海の観てきた!クチコミ一覧

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サラ

サラ

虹創旅団

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2014/06/12 (木) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★

全体的に主観的だった印象。
最初からクライマックスな感じで、2時間30分休憩なし。
正直後半になると何が何だか分からなくなってきました。
全部の台詞が全力投球で、一番言いたいこと、伝えたいことが埋もれてしまった印象。

白髪の女性が笑いを取ってくれたのが唯一の救いでした。
あそこで笑えなかったら、最後までもたなかったと思います。
あと、最初のサラの手先の使い方が所々印象的で美しかったです。

テーマとして扱われた虐待や精神病は、現代の大きな問題の一つ。
こういった事柄に多くの人がもっと興味・関心をもつようになるといいですね。

一つ気になったのは、終演後の制作さんの態度。
挨拶もなく「アンケートお願いします。」と高圧的に言われ、「書け」と言われたように感じました。
そういうつもりでは無かったにしろ、もう少し気にした方が良いのではないでしょうか…

ルーシアの妹

ルーシアの妹

ライオン・パーマ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2014/05/15 (木) ~ 2014/05/18 (日)公演終了

満足度★★★★

観客に優しい作品
分かりやすいストーリー構成でありながら底は深く、クスッと笑える場面も多く、飽きず疲れず、とても面白い作品でした。
ルーシアとエミリーの雰囲気等重なるところが多く、姉妹、という設定に全く違和感を感じさせない役者さん、素晴らしいですね。
そして、キャストのみなさん、歌とてもお上手…!
次回も是非見に行きたいです。

「髄-zui-」

「髄-zui-」

護送撃団方式

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2014/04/09 (水) ~ 2014/04/13 (日)公演終了

満足度★★★

題材はよかった。
役者全体に纏まりがあり、世界観が丁寧に作られていると感じました。
題材としては面白かったのですが、髄の設定があまりいかされていないのが残念でした。
役場職員/所長役の方の演じ分けが素晴らしく、同一人物とは思えませんでした!

脚本・演出は、役者に救われた印象。
短縮出来るところはもっと縮めた方が良かったのかなと思います。

また、客演の方が引っ張っていた印象でしたので、それを劇団員の方が出来るようになると、今後もっと成長してくる劇団なのかなと感じました。
次回も見に行きたいと思っています。

ゴーストライターズ!!

ゴーストライターズ!!

企画演劇集団ボクラ団義

SPACE107(東京都)

2014/02/28 (金) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

満足度★★★

エンターテイメント性の高いお芝居でした。
前説(雑談含)や物語、全体的にエンターテイメント性の高い舞台でした。
今回初めてボクラ団義さんの公演を拝見し、また役者さんも全く知らない当方的には、テレビ番組のような舞台だったように感じました。
ダンスのシーンがいくつかありましたが、個人プレイ感が強く、全体で1つを作れていたら、もっと格好よく見えたのではないかと思うと、勿体無かったように感じます。
また、役者さんが全体的に発散しすぎと言いますか、誰も彼も喚いている姿が多く、ちょっと飽きてしまう場面も…
過去シーンの過去の油小路さんのお芝居が特に印象的で、涙が浮かびました。
また、正直途中まで「え、これいる…?」と思っていた場面が、最後に1つに繋がったのが構成として好きでした。
省けるところは省いて、似たような場面は見せ方を変えていけると、疲れず最後まで楽しめたかなと思います。

まだまだのびしろのある劇団だと思うので、今後に期待しています。
次回公演もぜひ見に行きたいです。

Girls, be a mother【アンケート即日公開】

Girls, be a mother【アンケート即日公開】

劇団バッコスの祭

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2014/02/05 (水) ~ 2014/02/11 (火)公演終了

満足度★★★★★

詳しくなくても楽しめる作品
今回で4回目のバッコスの祭観劇でしたが、一番心にグッときた作品でした。
当方が女なのでやはり女としての目線で見ていたのですが、もう本当にその通り!と思う部分が多々有り、また男性側の思想やしがらみも分かりやすく、
このどうにもならない世の中に対してイライラしつつも、その中にある幸せに胸が熱くなりました。
また個人的には与謝野晶子さんのあの剽軽な感じというか、親しみやすい雰囲気が特に好きでした。

四時の籾(しじのしいな)

四時の籾(しじのしいな)

劇団HumanDustUnion

d-倉庫(東京都)

2014/01/23 (木) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度

これは・・・
上演時間、2時間予定。
実際の上演時間は2時間30分、休憩なし。

以降の感想はネタバレBOXにて。

ネタバレBOX

正直、辛すぎました。
冒頭の斬り合いのシーンの刀の軽さ、迫力のなさがまず気になりました。

全体を通して誰目線で見ていけばいいのかが掴めませんでした。
始めはマサを中心に見ていけばいいのかと思いきや、いつの間にか松陰先生の方へ話が移行し、最終的には塾生の方へ。
歴史の資料集を読んでいるような気分でした。

また、終始空気がなかったのが何よりも気になりました。
空気がないから変化がない。変化がないから飽きる。
声は出てないし空気もないし、マサ役の方は早口で台詞が聞き取れないこともしばしば。
稽古をどれくらいされたのか聞いてみたいと思ったくらいです。
空気がない。パワーもない。それでいて2人のシーンでMもないし、長い。
挙句長台詞が始まった時には正直、早く終わらないかなと思った位です。

演出も、同じ絵ばかりで飽きてしまいます。
上手奥の畳の部屋を使ったシーンは確か1シーンの一瞬だったと思うのですが、そのシーンの為だけにアクティングエリアを狭めてしまうのはなんだか勿体無かったです。

役作りも甘かった気がします。
高杉役、お船役の方はキャラが分かりやすく作られていましたが、それ以外の特に男役は誰が誰なんだか分からない人が多かったです。
子役の方はどれくらいお芝居をされているのか分かりませんが、衣装を握る癖はなくした方がいいと思います。

座席の間隔が広く、ゆったりと観劇することができました。
受付の方の対応も良かったのですが、チケットの受け渡しがもう少しスムーズに出来るように工夫して頂けると有難いです。
最後の晩餐

最後の晩餐

劇団Spookies

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2014/01/16 (木) ~ 2014/01/20 (月)公演終了

満足度★★★

他の芝居も見るべき
役者は可もなく不可も無くといった感じでした。
特に男性は印象に残らなかったです。女性は森沢さん、稲葉さん、鈴木さんが好印象。中でも森沢さんは立ち居振る舞いが綺麗で、ふとした瞬間が絵になりました。

脚本は…正直、似たようなお話いくつか見ました。こういったお話が流行なのでしょうか。
折角書き下ろしているんですから、似たような題材でもオリジナリティが欲しいですね。
正直、大筋としては学生でも思いつきそうです。
今後成長していくにあたって、周りがどういうお話をどういうレベルでやっているのか研究して、どうやって劇団を大きくしていくか考えることも必要だと思います。
また、出題される問題も、某探偵アニメで見たようなものや、フリーゲームで使われていたようなレベルのものでしたし、先も答えも分かりやすかったです。
お客さんに分かりやすいレベルにしたのであれば、お客さんに考える時間をきちんと与えるべきだと思います。
解き方をバラしてから答えを導き出すまでの間が短すぎるように感じました。
最期の晩餐等も、ただ使いたかっただけだったのでしょうか?
あの絵を使うことにもっと深い意味があればよかったのですが、さらっと流れていて残念でした。

また、ラストもくどいです。
二転・三転させるのはよくある手段ですが、同じことをただ繰り返しているだけで、何転もしてません。
ただ時間を延ばしている感がありました。

お芝居以外の点では、受付の方の笑顔が良かったのと、マスク・飴の配布といったお客様への配慮はとてもいい案だと思います。

黎明浪漫譚-れいめいロマンティック-

黎明浪漫譚-れいめいロマンティック-

エムキチビート

吉祥寺シアター(東京都)

2014/01/07 (火) ~ 2014/01/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

安心して見られました
こちらの劇団の公演を見たのはこれで3回目。
今回も期待を裏切らない素敵な作品でした。

序盤の段階でラストの読めるお話でしたが、最後が予測できているだけにそれまでの過程を楽しむことができました。
最後まで飽きることなく楽しめました。

また、未原さんの持っている独特の空気がいい意味で目立っていて、気がついたら目で追っていた、という場面が多々ありました。
また、若宮さんの台詞回しもとても好きでした。

次回の公演も楽しみです!

地球の軌道をグイッと 【ご来場ありがとうございました!!次回は2014年5月吉祥寺シアターです。】

地球の軌道をグイッと 【ご来場ありがとうございました!!次回は2014年5月吉祥寺シアターです。】

ぬいぐるみハンター

小劇場 楽園(東京都)

2013/11/06 (水) ~ 2013/11/17 (日)公演終了

満足度★★★

久々に見ました
こちらの劇団の観劇は三回目、前回見逃してしまったので、今回は絶対見るぞと意気込んで足を運びました。

台詞の選び方がユニークで、台本そのものが面白かったです。
ただ、大勢が一気に喋るシーンが大きく、何を聞けばいいのか、どこを見ればいいのか、そもそもそのシーンに意味があったのかすらよく分からなくなり、だんだん苛々してきてしまいました。

神戸さんの演技(役)は、いい意味でとても異質で、終始興味の持てるものでした。
また、浅利さんは津天真爛漫な役しか見たことがなかったのですが、今回のような役も個人的に好きでした。
猪股さんの芝居も好きなのですが、周りの滑舌が良い分気になってしまいました。
他の皆さんの個性が立ってくると、一層濃いものがみられる気がします!

Mr. Fujino

Mr. Fujino

世田谷シルク

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/10/31 (木) ~ 2013/11/04 (月)公演終了

世田谷シルク、初観劇
面白い、面白くないという秤では計れない作品でした。
演出が特徴的で、役者の身体能力の高さを感じました。
ただ、とても長く感じた割りに上演時間は約90分。体感時間が長かった分、疲れました。
原作は読んだことがないのですが、どことなく別役実を思わせ、好みが別れたのではないでしょうか。

英語しか話さない役、というのももちろんあるでしょうが、
英語が分からない人間にとってあの役の存在理由がよく分かりませんでした。
役者から感情などもっと発信されていれば、言語に捕らわれず楽しめたのかなと思います。

『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!)

『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!)

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2013/10/23 (水) ~ 2013/11/03 (日)公演終了

満足度★★★★

『太陽とサヨナラ』観劇
こちらの劇団は今回初めて観劇致しました。

独特な世界観と言語遊戯が印象的。
多いと聞いていたダンスは、想像していたものよりも見世物として作られており、魅了されました。

役者のみなさんの演技にはそれぞれ個性があって、キャラクターがしっかりと存在しているのが分かり、
また、台本をきちんと生かしている点がとても良かったです。
ただ、劇場を支配出来るだけのエネルギーが感じられず、空間に飲まれてしまっていた印象を受けました。

今後のアマヤドリさんにさらに期待!

オレンジの迷信行動

オレンジの迷信行動

ナイスコンプレックス

サンモールスタジオ(東京都)

2013/08/09 (金) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度

中途半端な印象
全体的にキレのある動きが印象的でした。
その他、若干のネタバレを含むため、ネタバレBOXにて書かせて頂きます。

ネタバレBOX

まず、最初の世界観が分からなかった。
老人ホームというより、隔離施設というか個室の病院のような雰囲気だった。
老女は外見は人形、もしくはマスクや手袋をつけていたのでしょうか。
違和感を感じましたが、それが狙いだったのでしょうか…?

全体を通して空気が作れていない印象。
学校での場面で、子供たちがどんな気持ちだったのか、全く分かりませんでした。
子供は喜怒哀楽が大人に比べてはっきりしているイメージがある分、気になりました。
また、カレーを水槽に入れた、というくだりに関して、
わざわざレトルトパックを持ち込んだのか、もしくは給食を残していたのか。
どちらにしても唐突でちょっと驚きました。

また裁判等のシーンに関して、緊張感等が全く感じられませんでした。
というか、他のシーンでも楽しいとかそういう空気が無かったので何とも言えないのですが…
罪を犯した青年役の方が好印象でした。
しかし、彼が必死に演じていても、シーンとして空気が出来上がっていなかったこともあり、残念でした。

また、脚本・演出が分かりにくいです。
舞台上にいる人間が多い分、「あの人」や「その人」がただでさえ分かりにくいのに、台詞に方向性が無い部分が多くさらによく分かりませんでした。
また、見ている人間に伝えよう、分かってもらおうという意思が弱く感じます。
台本を何度も読んでいる人間には分かるかもしれませんが、初見ではちょっと・・・
紙を撒く→拾う、の流れも、何度も繰り返されると飽きます。

メリハリが無かった分、2時間がものすごく長く感じました。
ライト テール×ブラック コード

ライト テール×ブラック コード

teamキーチェーン

小劇場てあとるらぽう(東京都)

2013/07/26 (金) ~ 2013/07/29 (月)公演終了

満足度★★

もっと観客目線に立つべき。
台詞の無い、視覚的に見せているシーンは良かった。
しかし全体を通して暗転を使うことが多く、体感時間が長く感じられた。
また、役者(演出も?)が自身の芝居を客観的に見られていない印象を受けたました。
自分の身振り手振りや、感情の出し引きに関してもっと考えてみるといいのではないでしょうか。
見ていてとても疲れる芝居でした。

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