『起て、飢えたる者よ』ご来場ありがとうございました!
劇団チョコレートケーキ
サンモールスタジオ(東京都)
2013/09/19 (木) ~ 2013/09/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
見ごたえあり!
やっぱり、こういう本格的芝居は今後ものこっていくのでしょう。
史実に基づいた中に山荘の管理人変貌のアイデアは素晴らしい。
正直、見るまでは、あの事件の再現に近いものかと思っていたが、予想を超えていました。普通のひとが、あるきっかけで普通でなくなるということが、西牟田康子役渋谷はるかさんに象徴されていました。誰も革命が実現できるなんて思っていないのだが、引っ込みが付かなくなった1部の人間の権力保持がこんな狂気を生んだ。できれば、本当に怖かった迦葉山の出来事を含めた続編が観たいです。
ビーイング・アライブ
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2015/12/11 (金) ~ 2015/12/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
老いても親は親(子供のいうことなんか聞けません)
本編は勿論公開ダメ出しイベントは面白すぎる。
独居老人の心情、親子ゆえの感情のすれ違いが、傾いた欠陥マンションを舞台に興味深く演じられます。
老人があけた穴が思わぬ展開へ。
恐怖が始まる
ワンツーワークス
劇場HOPE(東京都)
2013/05/24 (金) ~ 2013/06/04 (火)公演終了
満足度★★★★★
期待通り!あっぱれ!
期待通りワンツーワークスらしい舞台であった。
核心をじわりじわりとついてくる運びは秀逸である。
社会貢献と生命との相容れない葛藤。それを知りつつ信念を貫いていくが、
その結果は誰もが知っての通り。茶の間のセットで、現在と回想シーンを混ぜていきながら、男たちの働く姿のパーフォンマンスはとても良い。
もちろん、役者の皆さんレベル高いのは言うまでもない。
Crossing,Christmas,Clearance.クロッシング クリスマス クリアランス
バンタムクラスステージ
シアターKASSAI(東京都)
2013/12/06 (金) ~ 2013/12/09 (月)公演終了
満足度★★★★★
メッセージいっぱい!
長編作品『Crossing,Christmas,Clearance.』観劇 130分
劇名からは考えられないようなスリルとサスペンス、そしてファンタジーが合わさった素晴らしい舞台でした。
脚本とても良かったと思います。話のつながり、人間関係の妙、どんでん返し、
そして、メッセージとしての家族愛、サンタクロースを信じる童心、正義感、
それとは裏腹の汚く醜い感情などなど。随所に興味深い台詞表現あり。
銃声とてもリアルでその度にハッとしてました。
皆さん言葉がはっきりしてて、聞き取り易かったです。
特に栞菜さんはまさに適役で素晴らしかったです。
不埒なチェイン
wonder×works
座・高円寺1(東京都)
2016/12/08 (木) ~ 2016/12/12 (月)公演終了
満足度★★★★★
いつか崩壊!
現実的などんでん返しを音響効果と巨大なチェーンで再びどんでん返しを演出。
スッキリしました!
法に反していなければグレーでも良いと考えるモラルの欠如が大事故を呼びます、
かっぽれ!〜夏〜
green flowers
あうるすぽっと(東京都)
2013/09/06 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
観てて楽しい!
グリフラ2回目の観劇ですが、本当に観てて楽しい。
役者さんは上手で本当に日常会話の自然なスピードで我々観客は聞き取りやすい。しかもテクニックがある。
話の内容も興味深く飽きない。演出、舞台美術も素晴らしい。
年代関係なく安心して観劇できる劇団ですね。
かっぽれ!はまだ続けて下さい!
蝶を夢む
風雷紡
シアター711(東京都)
2013/08/11 (日) ~ 2013/08/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
お見事!
期待以上の舞台でした。
登場人物の微細な心理描写、役者の皆さんの演技、舞台美術、照明、音楽(ます、野ばら、魔王の使い分け)見事でした!
女性ならではの脚本、演出なのでしょうか、全てがきめ細かく丁寧なのが伝わりました。素晴らしい!更に小劇場の舞台セットでドアの向うの僅かしか見えない部分に蓄音機が置いてあるなんて驚きました。
印象的な場面は、ラストシーンの芙美子と伯爵の表情。鳥肌立ちました。
待つ人々
劇団俳協
TACCS1179(東京都)
2015/11/26 (木) ~ 2015/11/29 (日)公演終了
地獄任侠観音烈伝
白昼夢
シアターバビロンの流れのほとりにて(東京都)
2014/06/25 (水) ~ 2014/06/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
刺激的!刺激的!刺激的!
必ずしも交通の便が良いとは言えぬ住宅地の中にあるこの小劇場に約50席が埋まる。以前に1度この劇場に別の劇団の芝居で来たことがあるがそれと比べると雲泥の差、驚いた。
役者は皆死人顔の化粧をしている。衣装や踊りも独特!死後の世界を感じさせる。他には観られない刺激的な舞台この上なし。
いしだ壱成主演「俺の兄貴はブラームス」
劇団東京イボンヌ
スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)
2015/06/03 (水) ~ 2015/06/05 (金)公演終了
満足度★★★★★
ブラームス兄弟の人間臭さ!
オーケストラ、オペラ、ミュージカル、芝居好きな人に1度に多くを楽しませてくれる作品です。
よくもこう正反対な性格の二人に強い絆があったとは・・・兄弟愛良かったです。
特別ゲストの3人、藤原歌劇団の”ランスへの旅”行きますのでさらに注意深く観ます。
ひとつだけ、演奏良かったのですが、金管楽器の音が目立ち、弦楽系の重厚さが足りなかったです(仕方ないか・・・笑!)
ラ・トラヴィアータ
財団法人日本オペラ振興会 藤原歌劇団/日本オペラ協会
新国立劇場 オペラ劇場(東京都)
2013/09/05 (木) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
デヴィーア ブラヴァー!
素晴らしかったです。
1幕目冒頭から中盤の声が弱くはっきりしてなくて心配しましたが、そこは、超1流ソプラノすぐ修正されました。このクラスの歌手はいかに弱音を美しく出すかにかかってきます。
曲を強弱、緩急、長短と自在に操り、聞かせて、演じて魅せたヴィオレッタでした。(演奏の注文多かったのではと勝手に思ってますが)とても60才超えていると思えません。
第3幕は演出素晴らしく、デヴィーアの独壇場といっても良いぐらいヴィオレッタが光ってました。
勿論、村上、堀内両氏はじめ他のキャストおよび合唱団、指揮者、オーケストラも素晴らしかったです。
価値ある時間でした。
レ・ミゼラブル
東宝
帝国劇場(東京都)
2013/11/04 (月) ~ 2013/11/27 (水)公演終了
満足度★★★★★
感動をありがとう!
私にとっての千穐楽となりました。今回は、平野綾(楽日)、杉山有大、原田優一目当てで観劇。平野エポは進化してました。発声方法変わっていて余計な力みが取れてきていました。恵みの雨の演技とても良し。歌は良くなってきていますが、もう一頑張り必要。東宝も期待大レディ・べスのファーストに抜擢。
杉山アンジョはもう堂に入ったもんで声も良く伸びてて心地よい皆が認める立派なアンジョルラスです。原田マリウスのカフェソングは、いつ聞いても切なく心情良く伝わります。私は彼のマリウスが好みです。それからガヴの松井君小学4年と思えない上手すぎる。表情、仕草、声、歌恐れ入りました。
ということで今年のレ・ミゼラブル締めくくりました。
ひとつだけ、心残りは綿引さんのエポが観られなかったことで、次回は2,3年後かな、必ず観ますので、エポでオーデション受けて下さい!
皆さんに一言!東宝でのランク付けに惑わされないよう好みのキャストで観て下さい。
カルメン
新国立劇場
新国立劇場 オペラ劇場(東京都)
2014/01/19 (日) ~ 2014/02/01 (土)公演終了
満足度★★★★★
さすが人気演目!
鵜山仁演出のカルメン再演。
前回もみてはいるものの、さすがに日本人好みの舞台セット演出で目に焼き付くほどの印象を受ける。特に第2幕のリリャス・パスティアの酒場は圧巻である。
今回タイトルロール初のケモクリーゼ(メゾ・ソプラノ)は表情豊かでエロティックで魔性の女ピッタンコ。ストーレートに通るブレのない声は聴衆を魅了したと思う。ドン・ホセのリベロもクリアーなテノール。風貌もイメージピッタリだ。この二人はまさにはまり役でキャスト申し分なし。ミカエラ浜田さんも負けず素晴らしかったです。観客の大きな拍手にケモクリーゼさん上機嫌だったようで、最後の幕しまろうとしてるのに、まだカーテンコールしようとして、幕締めを止めさせていました。
幸福な職場(再々演)
劇団 東京フェスティバル
駅前劇場(東京都)
2014/02/05 (水) ~ 2014/02/12 (水)公演終了
満足度★★★★★
言葉は要らない!
いつも感動的そして考えさせられる芝居が観られて感謝しています。
毎度のことだが、きたむら氏自らが芝居を理解し易くする為に時代背景などを前説する姿勢はとても好感が持てます(注意事項のみが多い劇団多々)。
観て感じて下さい!
みんな(知的障害者、養護学校の教師、工夫により職場がいろんな意味で発展出来ることに気づいた会社の人たち)が幸せになる職場素晴らしい!
それに比べ、50年後の今はどうでしょう?
役者の皆さん素晴らしいのですが、私は養護学校の佐々木先生が知的障害者に”仕事をする”=”社会との拘り”(生きている意味)という機会を与えてもらう為に土下座をして頼む姿にいきなり涙しました。
熱海殺人事件
47ENGINE
タイニイアリス(東京都)
2013/10/03 (木) ~ 2013/10/08 (火)公演終了
満足度★★★★★
芝居も音楽も良かった。
とても良い芝居だったと思います。
とくに、大山がアイコを殺した直後、木村の足元に縋り付いたあと、
花束で大山をたたく、花が散りばめ、
そして、そこに流れる曲、一瞬あの曲何だっけと思いましたが、そうです、パピヨンのラストにかかるテーマ曲です。非常にマッチしてて感動しました。
その他、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第一番はもちろん、よろしく哀愁(郷ひろみ)、青春の輝き(カーペンターズ)、マーラー交響曲第5番と挿入曲とても芝居を引き立てていたと思います。ダンスも良かったですが、黒澤はるかさん超美形ですね、涙流してたところ見えました好演でした。(男性陣は文句なく上手い)
「一本刀土俵入り」
椿組
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2014/10/15 (水) ~ 2014/10/21 (火)公演終了
満足度★★★★★
一本刀ってあれでしたか(笑)!
1971年の作品。
当時の問題、流行語、事件、歌謡曲などが随所にでてくる。
長い台詞廻しは、歌舞伎のような口調で滑らか!
ナンセンスな中に将来への不安と希望を感じさせる。
芝居小屋を感じさせる雰囲気は心地よく落ち着ける。
お兼役の勝島さん平和橋役の辻さんは特に目が離せない。
煮詰まった時に出てくる金杉忠男役の外波山さんの間の取り方流石!
面白い!
歌と朗読で贈る【愛の花束】
劇団東京イボンヌ
紀尾井町サロンホール(東京都)
2014/06/06 (金) ~ 2014/06/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
良質な時間!
本格派オペラ歌手、ピアニストに加えイボンヌの役者3人でのコラボ。
2部構成。1部はシューマンの歌曲。休憩10分挟んで、2部はシューベルトの歌曲。芝居を絡めた演出とても良かったと思います。
特にドイツリートを得意とする加耒徹(バリトン)の歌を聴くのは”ダグー伯爵夫人のサロン”以来だが、サロンホールということで、より一層の素晴らしい声量であった。歌手の息使いや細かい所作を間近で見る機会は少ない。迫力満点でした。
ミュージカル『レ・ミゼラブル』
東宝
帝国劇場(東京都)
2015/04/13 (月) ~ 2015/06/01 (月)公演終了
満足度★★★★★
初々しい海宝マリウス!
坊ちゃん坊ちゃんして、今まで恋などに縁がなかったマリウスの初々しさが良く表現できてます。コゼットとの恋がどれほど嬉しいものなのか伝わりました。
終演後、吉原光夫小部屋(ローズルーム事前抽選で50名ほど当選)のトークにも参加。制作の村田さん司会で45分くらい、元四季吉原旧演出またぎ3回目バルジャン誕生までのよもやま話(本当はジャベールで受けたので、前回に続いてまた2役)、質疑応答など有意義な話でした。
今回キャスト
吉川和笹海若駒谷上原
何回観ても素晴らしいの一言!
海猫街・改訂版
劇団桟敷童子
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2014/04/21 (月) ~ 2014/05/03 (土)公演終了
満足度★★★★★
演出印象的!
細めの丸太を繋げ岩礁を表現したセットを見ただけでも満足!
更に衣装に化粧、照明の演出、それに最近見かけることが少なくなったひらひらと舞い落ちる大量の紙ふぶきは何故かしら心を揺さぶる。
チラシのイメージそのままの雰囲気を醸し出していることからも細部へのこだわりを感じる。
初見でしたが観客への見せ方のアピールが非常に上手い演出、そして役者皆の熱い心意気が伝わりました。
サバイブ!
自転車キンクリーツカンパニー
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2014/09/13 (土) ~ 2014/09/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
覗かれたような・・・!
見事にその年代の環境と心情が描かれて、びっくりしました。。
役者の皆さんの演技本当に自然、発声スピードも日常そのまま、舞台セットも雰囲気良く本当に観に行って良かったと思いました。
親が子を思う気持ち、子が親を思う気持ちが母と長女、次女と孫娘(次女の子)と比較されながら、しかも母と次女、孫の絡みがある素晴らしい脚本だと思います。そして、私の頭の中は今後続く老々介護にまで及びました。
弘中さんどこかで観たなと思っていました。(鳥瞰図でしたね)