Where?
劇団24区
早稲田大学学生会館(東京都)
2017/12/01 (金) ~ 2017/12/03 (日)公演終了
満足度★★★
気づいて見れば、異質な面々が、遺失物センターの一室で、"遺失物"ガールのために、サム・アップ! ウトウト誘う、愛すべきウダウダ振りの、あっさりニクメン触りの良さ。ユルさのなかに "ナニ!" がある?
ドリーマーズ
劇団YAKAN
高田馬場ラビネスト(東京都)
2019/08/30 (金) ~ 2019/09/01 (日)公演終了
満足度★★★
その日を生き延びる“夢”のはずが、いつしかそのために生きて行く夢と成る。 “夢”に見た、みんなの夢を叶えることが夢、終わりなく続く夢に懸命な姿がうれしい。 ドリーマーズの熱い思い、その火元が剝けて見えたなら・・・沸騰が伝わったこちらも“ドリーマーズ”になれたかな。
AnOthEr R/LIghtS
有限会社がらんどう
APOCシアター(東京都)
2019/03/16 (土) ~ 2019/03/17 (日)公演終了
満足度★★★
オレにはつかめはしなかった。 眠っていたはずはないのだが、壁の中のからくりの引き金が突然引かれてせつなく弾けた。 中にいたのではそんなものか。 レオには見えていたのだろうか・・・
きみなしで生きてみよう
BALLADs
明石スタジオ(東京都)
2017/11/09 (木) ~ 2017/11/12 (日)公演終了
満足度★★★
クセがすごい "名画座" 、癖になりそう・・・ どこかハズシたやり取りを "観察" すれば、偶然を装う必然に結びつき三十年、自棄で縋り続けた "はぐれ者" の傷創が疼くよう。 心が跳び、心が受け止めた(!) 二つの墜落にかかる身勝手の始末はコマ送りな輝きを解き放っていた、苦い感動を滲ませて。
半神
ナナイロスペース
アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)
2016/03/18 (金) ~ 2016/03/21 (月)公演終了
満足度★★★
2/4の神秘
もろもろ等間隔に、平和的な演出、楽しそう。引き裂かれた少女はどちらでもありどちらでもない1/2。孤独を知り自我を得て人間界へ。螺旋の涯に身を隠す1/2。霧笛を頼りに探し求めれば胸苦しい、不意に姿を見せたときの双生の魔性を想像しておののく。
誘蛾譚
モリンチュ
koenji HACO(東京都)
2015/09/25 (金) ~ 2015/09/26 (土)公演終了
満足度★★★
水上のセレナーデ
優しい嘘が発する希望の光に導かれた聖なる道行きに同船しているような、小さなHACOの中での"接近戦"。明瞭で観やすい演出に良さを感じる反面、亡命のハングリーな緊迫感との両立を求めるのは欲張りか。持ち味の「泥くささ」をもっと嗅いでみたかった。
マナナン・マクリルの羅針盤 2018
劇団ショウダウン
シアター風姿花伝(東京都)
2018/08/11 (土) ~ 2018/08/16 (木)公演終了
満足度★★★
すべてを溶かし込んで生み出される漆黒 と 蒼、深まるほどに近づく風景は 心を映して曖昧に移り変わる。 破け曝した色々が 鮮烈を増して、螺旋の如くに混ぜ合わされば・・・ カレーなる味の深まりを予感させる素材の良さにとーても期待!
わたしは…
ソラミミ
北池袋 新生館シアター(東京都)
2019/09/13 (金) ~ 2019/09/16 (月)公演終了
満足度★★★
銀座あたりで観る朗読劇のように品があるなぁ と途中ふと思い浮かぶ。 清新な、それだけにそぐわなさをも隠せぬ、だからこそまぶしく迫る気がして、妙に緊張したまま視聴。 情感に富む詞・曲を 感情に達する音にまで深めていって欲しい。
Fabula Fibula
乱痴気集団ミソナナ。
新中野ワニズホール ( Waniz Hall )(東京都)
2017/11/11 (土) ~ 2017/11/12 (日)公演終了
満足度★★★
愉快だった航海が罪な飴玉に翻弄されて、凄惨な後悔に酔わされる。 永遠なる絶対に飽く魔の者の統べる理想郷、まさにファビュラ・・・ 漕ぎ着けるものならば見てみたい。 が、無理なのだろう・・・ 有期なる相対に浮沈する生身の人間である限りは。
フィーリアル
発条ロールシアター
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2016/11/03 (木) ~ 2016/11/06 (日)公演終了
満足度★★★
掛かった指先がスルリ・・・の巻
取り付かれたパンティはカラフルで魅力的なものばかり。いざ、穿いてみたら (!) 肌ざわりが・・・ なじむのに一晩。ベランダで干しっ放しだったから? 半乾きくらいがやむにやまれぬ狙い目、また盗りに行かずにおれない・・・
SILVER to BLACK
HyouRe Theatre Company
アサヒ・アートスクエア(東京都)
2015/04/11 (土) ~ 2015/04/12 (日)公演終了
満足度★★★
このユルさはアリ!
不思議な始まりが最後に畏れと繋がる。意外性あふれる未知の表現に感覚的についていくうちに、いつの間にか大切なことが心に浮かびあがっている。飄々とクセのある面白味、なるほど賢治の世界だこれはと得心させられた。
灯トモシコロ
Fallen Angels
シアターシャイン(東京都)
2016/11/10 (木) ~ 2016/11/13 (日)公演終了
満足度★★★
ヒトノヨノイキチヲススリ・・・
何層にも積もる土地の記憶 と 逢魔が時 が重なり合うとき、新たな記憶の層が重ねられていく。根の深いまぼろしがその土地その土地の”真実”を生み出す、信仰と科学の間に際立つ”真実”を。スケールの大きな作品、であるからこそ持て余すことのないスケールの大きな舞台で観られたら・・・と夢想する誰そ彼。
お願いだから殴らないで
MacGuffins
シアターKASSAI(東京都)
2016/11/16 (水) ~ 2016/11/27 (日)公演終了
満足度★★★
夢追い人
パーな瞬間と引き換えにアイジョウの夢を見た。残すもののないオトコの、あの流れからの「愛しています」には残るものがあった。熱くエネルギッシュな流れの先、海まではもう少しありそう。
途方も無い宇宙の話
即席ユニットアバルブ
東高円寺 カットウ(東京都)
2017/08/24 (木) ~ 2017/08/27 (日)公演終了
満足度★★★
女の泥酔のなか、マスターの陶酔のなか、小さな葛藤のなか に宇宙はあり、 ぐるぐるまわる際限のなさ が宇宙であり、 まわりのすべて に宇宙が見える。 “引いて” 覚めた宙から見れば、あまりにありふれた、でもそれがすべてであるような “ささいなこと”・・・ ベクトルをミクロへ、ミライへ向けたならこの日の酔いとリンクするのだろうか、耳をそばだて聴いてみたい。
『ザネリの願い』
くじらシティ
テルプシコール(TERPSICHORE)(東京都)
2018/01/13 (土) ~ 2018/01/13 (土)公演終了
満足度★★★
3つの "衝撃" が瞬時に重なる・・・混乱するし認めたくないよね、それは。ギュッと固まった気持ちをカンパニーにギュッと溶かされて、ミルキーな旅へ。 "下り" に乗せてあげたい・・・そんなナガノくんの扱い方でかなり印象が変わりそう。 空間的にギュッと魅せるような演出も面白そう。
夢途切相駆彼岸
明橋文学
荻窪小劇場(東京都)
2018/10/13 (土) ~ 2018/10/14 (日)公演終了
満足度★★★
それはどこまでも彼であって、彼ではない感覚。 そこは彼の夢の中で、彼の制御及ばぬ ”世界” 。 でも彼は ”世界” を択べる、より身軽に、よりリアルに・・・そんな時代感覚。 無数の彼が重なり合う現実に目覚める前、取り戻せそうで叶わない大事に出会う前・・・ いじけて斬り捨てる若さがいじらしく疼く。
Teacher×Teacher×Teacher
劇団108
山王FOREST 大森theater スタジオ&小劇場(東京都)
2016/11/26 (土) ~ 2016/11/27 (日)公演終了
満足度★★★
瑞々しい森
等身大でマイペースな向上心が生む快活さ が劇団のカラーと相俟って居心地の良さを感じさせる。 Teach した者も Teach された者から Teach される… 明るく元気が出てきます。
風は垂てに吹く
テトラクロマット
吉祥寺シアター(東京都)
2016/08/18 (木) ~ 2016/08/23 (火)公演終了
満足度★★★
ありがとう、ライカ!
タテよりもヨコに目が向く。モーニング・グローリーを目にした感は持てなかったけれど、光るシルクロードを翔け昇るラストは美しい。 闇を知ることで光を識る、無念の想いが浮遊する狭間から僕たちがテイクオフできて、良かった。
英雄コレクション
ジョーカーハウス
サンモールスタジオ(東京都)
2016/07/21 (木) ~ 2016/07/24 (日)公演終了
満足度★★★
抵抗するキュアの表情!
ガールズ観劇。’ログアウト’できない現実世界、でも’ログアウト’の欲望に駆られるようになってしまうかも、その先にはウイルスとなった自分が・・・。彼女は「良性の」ウイルスとして破壊でなく修復再生に目覚めたらしい、カーテンコールの姿と合わせ清々しいエンディング。特に前半の進行は「早く早く!」とこなしていた印象、処理速度アップでよりクリアな世界へのバージョンアップに期待!
つまり夜明けの口笛はなぜ悲しいか
システマ・アンジェリカ
早稲田小劇場どらま館(東京都)
2016/06/11 (土) ~ 2016/06/13 (月)公演終了
満足度★★★
アイしてる?
果てしない文字の波に洗浄されて流れのままに黒い'て'に手を貸していないか 知らぬまに黒い’て’と化していないか。 燃え盛る夜明けの口笛は悲しい がその一方でどこか浮かれている・・・ つまりいろいろと焦燥がつのる舞台。 'いつつめ'が開いたらもう少し助けてもらえただろうか。