Toruの観てきた!クチコミ一覧

41-60件 / 70件中
トレイントレイン〜10人の嘘つき〜

トレイントレイン〜10人の嘘つき〜

制作「山口ちはる」プロデュース

「劇」小劇場(東京都)

2019/06/26 (水) ~ 2019/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

役者さんは大変だ。 客入れのわさわさの時から大半のキャストが板の上ですでに演技を始めている。 客席はどこに目をやればいいのか戸惑ってしまう。 喫茶店(カフェではない)の店員さんの○○が盗まれて犯人探しが始まる。犯人は?、、、という芝居。 テンポが実によく、また絶対的主人公が不在で、見ている方は目が離せない。最後は、、、OMG。これはおススメです。

ケルベロス

ケルベロス

ホチキス

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2018/08/07 (火) ~ 2018/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★

ホチキスボイルド。て何? ハードボイルドから連想し、勝手にシリアスものかと思い込んで劇場へ。 始まる前の音楽もいつものホチキスと違い、洒落た音楽が、、、。 と思いきやテーマが社会モノ(広告業界)であって、あとはいつものホチキス流。ということで安心してニヤニヤしながら見ていました。 村上さんのホチキス出演も久々でしたがよかったです。 

『僕と死神くん』『KNOCK KNOCK KNOCK 或いは別れた記憶たち』

『僕と死神くん』『KNOCK KNOCK KNOCK 或いは別れた記憶たち』

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターサンモール(東京都)

2019/12/18 (水) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★

昨夜行ってきました。Knock Knock Knock。PMCは2度目の観劇ですが、このカンバニー、(女性に)人気があるだけあってさすがクオリティ高い。シナリオは凝っていて、でも複雑すぎない(→これ重要)。 役者さんが皆キレがある。 でもってふざけるところはとことんふざける。 要はバランスが良いんですね。 オムニバスっぽい話でどれも面白かったけど自分の中では「みにまむ」が良かったかな。

空っぽフラレーター

空っぽフラレーター

制作「山口ちはる」プロデュース

シアター711(東京都)

2018/10/03 (水) ~ 2018/10/08 (月)公演終了

満足度★★★★

先週の5日金曜日夜に観劇。
80-90年代の連ドラ、ラブストーリーを見ているような既視感で楽しめた。
どなたかも書いていたが、「単純明快、、」と似ているものの、「単純明快」のほうがより「Pure」、こちらは「ベタ」なラブコメといったところか。
主演の二人はもちろん、取り巻く人たちのそれぞれのキャラが愛らしい。
あえてあげるとすると「ブラコン」を演じた絵理子さん、おとなしめの総菜販売員を演じた西出さん、がよかったかな。

わたしの、領分

わたしの、領分

「わたしの、領分」製作委員会

大泉学園ゆめりあホール(東京都)

2018/10/18 (木) ~ 2018/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★

自閉症の子供をもつ親とその関係者の苦悩という重いテーマを扱う芝居。 あまり深く調べずに観に行ったが劇場につくと「再再演」と書いてある。 見終わって納得。 ダブルコールもあり、良い芝居だったと思う。
胸に刺さるセリフがいくつかあった。 その一つがタイトルにある「領分」や「あいまいさ」。 世の中どんどんとデジタル化だったり、特に仕事では合理化が良いことが持て囃される傾向があり人は「あいまいさ」を軽視する傾向がある。しかし「あいまいさ」を許容する文化は必要だと思うし、恐らく今回のテーマとなっている世界では本当に必要なんだと感じた。
(若干ネタバレだがもう大千穐楽が始まったのでいいかな) 榎あづささんは客入りからラストまでほぼ出突っ張りでお疲れ様でした。 それも複数の人格を演じていてすごかったです。 大ラスでは僕の席の真横で演技されていてびっくりしました。
推しのマリカ様は真面目な心理士と内面の葛藤を見事に演じてくれました。 この方はダークエンジェル的な印象が強いのですが、最近では「バクステ」「わたしの、領分」と違う顔を見せてくれて嬉しいです。 前作「死旗」では「○○じゃ〜」しかセリフなかったですから、、役者面会時間で初めて直接挨拶出来て満足。
早山さんはこの重いテーマを扱う上で必要となる「清涼剤」的な役回り。 何やら制作委員として関わって来られとかで作品への思い入れも強かったようです。 彼女の演技に救われたシーンも多かったのではと思います。
最後に、作演出の松澤くれはさんの冒頭の携帯電源オフのお願いの時のセリフ「舞台の上と観客席には線はないと思っている」だから「万が一携帯の音や光が客席に発生すると居合わせたお客様同士が不愉快になるだけでなく、同じ空間を共有している舞台の上の役者にもそれが伝染する(だったか)んです。」とかいう話を聞いて「この方、本当に演劇を愛しているんだなあ」と感じ入ってしまいました。
テーマが重そうだったのでやや二の足を踏んでましたが、行って良かった!

ラクゴの国へ、いらっしゃ~い!

ラクゴの国へ、いらっしゃ~い!

ラチェットレンチ

シアター風姿花伝(東京都)

2018/11/02 (金) ~ 2018/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★

「らくごもん」を観劇。 落語にかける師匠とお弟子のあつ〜い話なのだが、これが良く出来ている。 派生したようなお話も最後にはぴしっとまとまり、オチも完璧。 自分は特に落語のファンでもないが、今後観に行こうかなと思わせる雰囲気が十分にあった。

空と東京タワーの隣の隣

空と東京タワーの隣の隣

マコンドープロデュース

下北沢 スターダスト(東京都)

2018/11/17 (土) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

狭いハコの特質を考慮した超シンプルな演出。演劇がゆえに物語は多少は時代が遡ったり戻ったりするが観ている方はストレスなく楽しめることが出来る。

昨年末に観た山口ちはるプロデュース「勝手にPV」の1幕COLOR(実はこれがとても気に入っていた)の再来? と後から気づき思わずにやり。

微妙なアクセントの照明、切ない音楽。 観客の心を掴んでいたと思う。

これから東京タワーを見るたびにきっと思い出す作品となりそう。

地方在住で適齢期の娘を持つお父様。 ハンカチ持参を推奨します。

フォトジェニック

フォトジェニック

鵺的(ぬえてき)

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2017/01/10 (火) ~ 2017/01/15 (日)公演終了

満足度★★★★

人生初の立ち見だったが苦もなく楽しめた。やはり昨年の「悪魔を汚せ」を見てこの劇団に強烈なインパクトを感じていたのであの感触を味わいたくて観に行ったのだ。正解。インパクト? それは人の裏側にある感情を表現することに他ならない。きっとみんな分かっていてあの感触を味わいたくて来ているんだろうなぁ。

ホチキスミュージアム

ホチキスミュージアム

ホチキス

劇場MOMO(東京都)

2017/01/14 (土) ~ 2017/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/01/20 (金)

20周年イベント第一弾は劇団員がメインのオムニバス。ホチキスらしいキレでしっかり笑える。1つ1つの幕は短く、少人数(時には1人芝居)なので役者の技量が問われるんだけどそこはさすが。次回6月公演がすでに楽しみだ。

ザ・空気

ザ・空気

ニ兎社

滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール(滋賀県)

2017/03/20 (月) ~ 2017/03/20 (月)公演終了

満足度★★★★

時代の雰囲気に対する警鐘を観客にヒシヒシと感じさせる硬派な作品。報道の現場ものは昔から結構好きなテーマ。あまりにも本当ぽくて危ない時代に生きている事を改めて確認させて貰った。

月ノ原中学校音楽準備室(再演)

月ノ原中学校音楽準備室(再演)

ブラシュカ

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2017/02/04 (土) ~ 2017/02/05 (日)公演終了

満足度★★★★

初めての朗読劇。 動きがない舞台をどう楽しめば良いのか不安があったが、いえいえなんのその。 すっかり楽しんでしまった。 複数の作品が絡み合ってちゃんと最後に繋がる、というのだから気が抜けないなんだけど音楽あり、ホチキスの名女優小玉さんの「ちょいちょい」芝居もありあっと言う間に終演。 基本はスッキリ、ホッコリ系。 とてもピュアな感じで家路についた。

GO ON

GO ON

演劇企画 heart more need

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2017/02/01 (水) ~ 2017/02/05 (日)公演終了

満足度★★★★

終演後のトークショーでの話にも出たが、本当に「濃い」会話劇だ。見ている側がそれこそ「息を潜め」て見ることになるシーンが連続する。 人間関係で疲れた人がちょっと息抜きに見る芝居ではない(断定していいのかは意見が分かれるかも)。見終わっての「すーっと」した感もない。 だけど色んなことを考えさせる作品、つまりメッセージ性が強いよい作品だ。 演出家の中村さん、最後の挨拶本当格好良かった。

探偵なのに

探偵なのに

ENG

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2019/10/09 (水) ~ 2019/10/15 (火)公演終了

満足度★★★★

以前から気になっていたENG公演。ドガドガプラスの夏公演に出てくれた那海さんが出るというので(深く調べもせず)「これは観ねば」ということで行ってきた。 劇場で当日パンフを見ていると、ボブジャック(民しょうさん)やら6番シードの関連の方も多く、自分的にはアウェイ感が少なく観劇できた。以前ホチキスで見た今出舞さんも良かった。 満席。

イケメン、可愛め女子役者のてんこ盛り感はあるが、皆さん実力派。 ストーリーに切れがあって観客席は笑いと謎解きに忙しく2時間はあっという間に。 ザッツエンターテイメント。おススメです!

ネタバレBOX

20分くらい?たった所謂オープニングの役者紹介シーンまで那海さんが出てこないので帰ろうかと、、、(冗談)
勝手にPV2

勝手にPV2

制作「山口ちはる」プロデュース

小劇場 楽園(東京都)

2018/12/27 (木) ~ 2019/01/06 (日)公演終了

満足度★★★★

初日行ってきました。 ちょうど一年前に前作「勝手にPV」を見ていたのでオムニバス構成だったり、手法は頭に入っていたので純粋にバージョンアップを楽しんだ感じです。 恋愛、音楽は小劇場の空間にフィットするんですね。魅力的な役者さんたちが「これでもかっ」というくらいやらかしてくれるサービス精神旺盛な舞台でした。 年明けもやっていますのでお時間ある方ぜひ!(私は前作で山口Pワールドにハマりました)

少年少女

少年少女

HIGHcolors

小劇場B1(東京都)

2017/03/15 (水) ~ 2017/03/20 (月)公演終了

満足度★★★★

初めてのハイカラーズさん。7回戦という事と、絵理子さんが出ているということで観に行った。 重いとは聞いていたが、うんずしっと来た。 でも救いがない訳ではないので良かった(前日観た芝居はもっと重たかったので、、、)。 時事ネタも多く色々と考えさせられたことも多かった。 重たい芝居だけど終演時の拍手は文句なしに大きかったと思う。 やっぱり皆んな同じ気持ちなんだな、と思い家路についた。

トレーディングライフ

トレーディングライフ

ピウス

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2017/07/12 (水) ~ 2017/07/17 (月)公演終了

満足度★★★★

面白かったです。でもちょっと脳が疲れました。舞台が変わらない所でずーっと見せることが出来るのは本と役者さんの力なんだろうな、と改めて感じ入った次第。

快物

快物

制作「山口ちはる」プロデュース

「劇」小劇場(東京都)

2019/11/01 (金) ~ 2019/11/10 (日)公演終了

満足度★★★★

頭の回転の鈍い自分には厳しい芝居である。過去、現在を行き来する芝居には時々置いていかれるからだ。 この「怪物」はそれ以上の展開を見せる。 過去、現在、未来、さらに現実とフィクション。うわぁ、ヤバいこの芝居、と思いつつなんとかついて行くと段々とパズルのピースがハマっていく。(諦めずに見続けて)良かったあ、そして、、、(ネタバレなので言わない)。

つまり有り体に言えばよく出来た芝居なのだ。 練られたプロット、無駄のない、それでいて時に大胆な展開。 音楽、照明もとても効果的だ。

人間の内面を抉ってくる作品にありがちな「暗さ」「やるせなさ」だけでは無い見る人に共感できる「何か」があるのだ(ボキャ貧でうまくは説明出来ない)。 理解度を深めるため、確認するために来週もう一度見にいこう。

ちゅらと修羅

ちゅらと修羅

風琴工房

ザ・スズナリ(東京都)

2017/12/07 (木) ~ 2017/12/13 (水)公演終了

満足度★★★★

色々知っていたつもりの沖縄問題。詩森さんはどこまでこのテーマに取り組むのかなあ。多分重いけどきっとやっぱエンタメ要素も、、バランスがとれて、、、、てな甘いい期待で観に行ったら見事に裏切られました。 良い意味で。 メディアが積極的に書かない、描けないテーマをこれだけ丁寧に(官僚言葉の翻訳付き)芝居で伝えることに果敢に挑戦したカンパニーに拍手(昨夜はトリプル)です。

ネタバレBOX

カンパニーのお陰で日米安保、基地協定、合同委員会、全国の滑走路問題と何よりも沖縄の方々の意識について己の無知を知らされました。 オスプレイ配備問題を含め今後もより関心を持ち続けたいと強く感じさせてくれた作品です。 若干肉体的に疲れていたせいもあってか観劇後の疲労感がハンパなく、今日はまだボーッとしています。
怪童

怪童

劇団献身

OFF OFFシアター(東京都)

2019/02/06 (水) ~ 2019/02/13 (水)公演終了

満足度★★★★

劇団献身の第12回公演 「怪童」 を観た。 献身さんは2度目の観劇となるが、自分のツボにくる作品だということは確信した。 非常に面白かった。
今作品はコメディタッチで当然笑いをとるシーンも多いのだが、やはりそれだけでない。 夢を追いかける2人の女の子が都会に出て、(詳細は割愛)やがて女性になり中年になっていく長い半生の中で彼女たちが変わっていく局面が丁寧に描かれているので観客もグイグイ引き込まれていく。 ラストは多分そうなるんだろうなという期待通りだが、それでもスッキリする。 115分、長く感じなかった。 観客の拍手の大きさがそれを裏付けている。
オサムを演じた納葉さんは過去2度ほどIAKUさんの作品で観ていて、「実力ある方」と思っていたが、今回あまりに違う作風でも見事にやってのけてくれたので益々株が上がった。 今後が楽しみな女優さんだ。

ちはる塾〜単純明快なラブストーリー

ちはる塾〜単純明快なラブストーリー

制作「山口ちはる」プロデュース

下北沢 スターダスト(東京都)

2018/02/21 (水) ~ 2018/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★

まずはこの空間をよくぞここまで使い切る、という努力天晴れです。
ストーリーは至ってシンプルなんだけど、泥臭くて、かっこ悪くて、でも多分そこが共感出来て観客はハマりこんでしまうんだろうな。 ウルウル来ました。

ネタバレBOX

窓を開けたり、閉めたりという演出はたまたま1月に観た劇団唐ゼミでもあったのでそれほど驚かなかったけど、ビルの3階ということで井の頭線の音や下北沢の雑踏の音がものすごくいい効果音となり効果大でした。 あと手持ちの月も良かった!

このページのQRコードです。

拡大