COLLOLリーディングシリーズ「recall: 2」
COLLOL
門仲天井ホール<アート・キッチン>(東京都)
2008/04/04 (金) ~ 2008/04/05 (土)公演終了
聴いた!
観たのではなく、聴いたのです。嵐の様な言葉の応酬でした。人間の持つ最たる伝達手段はやはり声なのだなと再確認。目の前にいる役者の発する言葉に紡がれて物語が生まれていくのを実感しました。その分、あの音響はなくてもよかったかなぁと。そっちが大き過ぎて台詞が聞き取りにくくなる時もあったので。
自分のすぐ前の席にかわひさんがいらした気がします。開演してから気付いたので確証を得ずにお声掛けしなかったのですが。どうやら明日の夜にも別の劇場で同じ公演を観るみたいです。
Drop
トゥインクル・コーポレーション
世田谷パブリックシアター(東京都)
2008/04/02 (水) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
予想外…!
当日券で観ました。無理だろうと思いつつ、折角だから長蛇の列が出来る光景だけでも目に納めようと行ってみたらうっかり当日券をゲット。え、開演20分前なのに…?さっき表で「12時間並んでる」とかいう声が聞こえてたのに?まぁ、観られたからいいや。
ラーメンズとしても個人としても活動が多い分、場慣れした安定感は流石のもの。今回は過去のソロコントの延長線上にあるので、観ていない人はDVDを観てからのほうがより楽しめるのではないでしょうか。勿論、観ていなくても単品でも楽しめます。とはいえ個人的にはその安定感にネックを感じます。特に今回はネタとしても過去に比べるとあまり冒険はしていないのです。それでも自分は恒例行事の様に観に行ってしまうのですけれども。そういう意味で、特に第三者に強く勧めるのも控えます。彼の生み出す笑いを求める者が行けばいいのです。期待には応えてくれます。
「人間として」
早稲田大学演劇倶楽部
早稲田大学学生会館(東京都)
2008/03/28 (金) ~ 2008/03/30 (日)公演終了
出来云々ではなく、オススメはしない。
人に是非と勧める気にはなりません。そういう内容ではないので。ただ、年に1つくらいはこういうのを観てもいいんじゃないかなとは思います。
内容としてはほぼ予想通り。とはいえ別に裏切って欲しかった訳ではありません。あえて厳しい道を選択して挑戦した姿勢には敬意を表します。だからこそ、言いたい事もある。第一に挙げられる点として、言葉で語り過ぎた感があります。人間が理性的な動物である所以は言葉を使うからでしょう。極限状態にある人々にしては饒舌過ぎて理性がかなり残っている様に見えました。重要な部分さえちゃんと押さえれば、4分の1の台詞量でも充分にやれたのではないでしょうか。遣り取りする登場人物にというよりは、客に対して親切な物言いになっていた感じが。各人物がもっと自己中心的な言葉足らず状態でも良かったかもしれない。行動や状況でもっと見せて欲しかったので。
気がかりなのは、これをやってしまった中枢の人々は次に何をやれるのかと。「今度はポップなのを…」なんて望まないし、かといって同じ路線になっても喜ばしくはない。今回のでパンドラの箱を開けてしまってますからねぇ。
離陸
劇26.25団
OFF OFFシアター(東京都)
2008/03/22 (土) ~ 2008/03/30 (日)公演終了
ほほう。
どの面で見ても安定感アリ。前回公演の王子までは狭い小屋でやっていた様ですが、そのままOFFOFFに登ってきただけの力量は確か。
ちょっと未来の物語だけど決して突飛過ぎない。現実をちゃんと知っているからこそ書ける事項で紡がれた世界観。そしてそこで暮らす人々の事情。所謂イロモノキャラもいつつ、とはいえその登場のさせ方に過不足がない。意味のないギャグを連発させたり出落ちだけでは終わらず。久々に声を漏らして笑ってしまいました。
他律ノススメ
早稲田大学演劇倶楽部
早稲田大学学生会館(東京都)
2008/03/07 (金) ~ 2008/03/09 (日)公演終了
初めて観る人はいい。
エンクラを始めて観る人には刺激的なはず。ただ、そうでないと食傷気味ではあるのです。始まって明転してからしばらく間が入った時点で「またか…」、と。勿論、演目ごとに演出のちょっとしたこだわりの差で確かな違う点もある。が、それが良し悪しのどちらに作用するかが結構な博打。
同じ布陣でもう1演目観たい気もする。
偉大なる生活の冒険
五反田団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2008/03/06 (木) ~ 2008/03/16 (日)公演終了
五反ダダーン!
観た事がなかったので適当なタイトルにしようと思い、「観たい!」にこんなふざけた言葉を書いたのはいつの事だったか。今になれば結構合ってた気がする。
甲斐性なしの男の生活とその周辺を描いた物語。というか、物語ってさえいないかもしれない。かといって生き様なんていうカッコいい姿も見せてくれない。爆笑はしないけど、漏れる様に苦笑させられる事が多かったです。
three-storied minutes
劇団活劇工房
明治大学和泉校舎第二学生会館地下アトリエ(東京都)
2008/03/08 (土) ~ 2008/03/09 (日)公演終了
残念ながら
企画倒れと言わざるを得ないか。同じ舞台セットで3演目のオムニバス公演。川崎ラゾーナでも同じような企画を以前にやってますね。それを知らずともこのタイトルで「15 minutes made」を想起させられた人は私の他にもいると思います。もしかしたらそもそもの切っ掛けもそこから得てるのかもしれないし。事実がどうあれ、想起するからにはそれ以上を願う訳で。でも、残念ながら。
3演目やったのにどれがどれだったかまるで思い出せない。統一感がありすぎました。物語に差がないし、一部キャストは衣装もまんまで別の役をやってるし。学内公演なんだから相当無理してもそんなに失うものはないぞ!もっと勝負してよかったかな、と。
Snowoman
NK projects!
【閉館】江古田ストアハウス(東京都)
2008/03/07 (金) ~ 2008/03/09 (日)公演終了
お…!
団体初のファンタジーという事でこれまでの路線とどう変わるのかに注目していました。そして何かの起点になる様な気もしていた。それが、ドンピシャ。
前回公演では新規加入メンバー達に良くも悪くも凸凹した個性があり、それがどうも上手く噛み合っていなかった。けれど今回は合致。同じものをそれぞれが同じ発信方法で作れていたかと。次回公演はどうなるか?協調が生まれた上でまた前の路線に戻して真価を得るか、それともこの延長線上にある進化を得るか。
『三人姉妹』ワークインプログレス
時間堂
駒込駅前スタジオ(東京都)
2008/02/25 (月) ~ 2008/02/25 (月)公演終了
ワークインプログレス、初参加。
演目を公開する事ではなく、それに対する意見のフィードバックにこそ意味のある発表会。ここから本番までに何がどう変わるか。ミモノです。
お前がダメな理由
箱庭円舞曲
サンモールスタジオ(東京都)
2008/02/27 (水) ~ 2008/03/03 (月)公演終了
楽章。
公演期間序盤の固さは抜けつつある様に見えましたが、どうもそれぞれが自分のやる事だけこなしている感じ。遣り取りがもっと成立すると新たに生まれるものもあるのではないでしょうか。
1つの物語を時間軸で切り出したオムニバスの様な仕上がり。人物の感情が頂点に届く度に暗転してブリッジを経て次の場面が再開されるので、テンポよく観たい人にとってはちょっとじれったいかも。
多い日も安心
柿喰う客
PRUNUS HALL(桜美林大学内)(神奈川県)
2005/06/30 (木) ~ 2005/07/03 (日)公演終了
ここからだった。
これが柿喰う客とのファーストコンタクトでした。というか、完全に予想外の交通事故。知人の学友が出るとの事で、その知人から『お芝居好きですよね?観に行ってあげてください!』と連絡が来たのです。「オレ全く関係ないけどなー」と思いながら何となく観に行ったらコレです。やられました。
思い返してもその熱量たるや今と変わらず。柿イズムみたいのは既に確立されていました。これが再演になるそうですが、さてさて如何なる進化をする事か。
voice
創像工房 in front of.
慶應義塾大学日吉キャンパス塾生会館(神奈川県)
2005/06/22 (水) ~ 2005/06/26 (日)公演終了
新撰組!
敵や味方の中でそもそもの小競り合いがあった新撰組を題材にすると、物語は結構初めからそれなりに上手くいくはず。とはいえそれをそれなりに演じても面白くはなるとは限らない。これに関しては大人数でちゃんと1つのものを目指していた結果が出たのではないでしょうか。
理由が語られず仕舞いでしたが、何故か隊士に女の子が。演ずる方が声を枯らしていました。本来ならマイナスポイント。でもこの時はそれに必死さを感じてしまったのです。そういう時も、ある。
サザエ3
カカフカカ企画
早稲田大学学生会館(東京都)
2005/06/22 (水) ~ 2005/06/27 (月)公演終了
ふざけないでないで。
結論、そのままふざけていてください。
チラシしか見た事がなかった時にイメージしていたものがそのまま目の前で繰り広げられました。くだらない!のに、なんか…ねぇ。だからこそ他に誰もやってないのです。帰りにDVDまで買ってしまいました。
お誕生日の会
R's
恵比寿天窓.switch(東京都)
2005/06/19 (日) ~ 2005/06/19 (日)公演終了
藪の中
劇団正宗
早稲田大学学生会館(東京都)
2005/06/16 (木) ~ 2005/06/19 (日)公演終了
Cherry Blossom
立教大学演劇研究会
立教大学 池袋キャンパス・ウィリアムズホール(東京都)
2005/06/16 (木) ~ 2005/06/19 (日)公演終了
何事!?
立教劇研の作風は真面目なものが多いと思っていたら、「童貞は死刑!って法律が出来ました」なんてもの凄い変化球が来た。SMAPでいう所の音松くんである。分かる人だけ分かってください。
演技的にも完全に違うものを要求されていただろうに、それなりにこなしていたかと思います。時期的にもう出来ない流行ネタも多かったですね。
零下二〇〇度に咲く林檎の花
明治大学実験劇場
明治大学和泉校舎第二学生会館地下アトリエ(東京都)
2005/04/29 (金) ~ 2005/05/01 (日)公演終了
極楽人生!
劇団活劇工房
明治大学和泉校舎第二学生会館地下アトリエ(東京都)
2005/04/21 (木) ~ 2005/04/24 (日)公演終了
タイトル
演技集団 朗
南大塚ホール(東京都)
2005/04/16 (土) ~ 2005/04/17 (日)公演終了
Over Drive
明治大学演劇研究部
アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)
2005/04/15 (金) ~ 2005/04/17 (日)公演終了
受け継ぐ。
これで作・演出を務めた水野さんはそれまで役者として出ていました。ここに来てその立場になるとどんな作風に変わるのかと思っていたら、上手くそれまでの流れを組んだ感じに。系統が一緒。おぉ、これぞ系図。日常と違う世界を観たい方にオススメです。
そういえばその後、早稲田の団体で水野さんの名前を見た気が。