focus#3 円
箱庭円舞曲
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/02/28 (木) ~ 2013/03/11 (月)公演終了
満足度★★★★★
「自分だっていつかはそうなるのに・・・」
2度目の観劇。
「眼鏡に騙された」のDVDを観てからの観劇。
1度目にはわからなかったそれぞれのキャラクターがわかって
違う楽しみ。
でも知らなくてもそれはそれで充分面白い。
テンポが早いので1度目の観劇ではわからなかった繋がりが
くっきりと見えてくる。
ここまでの偶然、繋がりはまずなかなかリアルな生活ではないだろうと思うけど
あり得ないこともなく
逆にお芝居ではこれくらい白々しく繋がってくれていた方がスッキリとするもの。
3月11日という日に観たからか
生と死に関する台詞がズシンと心に響く。
「産まれてくるのは大変なのに」
「自分だっていつかはそうなるのに」
観る度に違うことを感じそうな
その日の感情や考えや体調や誰と観るか・・・
そういう細やかなあれやこれやが
かかわってくるような日常に近い非日常の作品。
「円」
コレ、大好きです。
focus#3 円
箱庭円舞曲
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/02/28 (木) ~ 2013/03/11 (月)公演終了
満足度★★★★
盛り沢山
初めての箱庭円舞曲。
今までの作品の役柄でオムニバス形式ってことで
観ていない自分がどれだけわかるかな?と思ったが
楽しめました。
知っていればもっと楽しめる部分もあるのだろうけど
知っていなくても充分楽しめる作品。
テンポが良くて次から次へと進んでいく。
「え?もうこの話終わり?」ってのもあり(笑)
珍しく出てる役者さん、皆好きなタイプでした。
「円」というテーマですが観てる最中はあまりそれが頭をよぎらず・・・。
それが良いのか悪いのかわからないけど
あっという間に進んで行くから考えてる暇がないってことだったのかな。
月の剥がれる
アマヤドリ
座・高円寺1(東京都)
2013/03/04 (月) ~ 2013/03/10 (日)公演終了
満足度★★
初めまして、アマヤドリ
ひょっとこ乱舞時代も全く知らず
本当に初めましての劇団。
舞台美術からワクワクしたし音楽も私好み。
フライヤー見ると悪い芝居の太郎さん?そうか、だからかっこいいのか。
あぁ・・・。
でも。
物語は全然私の心には入ってこず・・・
何なんだろう。
自分の中の感情の波が全然動かなかった。
「私的妄想bungaku少女」
クリタマキ
アトリエ劇研(京都府)
2013/03/01 (金) ~ 2013/03/03 (日)公演終了
満足度★★★★
視覚、嗅覚、触覚、味覚。
苦手なダンスもの。
克服出来たような気がする。
「愛撫」
梶井基次郎の本は未読なので全く内容がわからず見始めた。
繰り返しが心地よくあっという間にクリタマキの世界に引き込まれた。
短い作品でしたが
これが「檸檬」へ導くものだったのだなぁと。
「檸檬」
爆発。
岡本太郎みたいに。
PUNK。
壊れたみたいに。
檸檬を愛撫してるかのようなエロティシズム。
こちらも繰り返し。リフレイン。
一人で、台詞もほとんどない、ソロダンスで観客と対峙する覚悟が感じられ
まるで刀を腰に据えた志士のようなクリタマキさんにあっぱれ。
終演後のクリタマキさんはとても可愛く、ちょっと泣きそうなお顔が印象的でした。
イナンナ
O land Theater
人間座スタジオ(京都府)
2013/02/22 (金) ~ 2013/02/24 (日)公演終了
満足度★★★★
ゾクゾクした。
坂本美夕さんがとても良かったです。
観てから「イナンナの冥界下り」の神話について読みました。
それから理解出来た部分もありました。
観劇後これは繰り返される業な気がしました。
神話を読んでからもその思いには変わりはなかったので
なんかしらを感じ取れた気がして良かったです。
人間座スタジオは初めて。
坂本さんの気なのか、劇場、お芝居の美術のせいかゾクゾクしました。
重くて哀しい内容でしたが寓話的で戒めみたいなものを感じ嫌悪感はなかったです。
坂本さんの身体や台詞から色々と発せられていました。
なのに終わるとその場所に居たたまれない雰囲気なようでかわいらしかったです。
お芝居の時は憑依してるかのようでした。
音楽もシンプルで良かったです。
キャッチャーインザ闇
悪い芝居
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2013/02/20 (水) ~ 2013/02/26 (火)公演終了
満足度★★★
衣装素敵。
楽しみにして観に行ったのだけど・・・
始まる前の音楽とか好きだったし始まりのあの感じもドキドキしてワクワクしていたのだけど
もどかしいくらいに伝わってこなかった・・・。
散歩する侵略者
ピンク地底人
アトリエ劇研(京都府)
2013/02/15 (金) ~ 2013/02/18 (月)公演終了
満足度★★★
初ピンク地底人
もっとSFちっくな内容かと思ったけれどそれほどでもなくほっとした。
舞台は一つしかないから
それをいくつものシチュエーションに変えて見せなければならなくて
すんなりそれに入れるというのはすごいことだと思う。
演劇人は皆それをやってるのはわかっているけど
改めて今まで観てきた芝居を含め、そう感じた。
音の使い方、役者の使い方・・・
面白かった。
NonStop to TOKYO
演劇ソリッドアトラクションLINX’S
世界館(大阪府)
2013/02/14 (木) ~ 2013/02/18 (月)公演終了
満足度★★★★★
正反対の組み合わせの妙
はじめての世界館。
行くまでに不安にかられる。本当にこの先にあるのだろうか?
ありました。ほっ。
なんか猥雑な感じがした劇場。
虚飾集団廻天百眼が出てきたらもっと猥雑に。
ぬいぐるみハンターと廻天百眼。
真逆の劇団をブッキングさせた凄さ。
1日でこの二つの劇団を観れた幸せ。
LINK'S。
ええ企画ですね。
自分では選んで行かないであろう劇団さんを観れるのは良いですね。
そして気になる劇団になりました。
祈りと怪物 〜ウィルヴィルの三姉妹~
Bunkamura
シアターBRAVA!(大阪府)
2013/02/09 (土) ~ 2013/02/17 (日)公演終了
満足度★★★★
ケラ VS 蜷川
ケラさんのも観ていて話としては2回目観劇だからか
以前よりすんなりと話に入っていけた気がしました。
ケラさんバージョンは話を追うことで精いっぱいになってしまってたのかも。
だから納得出来ないところもありましたが
今回はこれを寓話として捉えられたような気がします。
公演する順番が逆だったら
また感想が変わっていたようにも思います。
私的には
逆で観たかったかな。
ごんべい~大阪冬の陣~
ゲキバカ
HEP HALL(大阪府)
2013/02/08 (金) ~ 2013/02/11 (月)公演終了
満足度★★★★★
痛快活劇エンターテイメント
初めてゲキバカさんを観させて頂きました。
噂通り
ダンスあり、笑いあり、涙あり。
そして男優陣はイケメン揃い。
新感線の”いのうえ歌舞伎”のような見得のところもあり
(ここで拍手がおこらなかったのが残念)
カッコ良い部分と笑わす部分と泣かす部分のバランスが良かったです。
トータルでゲキバカさんのエンターテイメントが確立していて
とても楽しめました。
100万回生きたねこ
ホリプロ
シアターBRAVA!(大阪府)
2013/01/31 (木) ~ 2013/02/03 (日)公演終了
煙の塔
下鴨車窓
アトリエ劇研(京都府)
2013/01/31 (木) ~ 2013/02/05 (火)公演終了
コリオレイナス
地点
京都府立府民ホールアルティ(京都府)
2013/01/25 (金) ~ 2013/01/29 (火)公演終了
満足度★★★★★
楽器や台詞のリズムが心地よい。
グローブ座の公演の上映会を無知のまま視に行きさっぱりわからなかった。
帰ってあらすじなど調べた。
小難しい政治の話だけど生で観てみたいと思った。
ヤード席に魅力を感じたし1000円という価格にも魅力。
会場で渡された小冊子にもあらすじなどが書かれていて
観る前に読んだ。
上映会よりもわかったし面白いと感じた。
「ちっきしょーめが!」がお気に入り。
シェイクスピアの台詞が長いし小難しいと思ったけど
あの変わったリズムや音程で言うのが飽きなくて私には良かった。
まぁ、わけがわからなくても
あの場で、ヤード席で、生のワクワクを感じることだけでも良いんじゃないかと思った。
舞台ってそういうもんなんかなと。
地点さん、気になる劇団になりました。
ポリグラフ
東京芸術劇場
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府)
2013/01/26 (土) ~ 2013/01/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
スタイリッシュ!
劇場に到着すると「お知らせしたいことがありますので・・・」と言われ
???だったのですが
演出上私のチケットの席では観にくいらしく少し後ろになりますがセンターの席を用意致しますのでと変わりましたが
とても観やすくて
あぁこれは端の席では良さが半減するな・・・と納得。
おかげでとっても満足のいく観劇になりました。
とってもスタイリッシュでカッコイイ。
吹越さんってこんな演出するのかーと好きになりました。
カメラや照明や映像などの使い方がとにかくオシャレでかっこいい。
森山開次さん目当てで観に行きましたが予想以上に素敵でした。
薬やってお酒飲んでふらふらと歩くところ。
吹越さんと太田さんがテーブルをまわしながらその上を森山さんが足だけ動かして歩いてる風に見せる。
ここがとっても哀しくて涙が出ました。
森山さんはペーソスのある肉体です。
ダンスシーンもあってそれだけでも観に行って良かったです。
この価格で、この会場で、この作品は安いと思いました。
飛龍伝
ゴーチ・ブラザーズ
本多劇場(東京都)
2013/01/23 (水) ~ 2013/01/27 (日)公演終了
満足度★★★
思っていたよりも・・・
すごい賞賛の作品ですが
私は話に入り込めず・・・泣けず・・・でした。
何故なのかわからないのです。
つか作品が合わないのかもしれません。
早口の台詞の応酬に冒頭からたじろいでしまった感はあります。
玉置さん目当ての観劇でしたが
間宮さんの方が色気があったように思います。
桂木の役がそうだったのかもしれませんが。
黒木さんは意外と骨太な演技で良かったです。
加藤登紀子の歌やダンスなどは好きな感じで
大塚さんが要所要所で笑わせてくれて面白かった。
もっと自分が感動出来ると思っていたのですが
うーん・・・何なんでしょうか?合わないのかな?・・・
『スーホの白い馬みたいに。』《京都ver.》
劇団しようよ
元・立誠小学校(京都府)
2013/01/18 (金) ~ 2013/01/22 (火)公演終了
満足度★★★★
今しかない若さを感じる
始めのプロローグ的なところが全然わからず
ちょっと音も大きくて台詞が聞き取りにくいわーとか
思ってたけど
ここはわからなくて良かったと後でわかった。
座付き音楽家という方がいる劇団って初めて。
前半は話がわかりにくいまんま進んで行ったのだけど
どんどんと色んなエピソードが符合して行きハッとする。
そこで時間軸が戻り
同じシーンがリフレインされる。
最近こういうパターンのお芝居が多い気がするがまぁ良いか。
ところどころ
ドタバタ劇になりがちでそこは気になったけど
曲とかダンスとかええ感じでした。
ユニゾンの台詞が聞き取りにくかったのももったいない気がする。
二人ずつくらいにしても良かったのかも。
ケラリーノさんがツボでした。
お話は切なくて
自分の体験にはないけど
そういう気持ちになるのはなんとなくわかる。
コラピスおじさん、藤田くん、工藤さんは前に進めたけど・・・
ゆきこはどうなったのかな。
みくが洗濯機を覗いてみたものは・・・
ツキシカナイ -
満月動物園
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2013/01/18 (金) ~ 2013/01/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
愛溢れるメルヘンハード
始まりから驚いた。前説(笑)
普段の関西弁の会話劇。
終始ワクワクした。
前のめりになった。
それぞれのキャラがすべての役者さんにピッタリでした。
それぞれが愛すべき役でした。
皆が愛に溢れていました。
死神も疫病神も愛神も。
役名の付け方とかも好き。
選曲も好き。使い方も良い。
まがねが彼女を連れて実家に帰りお母さん、お姉さんと話すテーブル、椅子に着くとき
ちゃんと奥側の役者さんが見えるように座ったりとかの細やかさも良い。
時間軸が入れ替わり
途中までわからなかった二つの家族がつながり
そういうことだったのか!と。
そこかしこに愛が溢れているお芝居でした。
何回も涙が出たのだけど
その後に笑いがありいつのまにか涙もひっこむという
ちょっとその辺は「もうちょっと泣かせてよー」とかも思いましたが。
ちょっとだけ。
西原さんを一人芝居で観て興味があり観に行きましたが
やっぱり歌うまくて素敵だしあの声が好きです。出番が少なかったので残念。
でも作品としてめちゃめちゃ満足しました。
観て良かったです。
不埒なまぐろ
辻企画
アトリエ劇研(京都府)
2013/01/19 (土) ~ 2013/01/22 (火)公演終了
満足度★★★★
まだ答えはみつからない...
観劇後すぐはこの作品に良さは感じなかったのだけど
ポロポロと思いだす日々・・・
ということは何か自分の中に残ってるのかなぁ。
男性二人と女性一人。
寝ているだけなのか、死んでいるのか
夢なのか、夢じゃないのか・・・。
男優二人の膝の絆創膏は何かを表しているのか。
タイトルに魅かれて観に行ったけど自分の中でこうだという答えも見つからないまま日が過ぎて行く。
もっとわかりやすくガツンと来る芝居だと思っていたので拍子抜けしたのだけど
また違う感覚に襲われている。
いろんな芝居のカタチがあること。
人の寝息を聞くと眠くなること。
それが私の気付いたこと。
祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~【KERAバージョン】
Bunkamura
シアターBRAVA!(大阪府)
2013/01/11 (金) ~ 2013/01/14 (月)公演終了
満足度★★★
良い作品だと思うのですが
「百年の秘密」がとても気に入ったので期待していたのですが
今回はあまりワクワクしなくて私の中では淡々と話が進んでいきました。
4時間という大作で
長いとか疲れるということは思わなかったのですが
ただ淡々と話を追うことで終わってしまった感です。
これは多分、好みの問題だと思われます。
蜷川バージョンも観に行く予定なんで
またどう印象が変わるか・・・その部分は楽しみです。
ゼロ
Blue Shuttle
ABCホール (大阪府)
2013/01/11 (金) ~ 2013/01/14 (月)公演終了