ハウザーの観てきた!クチコミ一覧

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縁がたけなわ

縁がたけなわ

劇団ヨロタミ

萬劇場(東京都)

2026/09/02 (水) ~ 2026/09/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

勘違いや思い込みが生み出す、テンポの良いドタバタコメディ。
次から次へと登場する人物が、みんな人の話を聞かない(笑)。それが面白く、楽しく観ることができました。
それぞれが抱えている事情はあるものの、基本的には良い人ばかり。
終盤に明かされる事実には驚かされましたが、最後はきちんと収まる大団円で、観終わった後も温かい気持ちになれる作品でした。

ギンノベースボール

ギンノベースボール

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2026/09/02 (水) ~ 2026/09/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

同劇団の将棋を題材にした舞台が大好きで何度も観ていますが、野球物もとても良かったです!
「古希野球」というテーマで、それぞれが抱える問題や葛藤を明るく、そして切実に描いていて、物語にどんどん惹き込まれました。
同劇団の舞台を観ていていつも思うのですが、登場人物がとても多いのに、一人ひとりの背景や抱えている問題まで丁寧に描きながら、限られた尺の中で見事にまとめ上げているのが素晴らしいです。
クライマックスは音楽との絡みも印象的で、まさに手に汗握る展開。笑って、泣けて、そして熱くなる、素敵な人間ドラマでした。
おすすめの舞台です!

家族…リハーサル

家族…リハーサル

株式会社NLT

ザ・ポケット(東京都)

2026/09/03 (木) ~ 2026/09/13 (日)上演中

実演鑑賞

満足度★★★★

キャスト陣は上手い方が多く、俳優が俳優を演じ、さらに家族を演じるという設定もユニークで、興味深い作品でした。
物語が進むにつれて、芝居と現実が入り混じっていく展開も面白く、特に終盤は印象に残りました。
一方で、それぞれの人物の内面や背景がもう少し描かれていたら、より感情移入できたかもしれません。海外作品ということもあり、個人的には少し独特な世界観に馴染むのに時間がかかった作品でした。

善人の条件

善人の条件

diamond-Z

きゅりあん(品川区立総合区民会館)(東京都)

2026/09/03 (木) ~ 2026/09/05 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

キャストの多くが年齢を重ねてから演劇を学んだ方々ということで、熟練の俳優さんとはまた違った味わいがありましたが、それぞれ役柄にはよく合っていました。
選挙を題材に、表には出てこない裏側の駆け引きや人間模様が描かれていて、選挙の裏側を覗いているような感覚で楽しめました。
脚本も面白く、見応えのある舞台でした。

舞台「キリシマサトル、青春の蹉跌」

舞台「キリシマサトル、青春の蹉跌」

株式会社GEトラスト

新宿シアタートップス(東京都)

2026/09/02 (水) ~ 2026/09/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

まず、脚本が素晴らしい。現代と事件当時の回想を巧みに織り交ぜ、50年という歳月を超えて、時代の変化や過去と現在の交錯を描いている。

最初は学生たちの勉強会として始まったものが、少しずつ熱を帯び、やがて狂気を孕みながら暴走していく。その過程が非常に印象的だった。それぞれの思想や正義は異なるのに、集団の中で次第に歯止めが利かなくなっていく姿に、「集団の怖さ」を感じる。

一方で、激しい時代の中にあった若者たちの儚い青春や恋模様も描かれていて、単なる事件の物語ではないところも良かった。キャストの皆さんの熱演も素晴らしく、若者たちの揺れ動く感情や葛藤がリアルに伝わってきた。

70代になったトオルが過去を振り返ることで、若い頃に信じていたものは何だったのか、長い逃亡の果てに何が残ったのかといろいろと考えさせられる。

観劇後にも余韻が残り、誰かと感想を語り合いたくなる、おすすめの舞台でした。

フタマツヅキ

フタマツヅキ

インプレッション

IMM THEATER(東京都)

2026/08/21 (金) ~ 2026/08/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

なんとも味わい深い舞台でした。
決して劇的な変化や成功があるわけではなく、主人公も決して素晴らしい人物というわけではありませんが、だからこそ人間らしさが感じられてよかったです。
会話もユーモアがあって面白く、2つの時間軸で物語が展開することで、この家族が歩んできた歴史も感じられました。
じわじわと心に残る、観てよかったと素直に思える舞台でした。

GOOD NEIGHBORS

GOOD NEIGHBORS

ハイワイヤ

OFF・OFFシアター(東京都)

2026/08/19 (水) ~ 2026/08/25 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

どこまでが現実で、どこからが妄想なのかわからない、カオスな舞台でした。しかも物語が進むにつれて、それまで見えていたものが少しずつ揺らいでいく感覚が印象的でした。
人によって「正しいこと」は違うし、周囲の言葉や先入観、思い込みによって、同じ人や出来事の見え方も簡単に変わってしまう。観終わってみると、単なる隣人トラブルの話ではなく、「自分が見ている現実も本当に正しいのか」と考えさせられる作品でした。
この曖昧さと不安定さこそが、この舞台の醍醐味だったように思います。
ただ重たいテーマだけに、個人的に130分は少し長く感じました。もう少し絞っても、この作品の持つ不安定さや怖さは十分伝わったのではないかと思います。

卓

風雷紡

小劇場B1(東京都)

2026/08/12 (水) ~ 2026/08/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ミステリー要素もありながら、家族や戦争を軸に描かれた人間ドラマ。ミステリーとしてはそれほど複雑ではありませんが、戦争によって変わってしまった人々の苦悩や、家族の中にあるそれぞれの思惑が丁寧に描かれていて、物語に引き込まれました。特に虫を使った比喩的な表現が印象的で、作品の持つ不穏さや人間の心の奥深さを感じさせます。キャストの演技も素晴らしく、緊張感のある重厚な舞台でした。

この夏、屋根裏から異世界へ(※行けません)

この夏、屋根裏から異世界へ(※行けません)

猿博打

OFF・OFFシアター(東京都)

2026/08/05 (水) ~ 2026/08/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

屋根裏部屋と異世界がつながるというユニークな設定が面白く、笑いに包まれながらも、どこか切なさや温かさが残る作品でした。
脚本・演出・キャスト・音響等すべてが素晴らしく、限られた空間の中で繰り広げられる物語に引き込まれました。
3人の劇団員だけによる公演だからこその、息の合った掛け合いや阿吽の呼吸も魅力的で、登場人物たちのその後を応援したくなるような作品でした。
また一つ、お気に入りの劇団が増えました。とても面白くて、観に来て良かったです。

朗読劇「たもつん」

朗読劇「たもつん」

朗読劇「たもつん」製作委員会

IMM THEATER(東京都)

2026/08/05 (水) ~ 2026/08/11 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

朗読劇という事であったが、動きも豊かで、舞台ならではの楽しさを味わえる作品でした。
笑いの絶えないコメディでありながら、登場人物たちの関係性や心の変化に温かさを感じるハートフルな物語だった。
それぞれの記憶の食い違いや感じ方の違いを巧みに絡めながら物語を展開させる脚本が素晴らしく、最後まで惹き込まれました。

誰々

誰々

劇団5454

すみだパークシアター倉(東京都)

2026/07/31 (金) ~ 2026/08/11 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

人とのつながりや、自分が誰かにとってどんな存在なのかを問いかける作品。軽妙な会話もあるが、全体を通して考えさせられる重厚な空気感が印象に残った。舞台美術や小道具の使い方が巧みで、人物同士の関係性や心情まで繊細に表現されていた。キャスト陣の安定した演技力はさすがだった。観終わった後も、人との関わりについて心に残る余韻のある作品だった。

幸せの方程式

幸せの方程式

A.R.P

小劇場B1(東京都)

2026/07/29 (水) ~ 2026/08/03 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

テンポの良いコメディで、今回もセリフの掛け合いが抜群に面白く、次々と展開していく物語に引き込まれました。
今回は歌や生演奏によるライブシーンも加わり、エンターテインメント性がさらにアップ。
笑いどころが満載なのはもちろん、それぞれの登場人物が抱える思いにも触れられ、終盤はしんみりと心が温かくなります。
笑って、ほろっとして、観終わった後には優しい気持ちになれる素敵な舞台でした。

15 Minutes Made 東京/福岡 東京公演

15 Minutes Made 東京/福岡 東京公演

Mrs.fictions

テアトルBONBON(東京都)

2026/07/29 (水) ~ 2026/08/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

今回も6劇団がそれぞれ15分で個性を発揮し、短い時間ながら各団体のカラーが伝わる公演だった。さまざまな劇団を知るきっかけになる、この企画ならではの面白さを改めて感じた。
以下、公演中なのでネタバレで。

ネタバレBOX

THE DAY 1041(melomys):音と映像を巧みに織り交ぜた一人芝居。視点がいくつか切り替わるシュールな構成で、独特の世界観が印象的。

ちょっと良いタオルとか(システム個人):姉弟とその友人による会話劇。軽妙なやり取りの中に考察の面白さがあり、姉御肌の姉のキャラクターがとにかく秀逸。タイトルの付け方も印象的。

女ビルの一生(ギンギラ太陽's):福岡への地元愛がたっぷり詰まった作品。名物の被り物がまず目を引くが、街の歴史を背景にした物語も魅力的で、ラストには少し胸が熱くなる場面も。

ベビーカー(コンプソンズ):何気ない日常の一場面から物語が広がるコメディ。短い時間の中に人間ドラマが凝縮されていて、笑いとリアリティのバランスが心地よかった。

真夏に崩れる(ザ・クズレルズ):日常の一瞬をスローモーションで切り取るような作品。どの場面も印象的だったが、特にボウリングのシーンがお気に入り。

ミセスフィクションズの恋しくて(Mrs.fictions):一人の女性が、二人の男性との何気ないやり取りを振り返る物語。派手さはないものの、切なさと温かさが同居し、心地よい余韻が残る作品だった。
血の婚礼 【劇団うつり座】

血の婚礼 【劇団うつり座】

劇団うつり座

上野ストアハウス(東京都)

2026/07/22 (水) ~ 2026/07/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

演者同士があえて相手を見ずに芝居を進めていく演出は、演劇では珍しくとても斬新で、その独特な距離感が作品全体に張り詰めた空気を生み出していました。
終始重苦しく緊張感に満ちた空気の中、キャスト陣の確かな演技力に引き込まれ、和楽器の生演奏も物語の世界観をより深く彩っていました。
重厚な悲劇の余韻が深く残る作品でした。

太鼓

太鼓

劇団演奏舞台

演奏舞台アトリエ/九段下GEKIBA(東京都)

2026/07/23 (木) ~ 2026/07/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

息をするのをためらうほどの緊張感に包まれた重厚な舞台でした。生演奏による音の力が戦場の空気をよりリアルに感じさせ、静寂と恐怖が強く伝わってきました。戦争の恐ろしさや理不尽さが深く胸に響く作品でした。半世紀にわたり受け継がれてきた理由を実感できる、見応えのある舞台でした。

再演・どんな顔すればいいの@焼跡

再演・どんな顔すればいいの@焼跡

チリアクターズ

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2026/07/16 (木) ~ 2026/07/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

一見すると、忍者や天狗が登場する自由奔放でコミカルな世界。でも、空想と現実が溶け合うような物語の中で、主人公の心の揺れや葛藤が丁寧に描かれ、作品の見え方が少しずつ変わっていきました。
神奈川の劇団さんらしく、神奈川を感じられる小ネタも随所に散りばめられ、地元愛が伝わってくるのも魅力の一つ。
コミカルさと温かさが絶妙に同居した、不思議な余韻を味わえる作品でした。

パール食堂のマリア

パール食堂のマリア

青☆組

吉祥寺シアター(東京都)

2026/07/17 (金) ~ 2026/07/20 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

劇団の代表作と呼ばれるのも納得の、円熟味と深い余韻を感じる作品でした。
あえて語りすぎない表現や、行間を読むような場面が観る側の想像を心地よく膨らませ、物語の世界へと引き込まれました。
1970年代の横浜という時代背景が自然と浮かび上がり、切なくも温かな空気に包まれる、味わい深い舞台でした。

フランケンシュタイン対地底童子(クラボッコ)

フランケンシュタイン対地底童子(クラボッコ)

劇団 枕返し

小劇場 楽園(東京都)

2026/07/16 (木) ~ 2026/07/20 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

奇抜なタイトルや妖怪たちの登場から、もっとコメディ色の強い作品を想像していましたが、ミステリー、ホラー、コメディが絶妙なバランスで織り交ぜられた作品でした。
扉を巧みに使った演出や音響も作品の世界観にぴったりで、より物語に引き込まれました。
笑いの中に切なさが滲み、心に余韻を残す物語でした。

黄昏の街を行け

黄昏の街を行け

1ZA

渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール(東京都)

2026/07/08 (水) ~ 2026/07/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

序盤は少し説明的で王道な展開が続く印象でしたが、中盤から終盤にかけては、先の展開が予想できる場面であっても感情を大きく揺さぶられました。
3人の幼馴染を中心に、商店街の人々をはじめとした周囲の温かな支えがとても印象的で、人と人とのつながりの大切さを感じられる作品でした。
ギターの生演奏も物語に優しく寄り添い、昭和の下町の空気感をより一層引き立てる、ノスタルジックで心温まる舞台でした。

おいしいディストピアの作り方

おいしいディストピアの作り方

MEMELT

すみだパークシアター倉(東京都)

2026/07/08 (水) ~ 2026/07/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

開演早々から映像や舞台装置を駆使した演出に一気に引き込まれ、「クリエイター劇団」と呼ばれる理由を実感しました。
AIをテーマにしながらも、IFの世界観やブラックコメディとしての笑いを織り交ぜた脚本が見事で、最初から最後まで楽しめました。
映像を効果的に取り入れた演出により、映画のような臨場感も味わえました。
キャストの皆さんも個性豊かで、その独特な世界観を見事に体現されていました。
笑って楽しめるだけでなく、AIとの向き合い方についても考えさせられる作品でした。
初めて同劇団の舞台を観ましたが、「またこの劇団の作品を観たい」と素直に思える、期待以上の一本でした。

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