カズセキの観てきた!クチコミ一覧

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青の凶器、青の暴力、手と手。この先、

青の凶器、青の暴力、手と手。この先、

キ上の空論

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2017/08/31 (木) ~ 2017/09/03 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/09/02 (土) 13:00

価格5,000円

待ちに待った公演がハズレだとガッカリするけど、たまたま観に行った公演が
アタリだとすごく得した気分になる。今回は後者でした。
「たまたま」土曜日に予定がなく、時間があるから何か観に行こうと検索していて
「たまたま」見つけたこの公演。
指定席の公演は好きじゃなく、開場前に並んで自由席の端席で観るのが好きなので、
「たまたま」いちばん端の席が残っていたというのも観に行くのを決めた理由。
いろんな「たまたま」が重なったこの公演。
「青」の意味が分かる後半から一気に畳み込まれて、普段、演劇を観てあまり泣く事の
無い自分も一筋涙がこぼれました。
台風の影響もあって涼しく秋の陽気の様な土曜の午後、気持ちよく劇場を後にしました。

孤独の観察

孤独の観察

シアターノーチラス

OFF OFFシアター(東京都)

2017/07/12 (水) ~ 2017/07/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/07/15 (土) 14:00

価格2,700円

月に平均、2~3公演観ていますが、役者に知り合いがいるわけでもなく、
家が劇場から近いわけでもありません。
そんな中、シアターノーチラスの作品はここ数作品、全て足を運んでます。
重い題材なので観終わった後に笑顔で劇場を後にするわけではありませんが、
不思議と心地よい感覚で帰途に着きます。
いつまでもそんな公演を続けて行って欲しいと思います。

夜を忘れなさい

夜を忘れなさい

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2017/06/02 (金) ~ 2017/06/06 (火)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/06/03 (土) 14:00

価格2,800円

先月の「疚しい理由」に続いて2ヶ月連続の観劇。
開演直前に椅子席が増席されたにもかかわらず、結局はその席に誰も座らないという
不思議な状況と同様、夢を扱った内容が個人的にはまらず、置いてきぼりを
くらった様な不思議な状況で劇場を後にしました。
好き嫌いがハッキリ分かれる内容だと思います。

疚しい理由

疚しい理由

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2017/05/12 (金) ~ 2017/05/16 (火)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/05/14 (日) 13:00

価格2,500円

シンプルな舞台セットに50分という短い公演時間。
フライヤーに「騙す者と、騙される者、どちらが悪いのか」と記載があったので
そういった見方で展開に見入っていましたが、ラスト約5分の展開は予想出来ず。
面白さが凝縮された50分、文句なし。

この日は日曜という事もあってか満席。
開演前に列が出来たので番号の書かれた整理券が渡されたのですが、
エレベーターに先に乗った人(先に並んだ人)が後から降りる為、
受付では後に並ぶ状況に。
気付いたお客同士で整理券を見せあって番号の早い人に順番を譲り合うという
微笑ましい場面もありました。

あるいは真ん中に座るのが俺

あるいは真ん中に座るのが俺

東京マハロ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2017/05/03 (水) ~ 2017/05/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/05/03 (水) 19:30

価格4,500円

東京マハロの公演は4公演連続皆勤。
現代劇が好きな自分としては今回の内容はどうだろうと思っていましたが、
さすがマハロ、そんな不安は序盤で払拭されました。
この日は追加席が用意されるぐらいの満員状態。
毎回、公演期間が長くないので、土日のチケットが確保出来るかが心配です。

うつろな重力

うつろな重力

シアターノーチラス

RAFT(東京都)

2017/03/15 (水) ~ 2017/03/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/03/19 (日) 13:30

価格2,000円

今回の公演も昨年の新宿「ミニチュア」同様、客との距離が近い。3方を囲む客席なのでどこに座るか考える楽しみもある。今回の公演も過去に実際に起こった事件をもとにした作品なので現実感があり、のめり込みやすい。部屋を行き来する人物、その人物の組み合わせで様々な会話展開が起こり、複雑に絡み合っていく面白さ。毎度の事ながら時間が経つのを忘れ、見入ってしまいました。冗談抜きでこのまま同日、2時間後の千秋楽の公演も観ようかと思ったぐらい。(おそらく当日券なかったでしょうが)7月には下北で「無関係な市街戦(仮)」の公演が決まっている様で今から楽しみです。

灰色オセロ

灰色オセロ

八焔座-Yaenza-

ひつじ座(東京都)

2017/03/15 (水) ~ 2017/03/26 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/03/19 (日) 19:00

価格3,500円

第二回本公演「灰色オセロ」を観て来ました。この劇団の面白い所は独自の試みを行っている所。第1回公演時には役者窓口と集客数によってチケット代が変動するというシステムを導入。パンフによると「舞台に呼ぶ」のではなく「自分の芝居に呼ぶ」という認識を求めているようです。実際、この日も終演後の役者面会時にほとんどの客が残っていましたので、「舞台」を観に来たというよりは「役者」を観に来たという事なのでしょう。紙のフライヤーを用意しないという点も一般客をあまり対象としていない印象を受け、フライヤーが無い分、登場人物の設定に分かりづらい部分がありました。個人的には話のキーとなる非現実的な設定は唐突過ぎて感情移入出来ませんでした。

こことは

こことは

ぱぷりか

OFF OFFシアター(東京都)

2017/03/02 (木) ~ 2017/03/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/03/04 (土) 14:00

価格3,000円

ぱぷりか第3回本公演「こことは」。フライヤーから内容を全く予想できないまま開演。女子高生3人組と先生3人、先生の奥さんの7名のみの登場人物だが、1人1人の個性が際立っていて面白い。個人的に今回の様なちょっと暗めな展開、そしてラストを終演後に色々想像できる展開(生きているのか死んでしまったのか・子供は誰の子供なのか等)は大好き。女子高生の1人、弥えが食べていたポップコーンを1つ舞台上に落としてしまい、流れを止めない様に拾ったまではいいが、それを食べてしまった時、客席からどっと笑いが起きた辺り、みんなジックリ見てるなあって思った。それぐらいみんな見入っていた素晴らしい舞台でした。今後も期待してます。

創る奴ら

創る奴ら

トライストーン・アクティングラボ

劇場MOMO(東京都)

2017/03/02 (木) ~ 2017/03/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/03/05 (日) 16:00

価格4,000円

この日は19時から高円寺でチケット購入済みの公演を観る予定でしたが、それまでに時間が出来たので、演劇のWヘッダー。15時開始の某公演に行くと当日券無しの案内。16時開始で探した所、高円寺の隣の中野でこの公演が行われているのを見つけ当日券で観劇。結果としては大当たり。フライヤーの画像から想像出来なかった夢を造るグループの話。子供の頃、誰でも一度は考えた「夢」って不思議だなっていう思い。いい夢を見る事が多かったのはきっとこんな夢職人達が頑張ってくれてたんだろうなって、そんなわけはないけど、そんな事を思いながら純粋に楽しむ事が出来ました。たまたま観た公演が素晴らしいとすごく得した気分になります。

親愛ならざる人へ

親愛ならざる人へ

劇団鹿殺し

座・高円寺1(東京都)

2017/03/02 (木) ~ 2017/03/12 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/03/05 (日) 19:00

価格4,900円

ぴあでは前売り完売という事で期待値が高過ぎたのかもしれません。個人的な感想としてはドタバタし過ぎな設定とゆるキャラが出過ぎという点であまり集中出来ませんでした。そのドタバタの影響か台詞が聞き取りずらく、何を言ってるか分からなかった所も。開演前にはオレノグラフティさんがお客さんとやり取りを行ったり、選ばれたお客が舞台に参加する等、内容だけでなく色々楽しませようという試みは素晴らしいと思います。

口々(くちぐち)

口々(くちぐち)

サンボン

サンモールスタジオ(東京都)

2017/02/08 (水) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/02/11 (土)

価格3,300円

昨年初めて観た「小野寺ずる様」に衝撃と感動を受け、「ロ字ック」「山田佳奈様」に行きつき今回の公演を観に行く事に決めたのが昨年末。全公演完売の様で早めにチケット予約しておいてよかったと思いながら今年2度目(先月はTOKYOハンバーグ)のサンモールスタジオに。「家族だからこそ知るべき事」と「家族だからこそ知らない方がいい事」、「家族のあり方」「家族愛」。いろんな事が凝縮された1時間45分、こみ上げてくるものをこらえるので精一杯でしたが、最後に流れたイエモンで涙腺が崩壊しました。役者さん全員素晴らしかったですが、ロロの亀島さんの熱演が個人的にはMVPでした。

ザ・空気

ザ・空気

ニ兎社

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2017/01/20 (金) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/01/28 (土)

価格5,600円

ぴあでは全公演完売の人気公演を観て来ました。内容以外で気になった事が3点ほど。①当日券も完売だった様で補助席が追加されたのですが、自分の席の前に縦に2人分補助席が追加され、その椅子の座高が高い為、真正面が見えないという残念な状態。②この日は開演後に入って来た方が数名いて静かなシーンだっただけに気になりました。③風邪が流行っている事もあって咳払いも多かった気が。内容に関しては個人的に少し難し過ぎて話の展開について行くので精一杯でした。悪い意味ではないのですが、笑いも泣きもなかったので、再会のシーンをもう少し長めにして泣ける展開でもよかった気が。

渇いた胸の音 ~ボクトワタシ~

渇いた胸の音 ~ボクトワタシ~

TOKYOハンバーグ

サンモールスタジオ(東京都)

2017/01/12 (木) ~ 2017/01/17 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/01/15 (日)

15日の「ワタシバージョン」を観て来ました。昨年7月の「大西さん、光藤さん、永田さん」の初演を観ていた為、展開が分かったいた事と今回は登場人物が増えるという事で違った展開があるのかと期待していた事もあって満足度は☆4つにしました。主演の白石さんが前説からそのまま舞台からはけずに開演という流れでしたが、まさかの前説でのチョイ間違え。動揺していないか心配でしたが、独特の力強い口調で最後まで素晴らしい演技でした。

紅をさす

紅をさす

東京マハロ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2016/12/07 (水) ~ 2016/12/14 (水)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2016/12/11 (日)

東京マハロの第18回公演「紅をさす」を観に東京芸樹劇場に行って来ました。マハロは今年3回目の観劇。赤坂レッドシアターの印象が強いが、今回は10周年記念ラスト公演という事で大きな箱に。日曜という事もあって超満員、補助席も増設されていました。いつもと違うと感じた事が2点。1点は今回、AKBの木崎ゆりあさんが出演している事もあり、ファンと思われる方が多数いた事。もう1つは今までの様なポスターの単品販売がなく、DVDを予約した人に抽選でサイン入りのポスターを販売するというシステムだった事。意図は違うかもしれませんが、AKBファンがサインポスター欲しさにDVDを予約する事を見込んでの様な気がして、毎回、ポスターを買っていた自分としては残念でした。今回はトランジェスターが題材。日本でも最近になってやっと受け入れられる環境になって来ましたが、本人、そして周りの人達の心の葛藤が劇中で分かりやすく表現され、深くなり過ぎない様、笑いも織り交ぜながら約2時間があっという間でした。今週は某芸能人の突然の引退があり、LGBTに関しての話題も持ち上がっていました。LGBTに関していろいろ考えた1週間でした。

震えた声はそこに落ちて

震えた声はそこに落ちて

劇団時間制作

劇場MOMO(東京都)

2016/11/02 (水) ~ 2016/11/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2016/11/06 (日)

劇団時間制作さんの公演は「皮肉にも雨は降る」「白紙の目次」と今年3回目で皆勤。今回のテーマは「声」。加害者家族と被害者家族を中心に話が進んで行く。「被害者」は後遺症によって自分の家族を苦しめていることで「加害者」になっている事を苦しみ、「加害者」はある出来事の「被害者」から「加害者」となってしまった自分を責め償う。「真っ当に生きて行く」とはどういう事なのか。テーマは重いですが、みなさんぜひ観に行って欲しいです。今回はAチーム公演を観ましたが、時間を作ってBチーム公演も観に行きたいです。

ホテル・ミラクル4

ホテル・ミラクル4

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2016/10/28 (金) ~ 2016/11/07 (月)公演終了

満足度★★★★★

新宿シアター・ミラクルは初めて。すぐ近くの新宿FACEには格闘技を観戦する為に年に数回行っているが、こんな近くに劇場があったとは。小さなエレベーターで数名づつ案内され会場に入ると椎名林檎の懐かしい曲が流れている。開演直前には代表曲「歌舞伎町の女王」が流れ思わずほくそ笑んでしまった。120分で4短編。個人的には1番目の「メキシコ」がいちばん面白かったが、どれも甲乙つけがたい内容でした。こういう褒め方が相応しいかどうかは別として、誰が観ても面白い公演だと思います。「後戻り出来ない女」では渡辺美里の「マイレボリューション」が年の差を表現するカラオケ曲として使われましたが、開演前の椎名林檎の曲も知らない世代がいただろうな、そんな事を思いつつ歌舞伎町を後にしました。明日までですが、観て無い方は時間を作って、ぜひ。

理想の不幸

理想の不幸

HIGHcolors

「劇」小劇場(東京都)

2016/10/05 (水) ~ 2016/10/11 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2016/10/08 (土)

「理想の不幸」。タイトルに惹かれて当日券での観劇。「本日は満席を予定していますので~」と席をなるべくつめて欲しい旨のアナウンスを聞き、人気公演である事を知る。それぐらい予備知識がない状態での観劇。主役の女性とその女性の精神に住む様な白い男を中心として話が展開されて行く。環境や能力が恵まれている人ほど、心の奥につまらなさや葛藤を抱えながら生きて行く。人生、楽ありゃ苦もあるさ。幸せな事もあれば不幸な事もある。「理想の不幸」という難しいテーマは土曜の夜には難し過ぎたかも。

夜明けに、月の手触りを ~2016~

夜明けに、月の手触りを ~2016~

mizhen

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2016/10/05 (水) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2016/10/08 (土)

10月8日、3連休の初日。前日になり急に休出が決まる。予約はしていたが、当日清算なのでキャンセルは出来ないわけではない。そんな自分が選んだ方法は仕事を半日で切り上げる事だった。連休明けの火曜、何か問題が発生している可能性はあるが、観劇を選んだのは間違いなかったと思わせる様な内容でした。初めて見た小野寺ずる。女性5人とも素晴らしかったけど、オーラを発する彼女ばかり目で追っている自分がいた。すごく感動したという訳ではないけど、台詞量と動きに圧倒されて鳥肌が立った。そんな公演でした。

愛犬家

愛犬家

甲斐ファクトリー

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2016/09/29 (木) ~ 2016/10/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2016/10/01 (土)

心地いい秋の陽気の中、甲斐ファクトリーさんの旗揚げ公演を観て来ました。受付開始時には20人近くが並ぶほどの人気で最終的には空席無し。遅く来られた方を空いている席に案内するのが大変そうでした。役者さん個人の経歴までは知らないのですが、いい意味で緊張感が感じられず、みなさん堂々としていた気がします。時間軸を上手く使った展開、そして最後が素晴らしかった。終演後は代表の方が感極まりながら挨拶。来年1月には次公演が決まっているとの事で今後も期待してます。

ミニチュア

ミニチュア

シアターノーチラス

新宿眼科画廊(東京都)

2016/09/23 (金) ~ 2016/09/27 (火)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2016/09/25 (日)

この日は午後1時から南阿佐ヶ谷で某公演を観た後、ちょっとした予定をこなし、新宿へ。シアターノーチラスさんの公演は5月の下北「紙の方舟」に続いて2作品目。前作同様、実際に起こった事件を参考にしたフィクション。失踪した女性の部屋を舞台とし、関係者数名が何度も部屋を出入りする。部屋に残った人の組み合わせで様々な展開になる会話劇に時間を忘れるぐらいのめりこんでしまいました。ありきたりの表現ですが、「すごく面白かった」。もっと多くの人に観てもらいたい劇団です。次回作は来年の3月との事。ちょっと先ですが、楽しみに待ってます。

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