pamamamamaの観てきた!クチコミ一覧

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櫻の園2

櫻の園2

劇団ガソリーナ

ザムザ阿佐谷(東京都)

2016/05/19 (木) ~ 2016/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★

芝居の持つ匂い
90年代小劇場好きにはなんか楽しい前半。
そして原作のお話に入る後半。

前半は素で楽しめました。
後半の最初の方は前半とのつながりを意識したせいか、
お話がスッと頭に入らずでしたが、
だんだん芝居の持つ匂いが昔の記憶を呼び覚まし、
原作の匂いを呼び覚ましてくれました。

忍者、女子高生(仮)

忍者、女子高生(仮)

月刊「根本宗子」

ザ・スズナリ(東京都)

2016/04/23 (土) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★

家族構造の妙
タイトルで想像していたものと異なる始まり。
お話自体は途中までなぜ忍者?と首を傾げつつ、
舞台のあちこちに仕掛けがみえていているのでこれがいつ使われるのか
どきどきわくわくしながら観てました。
家族劇の雰囲気は劇団・空晴さんのお芝居の雰囲気を持ちつつ、
根本さんのお芝居の根底にある女性の哀しみをはらみつつ、
そして最後にぶっとぶ!
とにかくおもしろかった!!

今回は大竹さんが特によかったなあ。
観劇後にスズナリの外で大竹さんとすこしだけお話できたのが
これまたうれしかったです(^^)

ほのぼの村のなかよしマーチ

ほのぼの村のなかよしマーチ

シベリア少女鉄道

シアターブラッツ(東京都)

2014/10/17 (金) ~ 2014/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★

やはり今回も期待通りに卑怯だ
シベリア少女鉄道は2回目の観劇。

2回目にして卑怯さ(誉め言葉)を王道のように思えてきた。
王道の卑怯さだ。
王道と卑怯は相反するように見えるが、堂々と卑怯なので王道なのだ。

内容について語ることはできない。
あの舞台を観ていなければ、語っても語られても意味がないのだ。
語られるのを待たずにまずは観て欲しい。

ただし、合う合わないはあなたしだいです。

熱海殺人事件

熱海殺人事件

ホリプロ

紀伊國屋ホール(東京都)

2015/12/08 (火) ~ 2015/12/26 (土)公演終了

満足度★★★★

原典回帰
熱海殺人事件 原典という感じがよい。
ザ・ロンゲスト・スプリングはだいぶん加えてたのがよくわかった。

つか芝居を継承できるのは、
横内謙介氏、いのうえひでのり氏、マキノノゾミ氏
この三方しかいない。と思いつつ、横内謙介氏の「つか版忠臣蔵」が
すでに実現し、3年くらい前からつぶやいてきた
 「マキノノゾミ氏、いのうえひでのり氏が演出してくれ!いつか!」
の1つがついに叶う。

そしてマキノノゾミ氏のつか芝居がいつか実現することを期待する。

ネタバレBOX

アイちゃんが拒絶し始める動機付と金ちゃんの殺意の拠り所の差異はある意味新鮮に感じます。
浜辺のシーンに入る際の木村のかかわりが無いのは寂しかった。
個人的にコケ扱いされることが拒絶の動機付になるほうがグッときます。
『痕跡≪あとあと≫』◆◇終演。ご来場ありがとうございました!!!◇◆

『痕跡≪あとあと≫』◆◇終演。ご来場ありがとうございました!!!◇◆

KAKUTA

シアタートラム(東京都)

2015/12/05 (土) ~ 2015/12/14 (月)公演終了

満足度★★★★

ガシッとくる
KAKUTA「痕跡」観てきました。
初演観ましたが、青山円形劇場と違うアングルならではの
いろんな演出の気付きがありさらに楽しめました。

腹にガシッとなにかがくる芝居でした。
そして異儀田さんのあのシーンは臓腑にズシッときます。
あの覚悟の言葉はたまりません。

そういえば、シュン役の方、なんだかかっこよくなってませんか?

せんたくの日和

せんたくの日和

空晴

劇場MOMO(東京都)

2015/12/01 (火) ~ 2015/12/07 (月)公演終了

満足度★★★★

やさしい連鎖
空晴「せんたくの日和」を観てきました。

いやあ、おもしろかった!
勘違いから
勘違いに次ぐ勘違いの
勘違いでのすれ違いに
勘違いの嵐。

そして最後に、、、、なんてやさしい勘違いの連鎖なんだろう。

ああ、こういう芝居はほんと心が空っと晴れる。

そして先行チケット販売の案内ハガキに関する謎?について
ツイッターで岡部さんに聞かされて以来どんな風にあのハガキの
写真がかかわってくるのか?こないのか?関係あるのか!?
ってのも解決できてほっとしました(^^)

次回東京公演は来年9月とか。
待ち遠しいなあ。

やさしい森の雨

やさしい森の雨

立体再生ロロネッツ

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2015/12/02 (水) ~ 2015/12/06 (日)公演終了

満足度★★★★

初ロロネッツでした。
立体再生ロロネッツ初観劇でした。

始まってみると劇団ガソリーナ公演に出演してらっしゃる方が多くて、
初めて観る気がしません(笑)

と思いつつ、すすんでゆくとそこはやはり初観劇劇団ですので、
だんだんわくわくして観はじめました。

サラリーマン哀愁をコミカルに描くのかな?

そんな感じで思い込んで観はじめましたが、、、、
観はじめたんですが、、、


と、ネタばれになるのでこれ以上書きませんが、
この展開は好物でした!
ごちそうさまでした!!

そして、おおさわさきさんのお芝居に元気をいただけましたよ♪


そうそう!
受付時間よりもすこし早めについてしまって、
外で待つように言われて外でたらちょうど雨が降り始めてしまったので
向かいのビルのエントランスで雨宿りしながら待っていたら、
スタッフの方に劇場のビルのところで待つようにと、
わざわざ声をかけていただきました。
その後も気遣いが随所に見えてとても好感がもてました!

今年の3月頃に観たところは受付前の対処がそれはそれは最悪で
それだけでこんなところ二度と観に行くもんか!!
と思ったものですが、まさに雲泥の差でした。
よい劇団です。

私の嫌いな女の名前、全部貴方に教えてあげる。

私の嫌いな女の名前、全部貴方に教えてあげる。

月刊「根本宗子」

テアトルBONBON(東京都)

2014/08/22 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

拗れ抉られる
あの拗れに至る流れはどうやって出来上がっているのだろう。
真の想いの吐露に抉られる心、抉りあう言葉の積み重ね。
脊髄になにかを差し込まれた感じ。
そして滑稽に思える想いの吐露を素で笑う奴(観客)に殺意を抱く。
人によりこんなに感じ方の異なる芝居はなかなかないのではないか。

超、今、出来る、精一杯。

超、今、出来る、精一杯。

月刊「根本宗子」

テアトルBONBON(東京都)

2015/11/01 (日) ~ 2015/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★

メリーゴーランドのように
出演する女性たちの語りがメリーゴーランドのように、
同じ状況でも彼女たちの風景を変えてゆく・・・
ゆっくり上下しながら・・・
同じところを・・・

女性たちの叫びは根本宗子さんの叫びなのかな。
芝居全体の流れは楽しい雰囲気を作っているが、哀しさを秘めている。

終演後ロビーに向かう途中でKAKUTAの異儀田夏葉さんを発見!
ご挨拶してから劇場をあとにした。
異儀田さんは月刊「根本宗子」バー公演に出演されたことがある。
今度は本公演に出演してくれるとうれしいなあ。

ヒョウイズム

ヒョウイズム

爬虫類企画

新宿シアターモリエール(東京都)

2014/09/12 (金) ~ 2014/09/15 (月)公演終了

満足度★★★★

初・爬虫類企画してきました。
初めての劇団で自由席の場合、勝手がわからない。
予約したときに受付時間が書いておらず、開場時間だけだった。
そんなときは開場30分前に到着しておくことにする。
結果、受付=開場時間でしたが、15分前にはずいぶんと並んでおりました。
自分は一桁台。
30分前行動が吉と出ました。

開場時間間近になると、前説が始まりました。
前説?
前座?
テレビ業界的前説なんでしょうね。
こういう前説は派手さはないものの観ていてほのぼのします。

13日ソワレからはもう少し早めに前説始まるらしいので、
開場時間入りしたほうがよいと思われます。
関係者のツイッターでチェックされるのが吉でしょう。

本編は、まあ、不思議なことを集めてゆるゆるかと思ったら、
ゆるくはありませんでしたね。
脇キャラがいい味だしていて、よくまわしています。

「ドードーの旗のもとに」もそうだったけど、大人数(20人以上)のお芝居って
慣れていなくて最初は戸惑っていたけど引き込まれてゆきましたね。
大人数芝居はちょっと癖になるかもしれません。

それにしても尾崎桃子さんがいい。
この芝居のいいアクセントになっています。

さて、今日のマチネではアフタートークもあり、
作演出の方はしゃべりばっちりなんですね。
それにそのお方は、ハンター×ハンターに出てくるハンター協会副会長に
似てる気がします。

そして制作の方(たぶん脇坂さんだと思います)にはお手間をとらせてしまい、
すいませんでした。
細やかに気がつく方が制作にいらっしゃるというのは劇団の強みだと思います。
これから機会あればまた観たいです。

バイセコ

バイセコ

劇団チャリT企画

座・高円寺1(東京都)

2014/12/03 (水) ~ 2014/12/07 (日)公演終了

満足度★★★★

初バイセコ初チャリT企画
群像劇のようで群像劇というわけではない。
だれに注目があたるでもなくかかわりあう人々は、
なにかに齟齬を生じさせられている気配を感じる。
あまり見たことがない不思議なお芝居であった。
<以下ネタバレ>

ネタバレBOX

二重構造の微妙に重なり合っていない世界に、
お互いの知り合いが入り込んでしまい、
なかなか出会えない構造を持っている芝居。
国が世界が危険な流れに向かいつつある世界と、
もう危険な流れに足をとられてしまった世界と。
おそらくこの二重構造は今と遠くない近未来なのだろう。
キタイ

キタイ

劇団ガソリーナ

ザムザ阿佐谷(東京都)

2015/04/09 (木) ~ 2015/04/12 (日)公演終了

満足度★★★★

熱い言葉遊びの奔流
阿佐ヶ谷ザムザで劇団ガソリーナ「キタイ」15時開始回を観てきました。
熱い言葉遊びの奔流。
冷めた軽い言葉ではありません。
自分みたいなおやじには熱い言葉が必要です!
最前列1mも離れていない目前でのラストの主人公たちの叫びに震えました。

どうでもよいことなのですが、、、一番前で観るのがおすすめですかね。
劇場に入ると舞台にはたくさんの風船。
ライトの灯りが光沢のある風船に反射し、
たくさんの風船のほぼすべてに目があるように見えるのです。
たくさんの風船たちがこちらを見つめるのです。。。。
すごい光景でした。
そんなこと考えているのは自分だけかなあ。。

ネタバレBOX

一番前で観ていると風船がたくさん飛んできます。
おおさわみきさんが元気よく歩きまわして蹴飛ばした風船が
自分の顔面すぱこーんっってあたりました。
それがちょっとうれしかったり(^^)
楽園

楽園

南河内万歳一座

ザ・スズナリ(東京都)

2015/06/17 (水) ~ 2015/06/21 (日)公演終了

満足度★★★★

大千秋楽
ザ・スズナリで上演していた南河内万歳一座「楽園」を
観てきました。しかも大千秋楽です。
楽園を探す人。
楽園を求める人。
楽園に囚われる人。
楽園を守る人。
楽園を訪れる人。
楽園の意味を問う人。
楽園に振回される人。
楽園を与える人。
楽園で会いに来る人。

各人の"あの日"と楽園の食い違いすれ違い触れ合いに惑う。
ぐぐっと自分探しをしたくなる芝居には出会えました。

#座席は自由席でした。
#ベンチ椅子が最前列にありましたので、その次のパイプ椅子を
#勝手にA列としました。そのど真ん中あたりでした。

深海で聴くリリーマルレーン

深海で聴くリリーマルレーン

劇団ガソリーナ

ザムザ阿佐谷(東京都)

2015/09/16 (水) ~ 2015/09/20 (日)公演終了

満足度★★★★

ステキな大人たちとの出会い
めまぐるしい世界の変化を静かに見つめる大人たち。
ステキな大人たちが出てくるお芝居でした。

ストリッパー物語

ストリッパー物語

昭和芸能舎

赤坂RED/THEATER(東京都)

2016/08/02 (火) ~ 2016/08/07 (日)公演終了

満足度★★★★

Aチーム
つかこうへい七回忌特別公演。
羽原大介氏の演出の舞台を20年ぶりに観る。
吉田智則さん久々に観たが色気出てきたなあ。
中川絵美さん二度目ですがもうすごいです。
つかこうへい演出の舞台で観て見たい女優さんです。
及川いぞうさん久しぶりですけど安定の素敵さ。
しるささんいいなあ。これから注目。

君がくれたラブストーリー

君がくれたラブストーリー

シベリア少女鉄道

赤坂RED/THEATER(東京都)

2016/06/10 (金) ~ 2016/06/19 (日)公演終了

満足度★★★★

卑怯でしたわ♪
一年ぶりにシベ少の芝居観てきました〜♪

昨日ふみふみこさんのツイート見てたら気がつくと予約完了してました(笑)
相変わらず卑怯(最上級誉め言葉)でしたわ♪

誕生日、黒いからすは死にませんでした。

誕生日、黒いからすは死にませんでした。

劇団た組

仙行寺(東京都)

2015/03/04 (水) ~ 2015/03/08 (日)公演終了

満足度

観たままに
池袋で「誕生日、黒いからすは死にませんでした。」観劇。
観たまま受け入れたほうがよいとアドバイスもらっていたにもかかわらず
頑張ってしまい、結果なぜか肋骨が痛くなりとても疲れました。
それにしても二十○年の観劇経験は役に立ちませんでした。
降参です。
野球に喩えるなら、舞台赤異本は変化球の使い手に向かった
バッターの気分でしたが、舞台黒異本は打つ気まんまんで
バッターボックスに立ったら四打席連続デッドボールくらいつつ
痛がりながら塁にでても点が入らなかった感じですか。

ネタバレBOX

あ…そうか…毒を感じないことが我々にとって毒なのかも知れない。
この芝居には他の他人のいわれのない底知れぬ悪意がほのめかしもなく
存在していないのです。
そしてこれは自分探しなのであり、
 「スタイリッシュに描かれた自傷行為の世界」
なのではないかと考えるとしっくりくるように思えます。
傷つけ傷つきながらもそこからさらに先へ向かうような気配も見えなかった。
見落としだだけかなあ。

若い人たちによる若い人たちの世界なんだろうなあ。
時間がたって思いかえすとまたなにか違った想いが見えてくるかもしれません。

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