死旗
鵺的(ぬえてき)
ザ・スズナリ(東京都)
2018/09/12 (水) ~ 2018/09/18 (火)公演終了
満足度★★★★
tsumazuki no ishi×鵺的『死旗』千秋楽観劇。
高木さん寺さんの作品ならば例え表現が過激であっても、現実と地続きな幻想であると信じて向き合えるので、劇場で息を飲みながらも見続けられる。
どうしてこんなに非現実なのに役者達は生々しく演じられるのだろうか。称賛しかない。誰々が演じてるから、じゃなくてそこに居る。
とんでもなくファンタジーなのに、とてもリアル。
混沌として、融合して、逆転すらして、それでもぼくらは生きていく。その姿は美しい。
蝋燭の裸火、雨や川の本水、生命の液体すらも水で表現。スズナリの空間を存分に使い切っていて、狭さではなく密度を感じさせる。
基本的に明かりは暗い、けど、それは時と場所を考えたら当たり前。むしろ、それにプラスしてるから明るいんだろう。加減が舞台美術と合間って美しくて見惚れる。
鵺的というブランドを高く買っている上で、マリカちゃんと祁答院くんが出るなら、と
(予定の読みにくい)私にしては珍しく先行でチケットを買った。引きセンターという要望通りの席で楽しめたことも、ありがたかった。ロビーや客席内の案内も的確だし、安心して見られるって嬉しいこと。
もしかしたら、役者以上に大変だった音効さん。
⚡☔🍃🔫👣
お疲れ様でした。
残美が残美で居れたのは、貴方のおかげです。
金魚花火
Rebel Group
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2018/09/12 (水) ~ 2018/09/16 (日)公演終了
満足度★★★
金魚部千秋楽観劇。鷲尾さんの優しさが滲み出てて、いいなぁ。
スーパースター菅野は、情報過多で一人だけ豚骨だった(笑)。いいダシとコクの豚骨は美味しかったです!
しかし、あのパッションマジックは、一体何だったんだ!?続き見たいぞ!?(笑)
機械城奇譚
少年社中
ザ・ポケット(東京都)
2018/08/30 (木) ~ 2018/09/09 (日)公演終了
満足度★★★★
ポケットの密度で少年社中を見られるって、やっぱいいなぁ。
劇団員だけの芝居で、ギュギュっと濃厚。
【贋作・好色一代男】コミカライズの漫画家、松本花先生のアフタートークもあり、お得な時間でした。
死神の精度
石井光三オフィス
あうるすぽっと(東京都)
2018/08/30 (木) ~ 2018/09/09 (日)公演終了
満足度★★★★
過去にこの伊坂作品を“一人芝居の短編集”として演じたものを観ていたので、一連にしたもの、ちゃんと四人いるとどうなるのか、が楽しみだった。
これは演者の精神力がかなり重要。特に阿久津の植田くんは感情の起伏が忙しくて大変そう。それを演じ切ってるからやっぱ凄い。
メイカ 魔女と幕末の英雄
ENG
シアターサンモール(東京都)
2018/08/29 (水) ~ 2018/09/02 (日)公演終了
満足度★★★★
いい意味で予想を裏切りまくってくれたなぁ。キャストもスタッフもクオリティ高いし、安心して物語に乗っかれる。
ラストで、
メイカは make a もしくは makerなんですよ
ってノブさん(たぶん)が書いてたのをふっと思い出したり。
なるほどなぁ。
石部さんと梅ちゃんがひたすらに人形で素晴らしかった。出てきた瞬間から最高だった…。
OPと真ん中あたりとEDあたりにダンスがあるんだけど、リズさんの振付が映えてて目が足りない!EDのダンスが切なくて温かくて好き。
アクションは手練れ多すぎて目が足りないし、武演隊居るから華やか!
差し入れされたおにぎりもぐもぐのシーン。
太壱が壇上でとても丁寧に『頂きます🍴🙏』の挨拶をしてから食べ始めて、手に付いた最後の一粒まで味わっていた。
あぁ、彼は農民出身だもんね。
なんだかとても胸が温かくなった。
ダンス振付もやっていた言秀/イザナ役のリズさん。中盤で魔術師であることが露呈してからの、母や妹との関係性の変遷にすごく機微があって好き。
一番好きなのはEDのダンス。あのダンス単品では品質が低く思われるけれど、物語を追った上で、あの柔らかで思いに満ちたダンスになるのが最高
二度目目線だからこそリズさんの挙動の意味が分かったり、わくわくしながら褌一丁の高田さんを待ったり、 #メイカ武演隊 の見分けがつきやすかったり。最後だからって遊んじゃうみんなも好き。ちーちゃんと寿里さんの熱量が高くて、ただただ美しい。
私の中で、褌と言えば図師さんだったのだけど(MOSHのせい)、まさかのずんさん仲間入り。
しかし、OPでしっかり軍服着込んでるのに速攻で脱いでるのね(笑)
あなたも知らない舞台裏
バードランドミュージックエンタテインメント
新宿村LIVE(東京都)
2018/08/15 (水) ~ 2018/08/19 (日)公演終了
満足度★★★
安定のくれはさんだったわー。しっかりと"期待を裏切ってくれる"だろうという期待に応えてくれる。劇中劇の使い方もニヤリ。ギリギリアウトな話もしっかり切り込んでて良い。諸々触れてなかったらやる意味無いしね。
久々に見たフォンチーさんが輝いてたなぁ。萩さんは安定の貫禄で、一声で空気変える。主演柏木さんの振り回されっぷりも好感。林さんの振り切れっぷりも見事。
2.5が好きな人も、小劇場が好きな人も、ちゃんと刺さる作りなので、みんなザクザクされればいいのに。
高額時給制アシュトレト
演劇企画 heart more need
コフレリオ 新宿シアター(東京都)
2018/08/01 (水) ~ 2018/08/06 (月)公演終了
満足度★★★★
細川作品のひたひた来る怖さが最高でした。キャスト全員の空気感の出し方も、目とか背中で演技する感じも、なかなか出せるもんじゃないよね。
ゆかりんの女優モードが完璧に発動してて息を飲む。
亜音さん以外に”幸の薄い幸子”を演じられる女優を私は知らない…
アシュトレトなんて、共感できたらできたで「自分ヤバイのか?」ってなるから面白いんだよね。
自分の価値観じゃ見られないものを知れるのが芸術作品だと思ってます。
福島三部作 第一部「1961年:夜に昇る太陽」
DULL-COLORED POP
こまばアゴラ劇場(東京都)
2018/07/21 (土) ~ 2018/08/05 (日)公演終了
満足度★★★★
当日券5枚目で観劇。観られて本当にラッキー。
まだ咀嚼出来てない部分は多いけれど、自分が生まれる少し昔に福島であった事実(fact)を知れただけで収穫。知らなければ考えられない(本編の母親同様)。これは、第二部、第三部まで見届けなければならぬ。
たぶん、私の考えや立場は長男の孝に一番近い。東京に出て自分の為に行動してる。極論、東京に居るからこれを観劇できてる。
でも、地元が好きで周囲の人との付き合いが大切な次男の忠や、孝の恋人の美弥の話も、説明・説得する大人の論も間違ってない。挑戦なく発展は無い。
何が正しいかはみんな違って当然だ。
それでも、「反対しなかった」結果で、2011年の福島/日本があるし、2018年の福島/日本がある。その事実が、じんわりと重い。
正直、社会には疎い。演劇ほどにはアンテナは張れない。でも、気にしなきゃね。
Death of a Samurai / ドン・ペリニョン・デイ
ゲキバカ
テアトルBONBON(東京都)
2018/07/25 (水) ~ 2018/08/05 (日)公演終了
満足度★★★★
ゲキバカ「Death of A Samurai」
あのね、たぶん私、豆鞘さんのお芝居好きだと思う。
そこ!?って言われるのは百も承知だけど、見ちゃうんだよあのポジション。
劇団員である今人さんと志村さんが、がしっと屋台骨作ってる。大黒柱が2本あるみたいな気分。その上で4役が自由に動き回ってる。その構図が見事でね。それは今までと違う気がした(単純に昔はそんなことに気付けなかっただけかも知れないけど)
男性キャストは全公演、女性キャストは二班いて、その違いも面白い。絵の具のAと、コピックのB。だけど同じ下絵を塗ってる。濃淡の出る部分もちょっとずつ異なってる。みたいな違いかなぁ。
#21「コミュニティ」
ソラリネ。
明石スタジオ(東京都)
2018/07/19 (木) ~ 2018/07/22 (日)公演終了
満足度★★★
鈴・千秋楽。チラシの時点で、ハコにヒビが入る、だったんだね。
壊したいけど壊したくないのもわかるし、変えていきたい変えていかなきゃいけないのもわかる。
時間制作の谷さんの作演はずっと見たかった。
淡々と、でも熱を持って、進む時間は目を反らしたくなる程リアルだ。
村田くんが良すぎて、ちょっと語彙が足らない…。
なにもかも見透かしてて、良くも悪くも色々やってくれる。なのに何にも満たされてなくて寂しそうな空白。空元気なんじゃないかなって余計な詮索までしてしまった。少しは満たされたのかな、彼は変わるのかな。
すごく感情も表現も機微な役で、めちゃめちゃ難しい役でした。
あんな人、居てほしい。でも、居てほしくない。難しいね。
まぁ私もコミュニケーション不全な人間だし、自分の年齢的にも年上組に共感することが多くて、針の筵じゃーんって感じる瞬間も。
あの6人の誰も私じゃなかった。だけど、どこかみんな私だった。
【RobotHunter 2072】【RobotHunter 2077】
森の太郎
エビスSTARバー(東京都)
2018/07/13 (金) ~ 2018/07/22 (日)公演終了
満足度★★★
「RoboHunter2072」
やっぱり森の太郎はいいぞぉ〜〜〜!エビスSTAR BARの密集空間で濃厚な芝居とアクションが観られるのは貴重。太郎さんの脚本好き!森さんと竹内くんと鈴江さんのガチのアクションが目の前30センチで!戦う女の子眼福!そして最終兵器ミカシュンさん!!!
BARカウンターを背にして立って、両手を広げてカウンターに乗せてるだけでも絵になるのに、
そこから飛び上がってカウンターに座って細い足を蹴り上げて組む。絵になるぅぅぅ。誰かー!描いてー!
しかも、座ったまま蹴り攻撃繰り出すの。ずるくない?蹴られたい。蹴られたいよね?
シャイニングファイブの方で、「稲妻の貴公子・ミカシュン」として登場するんだけど、
ラルクのLies and truthを歌いながら、ファー付きの長めのコートを羽織って出てくるの!(中は黒タンプトップで、肌蹴ると良い肩と二の腕が!)
Hydeに並ぶ存在が、ここに、居た。(真顔)
ANIMAL・WONDER・WORLD
少年Komplex
ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)
2018/07/12 (木) ~ 2018/07/16 (月)公演終了
満足度★★★
物語の構成も、音楽の使い方も、殺陣も面白かった!後半の殺陣の手数の多さと身のこなしがすごい。笑う所あり、泣く所ありで感情がしっかり動かされる。それぞれの動物の特徴を活かした衣装もカッコいい!モフモフ最高!(役者さんは暑いと思うけど)
狼二匹の関係性も好きだし、マリキの兄貴がかっこよすぎたし、ヤエラの心と身体の強さも沁みる。ヤエラとカクルの共闘がいいよね。カムイがちょいちょいギャップ見せてきてずるい。女の子も弱くないから好き。爬虫類組が他とは違う領域でお互いバチバチしてて信頼してるのがカッコいい。
殺陣の上手い人がキャストに何人か居るので、全体のクオリティも引き上げてくれたんじゃなかろうか。いやしかし、隼人さん @HAYATY8810 の身体能力が超人的。パルクール系の動きをしていたので、プリステ民はそわそわしました。忍者アクロとかを生業としている方と判明して納得。
脚本・演出は、まだ詰めていける部分がたまに。出てきて・演技して・去って行くまでが短い場合、そのシーンの必要性が一瞬で表現できないと、わちゃ〜ってしただけに見え兼ねない。鷹VS豹・虎の前半のアドリブは鷹のキャラ設定と将くんの人柄が分かっててもちょっとダレるかなぁ。
ILL
フクロのねずみ
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2018/07/04 (水) ~ 2018/07/08 (日)公演終了
満足度★★★
ぎゃーーーーーーーーーー!
心臓バクバクしたわ!別に怖い話苦手でもないけども。
そして、やっぱりいちばんこわいのはにんげん。
カテコ前の窓から差し込む明りにほっとしましたよ。
ARは私の端末だと正常に反応してくれなかったりもしたのだけど(苦笑/恐らく明かりとの兼ね合い)
ちゃんと見れたヤツもあって、しっかりウヒャーーーーー!ってなりましたとさ。
笑いも散りばめられてて軽快で、物語は一筋縄では進行せず、しっかりホラーで見せてくれる浅沼さん、すごいなぁ。3回くらい物語に「転」のタイミングがあるけど、どれも「!!!」だったもん。そして、それを柔らかくやってのける北村くんが良き〜
城谷さんの語りが心地良くて、冒頭の小噺はもちろん集中を途切れさせずにスマホのARアプリ起動を誘導したりするのが流石。今回の演目に絶対必要な役割。
個人的には笹岡さんの役が良くて。ズル賢くて弱くて人間臭い。最後何を回収?しようとしてたのかな。音の発生器の気がする。
戦国アイドルタイム
企画演劇集団ボクラ団義
浅草九劇(東京都)
2018/06/27 (水) ~ 2018/07/15 (日)公演終了
満足度★★★
110分とコンパクト(久保田比)な暇をテーマにした会話劇。素直に笑えて胸がジンとする!
久保田さんには、こういう作品を適宜挟んでいってもらいたいw
浅草九劇、初めて行ったけどギュっとしてていいな。
アクセス悪いのと、ロビー狭いのは頂けないけど。
Mad Journey
@emotion
ブディストホール(東京都)
2018/07/01 (日) ~ 2018/07/08 (日)公演終了
満足度★★★
ホームの公演だから、当然なんだけどアトエモメンバーが輝いてて、すごく嬉しかったし楽しかった!
客演を無駄遣いしてなくて、その人が活かされてるのも素敵だね。
日替永石氏、誰よりも可愛い女装 で引っ掻きまわす←。
カドショーの作演は温かくていいね。すごくビジョンが見える。たぶん稽古もやり易いんじゃないかな。
物語もアクションもしっかりしてるから見応えある。
アクションの手練れ(門野・高田・隼斗・星璃etc.)が多くて、動きが美しい。殺陣構成も、武器の造り(by星璃)もカッコいい。アンサンブルがいることで出来る表現なんかもあるし、主演やりながらの演出って、カドショーの脳内どうなってるんだろう?
黄雏菊 Rudbeckia : anjir zero
犀の穴プロデュース
犀の穴(東京都)
2018/06/22 (金) ~ 2018/06/27 (水)公演終了
満足度★★★★
水曜が千秋楽っていう変則パターンなので、日曜だけど18時回があって良かった。
さもないと行けなかった(日曜千秋楽で16時開演は仕事あると無理)。
細川さんの脚本演出は本当に映画のようで美しくて、本編はもちろん転換すらも見ていて飽きない。
コメディ位置の阿部さんも幸平くんも楽しいし、篠宮さんミステリアス過ぎて口あんぐり。
セクシー対決、表向きは鶴ちゃん圧勝だけども、たみしょうさんもかなりのセクシーポジションじゃない?あんなの初めて見たかも。もちろん爆弾担当なのは変わらずなのだけど・・・。
亜音さん土田さんのツートップの安定感と、あまりにも自然すぎる掛け合いに、これは本当に演技なのだろうかと思うほど。
いや、演技なんだけど。
自分にトコトン染み込ませてないと不可能。
三宅さん島田さん麻草さんのアダルトチーム、魅力駄々漏れしててごちそうさまでした・・・
雨宿りにコーヒーを
UZR
サンモールスタジオ(東京都)
2018/06/21 (木) ~ 2018/06/26 (火)公演終了
満足度★★★
壮絶なドラマは起きないけれど、日常で起こりうるちょっとした非日常をハートフルに描いた作品。
ウチクリさんの優しさと真面目さ、図師さんの多才さ、緑川さんの懐の深さが存分に感じられて温かい。
客演も才能と個性の無駄遣いな程にいきいきしてて楽しい!
舞台美術が美しい!そして、手が込んでる。
窓の仕掛けを裏から見たい(真顔)。このむさん、半端ない。
カフェの話なので、消え物(演技中に飲食するもの)があるかも、とは思ってたけど、演技中に変形する方向の消え物(もはや消耗品/笑)で、クスッと笑ってしまった。
バクステ
エヌオーフォー No.4
赤坂RED/THEATER(東京都)
2018/06/13 (水) ~ 2018/06/17 (日)公演終了
満足度★★★
このジャンル好き。人間が作って、人間が演じて、人間が観てる。
結局は人間なのだと改めて分かる。それぞれの強さもダメさも輝きも情けなさも、全部魅力的。
たくさん泣いてたくさん笑った。その僅かな時間のためにどんな戦いがあるのか、裏の裏も見たくなる。
開場から開演までの30分だけで、無言だったりセリフじゃないトーンで会話してるだけでも、なんとなく役の性格が感じられたりして、面白かったなぁ。
本編は、わかりみ………しかない。多セクションでの仕事ってそうだよね!!!
MAPS
少年社中
紀伊國屋ホール(東京都)
2018/05/31 (木) ~ 2018/06/12 (火)公演終了
満足度★★★
毛利さんの脚本の組み立てと、役者の芝居の組み立てと、舞台上のCUBEの組み立て、全部想像以上で頼もしくて楽しい!
私の目指す地図はまだまだ白いけど、歩いてきた経路は書き残していこう。
山茶花
ENG
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2018/06/06 (水) ~ 2018/06/10 (日)公演終了
満足度★★★★
初演時は全く知らず、2度目3度目は見るチャンスあったのに見れず、漸くの観劇。初めて見たのがこの面子で良かった。異質なもの同士がどう分かり合って先に進むか。自分の中にある愛は何なのか。切ないシーンも多いけど、丸山さんと百夏さんの笑顔で報われる。
サンサカ役丸山さんの人間性が滲み出ていて、それが三兄弟と座組の芯になってるのが、一度見ただけでも伝わる。ヒゴ役星璃くんもシシ役シトミくんも、役として真っ直ぐで頼もしいし、いじらしい。
つばき役百夏さんは『愛だ』とは違って動かないけど、心の強さの後ろ楯になってる気がする。
侘助役よっちさん、めちゃめちゃ好き!!古典芸能も齧ってるから最初のシーンがちゃんとしてて昂る。力は強くないけど、心の奥底が強い人なのが伝わる。
アカシ役石部さん。私が観た中の石部さんで最弱…だと…!?貴重なもの観てる!?めちゃめちゃ人間くさいし、悩みまくってる人物なんじゃ?
茶奴役ずんさん、一人で何手やってんのさ、この化物…(笑)。前半ずっと謎の男なんだけど、過去としがらみが判ると切ない。その差を出してこれる技量たるや。
源兵衛役清志さんは、イケメンが嫌味無くイケメンとして君臨してることと、隠された傷を大事にし過ぎてることの両方が美しいから罪。
三國役わかはさんの、か細い感じと細かい感じが良い!!女の子の中で一番抉られた人物。ダンスも綺麗なのよね。
おひの役ありーちゃんは、今回も成長が見えて役としての足元がしっかりしてた。稽古中にツイートしてたことがずっと心に響いてて、どんな役なのか気になってて、見て納得した。
孔雀坊役教光さんの生臭坊主っぷりが、一筋縄でいかなくて面白い。もっと盛り盛りにも、限界まで減らすことも出来る力量だからこその余白がいいのかも。
しらたま役CRさんは、ズルすぎる!!(笑)あんな見た目なのに?あんな口癖なのに?あんな関係性なのに?めちゃめちゃ爪痕残してくんだもん。
世蓮ちゃんも、梅ちゃんも、愛日さんも、ミキティも、のぶぞーさんも、澤田くんも、みんなみんな凄くて頑張ってて輝いてて。やっぱり熱量の届く距離が近いって楽しいなぁ。
ゆりさんの付けたダンス、手の動きがますます複雑で面白い!!
千秋楽のカテコで、自己紹介は苦手で他者紹介は好き!って言ってたのを頷きながら聞いてた。改めてblog読み直しても、全方位に愛がほとばしってる。
今回のサンサカ役、丸山さんが断っていたとしたら、一体誰になっていたんだろう?あの位置にハマるピースが他に見つからない。
今回出ている他の大人キャスト達には、当然サンサカをやってのける技量は備わってて不足はないんだけど、あの3兄弟の兄として、つばきに惚れる男として、欠点がないことがマイナスポイントになりそうなのよね。補うべき凸凹がある方がサンサカらしいというか。