「BELIEVE」「おせっかいな乗客」
CAPTAIN CHIMPANZEE
都電荒川線(東京都)
2018/06/23 (土) ~ 2018/06/30 (土)公演終了
さなぎになりたい子どもたち
演劇集団 Ring-Bong
座・高円寺1(東京都)
2023/01/18 (水) ~ 2023/01/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ヤングケアラーやシングルマザーといった現代的な重たいテーマを、暗くなりすぎずに深く考えさせてくれた
子どもにとっての自分の人生ってなんだろう⁉️
今年最初の舞台は最高の滑り出し
キャストはベテラン勢が多くさすがという感じ
ほとんどは中学校の保健室に使われるセットも、上手く回り舞台にして効果的に舞台転換していた
一応ハッピーエンドで重たいテーマも暗くならずに劇場を後にできた
ちゅうにうく!
演劇ユニット ハラカラ
シアターバビロンの流れのほとりにて(東京都)
2018/10/31 (水) ~ 2018/11/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
若者達が自分達だけで等身大のことを全力でできる限りやろうとする姿勢に好感が持てた
キャストは全力投球だったし、装置、照明、音響がよく出来ていた
箱を使った演出が効果的で、瓦礫から這い出すシーンでの使い方は秀逸だった
プロットも意図が明快でわかりやすかった
Mad Journey
@emotion
ブディストホール(東京都)
2018/07/01 (日) ~ 2018/07/08 (日)公演終了
慕情の部屋 2018
スポンジ
駅前劇場(東京都)
2018/07/11 (水) ~ 2018/07/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
「藪の中」のまさに息つく暇もない展開で最後まで一気に観ることができた
演者の表情も素晴らしかったが、場面転換の上手さ、ノイズも含めた音響と照明に感心した
プロポーズ難民
ピヨピヨレボリューション
吉祥寺シアター(東京都)
2018/07/13 (金) ~ 2018/07/22 (日)公演終了
【東京公演】劇団壱劇屋「独鬼〜hitorioni〜」
壱劇屋
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2018/07/12 (木) ~ 2018/07/17 (火)公演終了
第一部『1961年:夜に昇る太陽』 第二部『1986年:メビウスの輪』 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』
DULL-COLORED POP
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2019/08/08 (木) ~ 2019/08/28 (水)公演終了
満足度★★★★★
原発問題を真っ向から扱っているのだが、その描き方はひとりの人間の強いられた(?)変節を通じてだ
それゆえかえって恐ろしく哀れでもある
「家族の一員」である「死せる」愛犬を狂言回しとしたところに妙味があった
モモの百花亜希好演
今日心に残ったその台詞「人間は手に負えないことをする」
R.C.サクセションの「サマータイム・ブルース」による変化も意表を突かれた
観客の意識は高いと推察したが、トークディスカッションに残った比率は驚くほどで、その人たちの意識レベルはさらに高かった
燃えあがる荒野
ピープルシアター
シアターX(東京都)
2017/10/18 (水) ~ 2017/10/24 (火)公演終了
満足度★★★★★
揺れ動く時代の奔流の中で満州国を舞台に繰り広げられる外交官、元馬賊、軍人、学生の敷島四兄弟を巡る話であの頃の日本の有り様、今日における意義について考えさせられた
奥行きのある広い舞台をうまく使い、重なるように登場する2組をライティングで分けて進行させるテンポの早い舞台回しが印象に残った
となりの事件
シアターノーチラス
OFF OFFシアター(東京都)
2018/10/10 (水) ~ 2018/10/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
音楽はオープニングとエンディングだけ、照明も途中でスポットが加わっただけの余分なものがないギリギリの中での好演、途切れず飽きさせない舞台展開だった
始まりと終わりを含め椅子の移動による転換も見事
みちるの舞台回し含め母娘役好演
想稿 銀河鉄道の夜
ことのはbox
新宿シアターモリエール(東京都)
2018/10/10 (水) ~ 2018/10/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
舞台美術、照明により創り出される美しい世界
音響も素晴らしかった
台詞まで原作に忠実でありながら、随所にコメディ、歌と踊りを散らばめたミュージカル的舞台
ジョバンニ役の春名風花、表情含め素晴らしい演技
想咲の結〜そらのむすび〜
ZERO BEAT.
コフレリオ 新宿シアター(東京都)
2018/10/23 (火) ~ 2018/10/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
劇場の都合による初日前日の急遽の会場変更への対応は見事で、そのようなハンディを跳ねのける舞台だった
全体的にメッセージ性が強く、特に後半はひとつひとつの台詞が重たかった久し振りに思わず涙が浮かぶ内容だった
「家族を守れるのは家族だけ」ですね
じくりじくりと蝕まれていく
Antikame?
シアター風姿花伝(東京都)
2018/10/24 (水) ~ 2018/10/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
美術、照明、音楽、衣装、役者、全てに一体感があり、ぼんやりとしか先が見えず、理解しようとすればするほど引き込まれ、とても緊張感のある舞台だった
誰にでも当てはまりそうな情景の中、タイトルの通り蝕まれていく様子に胸が締め付けられた
遺産
劇団チョコレートケーキ
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2018/11/07 (水) ~ 2018/11/15 (木)公演終了
満足度★★★★★
731部隊を扱っているが、それ自体を非難、否定するというより、携わった科学者達の葛藤がメインと言えるプロットが実に良く出来ていた
劇中のマルタの王静花の「誰も悼まない死、死んでも消し去り続ける死」という台詞は心に刺さった
木下役の原口健太郎と天野役の浅井伸治、そして王静花役の李丹の演技が印象に残った
意表を突く“アフター”の本編登場人物3人によるひとり芝居は秀逸、皆好演だった
ビーカー(フラスコ?)を散らべた舞台は奇抜なアイデア
照明の微妙な調光、特に“アフター”における音響も効果的で素晴らしかった
あの題材をこう処理したかと感心し 途中からはずっとどういう結末に持っていくのだろうかと考えていた
計3時間近くがあっという間だった
「死んでも消し去り得ない」舞台になったかもしれない
こうした硬派の芝居が完売御礼のキャンセル待ち状態になるなら日本もまだ捨てたものではないなと思った
残念ながら終わってしまいましたが・・・
背に描いたシアワセ
やみ・あがりシアター
APOCシアター(東京都)
2018/10/24 (水) ~ 2018/10/30 (火)公演終了
満足度★★★★★
古典的な嫁姑問題のコメディにみせながら大どんでん返しのちょっと人情噺
面白くてどんどん引き込まれた
キャスト皆の表情が良かった
場面転換の際のカントリーソングが不思議とピッタリだった
ライク・ア・ファーザー
自転車キンクリーツカンパニー
OFF OFFシアター(東京都)
2018/10/24 (水) ~ 2018/10/31 (水)公演終了
満足度★★★★★
笑って笑って、ちょっとしんみりして、最後は大笑いして・・・
今年最高のコメディだった!
もう当分笑えないかも
良くできたプロットと演出に芸達者なキャスト
実に楽しかった
というわけで明日の予定をキャンセルして千穐楽も行くことにしました
明日時間がある人は、いや作って行くべし
アワード
ミュージカル座
THEATRE1010(東京都)
2018/10/31 (水) ~ 2018/11/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
久し振りにミュージカルらしいミュージカルを観た
丁度良い大きさのハコに見栄えのいい装置
ライティングが素晴らしかった
そして何よりプロットが良く出来ていた
キャストの歌唱力も申し分なかった
後半始まってすぐのダンスシーンの演出が秀逸
レイニーレディー
ことのはbox
シアター風姿花伝(東京都)
2018/06/06 (水) ~ 2018/06/12 (火)公演終了
満足度★★★★★
「赦し」がテーマと言っていいと思うが、二人の女性のねじ曲がった関係をシビアに描きつつ、明るい(名実ともに)場面を入れて進み、最後に緩解が訪れるところまで一気に持っていったのは見事だった
最近見た舞台の多くで気になっていた、なんとしてでもハッピーエンドに持っていくことはこの場合むしろ好ましく、ホッとするものがあった
隣の女性は途中からハンカチを握りしめたままであった
ゲイシャパラソル
あやめ十八番
座・高円寺1(東京都)
2018/06/09 (土) ~ 2018/06/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
「名前」・・・忘れかけていたその重み
「深川」・・・時代を超えた「粋」
座高1のあの厄介な空間をうまく利用し、場面の転換も良く、シンボルの蛇の目傘や音楽や踊りを効果的に使い、これらに思いをいたす機会を与えてくれた
ナイゲン(2019年版)
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/08/22 (木) ~ 2019/09/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
何しろ狭いシアターミラクルだけに白熱した会話劇の醍醐味が味わえた
役者の個性が良く出ていたが、総じて元気があって「学園もの」に相応しく、期待をはるかに上回る面白さだった
不条理だらけの2時間10分が長くはなかった