
徒然なるままに… NOT TO BE, OR NOT TO BE…
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2025/06/18 (水) ~ 2025/06/22 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
タイトルの中の英文は言わずと知れたハムレットの台詞をもじったもの。が今回の物語は何をやらせてもぱっとしない落ちこぼれの兵隊たちが集められ結成された特攻隊の「送り屋」のオハナシ。「死ぬべきか、死ぬべきか」だと確かに特攻隊と無縁ではないが…。記録と記憶の間にある距離を噛みしめるような味わいの中に、心の奥に埋もれている大切な想い、それを守り続ける勇気を繊細に描き続け、役者の創造力を最大限に引き出し、かつ観客の観察力や想像力に訴える秋葉舞滝子の姿勢は今回も我々の心にじっくりと沁みこんでくることだろう。船戸慎士の客演も楽しみだ。

今時な運命のシンデレラ
SFIDA ENTERTAINMENT
劇場MOMO(東京都)
2025/06/17 (火) ~ 2025/06/22 (日)公演終了
![moment et eternite [瞬間と永遠]](https://stage-image.corich.jp/img_stage/m/347/stage_347631.png?706926)
moment et eternite [瞬間と永遠]
劇団ろうそくだんす
北千住BUoY(東京都)
2025/06/06 (金) ~ 2025/06/08 (日)公演終了

未来へつむぐ
つむぎジャパン
国立オリンピック記念青少年総合センター・カルチャー棟・小ホール(東京都)
2025/07/04 (金) ~ 2025/07/05 (土)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
国と愛する者を守るために若い命を犠牲にした人たちがいたおかげで好き放題のことを言っても許される現在の日本がある。それを忘れて現在の視点からああだこうだと言い募る輩ほど不快なものはない。同期の桜の作詞者である帖佐氏は今も戦友の墓参の都度、お前たちはこんな日本を作るために死んでいったのかと語りかけるという。当時の人たちの心を無駄にしてはならない。

Brother~another father~
“STRAYDOG”
アトリエファンファーレ高円寺(東京都)
2025/05/28 (水) ~ 2025/06/01 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
タイトルから思いつくことは兄が父親代わりだった、ということか…。「訳ありの兄弟妹を再び引き寄せたのは共有した時間とハンバーグの味」となると胸に迫る物語世界となるだろうか。

『イライラの依頼人とベンベンの弁護人』
コケズンバ
サンモールスタジオ(東京都)
2025/05/27 (火) ~ 2025/06/01 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
穴吹一朗の作・演出だけに面白さは折り紙つき! 昨今弁護士がマスコミによく登場するが、絶対に有罪とわかっていても無罪を主張せねばならない胸中は一体いかなるものだろう。

メイクコンタクト
劇団ゼロイチ
雑遊(東京都)
2025/06/04 (水) ~ 2025/06/08 (日)公演終了

六道追分(ろくどうおいわけ)~第四期~
片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2025/05/28 (水) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
4月から8月までのロングランで、期間中は同じ作品で多くの俳優が入れ替わり立ち替わり出演するという主宰が劇場オーナーだからこそ成しうる異例の企画公演……各期ごとに微妙に異なる舞台だが、前半を締め括る第四期はどうなるか。

ユグドラシル
劇団KⅢ
座・高円寺2(東京都)
2025/06/05 (木) ~ 2025/06/07 (土)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
世界は崩壊し、人々は少ない資源を探し、貪り、支えあう中で次々と「樹」になってしまう奇病が蔓延する…因みにワイン用のぶどうの樹は荒れて水の少ない土地ほど根を深く広く張って、良い実を結ぶという。樹になった人々はどういう実を結ぶのだろう。

Blue moment
Theater Company 夜明け
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2025/05/29 (木) ~ 2025/06/01 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
サブタイトルの「-世界が夜と朝の狭間で色づく瞬間-」というのは以前は登山を趣味とし、時には日本アルプスの山頂からご来光を拝んでいた私にはよくわかることだ。その瞬間のえもいわれぬ感動を舞台でも味わえるだろうか。

リア
劇団うつり座
上野ストアハウス(東京都)
2025/05/28 (水) ~ 2025/06/01 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
昨年桟敷童子の東憲司が脚色・演出し岩崎加根子が主演して俳優座によって上演された「慟哭のリア」は昨年の観劇204本の中でBEST3となる作品だった。そのシェイクスピアのリア王を岸田理生はどのように描き出し、篠本賢一はどのように視覚化してくれるのだろう。

僕は肉が食べたくて裸(ラ)
南京豆NAMENAME
新宿シアタートップス(東京都)
2025/05/28 (水) ~ 2025/06/01 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
一瞬タイトルが「僕は肉が食べたくて裸体にむしゃぶりついた!」かと思ってしまった。この最後の裸(ラ)はどういう意味を持っているのか。因みにかなり前だがフランスの研究者がアフリカの食人族の部落で、部落民に世界中の調味料を舐めさせてどれが一番人肉の味に近いか答えさせたら、全員が「味の素」を指し示したという。

ガマ
劇団チョコレートケーキ
吉祥寺シアター(東京都)
2025/05/31 (土) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
2022年8月に東京芸術劇場のシアターウエストとシアターイーストの両方を使って上演し、読売演劇大賞の大賞を受賞した「生き残った子孫たちへ 戦争六篇」の掉尾を飾った作品の再演だ。「生きろ!」と口々に叫ぶ男たちの声が今も耳に残っている。今年は沖縄戦の80周年ということもあり、8月にはチョコレートケーキとも関係が深い風雷紡が座・高円寺で「糸洲の壕 ウッカーガマ」を上演するとのことで、奇しくも中央線沿線でのガマ対決となったが、両者ともに優れた舞台を観せてくれることだろう。

バイバイ、ぽんぺちゃん。
:Aqua mode planning:
イズモギャラリー(東京都)
2025/05/22 (木) ~ 2025/05/25 (日)公演終了

ヘンリー四世 第一部
イエローヘルメッツ(Produced by GMBH)
ROCK JOINT GB(東京都)
2025/05/29 (木) ~ 2025/06/01 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
「ヘンリー四世」をナマの舞台で観たのは明治大学シェイクスピアプロジェクトでのみだったろう。フォルスタッフが殊に印象深い作品だった。大人も子供も楽しめる、イエローヘルメッツ唯一無二の上演スタイルで理解を深めたい。

驟雨(Syuuu )
劇団芝居屋
中野スタジオあくとれ(東京都)
2025/05/20 (火) ~ 2025/05/25 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
自分の言いたい事を言いたいままに言う、といった一方通行の舞台ではなく、他人に自分の想いを渡す為の努力や視線、そしてその思いの手渡し手である俳優の表現に対する新たな開拓、その努力や視線こそが演劇が見世物に立ち帰るための原点であるとの強い意志に貫かれた劇団芝居屋の舞台は、いつも心に熱いものを残してくれる。今回はどんな人生を覗かせてくれるのだろう。

Mishmash Musical『THE SUPERSTAR』
BABE GO!GO!
studio ZAP!(東京都)
2025/05/16 (金) ~ 2025/05/20 (火)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
私の好きなタイムトラベルものらしいが、過去の人間に⼈⽣をやり直す選択肢を与えるって、対象者がやり直すという選択をした場合にタイム・パラドックスの問題はどうなるのだろう…

六道追分(ろくどうおいわけ)~第三期~
片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2025/05/14 (水) ~ 2025/05/25 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
4月から8月までのロングランで、期間中は同じ作品で多くの俳優が入れ替わり立ち替わり出演するという企画公演の第三期。第一期が面白かっただけに、役者の違いにより作品世界がどう変わっていくのか確認したく、第二期は楽日の本日(11日)これから観劇(出演者の関係から友人が私の分もまとめて予約)。さて第三期はどうなるか。

マライア・マーティンの物語
On7
サンモールスタジオ(東京都)
2025/05/17 (土) ~ 2025/05/25 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
【2ステージ予約済】
5つの老舗劇団の7人の中堅女優により「自分たちが演りたい芝居をやろう」と結成されたOn7の今回の公演(7人中5人と2人の客演)は19世紀に起こり、今も英国で有名な殺人事件のひとつ「赤い納屋殺人事件」にまつわる物語だ。
つい最近も英国の博物館で人間の皮で装丁された本が見つかったとBBCが報じている。この博物館には同じ人間の皮で全面的に装丁された人皮装丁本があったが、今回はその余った皮を背表紙などに用いたものが見つかったのだという。これらの本の装丁に使用されているのは「赤い納屋殺人事件」の犯人ウィリアム・コーダーから採取された皮膚だという。ウィリアムは恋人だったマリア・マーティンを射殺し、遺体を赤い屋根の納屋の下に埋めて、マリアと駆け落ちしたと見せかけて逃亡したという。翌年逮捕されたウィリアムに下された判決は死刑とその後の解剖だった。当時の犯罪者にとって解剖は死刑より恐ろしいことだったという。事件の顛末をまとめた本の装丁にその皮膚を使った訳だ。
が、一見するとそう猟奇的な事件とも思えないのに、なぜそのような厳しい判決が下され、200年間も身の毛もよだつ恐ろしい話として語られるようになったのか。それをこの作品はマリアと彼女を愛した女性たちの目を通して、マリアの生き生きとした人生を、歌や踊りも織り交ぜながら、鮮烈に紡いでいくという。人間の尊厳と愛がどのように描かれるのか、注目したい。
出演者の演技力には問題ないが、ひとつ不安なのは演出が寺十吾だという点だ。私はこれまで多くの寺十演出の舞台を観てきたが、満足できるものが一つもなかったので…。

奇譚 地獄たられば
グワィニャオン
萬劇場(東京都)
2025/05/16 (金) ~ 2025/05/18 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
時代劇から現代劇まで幅広く傑作を上演するグワイニャオンだが、今回は死者を乗せた列車を舞台にした朗読劇らしい。ホラーめいた作品といえば一昨年の「生きてるうちが華なのよ TAIAI」が面白かっただけに期待が大きい。で、朗読劇となると休憩時間のストップモーションはどうなるのだろう…