陰陽師の観てきた!クチコミ一覧

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光射す場所へ歩く君たちへ

光射す場所へ歩く君たちへ

AUBE GIRL’S STAGE

テアトルBONBON(東京都)

2016/06/08 (水) ~ 2016/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

これは良い誤算
女子だけの舞台、第一回公演。
ちょっと舐めてましたが、良い意味の誤算。
まさか、こんな骨太で深いストーリーを観ることができるとは。
演出・脚本さんの心意気を感じました。

誤人(ごにん)

誤人(ごにん)

企画演劇集団ボクラ団義

シアターKASSAI(東京都)

2016/03/23 (水) ~ 2016/04/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

切ないミステリー
「遠慮がちな殺人鬼」以来の番外公演、奇しくも同じKASSAI。
いつも以上に客席に近い舞台なので、演者の声、涙、汗、慟哭、その他諸々を熱く感じられる、それが番外公演の楽しみの一つ。
大友さんの絶叫、齋藤さんの罵声、竹石さんの不敵な笑み、福地さんの啜り泣き、加藤さんの熱さ、若狭さんの冷徹な眼、などなど。
ストーリー展開はありがちに見えて、最後近くにひっくり返されて、さらにまたひっくり返す。
普通の舞台で二時間半だと途中ダレる所が多いけど、相変わらずの久保田節でした。

ガールズトーク☆アパートメント -2010.ver&2015.ver-

ガールズトーク☆アパートメント -2010.ver&2015.ver-

UDA☆MAP

シアターKASSAI(東京都)

2015/07/29 (水) ~ 2015/08/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

2010観劇
6番シード宇田川さん主催の夏の恒例舞台。昨年も観ました。
永吉明日香さん野中美智子さん出演の2010ver。
ストーリーはグダグダです(笑)ただ、笑えるだけじゃなく、少しほっこりします。少し泣けます。
派手な殺陣もダンスも無いですが、こんな舞台も良いです。

ネタバレBOX

関東以外に住んだこと無いはずなのに名古屋弁を喋り捲る永吉明日香。
田舎から上京した女性役として適任。そうめんシーンは毎回パワーアップしている模様。一年でずいぶんと魅せる人になりました。
本舞台の筋をコントロールしているのは野中美智子。さすが多くの舞台と現場で仕切ってるだけの事はあります。
長友知美さんの窓の外のシーンは、胸に来ますね。
LAST SMILE  ラストスマイル

LAST SMILE ラストスマイル

ENG

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/07/22 (水) ~ 2015/07/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい舞台でした
2時間半、休憩なしという、モノによっては過酷となる時間を全く感じる事のなく。
ハイレベルの殺陣、重みのある台詞、これだけでは重くなりそうな所に挟み込まれるコミカルエピソード。それらが絶妙にマッチしてる。
さすが5回も再演されるだけの事はあります。

個人的には石部さんと塩崎さんの、刀を持たない対決が最高でした。
そして大神さんの重厚な殺陣と竹石さんとの対決。
凜として優しい木本さんに、近距離パワー系から広範囲パワー系に進化した大友さん。この2人は裏のヒロインだったと思いました。

門野さんや福地さんの鮮やかな動き、見た目から想像できない動きが出来る内田さん、なぜ違和感がないのか全く理解できないが見たら納得できてしまう高城さん(笑)などなど、全ての方々が生きていました。

大千秋楽のカーテンコールでの石部さんの言葉、忘れられません。
トリプルコールでの客席との掛け合い、これも宝物です。

DVD発売記念イベント、待ってます。

金と銀の鬼─チェインソウル─

金と銀の鬼─チェインソウル─

X-QUEST

王子小劇場(東京都)

2015/06/17 (水) ~ 2015/06/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

鬼と人と人形
QUESTはベニクラゲマン、ミラージュに続いて3回目ですが、金と銀の鬼は哲学的な内容が濃かったように感じました。
兎歩反閇に似た所作、激しい殺陣、目前30cmを駆け抜ける鬼たち。
最後の鬼たちが切り結ぶシーンは、美しくて切なくて。
できれば4面で見たかったのですが、2公演のみで。

そして沖野さんが嬉しそうに楽しそうに動いているを見られるのが幸せ。

舞台 新選組オブ・ザ・デッド

舞台 新選組オブ・ザ・デッド

舞台 新選組オブ・ザ・デッド

HEP HALL(大阪府)

2015/05/02 (土) ~ 2015/05/04 (月)公演終了

満足度★★★★★

大阪初日千秋楽観劇
映画版スピンアウト、映画キャスト+ボクラ団義での舞台化。
あの幕末の大事件にはゾンビと新選組が関わっていた、その語られない真相を、笑いを交えながら大胆に描く時代劇。
冒頭から感じる微妙な違和感を後半に全て予想外に回収する、殺陣は比較的少なめですが、アクションと会話のバランスが絶妙な舞台でした。
根底には久保田作品の共通項「命」、そして本作ではもう一つ「名を継ぐもの」でしょうか。
初日と千秋楽を観ましたが、どちらもほぼ満席で、これを持って東京でも成功してほしいです。

ネタバレBOX

ボクラ団義過去作『耳があるなら蒼に聞け』とほぼ同時代を描く、なので同じ役をやる人、別の役をやる人、『耳蒼』を見た人ならさらに楽しめる仕掛けもあり。
中村さんの武田観流斎、大音さんの登勢は、おそらく観た人のほとんどの頭にあるイメージと同じではないでしょうか。
沖野土方の局長に対する感情と信頼の表現、熱い漢竹石さんが三枚目に徹している所なども必見。
沖野さんのセクシーシーンとどつき芸、大友さんの顔芸、添田春原のコンビ芸などなど、団義ファンならニヤニヤするシーンも多数。
他木本さんや梅田悠さんなど目を惹く人や、お笑いの方々のシーンとのコラボがいい感じに挟まってます。

個人的名シーンは、沖野土方が斬った隊士に、そっと羽織を掛ける所でした。
忍ブ阿呆ニ死ヌ阿呆

忍ブ阿呆ニ死ヌ阿呆

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/03/11 (水) ~ 2015/03/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

忍ブ阿呆ニ死ヌ阿呆 ヤングチーム公演
本キャストの一部を、専門学校生徒&オーディション最終選考者に変え、ヒロインを外部からでなく大友歩を抜擢した、特別公演。
出演しないキャストもモブシーンで出ますが、本公演と違って、いやむしろ伸び伸びと好き放題に(笑)楽しんでいます。

上記の通りのキャスト陣なので、台詞のタイミング等粗い所は散見できるし、レベルの高低もあります。が、何名かの演技に目が留まるのも事実。
今後、この内の何人が頭角を表すのか、楽しみです。

遊びの部分を含めて、本キャスト公演に迫るレベルと思いました。

ネタバレBOX

目に留まったのは末吉役の松本悠貴、市役の安達優菜、江役の館内美穂。この3名の舞台はまたどこかで観たい気がします。

大友歩さんの風花は、初演も森田涼花・本キャストの今出舞とは違ったキャラで、髪型も武器も変え、いつもの豊かな表情を抑えながらの熱演。殺陣は3人の中では一番と見えます。

大音さんの茶々は、出るだけであれだけの笑いを取れるのが凄い。そして淀殿となった時の存在感たるや。

松嶋さんの築山殿、女御っぽい髪型が思いの外似合っていて、出来たら本キャストの家康殿との絡みが観て見たいですね。
忍ブ阿呆ニ死ヌ阿呆

忍ブ阿呆ニ死ヌ阿呆

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/03/11 (水) ~ 2015/03/22 (日)公演終了

満足度★★★★

忍ブ阿呆ニ死ヌ阿呆
私がボクラ団義の舞台を初めて観たのが、忍ぶの初演でした。
以降、番外公演・PlayAgainを観劇。そして『忍ブ~』で初演再演両舞台を観ます。
まず感じたのは、細かい所がブラッシュアップされていて、より判り易くなっていたこと。芝居の大きな流れ、ストーリーとエピソード、結末は初演と同じですが、セットの変更もあり殺陣の進化とも相まって、バランスが良くなった感じです。
そのせいか、時間も過去最長クラスとなりましたが(笑)椅子が良い劇場なので大丈夫でした。
随所に入る笑いのシーン、毎回常識外の事をしでかす前説含め、存分に楽しめる舞台です。

ネタバレBOX

ネタバレ的感想。
・セットは初演よりも横幅が狭く高さがあり、どんでん返しの位置が変わっているのが大きな所かと。上のスペースが狭めなので、あの場所での殺陣は難度が高そうです。
・中村さんの手裏剣投げが変更されてるのは、やはり刺すのが難しかったからでしょうかw
・大神さんの末吉、福田さんの光秀が、信長からの乱暴な命令と態度に苦しみ葛藤する所が初演よりも細かく丁寧に描かれ、信長の非道さがより明確になり、後の行動への動機付けがわかりやすくなったかと。その沖野信長も細かくレベルアップしてました。
・糸永さんの半蔵、添田さんの長政、竹石さんの小助も初演より渋く華やかになったと受け取りました。
・千代さんは骨太になっていて、実際の秀頼が190cmの大男という設定に近い印象を受けました。
・今回からの出演では、吉田さんの勝家がイメージ通りで凄く気に入りました。

不満が無い訳ではなく、上記の通りブラッシュアップされスマートになった分、武骨で荒々しいイメージが薄れたのが残念。
好き嫌いで言えば、団蔵は初演の塩崎さんのやったキャラがどうしても頭にあり、あのワイルドさが必要なように感じています。
あと、蜂須賀小六、小沢さんも良いのですが、山健さんが、ね。

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