
パラベルプルプリナ
PINK DRUNK
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2019/08/29 (木) ~ 2019/09/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
多くの言葉はいらない
楽しかった、面白かった
パラレルワールドそれ自体もだが、マスコットが個性的女流画家だとか、妖怪を○○するとか、発想が飛んでた
適度な歌と踊りも良かった

夏休みの友たち
ハグハグ共和国
萬劇場(東京都)
2019/08/28 (水) ~ 2019/09/01 (日)公演終了
満足度★★★★
歌や踊りもあって、パフォーマンスは一定以上のレベル、これがハグハグワールドなのかと思わせてくれた
ノスタルジーとメルヘンの世界にひたったけど、中間部でちょっとダレたのと最後が余計な付け足しに思えたのが残念
共感の度合いは年代によって異なるだろう

ENDLESS-挑戦!
劇団銅鑼
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2019/08/27 (火) ~ 2019/09/01 (日)公演終了
満足度★★★★
趣旨には最初から賛同なのだが、後半まで共感はできなかった
災害時の人命救助を見守るシーンが印象に残った
ISO14001は取得よりも継続が難しいと言うことがどこまで伝わったろうか
セリフによる説明が多すぎたか
ちょっともたつき加減のキャストの中、馬渕真希の演技が気を引いた
さすがにスタッフはしっかりしていた

ナイゲン(2019年版)
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/08/22 (木) ~ 2019/09/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
何しろ狭いシアターミラクルだけに白熱した会話劇の醍醐味が味わえた
役者の個性が良く出ていたが、総じて元気があって「学園もの」に相応しく、期待をはるかに上回る面白さだった
不条理だらけの2時間10分が長くはなかった

肉体だもん・改
劇団ドガドガプラス
浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)
2019/08/17 (土) ~ 2019/08/26 (月)公演終了
満足度★★★★★
正直エンタメ性を期待して行ったが、どっこいメッセージ性が強く、いろいろ考えさせられた
パンパンと言われてすぐにわかるのは私の世代までであろうが
これだけエンタメ色が濃いなかで押しつけがましくなく訴えるのはなかなかのものだと思った
最も気になった一語は「枠」(わく)
まあ、国とか民族とか組織とか人間とか
しかし究極のメッセージはやっとつかんだ平和の尊さ
これが時代を超えた普遍的なものだと改めて実感した
松山クミコの演技が圧倒的、なぜか30年以上前に観た吉田日出子の星の王子さまを思い出した
石井ひとみや石川美樹の演技も印象に残った
初参加だという那海が魅力的だった

瀬戸の花嫁 再再演
ものづくり計画
ザ・ポケット(東京都)
2019/08/21 (水) ~ 2019/08/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
瀬戸内海に浮かぶ小さな「戸美島」の島を挙げての婚活イベント物語
40年近く前の離島振興を担当した広島勤務時代、30年近く前の若者達の島おこしに関わった山口勤務時代が懐かしかった
スローモーション・シーンが印象に残った
2段階仕掛けの告白シーンの盛り上げが良かった
広島弁8割方出来てたかな
一美役の高橋みちの雰囲気やものの言い方(広島弁で)が、40年近く前の広島勤務時代通ったスタンド(スナック)のママにそっくりでビックリした

KAIDAN
劇団カンタービレ
ウッディシアター中目黒(東京都)
2019/08/14 (水) ~ 2019/08/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
元気いっぱいに悪霊退散してもらって、いいお盆明けができました
テンポ良く、パワフルな演技(特に女性陣)
ともかく楽しかった
実に巧みな舞台転換、仏壇の使い方が絶妙でした
さて、みんなが食べてたそうめん食べよ
開場前には氷おしぼり配布のサービス
暑さも一段落するかな?

丹青の新・牡丹灯籠
深川とっくり座
江東区深川江戸資料館小劇場(東京都)
2019/08/16 (金) ~ 2019/08/18 (日)公演終了
満足度★★★
成仏できない幽霊も袖振り合うも他生の縁という、深川の地にふさわしい長屋の人情噺
昭和の夜8時台のバラエティ番組の涙と笑いのコメディドラマの匂いがした
夏の夜に下町のおとーさん、おかーさんとリラックスして楽しんだひと時

’72年のマトリョーシカ
風雷紡
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/08/14 (水) ~ 2019/08/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
小学校卒業前にテレビにかじりついたあのあさま山荘事件を、人質の「家族関係」というスパイスを加えて過去にあった様々なドキュメンタリーとは違う視点から描き出した舞台
総括!
「お連れのない人、お~によ!」
みんな、マトリョーシカになりたくなかっただけなのかもしれない
あの距離で逃げ場のないシアターミラクルで直球勝負の演技
“八ヶ岳”(杉春芳)が自白を始めるシーンが印象的だった
小口警部補(高橋亮次)の優しさ、御子柴警部(柘植裕士)の無念さ、無骨さの対比も良かった
丁寧に警視庁と県警のカップヌードルを巡る確執の象徴までフォローしていたが・・・
祥野獣一が憎らしかった
ミニマム(下は細かかったが)のセットで巧みな舞台転換
スクリーンの活用も上手かった
事件を全く知らない若い世代が観に来ていて、彼らにはどう映るんだろうと訊いてみたかった

第一部『1961年:夜に昇る太陽』 第二部『1986年:メビウスの輪』 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』
DULL-COLORED POP
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2019/08/08 (木) ~ 2019/08/28 (水)公演終了
満足度★★★★
原発問題を真っ向から扱っているのだが、その描き方はひとりの人間の強いられた(?)変節を通じてだ
それゆえかえって恐ろしく哀れでもある
「家族の一員」である「死せる」愛犬を狂言回しとしたところに妙味があった
「穂積」モモの百花亜希好演
今日心に残った台詞「人間は手に負えないことをする」(byモモ)
R.C.サクセションの「サマータイム・ブルース」による変化も意表を突かれた
観客の意識は高いと推察したが、トークディスカッションに残った比率は驚くほどで、その人たちの意識レベルはさらに高かった

第一部『1961年:夜に昇る太陽』 第二部『1986年:メビウスの輪』 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』
DULL-COLORED POP
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2019/08/08 (木) ~ 2019/08/28 (水)公演終了
満足度★★★★★
原発問題を真っ向から扱っているのだが、その描き方はひとりの人間の強いられた(?)変節を通じてだ
それゆえかえって恐ろしく哀れでもある
「家族の一員」である「死せる」愛犬を狂言回しとしたところに妙味があった
モモの百花亜希好演
今日心に残ったその台詞「人間は手に負えないことをする」
R.C.サクセションの「サマータイム・ブルース」による変化も意表を突かれた
観客の意識は高いと推察したが、トークディスカッションに残った比率は驚くほどで、その人たちの意識レベルはさらに高かった

ナツ。キタル。ホタル。
tYphoon一家 (たいふーんいっか)
ザムザ阿佐谷(東京都)
2019/08/01 (木) ~ 2019/08/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
夏らしいドラマ
結末が近づくと少々目がにじんだ
スクリーンの使い方、映像が秀逸だった
花火の効果も抜群
ミレイなど観客の視線が集まっていないところでしっかりと表情を作っているキャストが目についた
アオイの目が不自由なことがごく自然に感じられる演技は素晴らしかキタルった
「ネタバレです。観劇後にご開封ください」と袋とじにしてキャスト表を置く心配り

群盗=滅罪
クリム=カルム
シアター711(東京都)
2019/07/24 (水) ~ 2019/07/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
シアター711の入口から別世界だった
実に凝った会場演出、時空間を飛び越えて「群盗」ワールドへようこそ
席までたどり着けるか不安だった
久し振りに超弩級の台風に長台詞の豪雨を叩きつけられた
センター通路脇に座ったのでシュピーゲルベルヒには絡まれるし・・・
途中で盗賊団のキャラがこんがらがった
「群盗」読んどけばよかったかな
やっぱり2回観なきゃだめか
ソファでの2度の「死」に引き寄せられる

下北ショーGEKI夏祭り公演2019
ショーGEKI
「劇」小劇場(東京都)
2019/07/19 (金) ~ 2019/07/28 (日)公演終了
満足度★★★★
漫画やアニメをテーマに昭和、平成、そして令和をつないだ物語り
ネタの漫画の大半がわかる世代に優しく、自分の過去を振り返るような気もした
多分若い人たちとは違う感覚だろうな
思ったよりシリアスで、お父さんにはちょっと辛い舞台だった

無伴奏~消えたチェリスト
劇団東京イボンヌ
サンモールスタジオ(東京都)
2019/07/17 (水) ~ 2019/07/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
久し振りに洒落たオトナの演劇を楽しんだ
途中からどういう結末になるかと興味津々で観ていたが、ハッピーエンドになった(もう一話は違うのかな)
音楽とセット(特に窓の向こう)が印象的だった
貴子の表情豊かな演技が記憶に残った

『虹の塒(ねぐら)』公演
テトラハウス
シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)
2019/07/17 (水) ~ 2019/07/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
予期せぬ展開だったが、小気味良いテンポの舞台転換で2時間が短かった
最小限ながら必要にして十分のセット、照明、音響に好感が持てた
シュスのキャラが気に入った
うさみみも良くなりきっていた
前半のルルのたどたどしさも良かった

MITUBATU
なかないで、毒きのこちゃん
OFF OFFシアター(東京都)
2019/07/02 (火) ~ 2019/07/09 (火)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/07/04 (木) 14:30
予想外に年配のキャスト(素敵な役者さんたち)が多いシュールな不条理劇かと思ったが、終盤パーツが集まって来て意外ときれいにまとまった
「きたないはきれいだ!」
まあ、下ネタ多いけどともかく面白いし・・・
これが“毒きのこワールド”なのか?

くるっていきたい
吉祥寺GORILLA
ひつじ座(東京都)
2019/06/26 (水) ~ 2019/06/30 (日)公演終了
満足度★★★★
旗揚げ公演としては上々の出来、今後が期待できそう
サポートのクロムモリブデンのふたり(岡野優介、渡邉とかげ)の存在感はさすが
中村緋那子は尻上がりに演技が締まり、感情極まった
内野遥香がなかなか生きのいい演技をみせた
プロットは奇をてらうことなく自然な流れだった

想い出の鐘が鳴る街/想い出はコンビーフに乗せて
ねこのしま
APOCシアター(東京都)
2019/06/18 (火) ~ 2019/06/23 (日)公演終了
満足度★★★★
キャスト皆ホンを良く読み込んでおり、なかなかの熱演だった
ストーリーとしてはコンビーフの方が良く出来ていた
鐘の方は果たして朗読劇というカテゴリーにふさわしいのかいささか疑問

オフィス上の空プロデュース・トルツメの蜃気楼
オフィス上の空
ザ・ポケット(東京都)
2019/06/19 (水) ~ 2019/06/23 (日)公演終了
満足度★★★★
まずはセットにうなった
「枠」が連なるが、途中の台詞に出てくるように「山」にも「ビル」にもなる
途中でタイトルを納得
校閲の「トルツメル」か、懐かしい、若い頃良くやったな
しかし、人間は取ってつめられたらかなわない
「負けてからはじまること」もあるのかもしれないが、プロデューサーの言葉が説得力を持つのは自分が世間ずれして年取りすぎたせいか
親友アヤが主人公の名前を使って活動していたというのはなかなかのひねり
松澤くれはは相変わらず「語らせすぎ(台詞)」が目立つ