三十郎の観てきた!クチコミ一覧

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談ス

談ス

C/Ompany

広島市南区民文化センター ホール(広島県)

2016/03/25 (金) ~ 2016/03/25 (金)公演終了

満足度★★★★★

表現は確たる肉体に宿る。
目の前の三人が談スしてるのを観てるだけで面白かった。
息をしている、からだを躍らせてる、言葉を発してる、存在してるだけで面白かった。。
かなり笑ったけど、かなりガチやったし、ダンスの異種格闘技みたい。
めちゃくちゃ面白かった。。

表現は確たる肉体の上に宿る。。。っていう感じ。

いいひと

いいひと

不思議少年

J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)

2016/01/22 (金) ~ 2016/01/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

詩的でリアル。
詩的で、ああ、この台詞良いなぁ・・って思うことが多くて、でも表面的なものだけじゃなく、すごく人のリアルなところに近づいてる芝居、舞台だったかなぁ・・と。

人の生と妙にリンクする舞台装置と、心の琴線に触れる音楽も良かったです。

舞台はつくりものなんだけど、そこにはなんか嘘はない感じがして、味わい深い舞台でした。

はたらくおとこ

はたらくおとこ

阿佐ヶ谷スパイダース

JMSアステールプラザ 中ホール(広島県)

2016/11/25 (金) ~ 2016/11/25 (金)公演終了

満足度★★★★★

何も言うことはないかな。。
何も言うことはないかな。。
再演だし戯曲おもしろいし芝居も色々成熟してるし、多分初演より歳を重ねた役者さんたちの枯れ具合が戯曲に合ってるように思うし、紅一点の北浦愛さんも良かったし。。
かなり好きだけどな。。

鎌塚氏、腹におさめる

鎌塚氏、腹におさめる

森崎事務所M&Oplays

JMSアステールプラザ 大ホール(広島県)

2017/09/07 (木) ~ 2017/09/07 (木)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/09/07 (木) 19:00

座席1階8列29番

価格7,500円

二階堂ふみさんにつきますかね。。
台詞の方はまだまだかなとも思うけど、ヒールでの立ち姿はスラッとして動きは躍動的で、その彼女を上手く生かした本で、サスペンス風なちょっぴりラブもありな芝居で、鎌塚氏もいつもとは最初は勝手が違う感じだけど後半は大活躍で。。
肩もこらず楽しめる良い舞台だったと思います。
前回のより好きかな。。

オッペルの息子

オッペルの息子

対岸ビバーク

JMSアステールプラザ 多目的スタジオ(広島県)

2017/11/04 (土) ~ 2017/11/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/11/05 (日) 15:00

価格3,000円

いま(現在)を写す鏡のようにシリアスで、かと言って希望も垣間見え、
店の作業音・会話のテンポが良くさくさく進んで観やすく、
ビデオカメラを使うなど演出も自由で演劇の楽しさを教えてくれて
どこまであて書きなのかなとも思う配役も適材適所で良く
戯曲のディテールも細かくて、けっか的に思えば好きな役者さんが多く
今年観た中で一番好きだったかも。。。という感じ。。

けっきょく、初日前売り予約して観て、
楽日につい当日券で観ました。。

「さらばコスモス/鼓動の壺」

「さらばコスモス/鼓動の壺」

世界劇団

山小屋シアター(広島県)

2017/11/18 (土) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/11/19 (日) 13:00

価格2,000円

観たい!に書いていた通りの期待を裏切らない舞台でした。
「鼓動の壺」が短編、「さらばコスモス」が長編
いや~しかし、おもろかったです。。2回観てしまいました。
自分が今までずっと観たいと欲していた感じの舞台で、
あんなに夢中になって観たのは久しぶりでした。。
声と肉体を酷使し、表現力豊かな舞台・・・行き着けばシンプルですが
オーソドックスな演劇を極めるからこそ今だと新しいというか。。
劇団・客演とも魅力的な役者さんばかりですし、
劇王のときも感じましたが衣装も素敵で
あれはあれでひとつの世界を表現してると思います。

「鼓動の壺」は普遍的なことをテーマにしているにもかかわらず
リズミカルで楽しく。
長編「さらばコスモス」では短編で描けない世界を戯曲として
一生懸命描こうという本坊さんの今現在の意欲も感じられ、
広島 → 北九州 → こまばアゴラ劇場
と回を重ねるうちに少し成長もするのではないかと思ったり。。

医学部から医師・・という経歴から
生命に対する感性が少し違うのかなぁ思ったり・・。敏感というか。。

まあ、人それぞれ好みのスタイルの演劇はあると思うのですが
わたしにとっての今のベストはここかな。。

あと意外にも演劇はじめて的な人にも評判が良さげな感じで
ええ、そうなの?って思うとともに然もありなんと思ったり。。

チケットは前売り。
まだ続くのでアバウトな感想ではありますが。。

クラッシュ・ワルツ

クラッシュ・ワルツ

刈馬演劇設計社

JMSアステールプラザ 多目的スタジオ(広島県)

2016/03/26 (土) ~ 2016/03/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

緻密な万華鏡のような会話劇。
緻密な万華鏡のような会話劇。
万華鏡とかすごく古い表現なんですけど。。(苦笑)

5人の登場人物、それぞれの立場から観ると、事が進むごとに、ここにある世界の見え方がみるみると変わってくるし、そこへ色んなひとの気持ちと感情が入り乱れてて、誰にでも起こりうる身近な世界での話だな・・と思いつつ、もしかしたら、日本や世界レベルでも、こういうのってあるかなぁ・・と思わせる奥の深い舞台だったと思います。

観ていて気持ちが入りすぎて、激しく消耗するくらい見応えがありましたし、 舞台装置も素敵でした。

後味は、う~ん、良いかな。。

HIROSHIMA HAPPY NEW EAR OPERA Ⅲ オペラ「班女」

HIROSHIMA HAPPY NEW EAR OPERA Ⅲ オペラ「班女」

ひろしまオペラ・音楽推進委員会

JMSアステールプラザ 中ホール(広島県)

2018/01/27 (土) ~ 2018/01/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/01/28 (日) 14:00

座席1階5列8番

価格3,000円

オペラ歌手、広響ともども、繊細で迫力があって何もかも素晴らしかったです。
このオペラのおかげで、三島由紀夫の「班女」の世界により深く入り込めたように思います。
ほかの劇団で同じ演目を観たときも演出はモダンやなぁと思ったものですが
何が何が、こちらの「班女」も、いよいよパソコンにタブレットは出てくるし、ほんと演出も責めてて観ていて楽しかったです。

かがみのかなたはたなかのなかに

かがみのかなたはたなかのなかに

新国立劇場

はつかいち文化ホール・さくらぴあ(広島県)

2018/02/01 (木) ~ 2018/02/01 (木)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/02/01 (木) 19:00

座席1階G列18番

価格5,000円

めっちゃ良かったです。好みの舞台です。
舞台装置も良く、時々流れる歌もユーモアがあって面白かった。
4人のシンクロぶりにも目を見張ったけど
久々に、らしい松たか子さんを観れてしあわせでした。。

レベルのめっちゃ高いドリフターズだって言ったら失礼なのかなとも思うけど
それだけシンプルに誰でも、どの年齢層でも楽しめてかつ最後の最後で長塚臭炸裂。。という
何とも言えない余韻を残してくれた舞台でした。

戯曲も入ってたパンフレットは贅沢で
それを読むと、戯曲の段階で既にト書き部分が詩的で童話的で素敵で
台詞の反対語の繰り返しとかオノマトペを意識してるのかと思ったり思わなかったり。。

ネタバレBOX

本編とは関係ないですが
はじまる前にロビーでパフォーマンスをしてる役者さんたちを間近で見れたのも単純に嬉しかったですね。。
昼下がりの思春期たちは漂う狼のようだ

昼下がりの思春期たちは漂う狼のようだ

公益財団法人広島市文化財団 アステールプラザ

JMSアステールプラザ 多目的スタジオ(広島県)

2018/02/21 (水) ~ 2018/02/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/02/21 (水) 19:00

価格3,000円

たくさんのドラマとたくさんの良い場面、良い役者さんがいて、
みないとおしくてみな観たくて、多分2回観ても足りないです。

大まかなプロットから俳優さんたちのエチュードを蓬莱さんがつなげて膨らまして
俳優さんたちを励まし贈りだしてる感じさえしました。。

ずっと集中して観れちゃったので、
観終わったあとの余韻とつかれが半端ないです。

恐ろしくつくりに隙のない舞台で
このレベルの舞台を今後観れるのであろうか。。

チケット代は一般前売りです。

ネタバレBOX

今回、最初から妙にタバチが気になってて、そしたらあれですよ、ほんともう ・_・、

まあ誰にも嵌ってしまうというか共感してしまう役柄はあると思います。。
書く女

書く女

ニ兎社

はつかいち文化ホール・さくらぴあ(広島県)

2016/02/18 (木) ~ 2016/02/18 (木)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしかったです。
素晴らしかったです。幸せすぎる時間でした。
ホール公演なので、存在感のある役者さんばかりで、黒木華さん、平岳大さんもだけど、みんな良かったですし、なにより言葉が紡ぎ出す戯曲が美しかった。

北九州で観たリーディングで多田さんが演じてた情熱的で真っ直ぐな樋口一葉に、黒木華さんがしたたかな強さを付け加えた感じですかね。。

けっきょく「書く女」は、樋口一葉でも、黒木華さんでもなく、永井愛さんではないかと思うのです。そして、誰よりも情熱的。

で、今回なぜか黒木華さんから白石加代子的な匂いを感じたんですけど、なんででしょう。。

ビルのゲーツ

ビルのゲーツ

ヨーロッパ企画

JMSアステールプラザ 中ホール(広島県)

2014/09/25 (木) ~ 2014/09/25 (木)公演終了

満足度★★★★★

余計なものを削ぎ落とした面白さ
個人的にヨーロッパ企画の面白さって、面白い台詞やネタ、物語をガンガン重ねて重ねて笑いをとる
……っていうところだと思ってるんだけど…。
で、今回は過去の「冬のユリゲラー」、「サマータイムマシン・ブルース」
のように、どちらかというと物語を重視してるタイプじゃなく
「ブルーバーズ・ブリーダーズ」のように、重ねて重ねて
……ということに特化した舞台なのかなと…。
アイデアの勝利もあるけど、その余計なものを削ぎ落としたことが、面白さを際立たせてるというか…。

物語もラストも役者の使い方もすべてにおいて潔いというかぁ…。

個人的に、こういう舞台かなり好きなんですよ。

ネタバレBOX

ラストは好きですね…。
まあ、いろんな意味で人が生きていく
……ということの縮図かなと思ったり、
実はつくり手はそこまで考えてないのかなと思ったり…。
絶望せずまた元気よく振り出しに戻っていく彼には、かなり共感した…。
エッグ

エッグ

NODA・MAP

J:COM北九州芸術劇場 大ホール(福岡県)

2015/04/16 (木) ~ 2015/04/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

現在(いま)がこうならなきゃ…良いね。
こういう話しだったんだね。。
自分の思ってたのと全然違ってた。
面白かったというより、色んなものを感じさせてくれた。

観てる間にいつのまにか少しずつ目の前の景色が変わっていくんだけど、現在(いま)が舞台のようにならなきゃ…良いな…
っていう感じだよ。。。ほんと。

「オイル」のときは、どちらかというと過去のものとして観てる自分がいたんだけど、「エッグ」は今の時代に重ねながら観てる自分がいた。。
初演の頃に現在(いま)のような危ない匂いを感じさせる何かがもうあったのかな。

もちろん舞台も素晴らしかった。

ネタバレBOX

番号の7は
意図的に使ってるんだろな。
「劇団Tempa 秋の演劇祭」

「劇団Tempa 秋の演劇祭」

劇団Tempa

広島市東区民文化センター・ホール(広島県)

2013/11/08 (金) ~ 2013/11/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しかった秋祭り!
昔、大阪の「中之島演劇祭」には参加したことあるのですけど、その時は単発でヨーロッパ企画を観ただけですし、同じ場所で短期間色んな劇団を観れる演劇祭なるものに参加したのは今回がはじめてですね。  

で、結局観たのは  
11月8日(金)19:00~「桜の森の満開の下」×「走れメロス」 ※アフター  
11月9日(土)15:00~「ブレーメンの音楽隊」×「ハツカネズミと人間」  
11月9日(土)19:00~「部屋を出て、部屋へ帰っていくあなたのための音楽×「走れメロス」 ※アフター  
というように、「走れメロス」始まり、「走れメロス」に終わった演劇祭でした。  
5作品ともハーフタイム物の舞台とは思えない内容の濃さ、レベルの高さで、タイプもそれぞれ違うし、一粒で二度美味しい、いや三粒で六度美味しい、楽しい秋祭りでしたぁ。  

あえて、文学と演劇をテーマにし、4劇団、5作品を3日間で演劇祭として開催するのって、ほんと大変なことだと思うのですよね。
自分にとってはタイトだったけど、今まで経験したことのない演劇祭という楽しい二日間、6時間を過ごさせてもらったので、ここは満足度5です。  

まあ、しかし、今度こういった企画をした場合、広島で活躍されてる劇団、演劇ユニットさんたちが、参加できるのか、どうかが課題なんでしょうね。  

県外の劇団がフットワークが軽いのか、県内が重いのか、一人の演出家のもとに集い同じ世界を共有し作り上げていく劇団が少なくて集まりにくいのか、他から刺激を受けるより、自分の世界にこだわりすぎる一匹狼的な人が多いのか。  

なんか外から見た感じ、閉鎖的な匂いはするかなぁ。
環境も難しいのかもしれないけど。

ネタバレBOX

「走れメロス」 坂口修一‥‥  
原作の匂いとは全然違うテイスト、そこが面白かったです。
ひとり芝居が苦手だった私に、ひとり芝居の楽しさを教えてくれました。
2回観ると結構緻密に創られてるのが分ってきて、ネタを覚えてる短期間での2回観賞はきついかな‥(笑)  
今回は、この作品なしではありえない演劇祭だったかと‥。  

「桜の森の満開の下」 劇団Tempa ‥‥
作品・雰囲気は好きな舞台ですし、かなりレベルが高いですね‥。
妖艶・不可思議・残酷・魔性・美などが、琴の音色と多彩な色と入り混じって、その中でうごめく人というか‥。
古原さんの声が、全編この舞台の空気を決め、どっしり感を与えたかな‥、原さんは怖かった‥‥、鍋島さんには最後それをもっと食って欲しかった。  

役者の技量に合わせて舞台を創るのではなく、あくまでも高いレベルの舞台に設定しといて、そこへ何とか劇団の役者の技量をスキルアップしていく‥‥やっぱそこが劇団なんでしょうねぇ。ということで、少し満足のいかない部分もあったけど、1年後やったら、多分もっと良くなってると思うし、今回で終わらせたくない舞台ではありますよね‥‥ほんと難しい舞台。
泣く、笑う以外の感情表現は難しんだろうな‥‥着地点もなかなか見えそうにないし‥。役者にとって、この舞台こそ、果てがない世界。  

「ハツカネズミと人間」  株式劇団マエカブ‥‥
これは、誰が観ても楽しめる定番劇かな‥。
悲しい話だけど、味わい深く、最後まで優しさの毛布でくるまれたような舞台だったぁ。  

「ブレーメンの音楽隊」 劇団Tempa‥‥
これは動の表現が凄かったし、完成度も高かったなぁ。
こういうネタで、始終シーンとした感じで全編が終わってしまう‥‥っていうのは、観たことあるけど、このタイプははじめてかなぁ。
かなり、頭がパニくっちゃいましたねぇ。ラストはなんか綺麗だった。
この芝居が、言いたいことを整理しようかなとも思いましたが、今は感じたまま中途半端な感じのまま、心に納めました。
なので、これは、2回目即観たかったなぁ。
橋村さんの存在感には圧倒されました‥、駿くんのハマり具合も凄かったなぁ。  

「~部屋を出て、部屋へ帰っていくあなたのための音楽~」 劇団Unit out‥‥  
この作品が一番いま流行りの感じなのかなぁ。
この時間を遡るタイプは、映画でも良くあるので、もっとひねったのを期待してしまった分、物足りなさは残ったような感じだけど、
淡々と流れる時間の中に沈んでいる、人に対する愛おしさの喜怒哀楽を肌で感じさせてくれた‥‥そんな感じですか。

あと、また思い出したら付け加えるかもしれませんが‥。
飛ぶひと

飛ぶひと

はえぎわ

ザ・スズナリ(東京都)

2015/04/03 (金) ~ 2015/04/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

飛ぶひと・・・への応援歌と思いたい。
広島での初演、楽日を観て、その後、はえぎわさんの楽日は3回目となるのですが。。。 
3回目でお話が分かってるのにもかかわらず、なぜか広島ではじめて観たとき以上の新鮮さ、面白さを感じました。
特にはえぎわさんの場合は、お話+役者さんひとりひとりの演技を楽しんで観てた時間も圧倒的に多かったように思います。
なので、はえぎわ版大満足です。

今から飛ぼうとするひと・・・への応援歌と思いたいです。

ネタバレBOX

相変わらずですが、なかでも終わりの方のヒーローの下りでの兄妹が一番好きですね。なんか、あそこでホッとします。。

演劇引力廣島プロデュース公演三人娘さんたちは、
恋塚さん、中前さんとも伸び伸び芝居をされてたと思うのですが、中川さんの表情がちょっと固かった気がして・・・、多分広島で観たときはそんなんじゃなかった気がして、少しそこが残念かな。。

海をゆく者

海をゆく者

パルコ・プロデュース

JMSアステールプラザ 大ホール(広島県)

2015/01/28 (水) ~ 2015/01/28 (水)公演終了

満足度★★★★★

役者の素晴らしい演技につきるかな。。
会場に入った瞬間、休憩1回3時間弱の舞台。
あちゃ~、こりゃ長いなぁ・・・と思ったものの。。

あまり馴染みのなかったアイルランドの劇作家の舞台を、演出家さんが上手く料理して、役者さんの演技が地に足がついたものとして、この舞台を観客へきちんと届けてくれたというか・・・ほんと楽しい充実した時間でした。

時々見え隠れする些細な伏線を最後しっかり拾ってくれたので、ヘビーな内容ではあるものの、後味も良かったです。。。

ネタバレBOX

やっぱり、家族というか、ひとの繋がりの大切さ・・なのかな。

浅野さん演じるアイヴァンのウィスキーを飲むときのいちいち見せる仕草というか動作は、かなりツボで、大谷さん演じるニッキーが凄くアイリッシュな雰囲気を漂わせてたと思う。

あと、吉田鋼太郎はもう言うことないね。
デンキ島~松田リカ篇~ 広島版

デンキ島~松田リカ篇~ 広島版

公益財団法人広島市文化財団 アステールプラザ

JMSアステールプラザ 多目的スタジオ(広島県)

2014/02/20 (木) ~ 2014/02/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

創り手の思いを超えた舞台
「創り手の思いを超えた舞台」  
‥‥って、勝手に思ってます‥(苦笑)  

アフタートークで演出家が、
「ぶっちゃけ、新作が出来なかったので‥」とは、言われてましたが‥。  
やはり、広島からこの話があったときから、この「デンキ島」で、もう一度、劇作家・演出家としての、自分のバックボーンを再確認したい思いの方が強かったんじゃないですかね‥。主役の松田リカと演出家が、なんとなくダブって見えたような気もするし‥。なんとなく、そんな感じがする。  

松田リカ役に、初舞台の女性を持って来たのは良かったですね‥。ポジション的には経験で全体を引っ張るというより、周りの役者さんの演技・思いを、時には反射する鏡のように、時に吸収するスポンジのように、彼女を中心に周りが動いていくという感じだったから‥。  

広島組・東京組、異なるバックボーンで生きてる人たちのキャスティングも絶妙だったし、それぞれのぎこちない関係から、徐々に近づいていくという感じも、この舞台と合ってたんじゃないかと思う。  

音楽は、シンプルだったけど良かったです。あの音楽との相乗効果で、けっこう気持ちを持って行かれた人が多かった。  

楽日は、すべての役者さんたちもノッてたけど、お客さんも演劇だからと変に斜に構えず、シンプルに感じ笑い泣き楽しんでるひとたちが多かったので、一緒に観ててほんと楽しかったです。  

妙にノスタルジックで、
胸チクチクや……ダラ。

ネタバレBOX

松田リカの役って、この世界で生きる人たちの中に、わずかに残る無垢というかピュアな部分の象徴みたいなものだから、それで、やっぱり主役は彼女じゃなきゃダメだったんだろうなぁ。あとは、観て芯の強さを感じ取れるところか…。ちょと個性的な声やけど、張らなくても不思議と良く通る声やったなぁ。
あと、楽日のリカの一本背負いはすごかった。  

今回の古山さんは特に良かった、ここまで出来る人とは‥。  

三宅さんは、以前観てたのが、あつかましい役ばっからだったからか、こんな可愛らしい役が上手くできるとは思わなかったぁ。  

中井・象の親子は、情けないくらい羨ましかった‥。  

本土から来た怖い人たち(笑)が、突然登場したときの、テレビゲームの演出は良かったなぁ。  

役者さんの書き込みが、地元の人たち偏重になって申し訳ないのですが、全ての役者さん、チームワーク ほんと素晴らしかったです。
MIWA

MIWA

NODA・MAP

J:COM北九州芸術劇場 大ホール(福岡県)

2013/12/06 (金) ~ 2013/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしすぎて脱力感しかない‥。
オープニングのインパクトが半端なかったです。  

オーソドックスでもあり新しくもあり、
歌もあり映像を凝ったところもあり、
もうサービス精神旺盛‥。  

見終わったあと、
素晴らしすぎて、もう脱力感しかないです‥。

しかし、宮沢りえさんには、てっぺんが無いのですかね。
ほんと凄すぎます。
野田秀樹さんの宮沢りえに対する信頼感は半端ないし
‥っていうか、彼女のおかげで、
自身が珍しくめちゃくちゃ控えめになっとっりました‥(笑)

もう、文句なしに満足度10!

‥ってないのかぁ。

飛ぶひと

飛ぶひと

公益財団法人広島市文化財団 アステールプラザ

JMSアステールプラザ 多目的スタジオ(広島県)

2015/02/19 (木) ~ 2015/02/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

すっと心に入る群像劇
群像劇も色々観てますが、最初からすべてのひとたちが
分かりやすく、すっと心のなかに入ってくるのも珍しいです。

芝居を観ながら、共感できるひともあり、
身につまされることもあり、
色々考えさせられることもあり。。。。

遠くから眺める風景のようでもあり、
自分を映し出す鏡のようでもあり、
過去の記憶のようでもあり。。。

とはいえ、笑いのツボもあったけど(笑)

変幻自在、瞬間瞬間ごと、
色んな気持ちや思いを楽しめた舞台かなと。。
役者さんはみんな生き生きしてました。

ネタバレBOX

あに~(おに~)といもうとの
やり取りが、なんかほんわかして、ほんと好きでした。

初日は、ポンこのせいで心で泣きながら観てたような。。
不思議の国のアリス

不思議の国のアリス

KAAT神奈川芸術劇場

J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)

2018/08/11 (土) ~ 2018/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

今まで体験したことのない不思議な異空間へ放り投げられた感じ。
子どもも楽しめる素晴らしい舞台だった。

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