音楽劇『瀧廉太郎の友人、と知人とその他の諸々』
ショウビズ
草月ホール(東京都)
2014/01/09 (木) ~ 2014/01/11 (土)公演終了
満足度★★★★★
作者不詳のイフ
瀧廉太郎が嫌いでも興味がなくても好きでも、とにかくなんでもいいから観に行ったらいいと思う。
これは音楽を愛した人たちの話を装って、それだけじゃない、誰にでも共通した心の底の熱い気持ちを思い起こさせるものが語られている。
不遇の晩年を送る瀧廉太郎ではあるが、なんとも羨ましい限りであった。
ホテル・アムール
ナカゴー
あさくさ劇亭(東京都)
2013/11/21 (木) ~ 2013/12/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
人間なんてこんなもんさ
へんなもん見ちゃったなー。
人間は醜くて汚くて嘘つきで、でも、単純でかわいくて愛で繋がっている…のかな。
観劇後、そんな要素は皆無だったはずないのに、何故かすさんだ心がすっきりしていた。すっかりするだけでなく、力と自信が沸いてきてニヤリと笑いながら帰った。
『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!)
アマヤドリ
吉祥寺シアター(東京都)
2013/10/23 (水) ~ 2013/11/03 (日)公演終了
満足度★★★★
『太陽とサヨナラ』の方
適度に客のいる牛丼屋の店内を見ているような感覚。
何も考えず何も思わず何ももしゃべらずただそれぞれが食す。店員はもくもくとマニュアル通りの作業をする。うまい。またこのメニューを頼もう。いい客。ウザイ客。味噌汁も飲みたいが金がない。野菜もとっておくか。・・・なんてことを店内の人々は思っているのかいないのか。
刺激というかアクセントもなく、日常ではないけれど非日常でもない。
これがアマヤドリなのかぁと思うとそんな気もして納得できる。
自分は、牛丼屋は好きな方だ。
人数の足りない三角関係の結末
tea for two
「劇」小劇場(東京都)
2013/10/17 (木) ~ 2013/10/20 (日)公演終了
満足度★★★★
みんな誰かの幸せを願う
tea for two初観劇。こんな会話劇が見たかった。よかった。
結局、細部まで語られることがなかったもろもろについて、想像力が膨らんで観劇後まで楽しめる。
どこかでみたことのあるような人間で、どこかに居そうな人間で、なんとなく知っているような人間がでてきているから、
親近感をもって違和感なく観ることができたが、ひとりひとりの人間の深みはもの足りなかった。
一筋縄ではいかない人生が、セリフで語られるにとどまっているように感じた。
終演後、tea for twoの活動休止を知った。これからも観ていきたいと思っていたのに残念。
伯爵のおるすばん
Mrs.fictions
サンモールスタジオ(東京都)
2013/10/07 (月) ~ 2013/10/14 (月)公演終了
満足度★★★★★
(*^▽^*)ワロタ
人にはいつも傍らに誰かがいるし、いなければならないんだなと思った。
たくさんの感情を知るために。一人では心は動かない。
一人でいたいと思う、幸福なのか不幸なのか解らない願いを持った自分にはちょっと煩わしいけど。
すごく面白かった。見に行って良かった。
死なないということは、いつまでも労働しなければならないことだと思い至って切ない。
もしも僕がイラク人だったら
カムヰヤッセン
東京芸術劇場アトリエイースト(東京都)
2013/10/03 (木) ~ 2013/10/06 (日)公演終了
満足度★★★★
自分の立場では
幸せは自分の「今」から見つけなければならないのだと思った。
ただ、それを悲観してはいけない。絶望してはいけない。
ひたむきに、前向きに生きることが美しいことだと知った。
辻さんの演じた青年には、苦しみの中にもちゃんと希望があって、観ていてとても嬉しかった。