と十五の私
神保町花月
神保町花月(東京都)
2019/09/26 (木) ~ 2019/09/30 (月)公演終了
満足度★★★★
作年末の公演を観てお気に入り劇団の一つになった張ち切れパンダとよしもとのコラボ。最近の芸人さん事情にはとんと疎いので、2人くらいしか分からなかったが、違和感なくこの芝居に嵌まってたように思う。
国粋主義者のための戦争寓話
ハツビロコウ
小劇場 楽園(東京都)
2019/09/24 (火) ~ 2019/09/29 (日)公演終了
満足度★★★★
恐ろしく緊張感に満ち、且つ面白い2時間。いったい最後はどうなるのかという期待感が高まりすぎたのか、終盤30分ほどはややその期待を下回ってしまったのだが、そこまでは、これは今年1番かもなあと思いながら観てた。
スリーアウト〜サヨナラ篇〜
ドルミ
新宿シアターモリエール(東京都)
2019/09/14 (土) ~ 2019/09/29 (日)公演終了
満足度★★
Cチーム公演をチケプレで拝見。公式サイトを見ても今回の公演情報が掲載されてないし、チラシ画像も見当たらない。脚本はこの「スリーアウト」のシリーズを書いてる人なんだろうと思うが、当パンやチラシが配られることもなく、貼り出されている各チームのキャスト表には、キャスト名しか載っていないので、演出は誰なのか分からずじまい。さすがにパンフレットには掲載されてるだろうけど、終演後に買って確認したくなるほどの気持ちにはなれず…。
ラッキーガール、ノッキングループ
ソラカメ
中野スタジオあくとれ(東京都)
2019/09/21 (土) ~ 2019/09/29 (日)公演終了
満足度★★★★
チラシやサイトにも特にあらすじらしいものはなく、写真のイメージから勝手に「自転キン」みたいなものを想像していたのだが、40分前の開場時からステージ前で長々と続く世間話的なトークは、物販説明のパートはともかく、初めて観に来た自分にとってはあまり面白みのない、少々苦行とも言える時間。
この分じゃ本編も期待薄かなと思っていたら、豈図らんやなんて言葉を使いたくなるほど面白い舞台で、同級生7人とある男の群像劇とでもいうのか。小学校の同級生の女子7人が、中学、高校、その後と関係性が変化していく描き方も鮮やかだし、7人のキャラクター分けもいい。情報量も絶妙。お話としては個人的には苦手な部類というか、イヤな話なのに、観ている間は目が離せなかった。
君恋し
劇団昴
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2019/09/19 (木) ~ 2019/09/26 (木)公演終了
満足度★★★★
二村は昭和23年に亡くなるが、初日を前にした芝居小屋の様子が、まだ暑さの残る時期であることと、後半の展開からすると、本作の舞台は昭和22年から翌年にかけてというところか。装置、音響など、さすがにいい出来だったが、二村の歌唱シーンはやはり物足りない。二村定一の歌に思い入れがあるかないかで印象は変わるだろうし、物真似すりゃいいってものではないのだけれど、どうしてもそこで現実に引き戻されてしまった。
さるみ、一人舞台 はじめます。
猿美企画
Route Theater/ルートシアター(東京都)
2019/09/21 (土) ~ 2019/09/22 (日)公演終了
当パンのPLAY LISTによれば、MOSQUITO~ワタシダ サイコ 35才~翼をください~『一人舞台』~MOSQUITO、という構成。『一人舞台』は、ストリンドベリの短い女性二人芝居(ただし1人が一方的に喋って、もう1人はセリフなし)を一人で演じるというもの。企画としては、この『一人舞台』から始まったのかもしれないが、初日の今日はこのパートが空回りしていた感が。
八月のモンスター
甲斐ファクトリー
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2019/09/19 (木) ~ 2019/09/23 (月)公演終了
満足度★★★★
甲斐ファクトリー初観劇。説明文を読んで重苦しい絶叫芝居だったらどうしようと警戒し、つい最前列を避けてしまったのだが、むしろ「小品」的な肌合いの作品に思えた。自己啓発セミナーの講師役・伊藤順さんが抜群の安定感で舞台の芯になっていたが、安藤紫緒と奥井まゆ、このお二人も印象的。
わたしは…
ソラミミ
北池袋 新生館シアター(東京都)
2019/09/13 (金) ~ 2019/09/16 (月)公演終了
満足度★★★
初日を拝見。登場人物3人のほか、ステージ奥にキーボード、ギターの男女ユニットが生演奏で歌と劇伴。途中から、芝居と劇伴の一体感というよりは、演者の芝居が劇伴のタイムにより過ぎているように感じて、(回を重ねると変わっていくようにも思えたが)今日はそこに物足りなさが。
暴力先輩
NICE STALKER
ザ・スズナリ(東京都)
2019/09/11 (水) ~ 2019/09/16 (月)公演終了
満足度★★★★
STORYに書かれていたのとは何だか違ってない?と思いつつ観てたけど、あれよあれよの展開で、気が付いたら130分が過ぎていた。何を書いてもネタバレっぽくなりそうなのでこの辺で。
トリスケリオンの靴音
エヌオーフォー No.4
赤坂RED/THEATER(東京都)
2019/09/04 (水) ~ 2019/09/16 (月)公演終了
満足度★★★
よく出来たセットに、上手く作られた脚本。小説ならば短編のようなお話。役者さんだって悪くないんだけど、中盤までどうも物足りない。笑えるとかじゃなく、もっともっと面白くなりそうなのに。☆3と☆4の間ぐらいの印象。
EVKK9月公演『売り言葉』
エレベーター企画/EVKK
北池袋 新生館シアター(東京都)
2019/09/05 (木) ~ 2019/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
「売り言葉」を観るのは初めてだし、「智恵子抄」は遥か昔に斜め読みしただけだったので、先日再読してから今日の一人芝居版へ。いや、すごいもんだなと思いましたよ。戯曲の良さもさることながら、後半、澤井さんの智恵子の精神が研ぎ澄まされてというか、磨り減っていくのに、それでもどんどん綺麗に見えてきて。
中年の歩み『紅白』
第0楽章
SPACE EDGE(東京都)
2019/09/07 (土) ~ 2019/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★
チラシにある「毒父の介護から全力で逃げたい、地味な男女の合戦と愛の一夜」。確かにそういう展開なのだが、やけにリアルで、観ながらだんだん息苦しくなってくるような。
人生のおまけ~Collateral Beauty~
演劇企画イロトリドリノハナ
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2019/09/05 (木) ~ 2019/09/09 (月)公演終了
満足度★★★★
開演前の薄暗い中でもセットがいい出来だというのは分かったが、当パンで配役を見ていて、この登場人物たちをこの室内でどう展開させるのかなと思っていたら、セットがああいう風になるとは。とはいえ、今日観た回はなんだかやり取りがぎくしゃくしていた感も。うまく噛み合えばもっと面白くなりそうなのに。
歌姫
ことのはbox
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2019/09/05 (木) ~ 2019/09/08 (日)公演終了
ドリーマーズ
劇団YAKAN
高田馬場ラビネスト(東京都)
2019/08/30 (金) ~ 2019/09/01 (日)公演終了
満足度★★★
タイトル部分とか序盤の映像の使い方は面白かったけど、1人毎にいちいち入ると段々煩くも感じたり。パピコはまだしも漫画家さんのところは正直ダレたが(千穐楽サービスでかなり脱線したせいもある)、終盤の展開には、あのダラダラ感が逆に効果をあげていたともいえる。ただ個人的にあの映像の字は、あまり「楽一」っぽい字じゃないなあと思ってしまった。
夏休みの友たち
ハグハグ共和国
萬劇場(東京都)
2019/08/28 (水) ~ 2019/09/01 (日)公演終了
満足度★★★★
ハグハグさんは多分これが2回目で、名前と顔が一致する役者さんもまだいない状態。登場人物が多いけど、ダンスも効果的に入り、予想よりもずっと楽しめた。
夢拾夜
20's
高円寺k'sスタジオ(東京都)
2019/08/30 (金) ~ 2019/09/01 (日)公演終了
満足度★★★★
観劇を前に、先日久々に『夢十夜』を再読。当日パンフレットに、構成にあたってここは第◯夜をモチーフに云々と説明があるのも嬉しい。冒頭の出来が気に入って期待が高まったが、それ以降は好きなナンバーもあれば、それほどでもないものもあったり。ナツメと(鏡子ならぬ)今日子、この2人の歌はそれぞれ良かったが、4人、5人のアンサンブルになった時に、うるさく感じる歌唱の人がいてそこがちょっと残念(席の位置のせいかしら?)。
ENDLESS-挑戦!
劇団銅鑼
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2019/08/27 (火) ~ 2019/09/01 (日)公演終了
TOKYOせんちめんたるジャーニー
劇団アルファー
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2019/08/27 (火) ~ 2019/09/01 (日)公演終了
満足度★★★
初日を拝見。休憩10分を挟み約160分。初日の緊張なのか、第一部の前半は、全てが噛み合わずと言うと大袈裟かもしれないが、観ているこちらがハラハラ。楽器が登場してからは、生音の効果で持ち直すが、転換はもう少しスムーズであってほしいところ。