OJINの観てきた!クチコミ一覧

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見よ、飛行機の高く飛べるを

見よ、飛行機の高く飛べるを

ことのはbox

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2019/03/13 (水) ~ 2019/03/17 (日)公演終了

満足度★★★★

時代や言葉遣いの違いはあれど、そこに描かれていたのは理想と現実、友情と愛情の狭間で悩む等身大の青春真っ只中の若者で、全く違和感なく本当に楽しめました。舞台セットや衣装、音楽の使い方も素晴らしく、2時間30分という長めの舞台ながら、最初から最後まで没入できました。
とにかく女学生役の女性キャストが全員魅力的でした。
残念だと感じたのは、他の方も書かれていましたが「夜の談話室のシーン」。暗い蝋燭しか舞台上にないため、いったい舞台のどこに誰がいるのか、どんな表情をしているのか全くわからず仕舞い。私などの凡人にはわからない考えられた演出だったのでしょうが、何はともあれ見えないことには・・・。
それと、校長先生と体育教師の思想や人格が私には今一つ掴めませんでした。嫌味に感じられるくらい少し大袈裟でもいいので、立ち位置をはっきりした方がしっくりきたのではと感じました。
初めて拝見する劇団さんでしたが、とにかく良質の舞台だったというのが印象。これから劇団員を増やして活動を本格的にしていくとのことなので、今年の今後の舞台(あと3公演を予定されているそうです)にも期待です。

アクティブイマジネーション朗読劇『ギルガメッシュ叙事詩』

アクティブイマジネーション朗読劇『ギルガメッシュ叙事詩』

カプセル兵団

ワーサルシアター(東京都)

2019/03/05 (火) ~ 2019/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

朗読劇は初めてだったのですが、とにかくパワフル。舞台上のキャストの方々の熱量が半端ない終始ハイテンション状態。印象としては、朗読劇というより、芸人さんのトークライブといったほうがぴったりくる感じ。
どこまでが脚本にあって、どこからがアドリブなのか、まったく観ている側からは想像ができない混とんとした世界観でした。
あまりアニメや声優さんに詳しくない身としては、ところどころ話題についていけない部分もありましたが客席は終始大盛り上がりで、2時間という長丁場ながら笑い声の絶えない面白い舞台でした。
テーマがあまりに古すぎて、初めて聞くような名称や名前が連発で、結局どういうストーリーだったのか頭に入ってきませんでしたが、まあそんなの関係がない、楽しい空間と時間でした。

人魚のウタ

人魚のウタ

ガンガンガング

シアター711(東京都)

2019/02/28 (木) ~ 2019/03/03 (日)公演終了

満足度★★★★

タイトルから想像していた内容とはちょっと違う展開なのは、劇潜サブマリンと同じテイスト。ハッピーエンドとはおよそ縁遠い想像を裏切る展開。ストーリー自体はやや荒唐無稽な展開ではあったが、ラストはかなり心にくる厳しい内容。風刺が効いていました。
印象的だったのはロープを駆使した(というかそれしかない)舞台セット。初めてこんな演出を見ました。何の変哲もないロープが、波などいろいろな物に見えてきたのはとても不思議な感覚。それと劇中歌以外は一切しゃべらない主人公。難しい役どころだったのではないでしょうか。
旗揚げ公演とはいいながら、そこはしっかりとした劇団の中心人物が新たに組んだユニットだけあって、キャストも個性派揃いでうまい。
劇潜サブマリンだけでなく、こちらのユニットの活躍も今後注目していきたい。

幕が上がるなら

幕が上がるなら

演劇商店 若櫻

ひつじ座(東京都)

2019/02/16 (土) ~ 2019/02/21 (木)公演終了

満足度★★★★★

笑った、ほっこりした、ちょっと泣いた…とても楽しい90分でした。全員キャラが濃いし、芸達者。小劇場メインで活動している劇団にとっては、ノンフィクションとも、あるあるともいえるような内容。
どたばた劇ではありましたが、最後はうまくまとまってハッピーエンド。いい意味で劇団えのぐと演劇商店若櫻の主宰が楽しんでいる演劇ユニット。
12月に予定されている「えのぐ」「若櫻」「Toy's BOX」のコラボ公演に対する期待が大きくなる、とても楽しい舞台でした。

夜が摑む

夜が摑む

オフィスコットーネ

シアター711(東京都)

2019/02/02 (土) ~ 2019/02/12 (火)公演終了

満足度★★★★

恥ずかしながら大竹野正典さんを存じ上げないで観劇させていただきました。観客の方々の平均年齢が普段よく足を運ぶ舞台よりもずっと上だったのは、きっと骨太の戯曲のコアなファンの方が多くいらっしゃったからでしょうか。
第一の印象は少人数ながらキャストの皆さんが重厚なこと・・・。テレビなどでよく拝見する俳優さんもいらしたりと、ちょっと得した気分。加えて問題となる2家族+団地の住人の生活空間を狭い舞台上で意外な方法で表現されていたのは驚きでした。
個人的には、「希望」だったり「優しさ」だったり「想い出」だったりが溢れる舞台が大好きなので、実際の事件をモチーフにした「不条理」なストーリーは正直精神的に重くつらいのですが、俳優さん方の強い個性で観客席に途中笑いが何度も起き、単に観客に考えさせるだけではなく、いろんな要素をじっくりと感じさせてくれる、心に響く良い舞台でした。

こちらなかまがり署特捜一係3

こちらなかまがり署特捜一係3

劇団カンタービレ

ウッディシアター中目黒(東京都)

2019/01/23 (水) ~ 2019/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★

初めての劇団さんでしたが、よい意味で大人のおふざけができる劇団という印象でした。さすがに10周年だけはあるなという感じでした。
ウッディーシアター中目黒のサブステージをうまく活用したメインの舞台の早入れ替えは、さすがという感じ。幕の後ろは大変だったことと思います。
個人的にはちょっとうるさい感じはありましたが、しっかりとした脚本と演技のおかげで、ラストはしっかりとしたうるうるの人情ものに魅せられていました。
太陽にほえろの音楽になつかしさを感じつつ、個性の強い役者さん一人一人に注目ができた、笑いとばかばかしさと優しさと、謎解きの楽しさもあるよい舞台でした。

本能寺夢絵巻 慚愧伝

本能寺夢絵巻 慚愧伝

夢劇

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2019/01/25 (金) ~ 2019/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

初めての劇団さんでしたが、いろんなものに圧倒されました。太鼓などの楽器類の生演奏や(およそ時代劇には似つかわしくない)ダンスなども新鮮でしたが、今回の舞台ではなんといっても「本能寺の変」の斬新な解釈にひきこまれました。さすがに2時間超の舞台は長く、前半では何度か睡魔に負けそうになりましたが、後半以降は舞台にくぎ付けでした。光秀役の俳優さんの声がとても心地よく、最後はじんと来て熱くなりました。
戦国時代の舞台は珍しいですが、心に残る大変よい舞台でした。

ファムファーレ

ファムファーレ

!ll nut up fam

萬劇場(東京都)

2019/01/05 (土) ~ 2019/01/06 (日)公演終了

満足度★★★★

笑いあり、ダンスあり、アクションありと、てんこ盛りの2時間弱でした。ストーリーとしては、なかなかぶっ飛んだ内容でしたが、決してナンセンスな展開というわけではなく、物語としてもとても魅力的なものでした。
ラストの女王とのやりとりの部分は個人的には笑いのツボにはまらなかったのですが、両隣の方は大笑い・大喝采で大盛り上がりでした。
とにかく観客を楽しませようという姿勢がビシビシ伝わってくる激熱な舞台でした。初めて拝見した劇団さんの舞台でしたが、今後も期待の劇団さんになりました。

ホリデーワーク

ホリデーワーク

演劇商店 若櫻

しもきたDAWN(東京都)

2018/12/18 (火) ~ 2018/12/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

Aチーム、Bチーム両方を連続で観劇。それぞれ2つのメインの話があって、最後に意外な形で結びつくという展開は、若櫻のショートストーリー形式と同じ。いずれのチームもラストにうまくまとまり心地よい。
リメイクの2作はいずれもオリジナルを見ているので比較しながら観劇。同じキャストの方が別な役で出ていたりと比較しながら見ても面白い。2つの新作も、意外な形でリメイクの作品と関連をしていて楽しい。
決して大掛かりできれいな舞台があるわけでもないし、有名なキャストの方の出演もないですが、誰も傷つけないほんわか温かいストーリーは、計算された照明、音響、個性的な出演者の演技も相まって、笑いあり、涙あり、前向きな希望ありの、心地よい時間を過ごさせてくれます。いずれのチームの話も、学生時代の友情話がベースになっていて、若い人にも昔若かった人にも、何かしら思い出させてくれる話に仕上がっていました。
Aチームは女性キャスト中心、Bチームは男性キャスト中心ですが、いずれも個性豊かなキャラばかり、楽しみ方はそれぞれだとは思いますが、誰かに共感できるのではないかと思います。
残念なのは、若櫻では毎回のお楽しみの前説という名の雑談が、今回はいつも担当の武田さんが他の舞台に客演中のためかなかったということでしょうか。楽しみにして早めに行ったのですが…。それと、共同主宰の松下さんも他の舞台に客演中で出演がなかったということ。次回以降に期待です。

スナップ・アウェイ

スナップ・アウェイ

ZERO BEAT.

テアトルBONBON(東京都)

2018/12/11 (火) ~ 2018/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

全体的にはコメディーテイストでありながら、ちょっと切ない家族愛あり、(本当の?)オカルト要素もあり、シリアスなサスペンス的な部分もある、見どころがてんこ盛りのエンターテインメントでした。
出演者の方々の演技も素晴らしかったですが(特に女性キャストのキャラの立ち方が強烈過ぎてびっくり)、とにかくストーリーと脚本が素晴らしい。今年のゴシップ的な話題も随所に取り入れつつ、全ての出来事が伏線となり、ラストに全て回収されてすっきり。
大笑いしてハラハラして大感動、ラストはちょぴり涙で希望!。個人的にはZERO BEAT.の公演の中でも一番好きな舞台になりました。
少し残念だったのは、カーテンコールのあと感動で観客の拍手がなりやまなかったのですが、ダブルカーテンコールがなかったこと。最後にもう一度キャストに出てきていただければ、大いにわいたのではと思いますが、いろんなキャストの方にお見送りをして頂けて、本当にいい1日の締めくくりでした。
間違いなく今年見た舞台の中で(さらに言えばこれまで見た舞台の中でも)ベスト3に入る印象深い一本です。純粋に心から楽しめる舞台です。

時代絵巻AsH 特別公演『水沫〜うたかた〜』

時代絵巻AsH 特別公演『水沫〜うたかた〜』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/12/05 (水) ~ 2018/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

毎度まずは客入れなどの運営や、当日パンフがこの劇団さんは素晴らしいです。落ち着いてみることができます。開演前の音楽も気持ちを盛り上げるのに一役かっていました。
時代が壇ノ浦の戦いの時代、言葉も今風でない言葉使いでわかりにくい、(また個人的に)歴史に詳しくないため時代背景や人物の関係性がピンとこないなど、いくつもの敷居がありましたが、現代劇にはない、あの時代ゆえの人々のつながり、武士の心意気、男たちの熱い思いでラストはジンときて涙が出そうでした。
時代絵巻となると、ぱっと見ちょっと敬遠しそうになりますが、是非見ていただきたい劇団さん・舞台です。来週はじまる「しののめ」にも期待です。初めての観劇でも楽しめること間違いなしです。

キャンプ荼毘

キャンプ荼毘

ひとりぼっちのみんな

STスポット(神奈川県)

2018/11/21 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

千穐楽の「び」チームを観劇。見終わった後、「だ」チームも見たかったととても後悔しました。キャストが違うとどうなるのか、本当に気になった舞台でした。
キャストは個性の違う若い8人の女性のみ。踊りあり、歌あり、劇だけではない様々な要素を存分に楽しむことができました。女性だったらきっと誰かに共感したり嫌悪感を感じたり、男性だったら誰かを推したり女性って怖いって思ったり、見ている人なりの楽しい見方ができたものと思います。千穐楽は満席で、客席の間隔も狭く、前の方の背中と足が触れそうなくらいで、お世辞にもよい環境ではありませんでしたが、客席もステージもとにかく熱気にあふれていました。
一言で感想をいうとしたら、久しぶりに熱い想いがほとばしるような舞台を拝見しました。大満足の1時間強でした。

雰囲気のある死体

雰囲気のある死体

劇団かに座

横浜関内ホール(神奈川県)

2018/11/30 (金) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★

さすがに50年以上も続く劇団さんで、アットホームな運営は毎回素晴らしく感じます。
ただし、今回の演目は「不条理劇」というジャンルになると当パンにも記載されていましたが、個人的にはこの舞台を通じて出演者は何を訴えたかったのかはっきりしないし、ラストのオチも結局よくわからず、どうもしっくりこなくて、終わっても正直何も心に残らず、あまり感じることもありませんでした。
ハッピーエンドがよいとは言いませんが、いろんな方々が支えている劇団の演目としては、個人的にはあまり適切とは言えなかったのではと少し残念でした。

わんちゃん【劇団かえる】

わんちゃん【劇団かえる】

劇団かえる

スペース・オルタ(神奈川県)

2018/11/24 (土) ~ 2018/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

この劇団さんの舞台の観劇は3度目ですが、毎回キャストの皆さんの演劇にかける熱意と関係者の方々の協力が感じられる、他とは一線を画す劇団さんです。オリジナルの本ではないのですが、前回の公演の「すべての風景の中にあなたがいます」同様、今回も本のチョイスがとにかくよく、面白さの中にもほっこりじんわりとさせるラストが感動的な2時間弱でした。また音楽の使い方も印象的でした。
まるでアンジャッシュの勘違いコントを彷彿とさせるコメディーの連続の中にちりばめられた真実の想いや優しさが、ラストシーンで心にどんと響いてきて、知らず知らずのうちに目をハンカチでぬぐっていました。
社会人でありながら、演劇を身近にという信念のもと無料での公演を10年も続けてきたことは、本当に素晴らしいとしかいいようがありません。
これからも、笑いの中に優しさや人の想いが感じられるような、気持ちのよいすがすがしい舞台を期待しています。

ZERO BEAT.特別公演『女子会×男子会=□□□□』

ZERO BEAT.特別公演『女子会×男子会=□□□□』

三栄町LIVE

三栄町LIVE STAGE(旧フラワースタジオ)(東京都)

2018/10/31 (水) ~ 2018/11/14 (水)公演終了

満足度★★★★★

とにかく笑いっぱなしの1時間半でした。男性視点のシーンと女性視点のシーンが交互に繰り広げられて、それぞれの感じ方のギャップを楽しめます。
Bチームを見たのですが、男性チームのアドリブかなとも思わせるような熱いやり取りは、終始笑いを誘っていました。
女性陣も、全員個性爆発で、かわいくもあり、面白くもあり。小さいスタジオでの公演なので、舞台と客席が近く、ビシビシとキャストの熱量が伝わって来ました。
笑いたい方、すかっとしたい方には、最適の舞台でした。ZERO BEATは、ハンムラビではしびれるようなサスペンスを、想咲の結〜そらのむすび〜では涙々の家族愛を、そして今回の舞台では極上の笑いを見せてくれました。どのような舞台もこなせるユニットとして、今後にも期待です。

ハウス&シーク

ハウス&シーク

劇団コスモル

OFF OFFシアター(東京都)

2018/11/07 (水) ~ 2018/11/11 (日)公演終了

満足度★★★

個性が強くきっと好き嫌いがはっきり分かれる劇団さん。オープニングの歌とダンスも、面白いという人と必要?という人とに分かれるのではと思います。
話も、荒唐無稽なはちゃめちゃな内容で、面白いかと言われれば見る人の趣向次第、演劇にリアリティを求める人には全く向かないかも。
楽しい舞台ではありましたが、個人的には肌に少し合わなかったかなという印象でした。ただし、熱狂的に支持する人もいるのでしょうね。ちょっと他にはない劇団さんでした。

想咲の結〜そらのむすび〜

想咲の結〜そらのむすび〜

ZERO BEAT.

コフレリオ 新宿シアター(東京都)

2018/10/23 (火) ~ 2018/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

ラストはちょっと出来過ぎの感がありますが、全編通して感動の連続。親って、家族って、って改めて考えさせてくれる感涙必至のとても良い舞台でした。

紅姫物語【ご来場ありがとうございました!】

紅姫物語【ご来場ありがとうございました!】

劇団えのぐ

萬劇場(東京都)

2018/10/24 (水) ~ 2018/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★

舞台、衣装、メイクなどがとても艶やかで、登場人物も個性的。
お話も妖怪と人間の物語ではありながら、40年にもわたる純愛の物語で抒情的でした。
最初の踊りもカッコよくてGood。今回特に、照明と音楽・音響がとても印象的で、不思議な空間をとても印象的に描いていたと思います。
前説を兼ねた写真撮り放題の雑談も、早く着いた観客にとっては、とてもお得な感じでした。

Short story's

Short story's

演劇商店 若櫻

現代座会館(東京都)

2018/10/18 (木) ~ 2018/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

いつもの骨董店の品物にまつわる短編という構成ではありませんでしたが、バラバラの短編が紡がれて最後に1つの話になるという構成は、テンポもあって心地よい。
途中、「シャー少佐ゲーム」という笑い要素もいれながら、話は意外なラストへ。一番気になっていた、なぜ画家が記憶喪失になったのかについては明確なシーンがなく、個人的には少しもやもや感が残りましたが、登場人物が皆優しく、全編を通じて舞台にここちよさが漂っているのは、これまでの公演と同じで若櫻らしい。
目を引くような派手なシーンや過激なシーンがないのも好感が持てます。また今回は出演者の人数が少ないので、一人一人の演技を十分に見ることができ、それぞれの演者がとても印象に残ります。
東小金井から徒歩10分とちょっと劇場が遠いという難点はありますが、会話中心の心にしみる優しい舞台が見たい方には、本当におすすめです。
これまでは若手劇団の「Toy's BOX」や「えのぐ」とのコラボ色が強かった部分がありましたが、今回は純粋な若櫻としての舞台という印象でした。
客入れ時の前説という名の雑談もとても楽しいです。是非30分前に劇場に足を運ぶことをお勧めします。

バイバイ・マイホーム

バイバイ・マイホーム

踊る演劇集団 ムツキカっ!!

シアター風姿花伝(東京都)

2018/09/26 (水) ~ 2018/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

久しぶりに舞台を見て、大笑いして、涙をながしました。
お墓の販売会にきた訳ありの3組と、霊媒師、ちょっと個性強めの男女の販売員、墓石の彫刻をする職人、それにご先祖様まで加わってドタバタ劇かと思いきや、それぞれの人生についてしっかり考え抜かれたヒューマンドラマに仕上がっていました。
ラストはそれぞれが悩みを解決して、絵に描いたようなハッピーエンドで、心がほっこり。本当にじんと来ました。
ちょこちょこ挟まるストーリーに関係ないダンスも本格的で、舞台に華を添えていました。
脚本もキャストも本当に秀逸でした。最近みた舞台の中では本当に一押しです。

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