
ある夜をめぐって
パンケーキの会
駅前劇場(東京都)
2026/01/29 (木) ~ 2026/02/04 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
「壊れたガラス」観劇。
アーサー・ミラーの有名戯曲ということもあり、重厚な題材と構成が印象的でした。
キャストの演技は非常に素晴らしく、人物の内面を丁寧に立ち上げていた点が強く心に残ります。
変わりゆく世界や社会の分断を背景にした物語は、今の時代にも通じるものがあると感じました。
ただ、個人的には作品世界にすっと入り込めたかというと少し距離を感じる部分もありましたが、観終わったあとに色々と考えさせられる舞台でした。

ある夜をめぐって
パンケーキの会
駅前劇場(東京都)
2026/01/29 (木) ~ 2026/02/04 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
「エーリヒ・ケストナー~消された名前~」観劇。
脚本、キャストともにとても素晴らしかったです。
序盤は時代背景に合わせて、まだ明るく笑える場面もありますが、物語が進むにつれて空気は次第に重くなっていきます。
表現者として何を選び、何を守るのか。
第一次世界大戦後のドイツを描きながらも、現代にも通じる問いを突きつけてくる、見応え十分の舞台でした。

ミュージカル『青の砦』
演劇によるまちづくり・かわさき実行委員会
ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)
2026/01/28 (水) ~ 2026/02/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
正直、とても良かったです。
学生運動という題材と、若いキャストの多さが重なって、舞台全体に強い熱量を感じました。
歌唱力の高い方も多く、思わず驚かされる場面が何度も。
整いすぎていない分、若さと勢いがそのまま伝わってきます。
失礼に聞こえるかもしれませんが、予想していたよりも数段、濃密で力のある作品でした。

野良イス物語
FREE(S)
ウッディシアター中目黒(東京都)
2026/01/28 (水) ~ 2026/02/15 (日)上演中
実演鑑賞
満足度★★★
「椅子に座ると・・・」という出来事を、登場人物たちが驚くほど自然に受け入れていくのがまず印象的でした。
リアリティよりも、“想い”を優先する作品なのだと、早い段階で理解させられます。
静かに積み重ねられるエピソードが、少しずつ心に染みていく舞台でした。

坊や、花火だ。逃げろ、空が落ちてくる
ルスバンズ
シアター風姿花伝(東京都)
2026/01/22 (木) ~ 2026/02/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
言葉の選び方が印象的で、登場人物それぞれの感情の揺れが丁寧に伝わってくる作品でした。
やや難解な部分もありますが、その分いろいろ考えさせられます。
強く感情移入できる人はいないのに、みんな不器用で人間っぽいのが逆に印象的でした。
ラストがほんのり前向きだったのもよかったです。

聖母像の見た夢
劇団B♭
座・高円寺2(東京都)
2026/01/22 (木) ~ 2026/01/24 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
江戸の火消しと、被爆後の長崎の修道院という二つの物語が交互に描かれる構成が印象的でした。
終盤重いテーマに触れる場面もありますが、適度に笑いをいれており、重くなり過ぎない点もよかったです。
命や悔い、祈りといったものを丁寧に描こうとしている点に、真摯さを感じました。
観る側にそれぞれの受け取り方を委ねる、穏やかな余韻の残る舞台だったと思います。

さらば曽古野遊園地
アガリスクエンターテイメント
すみだパークシアター倉(東京都)
2026/01/22 (木) ~ 2026/01/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
遊園地を舞台にした5話の短編集だが、連続ドラマを観ているような満足感。
各話きちんと起承転結があり、基本はコメディながら、ふとホロッとさせられる瞬間もあって、さすが冨坂さんの脚本だなと感じました。
どのエピソードも見応えがあり、最終話(第5話)のラストは「次も観たい」と素直に思わせる終わり方。
曽古野遊園地シリーズの“これから”が楽しみになる、素敵な第一歩でした。

MOTHER
Kingfisher
ザ・ポケット(東京都)
2026/01/21 (水) ~ 2026/01/27 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
Team 太陽初日観劇。
36年間会っていなかった母の死から始まる物語。相続をきっかけに母の痕跡と向き合う中で、「知ることは幸せか、不幸か」「母親とは何か」という普遍的なテーマが丁寧に描かれており、見応えがありました。
シリアスな内容でありながら、軽快な会話が程よく織り込まれ、感情の揺れが伝わる濃密な約2時間でした。
観劇後、一言では語れない余韻が残る舞台でした。

リアル、ちょっとムズい。
友池創作プロジェクト
駅前劇場(東京都)
2026/01/14 (水) ~ 2026/01/20 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
リアルとゲーム世界が交差する構成が面白く、特に現実パートの台詞や言動が鋭く刺さりました。生きづらさがひしひしと伝わり、少し苦しくなる場面も。
殺陣も見応えがあり、現実とのコントラストがより印象的でした。

平坦を登ってる
九蓮サイダー
OFF OFFシアター(東京都)
2026/01/14 (水) ~ 2026/01/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
タイトルが納得の会話劇。
登場人物それぞれが思いや制約を抱え、前なのか後ろなのか分からない方向へもがいていく、その閉塞感がとてもリアルでした。
平坦なまま進むかと思いきや、終盤のシュールな展開が印象に残ります。
説明文にあった、「山も谷もない毎日。ただただ続く平坦な道を、息を切らして歩いている」
という言葉が、観劇後にはより生々しく響きました。

パーク
甲斐ファクトリー
シアター711(東京都)
2025/12/10 (水) ~ 2025/12/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
何気ない日常の風景に潜む違和感が、少しずつ闇へと広がっていくような舞台でした。
公園という限られた空間の中で、狭いコミュニティならではの問題が重なり合い、淡々と人々の心情の揺れが描かれていきます。
そして終盤、一気に加速する展開に引き込まれ、観劇後にはさまざまな考察を巡らせたくなる奥深い作品でした。

横浜ヶ国
雀組ホエールズ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2025/12/10 (水) ~ 2025/12/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
この時期にここまで踏み込むとは、なかなか攻めたコメディ舞台でした。
現実の国際関係や政治状況を思わせる描写も多く、笑いながら観ているうちに、いつの間にか「国とは何か」「独立とは何か」を突きつけられます。
コメディとしてのテンポの良さを保ちつつも、決して軽く流せないテーマが芯にあり、観終わったあとにじんわりと考えさせられますね。
登場人物は多いものの、原色を基調とした衣装コーディネートのおかげで判別しやすく、舞台全体もとても見やすかったです。

劇場版 ツインルームス
丸福ボンバーズ
APOCシアター(東京都)
2025/12/10 (水) ~ 2025/12/16 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ライブ演奏とお芝居が心地よく溶け合う、独特のスタイルの舞台でした。生演奏と生歌の迫力に、やわらかく心に寄り添う物語が重なり、とても素敵な舞台でした。
以下、公演中なのでネタバレで。

籠鳥ーCAGOTORIー
ショーGEKI
小劇場B1(東京都)
2025/12/03 (水) ~ 2025/12/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ショーGEKIさんらしい、エンタメ感たっぷりの舞台でした。生バンドによる歌とダンスは迫力満点で、コメディ要素にハートフルさも加わり、とても贅沢な2時間でした。
楽曲もどれも耳に残り、歌詞に共感できる場面が多く、キャストの歌唱力にも驚かされました。キャスト陣の熱演が光る中、やはり廣田さんとひらはらさんの存在感は際立っていました。
久しぶりのショーGEKI作品でしたが、存分に楽しませていただきました。

劇団鹿殺し Shoulderpads 凱旋公演+abnormals 3作同時上演
劇団鹿殺し
駅前劇場(東京都)
2025/11/30 (日) ~ 2025/12/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
【abnormal】「銀河鉄道の朝」観劇。
開場した瞬間から舞台上はすでに祭りの空気で、客席にもキャストが降りてきてほどよく絡んでくるので、劇場全体がひとつの祭り会場のようでした。奇抜な衣装や言動につい目を奪われますが、物語そのものは思っていた以上にしっかりしていて、「銀河鉄道の夜」の世界観を感じられる場面も多く、作品として十分に楽しめました。
キャラクターたちが抱える喪失や痛みが背景に流れていて、単なる騒がしさでは終わらない余韻がありました。
とはいえ、どんな意味がと深読みするより、勢いと熱量に身を委ねて楽しむ方がこの作品には合っているのかもしれません。
久しぶりに鹿殺しの舞台を観ましたが、今作もエネルギーに満ちた舞台でした。

『いつかへ』
アンティークス
「劇」小劇場(東京都)
2025/12/03 (水) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

フルモデルチェンジ
劇団フルタ丸
STスポット(神奈川県)
2025/11/28 (金) ~ 2025/11/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
フルタ丸講談は今回で2回目の観劇でしたが、やっぱり面白かったです。
3人のキャストが役柄とは別にテンポよく講談師役を交代しながら物語を紡いでいくスタイルは、もはや完成された安心感がありますね。
講談師による状況説明や心情描写も分かりやすく、気づけば物語にぐっと引き込まれていました。
それぞれの役に、見せ場があり、共感できるポイントも随所にありました。
そしてラストはひねりの効いた締め方で、観終わったあとも心に余韻が残る満足度の高い舞台でした。

あたらしいエクスプロージョン
CoRich舞台芸術!プロデュース
新宿シアタートップス(東京都)
2025/11/28 (金) ~ 2025/12/02 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
他の方も書かれておりましたが、予想よりコメディ色が強くて笑えるのに、終戦直後を生きる人たちの熱がしっかり伝わる舞台でした。
規制も多くカメラもまだ満足に使えない時代に「邦画初のキスシーン」を撮ろうともがく映画人達の姿が、なんとも不器用で愛おしい。
舞台セットや衣装の使い方も巧みで、島田さんの生演奏が物語に彩を加えておりました。
そして最大の見どころは、一人何役も演じ分けるキャスト陣の熱演。早着替えも声色も所作も実に見事で驚かされました。
笑いながらもしっかり胸に沁みる、後味の良い作品でした。

お寺でポンポン‼︎
劇団娯楽天国
ザ・ポケット(東京都)
2025/11/19 (水) ~ 2025/11/24 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
初めて拝見した劇団さんでしたが、開演早々に、人気と実力を兼ね備えた劇団だと実感しました。
ひとつの家を舞台に、次々と巻き起こるトラブルと、そこに加わる個性豊かな登場人物たち。展開は思わず笑ってしまうコメディなのに、その裏にはそれぞれのわだかまりや心の葛藤も丁寧に描かれていて、気付けばぐっと引き込まれていました。
いやあ、見応えがありました!

朗読活劇 信長を殺した男 2025
ハピネット・メディアマーケティング
THEATRE1010(東京都)
2025/11/20 (木) ~ 2025/11/24 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
木瓜班観劇。歴史上名高い「本能寺の変」に新解釈を与える朗読劇。物語はif的な面は強いのですが、5人のキャストと生の和楽器(三味線と和太鼓)が相まって、何とも魅力的な公演でした。キャストの方は若い方ばかりでしたが、語り部や複数の役を見事に演じられており、惹き込まれました。