しゅんの観てきた!クチコミ一覧

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東京オリンピック

東京オリンピック

東葛スポーツ

3331 Arts Chiyoda(東京都)

2017/02/02 (木) ~ 2017/02/05 (日)公演終了

はじめて観ました。痛快すぎてジンジンする!あらゆるニュース、ワイドショーネタを詰め込んで日本人無意識の総決算。字幕がズレてたのは気になったがパンチラインの嵐にすべてが吹っ飛んだ。「公務執行妨害、堺雅人穴兄弟」とかひどすきである

ロミオとジュリエット

ロミオとジュリエット

地点

早稲田大学大隈記念講堂(東京都)

2017/01/20 (金) ~ 2017/01/21 (土)公演終了

鑑賞日2017/01/20 (金)

ロミジュリを全てアジテーションに変換したような勢いと疾走感!空間現代の演奏、特に三連と16分を混ぜた複雑なリズムを作るベースが素晴らしい。「追放HO!!」の声がしばらく頭から離れなかった。

夜組

夜組

The end of company ジエン社

シアターKASSAI(東京都)

2017/01/13 (金) ~ 2017/01/23 (月)公演終了

素晴らしかった。
異なる別の会話が繋がりを持ちながら同時進行する。AさんがBさんに話しかけた言葉をCさんが受け取り、BさんとCさんの会話が開始する、といった仕掛けが多くなされ、劇は複雑な構造を持つ。生きているのかいないのか、存在しているのかしていないのか、ラジオが聞こえているのか聞こえていないか。何が嘘で、何がほんとか、次第にわからなくなってくる。3.11以後の世界は確実に不確実になっているんだなと、体で感じるような時間だった。

フォトジェニック

フォトジェニック

鵺的(ぬえてき)

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2017/01/10 (火) ~ 2017/01/15 (日)公演終了

それまで築かれた対立構図が崩壊するラストがいい。
オカルトホラー劇ならではの映像や写真を使った演出。
深夜ドラマ的な安っぽさを本気でやってる感じが苦手だったりしたのですが、十分に楽しみました。

ブリッジ~モツ宇宙へのいざない~

ブリッジ~モツ宇宙へのいざない~

サンプル

3331 Arts Chiyoda(東京都)

2017/01/11 (水) ~ 2017/01/15 (日)公演終了

入りにくい入口、すでにそれは腸の中。
笑えるが笑えない宗教の話。でもやっぽ笑える。
「〜したい、いやしたくない!そんなことはどうでもいい!」が好き。
役者の個性を活かす劇のように感じた。ドクターのキャラがナイス。終わり方もいい。

新年工場見学会2017

新年工場見学会2017

五反田団

アトリエヘリコプター(東京都)

2017/01/02 (月) ~ 2017/01/05 (木)公演終了

なんでこんなに笑ってしまうのか!最後の大声ユニゾン凄まじかった。役名の由来がまさかの・・・

コーラないんですけど

コーラないんですけど

渡辺源四郎商店

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/12/30 (金) ~ 2017/01/02 (月)公演終了

母と子の役が劇中に何度も交代する演出はビビった。三上晴佳と工藤良平の演技に拍手。小学校の同級生、コンビニ店員、民間軍事会社のマスコットガール「まもりちゃん」など、幾つかの役で飛び道具的な役割を果たす音喜多咲子の存在も素晴らしい。
後半にたたみかけるような伏線回収の勢いにやられた。

カラカラ天気と五人の紳士

カラカラ天気と五人の紳士

中野成樹+フランケンズ

STスポット(神奈川県)

2016/12/27 (火) ~ 2016/12/30 (金)公演終了

鑑賞日2016/12/29 (木)

死を積極的に待つことについて、観終わってから考えている。
言葉を真面目にとらえることしかできない、あそびのない人々が繰り広げる会話は何故こうも笑えるのか。

亡国の三人姉妹

亡国の三人姉妹

東京デスロック

富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ(埼玉県)

2016/12/21 (水) ~ 2016/12/22 (木)公演終了

思ったより原作に忠実な上演になっていたが、散らかっていたステージが次第に片づいていく様子とドラマのシンクロがおもしろい。火事のあたりから次第に「日本」が浮かび上がっていく気がしたのは何故だろう。ナターシャの怪物性が出ていた、というか嫌な女感がすごかった。

車窓から、世界の

車窓から、世界の

iaku

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/12/14 (水) ~ 2016/12/19 (月)公演終了

女学生の集団自殺を巡る悲喜劇。方言での上演というのは、演劇にとって大きなポイントな気がする。
ステージをプラットフォームに見立てており、観客は線路の上にいることになる。そのため、電車到着(および通過)のアナウンスとガタンゴトンの音が鳴ると、列車と衝突する錯覚を覚える。あの擬似的な恐怖が、取り残された人々がどうしていくかという主題にリアルな意味を与えていた。

かもめ/桜の園

かもめ/桜の園

地点

吉祥寺シアター(東京都)

2016/12/13 (火) ~ 2016/12/24 (土)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2016/12/13 (火)

かもめの喜劇性を可能な限り発展させて、爆笑コメディに仕立て上げた地点のメンバーに驚愕。発話のタイミングだけで韻律、というかラップ的なノリを作り出す演出が素晴らしい。戯曲通りに三時間はかかる上演を80分にまとめていたのもよかった。

愛の技巧、または彷徨するヒト胎盤性ラクトーゲンのみる夢

愛の技巧、または彷徨するヒト胎盤性ラクトーゲンのみる夢

劇団肋骨蜜柑同好会

シアター風姿花伝(東京都)

2016/10/26 (水) ~ 2016/11/01 (火)公演終了

言葉のドライブ
言葉を繋げる中で劇をドライブさせていく印象があって、久しぶりに言葉で押していく演劇を観た印象。ラスプーチンと仏教信仰が繋がって一家族のそれぞれが隠してた膿が溢れる中盤の展開にドキドキした。

サークル

サークル

犬飼勝哉

ターナーギャラリー(東京都)

2016/10/21 (金) ~ 2016/10/24 (月)公演終了

捨てがたい
夫婦二人のもとに危機が訪れない故に物語に進行感がないのは賛否分かれるところだろう。個人的には小説に寄りすぎたきらいがあるように思う。だが、自由に進む言葉が時を置いて重なり、そこから独特の味わいある雰囲気が生まれる。この感じは捨てがたい。

夫婦

夫婦

ハイバイ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2016/01/24 (日) ~ 2016/02/04 (木)公演終了

満足度★★★★

家族の戦いは続く
時間をバラバラに解体して演じられる、ある家族の風景。
医者の仕事に対して真面目な分、余計に傍若無人ぷりが際立つ父親。父の暴虐を許した社会は、それ自体に暴虐さを有しており、父親の死も無慈悲な社会の犠牲になったかのように映る。父という大きな存在を失った後にも残された家族の戦いは終わらない。弱々しい家族の有り様のなかで、理不尽な父に寄り添い続けた母の強さが際立つ。母の強さがあるからこそ、この作品は『夫婦』と名付けられたのではないか。

地点×空間現代「ミステリヤ・ブッフ」

地点×空間現代「ミステリヤ・ブッフ」

フェスティバル/トーキョー実行委員会

にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)

2015/11/20 (金) ~ 2015/11/28 (土)公演終了

満足度★★★★

終わり、終わらないもの
とにかく、空間現代の演奏の作り出す緊張感が素晴らしい。絶妙に間を空けながら、3人の演奏者がぴったりと複雑なリズムを叩きだす。叩きだす、と書いたのはドラムだけでなくギターとベースにもパーカッションを思わせる叩く音の快楽が宿っていたから。その演奏が、躁鬱的な俳優たちの演技を裁断していく。この脱臼した感じが作品のキモになっている。
物語の進行感の薄い劇であり、ストーリーが展開していくことによる気持ちよさはこの劇にはなかった。その代わり、俳優たちの汗が次第に迸り、整然とした舞台美術は俳優たちの手で動かされ混乱を増し、裁断を繰り返していた演奏は溜めてたエネルギーを吐き出すように大音量を放つ。戯曲外の要素が一つの狂乱へと向かっていく。その爆発していく感じと、戯曲の進んでいかない感じとのズレが、おもしろく感じた。

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