燃えあがる荒野
ピープルシアター
シアターX(東京都)
2017/10/18 (水) ~ 2017/10/24 (火)公演終了
満足度★★★★★
揺れ動く時代の奔流の中で満州国を舞台に繰り広げられる外交官、元馬賊、軍人、学生の敷島四兄弟を巡る話であの頃の日本の有り様、今日における意義について考えさせられた
奥行きのある広い舞台をうまく使い、重なるように登場する2組をライティングで分けて進行させるテンポの早い舞台回しが印象に残った
私は世界
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2018/07/20 (金) ~ 2018/07/29 (日)公演終了
満足度★★★★
「自己責任」という問題に真っ向から立ち向かった硬派の演劇であることは評価したいが、ふたつの位相の異なる自己責任を無理やり同じ土俵に持ってきたのには違和感を禁じえなかったし、特に2番目のケースに至っては世間の「自己責任論」に対する反駁としてはあまりにも弱かった
「熱い」人達に囲まれた、新聞記者の弟であるワーキング・プアの真奈人役砂原健佑のクールな演技が心に残った
【東京公演】劇団壱劇屋「独鬼〜hitorioni〜」
壱劇屋
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2018/07/12 (木) ~ 2018/07/17 (火)公演終了
プロポーズ難民
ピヨピヨレボリューション
吉祥寺シアター(東京都)
2018/07/13 (金) ~ 2018/07/22 (日)公演終了
慕情の部屋 2018
スポンジ
駅前劇場(東京都)
2018/07/11 (水) ~ 2018/07/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
「藪の中」のまさに息つく暇もない展開で最後まで一気に観ることができた
演者の表情も素晴らしかったが、場面転換の上手さ、ノイズも含めた音響と照明に感心した
Mad Journey
@emotion
ブディストホール(東京都)
2018/07/01 (日) ~ 2018/07/08 (日)公演終了
スペインの悲劇 ~ヒエロニモの怒り~
劇団 現代古典主義
劇団現代古典主義アトリエ(東京都)
2018/06/24 (日) ~ 2018/07/10 (火)公演終了
着くなり冷たいおしぼりとうちわを渡されるサービスに驚く
内容は元々16世紀の作品だから仕方がないが、やたらと冗長で演技も大仰だった
同時進響劇なるものも今一つ実感できなかった
このゆびとまれ2
演劇ユニットZANNEN座
OFF OFFシアター(東京都)
2018/06/28 (木) ~ 2018/07/01 (日)公演終了
「BELIEVE」「おせっかいな乗客」
CAPTAIN CHIMPANZEE
都電荒川線(東京都)
2018/06/23 (土) ~ 2018/06/30 (土)公演終了
7人の壊れた女と男がひとり
マニンゲンプロジェクト
「劇」小劇場(東京都)
2018/06/20 (水) ~ 2018/06/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
ともかく異常な状況設定である
その中で、俳優ひとりひとりの個性を生かした演出がなされている
ラストシーンががオープニングの謎解きになって見事に収まっており、二人の表情が印象に残った
ゲイシャパラソル
あやめ十八番
座・高円寺1(東京都)
2018/06/09 (土) ~ 2018/06/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
「名前」・・・忘れかけていたその重み
「深川」・・・時代を超えた「粋」
座高1のあの厄介な空間をうまく利用し、場面の転換も良く、シンボルの蛇の目傘や音楽や踊りを効果的に使い、これらに思いをいたす機会を与えてくれた
レイニーレディー
ことのはbox
シアター風姿花伝(東京都)
2018/06/06 (水) ~ 2018/06/12 (火)公演終了
満足度★★★★★
「赦し」がテーマと言っていいと思うが、二人の女性のねじ曲がった関係をシビアに描きつつ、明るい(名実ともに)場面を入れて進み、最後に緩解が訪れるところまで一気に持っていったのは見事だった
最近見た舞台の多くで気になっていた、なんとしてでもハッピーエンドに持っていくことはこの場合むしろ好ましく、ホッとするものがあった
隣の女性は途中からハンカチを握りしめたままであった
スペリング・ビー
ミュージカル座
六行会ホール(東京都)
2018/05/23 (水) ~ 2018/05/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
久しぶりに「ミュージカルは楽しい!」という気分になった
キャストも歌唱力も十分で趣向も楽しく、帰りに鼻歌が出そうになった
演奏陣の出来もよく、素晴らしい舞台だった
日の出政府のW杯
ZIPANGU Stage
萬劇場(東京都)
2018/05/16 (水) ~ 2018/05/20 (日)公演終了
満足度★★★★
ともかく荒唐無稽なストーリーで最後まで飽きさせず、心底楽しめ、心和んだ
役者の技量にはかなり差があるが、滝原久美の存在感はさすがで、佐土原正紀の笑顔に和んだ
火遊び公演「焔の命--女優の卵がテロリストになった理由」
オフィス上の空
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2018/05/09 (水) ~ 2018/05/13 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/05/11 (金) 14:00
座席1階D列16番
久しぶりに引き込まれてみていたのだが・・・
全員登場でヒロイン真理子が思いのたけを吐き出すシーンは、演劇人としては言わせたかったのかもしれないが、登場人物森が劇中で示唆していた「言葉で語る」結果となり、興ざめな気がした
見解の相違だろうが、自分としてはそれ以外は良かっただけに残念な気がした
ルナ・レインボウ
うわの空・藤志郎一座
紀伊國屋ホール(東京都)
2018/05/03 (木) ~ 2018/05/06 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/05/05 (土) 18:00
座席1階M列10番
久しぶりに肩の凝らないコメディタッチの舞台が観られた
最後にわざわざ説明しようとしたのは蛇足だったかも
観客はみんなもう意味が分かっている
子役の河童がかわいかった
時代絵巻AsH 其ノ玖 『草乱〜そうらん〜』
時代絵巻 AsH
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2016/12/14 (水) ~ 2016/12/19 (月)公演終了
満足度★★★★
相変わらずの泣かせ節
小さな時代劇専門の劇団だけど、なかなか頑張ってますね。
今年は6月に「臙陣」も観たけど、最後はいつも泣かせ節です。
隣の若い男の子がハンカチ出してました。
黒崎君は今までにないタイプの芝居に挑戦したことになっちゃいましたが、なかなか頑張ってましたよ。
小さいながらも良く出来た舞台美術で、舞台転換、照明、音響とも素晴らしかった。
客演の村長次兵衛役の陸奥鶴太が実にいい味を出していた。
真田大助役の佐久間大器と森宋意軒役の和田宏治も。
まあ、「超」若者の小劇団だから、どうしてもよそから借りてこないと、それ専門にしている時代劇そのものが成り立たないわな。
AsH では双子の大坂牢人の弟役の酒柿征虎君が良かった。